「中秋の名月、10年に9年は見えず」と江戸時代には言われたと
毎日新聞に載っていた通り、当日は雨、「雨月」と言うそうだ。
翌日は「十六夜」、翌々日は「立待月」、
さらに「居待月」、「寝待月」、「更待月」と呼んで待ち構えたと言う。
その「立待月」を偶然ながら楽しむ事ができた。
午前3時頃、窓から入る光が余りにも明るいので、
ふと起き上がって外の様子を見ると、
西の方、殆どまん丸な月が煌々と辺りを照らしていた。
私は月に向かって窓を開け、
しばし余りにも高貴な月をつくづくと眺めていた・・・立ったままで・・・。