おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。
2つの話題について書きます。
1. 深沢孝之さん(心理臨床オフィス・ルーエ 代表、日本個人心理学会副会長)から『実践 心と体のアドラー心理学~この時代を生き抜くために』(労働実務)、電子書籍のペーパー版をお贈りいただきました。
深沢さんご自身がヒューマン・ギルドのニュースレターの6月号に「著者による本の紹介」として書いていただいていた本です。
『労基旬報』という労務関係の業界紙に「働く人の心と体の心理学」のタイトルによる2017年4月から2022年7月の記事を、同紙を出している株式会社労働実務が再編集して書籍化したものです。
扱っているテーマは多岐に渡ります。
うつ病の回復やワークエンゲイジメント、ストレスマネジメントなど職場のメンタルヘルスの問題から自閉スペクトラム症など発達障害の理解の仕方、自殺を考えている人への接し方などに言及。
その他にも青年期、成人期、老年期の心の発達やスピリチュアリティーにも触れ、さらには、コロナ禍の現象を心理学的見地から、おかしいと思うものはおかしいと深沢さんらしく思い切って書いている部分に拍手快哉でした。
*amazon Kindle、紀伊国屋書店、honto、楽天kobo など電子書店で取り扱っています(価格1,100円)。
深沢さん、本を出されるたびにお贈りいただきありがとうございます。
2.昨日、同居している義母が、カミさんに付き添われてデイサービスを受ける候補の3軒目を見学に行きました。
サポート体制やお風呂のことなどを勘案して一番気に入ったようです。
私が最寄り駅近くの無人店舗で買って帰った宇都宮餃子をほおばりながら、嬉しそうにいろいろ語ってくれました。
私とカミさんは義母の源泉となるチベーションをライフスタイルの3大特徴としてまとめてみました(カミさんもアドラー心理学をしっかりと学んでいます。元々は私の受講生ですから)。
(1)好奇心旺盛(基本は「興奮していたい」というエクサイトメント・シーカー)
(2)承認欲求が強い
(3)優越でありたい
この4月までは俳句をやっていましたし、今でも数独には喜んで取り組みます。
アドラーは『人はどのように神経症になるのか』に「カウンセラーは・・・・患者のニーズに応じた献身をしなければならない」と書いています。
この言葉を介護、看護、教育などに展開するとしたら、「サポート役は相手のニーズに応じた献身をしなければならない」と読み取ることができます。
さらに、アドラー心理学の強みであるライフスタイルを理解して、その「ライフスタイルに沿ったサポートができればさらに有益」と学んだ夕べでもありました。
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<お目休めコーナー> 7月の花(5)