こんにちは、来年7月に国立駅南口にオープンする予定となっている、子育ち子育て応援施設の開設が待ち遠しく感じている石井伸之です。
本日は自民党会派視察2日目ということから、江別市にある子育て支援施設「ぽこあぽこ」を視察しました。
当施設はJR野幌駅北口から徒歩5分の距離にあるイオンの施設内に設置されています。
オープンは平成25年12月21日となっており、既に10年が経過しています。
施設面積は620㎡、運営主体は直営(江別市)です。
年間賃料は昨年まで350万円でしたが、令和6年より450万円に値上げされました。
対象年齢は0歳から小学6年生の子ども達と保護者となっており、こどもだけの利用は出来ません。
地域子育て支援拠点事業を実施する子育て支援センターの位置づけです。
利用は無料となっており、会員登録制(登録は無料)となっています。
何故「ぽこあぽこ」となったのかというと、市民公募で定められました。
「ぽこあぽこ」は音楽の表現用語で「ゆっくり、ゆったり」という意味で、あせらず、ゆっくり、その子らしく、子どもを育める場所でありたいという願いが込められています。
テーマは「楽しむ・あんしん・げんき」です。
会員数は令和6年4月現在で16,589人(市内:4,482人、市外12,107人)で札幌市の利用者が多いそうです。
令和5年度平均利用者数は平日209人、休日431人となっています。
北海道地域ということから、外で遊ぶことの出来る時期は6月から10月までとなっており、それ以外は寒く雪が降ることから外遊びが出来ません。
子育て世代へアンケートを行う中で、悪天候時でも子ども達が伸び伸び遊ぶことの出来る施設が求められていたそうです。
とにかく大人気の施設となっており、平日の午後でも50組程の親子連れが楽しく遊んでいました。
会場に目を移すと、何処からともなく泣き声が聞こえてきます。
帰りたくない幼児が「もっと遊びたい」と泣いていました。
平日でも大人気となっており、これが休日になるとオープン前から並んでおり、1時間半の時間制限を設けるそうです。
安全上の理由から親子で120名60組を定員としています。
定員に達した後は1時間30分後に入れ替えの整理券を配布して、1時間30分後に来ていただくようにしているとの話がありました。
また、3時間限定ですが有料育児サービス(一時預かり)施設「きらきら」が4名定員で併設されています。
利用料金は1時間300円で、対象は6カ月から就学前児童です。
子育てリフレッシュパートナー制度を設け、周辺施設との連携ということから、提携店舗を利用することによってスタンプを押していただき、料金の割引を受けることが出来ます。
提携業種としては「映画館」「ネイルサロン」「パソコン体験」「飲食店」などがあります。
子育て支援コーディネーターが電話での支援を受け付けており、個別ケア会議において、各地域で子育て支援が必要な状況を共有して対応しているそうです。
子育て支援相談内容としては・・・・
〇集団に入ることが出来るのか?
〇育児についての不安や心配事
つい最近「ぽこあぽこ」の改修工事を行ったそうです。
すると、周辺店舗のお客さんが半減してしまい、周辺店舗の集客に大きな役割を果たしていることが分かります。
特筆すべきところは、ハローワークや隣接する「まちなか仕事プラザ」と連携して求人情報の掲示等を行っています。
国立駅南口でオープンする施設においても、利用者が殺到することを見越して、定員や整理券での対応についての検討も訴えて行きたいと思います。