撮影時・・・左:AM7:12 中央:PM4:32 右:PM5:21
数年前、友達から分けて貰った「酔芙蓉」を鉢植えにしていたが、夏の水遣り作業が面倒に感じるようになったので、挿し木で根がついた枝を畑の隅に植えた所、すくすく成長し、今年は多くの花を咲かせてくれた、さすが大地!
お陰で、水遣りからは解放されたが、しかし、身近に置いてないから、花の変化を見届ける機会を見逃してしまう事しばし・・・ま、イイ事ばかりではないという事よね。
我が悪癖の一つに「何事に於いても完了形にしないと気持が落ち着かない」というものがあって、自分でも呆れる程の重症である。
数年前、屋敷内にある梅の木の枝を思いっきり剪定した後、今年になって、ようやくボチボチと実を付けるようになった。
それをただ落ちるに任せて置く事が申し訳ない様に感じて「梅ジュース」にしたが、今度はその梅を利用しようと「梅Jジャム」に転用したものの、頗る美味しくない、でも棄てられない。
で、蜂蜜を買って来て更に煮込んだところ、ま、一応食せる状態(私の個人的見解)となったが、今度は蜂蜜が余ってしまい悩む事となった。
普通に料理をされる方は、それなりに使う方法もあるのだろうが、殆ど料理をしない私には使い切る方法が思いつかないでいた時、ふと頭に浮かんだのが「鍋焼きパン」だったのだ。
小麦粉に砂糖と重曹を混ぜてフライパンで焼いただけの速攻パンで、おやつなど買うすべのない子供時代の「母の手作りおやつ定番品」だった物で、「美味しかったなぁ!」という記憶が蘇って来たという訳だ。
早速に「薄力粉」を買い、在庫の蜂蜜をふんだんに混ぜて、砂糖と重曹(姉宅から拝借)を加えた、分量はすべてイイ加減に。
結果、「こんな味だったけ?、もっと美味しかった気がするけれど・・・」と、姉にも試食して貰ったが、「こんなもんじゃないの?蜂蜜の味がするだけ高級だよ」と結論・・・甘い物なんてふんだんに食べられた時代ではないから、砂糖の甘みが美味しかったのかも知れない・・・という、私の「ノスタルジックなこの頃」の顛末である。
因みに、「薄力粉」は、当然、使いきった。
本日(10月13日)は雨・・・コロナの圧迫が少し緩んで、ノスタルジックな感傷を呼ぶ雨を堪能している。