我家でも、一番日当たりのよい場所にある「梅」の花は、まだ開花に至っていないのに・・・
TVではどの局でも、朝から「大雪」と「ピョンチャン冬季オリンピック」の報道ばかり・・・正直、いささかウンザリである。
お叱りを受けるであろうと承知の上、「大雪」に関して言えば、明らかに、被害状況が身に染みていない(私自身が)からであり、もう、よ~く判っているから・・・と、叫びたくなってしまうのだ。
何センチ、何メートル積もって、車が数時間動けない、食料の在庫が少なくなった・・・などいう報道も大事だろうが、雪かきで困窮している地域に雪かきボランティアが集結している・・・などのニュースは無いものか、そんなニュースならば何度でも聞きたいし見たいと思う。
元々、オリンピックなるものに興味がないし、どちらかと言うと嫌いだろうな。
勿論、挑戦する姿は輝かしいもので応援も厭わないが、競技者の両肩に背負った重さを思うと、見ていて切なくなる(昔ほど国家のためにという思い入れは少ないように感じるけれど・・・重みは感じるなぁ)。
たとえば、私がこの歳になって「ハングル」を学ぶのは、「ハングルを学びたい」と私が思うからする事で、誰かに強いられた訳ではないし、誰かの為にでもない。
ま、我が趣味とは同等ではないとしても、様々な競技者も、基本は「自分が好きだからしている」のだろうから、勝っても負けても、本人が背負えば良い事であり、業績を評価しても、大騒ぎをする事自体がオカシイなものだと思っている。
今回のオリンピック騒動に至っては、「平和の祭典」などと唱えたとして、現実には、「世界の力誇示(政治的・軍事的)」の最たる現場だと思えるが・・・如何?
だからと言って「オリンピック反対」を唱えるつもりもない、やりたい人はやればいい。
「オリンピック」で国力を誇示しようとするのは、「もう、止めにしたらどう?」と、思うだけだ。
閑話休題・・・1月24日付毎日新聞「水説」から掻い摘んで・・・
「日本の夜はつまらない」と多くの外国人観光客が言っているとして、「自民党の時間市場創設推進議員連盟」なるものが、もっと夜を楽しめる環境を作って消費の拡大と観光振興を図ろう・・・と、発足したのだそうだ。
劇場、スポーツ設備、歴史的な名所などの深夜営業を支えるために公共輸送機関に24時間運行などを検討するというような提案をしているらしい。
で、この「水説」欄を担当した中村秀明氏の意見は・・・運行を止めた夜中に保守・点検をするからこそ世界に誇れる安全が確保されているのであって、何より、国会議員がこうした考えに走るのが悲しい。束の間の観光客の懐をあてにして未来を語るに、やましさを覚える。日本の夜はつまらないかもしれない。しかし、私は、そこまで浮ついた気になれない・・・というものであった。
日本人の「幸せ認知度」の低さが取りざたされる昨今、莫大なオリンピックに掛ける費用は、日本人を幸せにするのだろうか・・・、日本の格差社会は改善される見通しはあるのだろうか・・・、現状の日本には世界に発信できる魅力はないのだろうか・・・etc
さて、これまた如何?
空が青く晴れているので、気分転換に、1時間程の散歩をした。
帰宅後、面白くないTVを消して、PCで音楽を聴いている・・・本日はクラシック。
こんなのんびりした時間の中での考えなどは真剣さに欠けるかもしれないが、偶~には、私なりの深淵思考(?)をする事もあると言うお話。
ご近所さんんの余り日の当たりが良くない場所にある「梅」は、もう、見頃の状態だ。
品種も違うのかもしれないが、もしかすると、地下に温泉があるのかも・・・と、密かに思っている。