母は、結構、花好きで(母の実家では、一時期、花屋もどきをしていたようだ)、まだ母が畑作業をこなしていた頃、暇さえあれば花屋に出向き、植木や花を買っては畑の隅に植えていたが、その母の遺産(?)の始末に手を焼いているのが私なのである。
最近は、私もさすがに、どれも十分に手入れをするだけの体力が無くなり、最初に放棄したのがこの「花しょうぶ」だった。
一応、草取りをする際に刈り取ってはいるが、それでも時期になると、少し体力が残っている「しょうぶ」は花芽を出して開花(4種類くらいの花色がある)するのだ。
そうなると、刈り取ってしまう事に罪悪感を感じ、せめて花が咲き終わるまで待とう・・・なんて思うものだから、何時までたっても片付けることが出来ないのだが、まぁ、それもイイかな?って思う事にしている。
この「八重咲の木槿」も、「母の日」だったか、或いは「敬老の日」だったのか、誰かからの母へのプレゼントとして貰った鉢植えを、水遣りが面倒になった私が畑の隅に植え替えた。
放置したまま手入れもしないから楽にはなったものの、すくすくと伸び放題で大きく育ち、これまた困りものなのである。
この蘭も母へのプレゼントだったと思うが、元々、鉢植えだったものを、そのまま水遣りと肥料をイイ加減に施していたが、どんどん密集してきてしまったので、枯れても元々と、これもイイ加減に植え替えた数鉢が、何故か、全部無事で花も咲くのである・・・う~ん、嬉しいような切ないような、ため息を吐く私。
ご近所さんの畑で、前年の種がこぼれてたくさん芽が出たから欲しかったら持って行って・・・と言われて、凝りもなく貰ってしまったかなり極小サイズの「マリーゴールド」。
畑などの作物の中に植えて置くと「虫よけ」になるらしいが、我が家の畑は「只今休眠中」で何も生育していないから、鉢に植えて玄関脇に置いてある・・・虫よけの機能は働いているのだろうか、ちょい気になるよね。