アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。
私は2月29日から計3週間医大病院に入院しました。
その間自分自身だけではなく、周囲の環境もじっくりと観察しました。
病院の状況観察すると非常に面白いことがありました。
その中の1つのエピソードです。
1度目の入院の際は、個室でWi-Fi環境も整っていて、なんら不便もありませんでした。
ところが、2度目の入院は旧い病棟で個室であってもWi-Fi環境もなく、私はとても困りました。
スマホを使ったテザリングの方法を試みましたが、うまくいきません。
この分だと4日間インターネットが使えないと落胆していたとき、救いの神がやってきました。
看護師のKさんに「インターネットのことは詳しいですか」とお尋ねすると「そこそこです」と答えが返ってきました。
そこでテザリングのサポートのお願いしました。
しかし、うまくいきません。
看護師さんは「ちょっと考えさせてください」と言って職場に戻りました。
夕食後、夜勤担当のその看護師さんは、案件を忘れることなく私の部屋にやってきて、私と連携しながら問題解決をしてくれました。
救いの神のように感じました。
2日後、その看護師さんは日勤として私を担当。
私に「何かお困りのことはありませんか?」と尋ねてくれました。
私は翌々日の退院を前に3つほど困ったこと、こうしてほしいことをお伝えしました。
彼女はそのことをパソコンに入力後、確認、そしてなんと3つとも実現してくれたのです。
その中には、他科の医師、薬剤師、ソーシャルワーカーとの複雑な連携があったにもかかわらず、私の期待とニーズをすべて完璧に実現してくれました。
今まででこんなことは初めてでした。
彼女の対応ぶりについては、看護師長さんがある案件でやってきたときに「こんな風なことやってくれたんですよ。とても感謝しています。今まで出会った最高の看護師さんです」とお伝えしました。
そのメッセージは、看護師長を通じてKさんにも確実に伝わっていたとお聞きしました。
『困った』『こうしてほしい』を解決することは、医療現場だけではなく、他のことでも同じように求められていると思います。
相手の『困った』『こうしてほしい』をサポートし、実現できると、そこにビジネスチャンスが生まれるかもしれません。
そのためには共感力、情報収集力、調整力、リーダーシップも必要です。
今でも担当されたKさんに心から感謝の気持ちを抱いています。
彼女には心からの感謝の気持ちを添えて『看護師のためのアドラー心理学』と『超訳 アドラーの言葉』をお贈りしました。
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<お目休めコーナー>5月の花(11)
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