素晴らしい風景!!

色々歩いた山や国内の風景等をご紹介いたします。

▲ 西天狗から天狗の奥庭を通り黒百合平経由で下山 ▲

2022年10月18日 | 日本二百名山

双耳峰である天狗岳の西天狗(標高 2646m)を目指す。

曇天ではあったが遠望の山々を充分に楽しめたので良かった。

東天狗を 11時に出発し、山頂から往路を少し戻り西天狗への道に取り付く。          滑り易いザレ場の斜面を落石に注意しながらジグザグに下り、吊り尾根状の広い鞍部を進み、ハイマツの中に延びる登山道を登り返す。

山頂に近づくと傾斜が増し、岩がゴロゴロしたガレ場を登れば東天狗より広い山頂に出る。  西天狗登頂、11時 18分。 

周囲をハイマツに囲まれた山頂には、二等三角点 の標石と小さな可愛い石仏様 が迎えてくれた。

西天狗山頂から南東方向のパノラマ。

左が東天狗 、右に下って根石岳、その右に根石岳山荘、その後ろの爆裂火口壁の山が硫黄岳、硫黄の右のピークが八ヶ岳の主峰「赤岳」、その右の小さなピーク中岳、中岳の右が阿弥陀岳。

西天狗から南側の雲海。                                北側には樹海が広がり、その先に台形の蓼科山が立ちはだかっている。少し右には雲海の上に槍穂高が島のように見えた。

貸切の静かな山頂で東天狗とは一味違う展望を楽しみ往路を戻る。出発、11時 50分。                  西天狗側から東天狗を望む。

東天狗を通過し、すりばち池分岐まで戻り、左の溶岩台地である天狗の奥庭を目指す。    中山峠・すりばち池分岐通過、12時 15分。

眼下に、これから向かうすりばち池や黒百合ヒュッテが見える。

東天狗の北側は急斜面のガレ場下りで慎重に歩を運ぶ。

下りが終わると、大岩が積み重なる広い溶岩台地 となり、大岩を踏み外さぬよう慎重に進む。

白ペンキで表示された印を拾いながら、歩き易いルートを選ぶ。                   天狗の奥庭通過、12時 40分。

大岩の上をピョンピョンと進むのだが、絶対踏み外してはいけないので慎重になり自然と汗が流れ落ちる。

登山でも溶岩台地の上を歩くことは少なく、緊張していたせいか長く感じた。       そんな中でも北八ヶ岳独特の縞枯れ現象や綺麗に紅葉したウラシマツツジが見られた。

13時 10分、天狗の奥庭を抜け黒百合平に建つ黒百合ヒュッテがようやく見えた。

ヒュッテ到着、13時 15分。 10分の小休止。

黒百合平から渋の湯までは往路を戻る。                                   唐沢鉱泉分岐までは岩のゴロゴロした沢状の下りで、木道、金属製の橋、苔に覆われた岩や木の根の全てが 滑り易く、登山の最終部分でもあり慎重に下った。

唐沢鉱泉分岐通過、14時丁度。

唐沢鉱泉への道を左に見送ると、広い尾根上の登山道を緩やかに下る。           渋の湯・八方台分岐通過、14時 20分。

八方台分岐からの下りでは、キノコ類 が良く目についた。

下りが急になり対岸の冷山山腹が見える様になり、渋川の流れが大きく聞こえて来た。

出発点、渋の湯バス停前に 15時、無事下山しました。   

渋御殿湯から下る「湯みち街道」が工事中であり、急いでも下れず日帰り 湯で汗を流して帰途に着いた。

 

 

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▲ 八ヶ岳中央部の天狗岳を歩く ▲

2022年10月15日 | 日本二百名山

今迄、歩いたことのない八ヶ岳の中央部にある好展望の双耳峰 『天狗岳』に挑戦して来ました。

南八ヶ岳のアルペン的で男性的な要素と、北八ヶ岳の穏やかで神秘的な雰囲気を併せ持っている所です。

天狗岳は二峰の総称で、東天狗は赤天狗(標高 2640m)、西天狗は青天狗(標高 2646m)とも呼ばれています。

クロユリやコマクサなど高山植物も豊富で、各登山口には 温泉があり、四季を通じて登れる山として、とても人気があります。

天狗岳への登山コースは数多くありますが、ここでは渋の湯から黒百合平経由で天狗岳に登るコースをご案内いたします。

                            

 

渋御殿湯前の渋の湯バス停を6時半 出発。

渋川沿いの右岸を進むと直ぐに小さな建物の登山指導所が見える。 登山届ポストが設置され、登山届の記入用紙も備えられ、未提出の方はその場で記入できます。

指導所横の橋を渡り左岸へ、渡ると直ぐに高見石と黒百合平への分岐標示板が見えるが、ここは黒百合平への進路を取る。苔むす針葉樹林の中をジグザグに登って行く。

尾根北側の山腹を巻くように登ると、再び高見石への分岐標示が現れるが見送り、そのまま急登を登り続け傾斜が緩やかになると渋の湯・八方台分岐に出る。                   渋の湯・八方台分岐通過、7時 30分。

分岐からはダケカンバや針葉樹の中の尾根道を緩やかに登って行く。            尾根を越え右手の谷へ下って行くと窪地の唐沢鉱泉分岐に出る。 鉱泉分岐通過、7時 55分。

鉱泉分岐を過ぎ黒百合平までは薄暗い樹林帯の中の岩がゴロゴロした涸れ沢のような道を延々と登り続ける。

この登りは普段は涸れ沢のようであっても上流の水たまりを見れば、ひとたび大雨でもあれば涸れ沢どころでは無くなると思う。

大きな岩の沢山ある中をやっと登り、ホッ とした瞬間に黒百合平の一角に建つ 『黒百合ヒュッテ』 が目の前に現れる。                                     黒百合ヒュッテ着、8時 43分。 小休止して9時出発。

ヒュッテは建物内部の改装中で沢山の作業員の方々が忙しそうに働かれていた。

黒百合平は盆地状の優雅な草原で名前の通りクロユリの群落が有ったようですが、一時激減し見られなくなり、その後の植生保護の成果があり、他の高山植物を含め、再び見られるようになったようです。 夏には見てみたいですね。

宿泊はできると思うけど、テント場には3~4張のテント泊を楽しまれる方がいた。

ヒュッテから中山峠までは樹林帯の中に木道があり、5分で行ける。

中山峠は八ヶ岳が南北に連なる主稜線上にあり、岩のゴロゴロした狭い峠ですが十字路となっている。(9:05~9:10)

峠からは右の南方向に進路を取り、尾根道で目的の天狗岳(東天狗)に向かう。       エッ  見上げると東天狗があまりにも高くチョットビックリ。

稜線の左側は断崖となった天狗岳の爆裂火口が大きく広がっているのに驚く。        あまりにも火口が大きく左側の一部のみ。足元から断崖となっている。

左に切り立った岩壁を見下ろしながら 登ると右手には天狗の奥庭が見え、 手前に「すりばち池」(白く光っている所)が見え、右手に先程 小休止した「黒百合ヒュッテ」、一番奥の山は日本百名山の「蓼科山」。

次第に傾斜が増し、森林限界を超えハイマツ帯を急登すると天狗の肩に出て、すりばち池からのコースと合流する。合流地点通過、10時 20分。  

この先は岩尾根となり、天狗の鼻と呼ばれる岩峰を右に巻くと東天狗の山頂が見えた。

ザレた斜面を登れば東天狗(標高 2640m)の山頂に出る。登頂 10時 40分。

山頂からの展望は360度の大パノラマ。                         北八ヶ岳の森と湖の温和な山々、南八ヶ岳の切り立った岩峰の峰々が堪能できる。          北方向を望む。 手前右の岩峰が天狗の鼻、中央一番奥の山が蓼科山。

南方向 は中央に爆裂火口壁を見せるのが硫黄岳、その後ろに赤岳、右に阿弥陀岳が見えた。

次は双耳峰の西天狗(標高 2646m)別名 青天狗に向かいます。

 

 

      ※ ご覧頂き、ありがとうございます。

 

 

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▲ 越前岳登山 ▲

2020年11月04日 | 日本二百名山

 

 

大きな富士山を見上げ、広い富士裾野を見下ろして、前景に十里木(じゅうりぎ)の高原が広がる十里木コースから愛鷹山塊の最高峰『越前岳』(標高 1504m)に登ってきました。                                                                                                                                         見出し写真の右手ピークが越前岳であります。

十里木高原の駐車場は広く整備され、綺麗なトイレも完備。

                                             その駐車場の回りには、この時期カヤトが南斜面一面に広がり素晴らしい。

十里木高原の駐車場に9時10分到着。準備を済ませ9時35分出発。

十里木コースは越前岳に向けて北斜面を、ほぼ真っ直ぐに緩急を繰り返しながら高度を上げ、山頂を目指す。                                           駐車場からは、まずカヤトの中に造られた木製階段の急斜面に取り付く。登り初めで元気な内だけど、結構きつい。                                           電波塔のある展望台(9時50分通過)から振り返り、山頂部に雪化粧をした富士山の絶景を眺める。

                                                電波塔を左に見て、高原状の緩斜面を進む。正面が越前岳。

                                          ここを過ぎると徐々に樹林内の本格的な登りが始まり、木の枝が邪魔をし展望は悪い。                                       標高 1098mの馬ノ背見晴台を10時10分通過。テーブルベンチがあり富士山が望める。

馬ノ背見晴台を過ぎた辺りからブナ、リョウブ、アセビなどが多くなった林の中の急傾斜を登る。 一寸した「平坦地」という箇所を10時45分通過。

                                          上手く木の根が取っ手の様に登山道脇にあり、それを利用し四肢を使って登る。    この時期はほとんど落葉しているので、振り返れば枝越しに富士を眺められるが、今日は山頂部分に雲が発生し見ることは出来なかった。                     この山の登山道は岩は無く、ほとんどが赤土の滑り易い道で歩き難く、きつい登りの時に「勢子辻(せこつじ)分岐」に出た。11時15分通過。

                                            ここまで来たら案内板に越前岳山頂まで10分とあり頑張る。                    越前岳登頂11時25分。

                                          登頂時は曇っていたが、お結びを食べながら休憩していたら、日差しが出て暖かくなってきた。                                     二等三角点のある山頂は傾斜した広場で、テーブルベンチが用意されているが西側が低く傾斜し、座っていても落ち着かない。                                   富士山は山頂部が見えなかったが、南アルプスや駿河湾そして伊豆半島の眺めは良かった。                                              ノンビリ25分休憩し、11時50分 下山の途に就く。

                                             往路を勢子辻分岐まで戻り(12時通過)、ここから周回コースを選択し、勢子辻向け西に進路を取った。                                           勢子辻分岐直下は崩壊が酷く、急斜面でロープが備えられたりと赤土の滑り易い道で、下山路の選択を誤ったかと思ったが、久し振りの登山で色々な道を歩いておいた方が、身体バランスを鍛えるには、良いと思い下山を続行した。

                                           20分ほど厳しい急傾斜を下ったら、細い尾根上の登山路に落ち着いた。               地図を確認しても、スマホに登録した地図のコースからも外れることは無く推移しているので、安心して歩けた。

                                           この時期は木々の葉が落葉し、細い登山路を埋め勢い良く歩いていると、ウッカリ道を見誤ることがあり、気づいてみると四方が同じ様な道に見えることがあります。          こんな時は、スマホの登山アプリを利用し、自分の歩く登山コースを登録しておけば、今現在自分がコースのどこを歩いているのかがスマホ上に表示され、本当に助かります。

勢子辻に下りだして林道合流地点到着、13時丁度。

                                        ここからは誰もいない静かな林道を、のんびり、ブラブラ歩き、国道469号線に13時40分合流した。

                                        この国道を北東方向に5分歩いたら、十里木高原駐車場に出た。到着13時45分。

 

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▲山伏峠から御正体山へ▲

2019年05月22日 | 日本二百名山

元号『令和』の天皇陛下が皇太子時代の平成 16年(2004)10月15日に登られた「御正体山」を歩いて来ました。                                                 天皇になられた今後は、ご趣味といえども、今迄の上皇様の国民に寄り添った行幸活動を引き継がれるご様子であり、皇太子時代の様な活動は当然減ってしまうのではと思われます。

                    

御正体山【みしょうたいやま】(1681m)は道志山塊の西部に位置し、どっしりとした山容を誇る山塊の最高峰である。

伊勢原の大山と同じく、古くから雨乞い信仰の山として知られています。

山頂には天候をつかさどる御正体権現が祀られ、山麓の人々は日照りの時には雨を、雨が続く時は晴れを祈ったそうです。

山伏峠バス停に 7時 到着。 直ぐに登山準備を始め 7時 15分出発。

                                           山伏トンネルを道志村側に抜け、少し下った右手から舗装された林道に入るが、直ぐ左手より登山道に取り付く。

昨日、関東各地で大雨と風で大変でした。                         今日は、もう雨雲は抜けたので晴れて暑くなるという報道でしたが、道志山塊は濃霧と昨日の雨の影響で登山道は湿り、木々には水滴が残りヒンヤリとしていました。

山伏峠 着、7時半。

                                           濃霧と雑木林の登山道で薄暗かったが、ここまでは順調に登った。

山伏峠から石割山分岐まで 30分の表示であり、簡単に考えていたら、これが非常にきつかった。 岩や石でなく滑り易い土の登山道。                                                                                             それが直登の道で、所々に土まみれのロープが準備されていたが昨日の雨もあり、スリップに細心の注意をした。

                                           石割山分岐 到着、8時 05分。 5分休憩。

石割山分岐は御正体山と石割山をつなぐ尾根上であり、緩いアップダウンはあるものの順調に進む。

奥ノ岳 通過、8時 20分。

奥ノ岳から 5分ほど進んだら急に開け、送電線の鉄塔下に出た。

                                               西側が開け、本来なら景色良く休憩でもする場所だが、濃霧が消えず視界不良で先に進む。 鉄塔を過ぎると直ぐに文台山分岐を通過、8時半。                                                                       ここを下ると御堂跡へ出る。

ブナやミズナラの自然林に変わり、気持ちの良い尾根道である。              若葉の緑が美しく、その中にピンク色のミツバツツジがひと際目を引いた。

                                           中ノ岳(1411m)通過、8時 55分。

                                           中ノ岳から前ノ岳へは同じ様な樹林相の道を、アップダウンを繰り返しながら高度を上げて行く。

前ノ岳通過、9時 20分。 ここから先にはカラマツが目に付くようになる。

                                             少し下ってから、御正体山本峰に取り付く、キツイ登りが続いた。                                        山頂まで 50分掛かったが、凄く長く感じた。山頂近くにはコバイケイソウの群落が見られた。

御正体山山頂 着、10時 10分。

この山頂はブナやミズナラなどの自然林に囲まれ、広々としているが眺望はない。      でもそこには、赤い屋根の小さな祠や令和の天皇陛下が皇太子時代登頂されたという表示板、テーブルベンチそして一等三角点がある。

                                           御正体山の地域一帯は、樹齢 50~200年生のツガ・モミ・ハリモミ・ミズナラ・ブナ等の針葉樹と広葉樹の混交林の代表的な地域であり、自然状態が良好に保たれているので、これを保存するため「自然保存地区」に指定されています。10時 40分、山頂を後にした。 

 

今日は山伏峠から御正体山までのピストンであり、行きは濃霧の中であったが、帰りには濃霧は消え時たま日差しが有ったりし、木々の若葉や苔がとても綺麗でした。

前ノ岳 通過、11時 05分中ノ岳 通過、11時 25分鉄塔 通過、11時 50分奥ノ岳 通過、11時 55分石割山分岐 通過、12時 05分山伏峠 通過、12時半山伏峠バス停駐車場 着、12時 40分。

 

 

 

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▲能郷白山、花めぐり▲

2016年05月21日 | 日本二百名山

越前と美濃を分ける山脈の盟主『能郷白山(のうごうはくさん(1,617.3m)を歩いて来ました。                                                                                                                              今日は土曜日で好天でもあり沢山の登山者が入っていました。                             九頭竜川の支流である真名川の上流、福井県と岐阜県の県境に位置している山なのです。                                                                                                                                             福井県大野市の宿にお世話になり、朝食前6時 から皆さんで1時間半ほど城下町の市内散策をし、8時10分に宿を出発。

                                                国道157号線を岐阜県に向けて山間部に入り温見(ぬくみ)峠へ。                               4時から登り始めたという方がいたりで温見峠登山口の路肩には車の列ができていました。

例年であれば能郷白山は雪が多く、また国道157号線は雪や落石による通行止めが多発する国道(酷道)なのですが、事前の交通情報で今年は福井、岐阜間の通行可とのことで、この山行が実施されました。                                                                                   行ってみても、つくづく個人では登山口に行くまでが大変な山だと感じました。

温見峠登山口到着、9時40分。 登山準備を済ませ9時50分出発。                          最初の登りから急斜面が続き、汗がしたたり落ちる。                                                     昨日の荒島岳もそうであったが、越前の山は急斜面の直登が多い気がした。              途中からはロープや木の根を頼りに登ることもある。                ただ良かったのは樹林帯の中で日影があったことである。

標高約1490m付近(11時15分通過)からは登山道がゆるやかになると共に視界も開け、ちょっとホッとする。                                                                                                         ここまでの1時間25分の長かったこと、大変でした。

その後もゆるやかな傾斜は、そのまま最後まで続いた。                                                   足元にはサンカヨウやイワカガミ、カタクリ、ムラサキヤシオ等が目を楽しませてくれた。

山頂までの標識発見。11時37分通過。    右手前方に祠が見えた。

                                                  かつて白山を開山した泰澄(たいちょう)大師が白山の山頂からこの山を眺め、分祠を祀るため開山したと伝えられ、現在も山頂には、白山神社の祠があり信仰の山として多くの登山者が登っています。                                                                            別名「能郷山」・「権現山」とも呼ばれているようです。

能郷白山登頂、11時50分。 朽ち果てた山頂標識があった。

県境周囲の山々からなる越美山地の中でもひときわ高く、展望は山頂より白山神社の分祠側の方が眺望を楽しむことができます。                                                                        また、山頂付近の斜面や尾根では、沢山の花が咲き誇るお花畑が見られました。

能郷白山は、深田クラブにより日本二百名山に選定されていますが、深田久弥が日本百名山を選ぶ際に、能郷白山と荒島岳の2つのうち、どちらにしようか迷った末に、荒島岳を選んだというエピソードが残っています。

山頂から白山神社の分祠の方で、登山者の方々が休憩されているので私達もそちらに移動した。 分祠着11時57分。                                                                                                 展望の良い場所であり昼食とした。 贅沢だが日影がなくて暑い。                              お腹を満たし12時20分下山開始。

なだらかな下りを過ぎ、標高1490m付近の広場を12時56分通過。                                  ここからは必死に登って来た直登の登山道を慎重に下り、ガレ場や片側が切れ落ちた斜面ではお互いに声を掛け合った。

温見峠登山口に、私たち遅れ組が下山し全員無事下山完了、14時10分。                          お待たせしました。

 

 

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▲七面山から裏参道を下る▲

2016年03月22日 | 日本二百名山

6時、御来光を拝み、本堂へ差し込む様子も確認でき感動いたしました。                        6時40分宿坊「敬慎院」に戻り、お寺の質素な朝食を頂き、7時10分 沢山の僧侶さんに見送られ七面山(1,989m)に向かいました。

法華経の聖地として名高い七面山は、南アルプスをめぐる山々のひとつで山梨県南巨摩郡にある山岳信仰の対象となった自然の美しい山です。

頂上付近の南東側には、身延山「久遠寺」境内からも見ることのできる大崩崖があり、

                                                     そのことから日蓮大聖人は「なないた(七面)がれのたけ」とも言い表しています。

標高1,700mにある敬慎院から七面山に向けては、ほぼ雪山状態で山頂付近の急登箇所は下部の雪が凍結し非常に滑り易く、安全を期し皆さんにアイゼンを装着して頂いた。

                                                  七面山登頂(8:25~8:40)山頂は広いが木々に囲まれ展望は良くなかったが、上空は雲1つない青空でとても気持ち良かった。

登路を戻り、随身門通過、9時15分。                            再び敬慎院により(9:20~9:30)僧侶の皆さんに挨拶してから下山路である裏参道に進んだ。                                       私達の姿が見えなくなるまで、院の外で見送って下さり恐縮致しました。      大変、お世話になりました。

                                                   一之池は本社正面右側に続く回廊をくぐりますと、高山には珍しい大きな池が見渡せます。                                       その昔、日朗上人が登山して この池のほとりに立ったところ、池に七面大明神が龍の姿で現れたと伝えられています。

下山路に取り付いてから山頂での青空が嘘のように消え去り、ガスの中に入ったうえ雪道のため非常に寒かった。

                                               二の池通過、9時40分。                            一の池に比べると規模は小さくツガやカラマツなどの木々がそびえ立ち、霧草が垂れ下がり薄暗く怖い感じがした。

奥之院到着、9時50分。

                                               鳥居の手前には大きな影(よう)ごう石が鎮座していた。                     しめ縄をはった巨大な石で、この石の所に七面大明神が現れたと伝えられています。

                                                   石の周りを7度 唱題しながら回ると御利益があると言われています。

明浄坊(30丁目)着10時半。 もう営業はしてなく、トイレ休憩のみで通過。             安住坊着11時15分。

                                               ここも営業はしていなかったが、日朗上人のお手植えといわれる大きな栃の木(山梨県指定天然記念物)があり見学を兼ね小休止。

以後も丁目石を数えながらきつい斜度を慎重に下った。 裏参道の最後の赤い鳥居を13時通過。

                                                      ここまで来たら気持ち良い快晴となっていた。

                                                  神通坊の本堂に礼拝し、 全員無事、角瀬地区に下山した。

                                                       1989mの七面山山頂から一気に下ったので、膝が笑い出す人もいたが、七面大明神のお力を頂き、皆さん表参道から裏参道への周回コースを完歩されました。          お疲れ様でした。

 

 

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▲荒船山登山▲

2015年12月06日 | 日本二百名山

長野県佐久市のコスモス街道(R254)を走り群馬県に抜け、ネギやコンニャクで有名な下仁田町へ行った時に、凄い山容の岩山を見かけました。                                                                           山好きの私には、とても気になりましたが遠方からの眺めが切り立つ断崖の山容で諦めていました。                                                                         ところが12月の山行計画に含まれており、「エッあの山に?」と思いましたが皆さんと共に歩いて来ました。

山名は『荒船山(あらふねやま)【1423m】

妙義・荒船・佐久高原国定公園の中心的存在。                                                                 先日の瑞牆山のような岩山、切り立つ断崖にハードな登山道を思わせるが、道はとても良く整備され、案内板も頻繁に立っているので安心して登ることができる。

東名~圏央~関越~上信越と走り、9時37分に下仁田ICを出てR254を進み内山トンネル手前から旧道を登り、10時35分 内山峠に到着。                                         途中、道の駅で準備は済ませておいたので、10時45分出発。

 駐車場の奥に設置された案内板の前から整備された登山道が始まる。 

                                                                               落葉樹が多い山なので、この時期は枯れ木の山と言った感じでした。 10分ほど歩くと正面に艫岩(ともいわ)の絶壁が見える。

                                                                          (とも)とは船の後ろを言い、山容から見て船尾の方から登り、山頂の経塚山へ向かいます。                                                                                                                                        それに荒船山とは全体の山容で呼ばれているようですが、現実の山頂は「経塚山」であります。

今迄、私が感じていたように余りの絶壁な岩肌を目の当たりにすると、本当に登れるのかという気持ちになりますが、ほんの一部に岩場と急な階段があるだけで慎重に登れば、他はとても歩き易い道が続きます。

凍結した滝前の広場に11時40分着。                                                                              小休止をしたが、細い滝も全面凍結しており寒く長居はできなかった。

しばらく細い登山道のアップダウンを繰り返し、水の補給ができる「一杯水」に到着、12時04分。                                                                                                               冷え込みが強く 立ち休憩のみで出発。

「一杯水」から右手に回り込むように進むと、岩場の急登が見えた。          短い岩場であり、足場を良く確認しながら声を掛け合い、皆さん慎重に通過。長い急斜面の木製ハシゴも難なく通過。

丈の低い笹が一面に広がり尾根に出た。                        尾根と言うより熊笹(ミヤコザサ)が茂る台地と言った感じである。

                                                                             登って来た逆側には雪を被った浅間山の雄姿が望め、手前には神津牧場も見えた。

更に10分ほど台地を行くと艫岩の見晴台に着く、12時29分。                手すりは無く、細心の注意をもって覗き込む、眺めは最高です。皆さん、落ちない様に 

 

ただ、雲の多い天気となったことが残念であった。

 

展望台近くには避難小屋があり、そこからも眺望を楽しむことができ、方位盤に360度の山名も表示され、最高の場所であった。                     避難小屋にはトイレが有ったが、この時期と言うか冬場は閉鎖となっていた。

                                                                                                     小屋の温度計は0度であり、風が強かったので、体感温度は更に低かった。     耳は痛く、指先の感覚がなくなって来た。

                                                                     避難小屋にて昼食としたが、余りの寒さなので短時間で済ませ、山頂の「経塚山」に向かった、13時05分。

遠方から見ると岩峰の山なのに、広葉樹の山頂台地は高原を歩くような緩やかな登山道。

                                                                                  ただ山頂手前に急登が待ち構え頑張って15分、荒船山(経塚山)山頂に立つ、13時45分。

                                                                           木々に囲まれ眺望は良くないが、今日は冷え込みが強く枯れ木に霧氷が見られたことがラッキーであった。

                                                                                余りの寒さで13時54分 下山開始。

下りは風下側の斜面となったので、知らぬ間に寒さを忘れ、皆さんのおしゃべりが始まった。  枯葉をカサカサと踏み晩秋の感じでした。

荒船不動尊着、15時。

後30分は歩く予定でいたが、バスが不動尊の駐車場まで入って待機していて下さったので、早めに山を下りることができました。                    15時10分には全員無事バスに乗車でき、下仁田ICに16時40分に入り帰途につきました。 

 

 

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▲乾徳山登山▲

2015年06月08日 | 日本二百名山

年間を通して人気の高い『乾徳山』(標高2,031m)に行って来ました。                                                       笛吹川沿いに走る 国道140号線を北上し、道の駅「まきおか」を通過、その先の三富郵便局を右に見送った先を左折し、徳和川に沿って登る。                                                        のどかな山村「徳和集落」の中央だろうか?大型バスが待機できる徳和公園に9時25分到着した。

標高2,000mを超す高さと森・草原・岩場と変化に富んだ山歩きが楽しめるので、沢山の方々の参加があった。                                     出発準備と入念な準備運動を行い、9時45分出発。

                                                                           徳和川沿いの集落の中を30分ほど登ったら「乾徳山登山口」の標示板が見えた。  ようやくここからが登山と言う雰囲気の道になった。

登山道はしっかりしており歩き易い。                         採石用の林道を10時半通過。 荷は8キロ程なのに、足が凄く重く感じた。   今回は皆さんが歩く中盤を担当したが、前と離れてしまう事が多かった。     銀晶水通過10時43分。

2回目の林道を10時55分に横切り、駒止と言う所を11時5分通過し、錦晶水に11時35分到着。                                    水場のある明るい感じの場所であり、昼食とした。                      駒止から上部は岩がゴロゴロした中の登りであった。

                                                                          錦晶水の所は水の流れも有ることからカエルの声が聞こえ、周りの樹林の中からはハルゼミの合唱がとても賑やかでした。12時5分出発。

歩き始めて間もなく、登山道の様子が岩場から草原の中を歩く感じで、傾斜も緩やかになり一寸ホッとした。

                                                                       ここは国師ヶ原12時13分通過。                                   道は広く、レンゲツツジがお出迎えで元気が出た。

枯れたカヤトが見え秋の感じ、その中を登りつめて大きな岩が見えた。                    月見岩である。 12時40分着。5分の小休止。

                                                                         月見岩より勝沼町遠望す。 

                                                                           ここからは乾徳山に向けて尾根を詰める。  1,765mの扇平を12時50分通過。

                                                                        広々とした草原感覚の雰囲気はここまでで、この先は大きな岩がゴロゴロした原生林の中を進んだ。

濡れた木の根に足を滑らせない様に注意しながら、大きな岩の割れ目にあるハシゴを抜け、岩も徐々に大きさを増し3本のクサリが目に入り、スタッフ3名で皆さんの補助に回った。

山頂直下の最後の大きな岩場に着いた。 約15m程のクサリ場である。

                                                                           1名の方だけ巻道経由で山頂へ向かわれたが、残り全員が岩とクサリにへばり付きながらも登頂された。                                       1人1分以上かかる方もおり30分ほど掛かったが、皆さん無事に登頂でき達成感を充分に味わって頂きました。13時50分着。

山頂には恵林寺の奥の院になる、小さな石の祠がありました。             そうです 武田信玄公の菩提寺『恵林寺』の山号は「乾徳山」であります。    山頂は狭く自分たちパーティーだけでも一杯で、14時15分順次下山。       平日で良かったと思いました。 天気は下り坂で富士や360度の山岳風景には恵まれませんでしたが、雨に降られず助かりました。

登頂してホッと、と気の抜けないのが下山時、自分たちは浮石、濡れた木の根、滑り易い岩や土、飛び出した枝に注意して頂くよう声を掛けながら進んだ。                                                   月見岩(15時通過)までは往路を戻り、そこからは道満尾根経由で徳和集落に下山。

                                                                            皆さん岩の多い本峰下山には神経を集中され、大分疲れたのではと思います。

                                                                           月見岩からの道満尾根はハイキングの感じに様子が一変し気のゆるみが出たのか、転倒者2名、長時間歩行に膝が耐えられず、膝が笑い出してしまった方が1名。          でも3名の方々、大事には至らず、無事バスまで戻りました。

                                                                           補助の役目が足りなかったことが悔やまれますが、転倒者が出た時、皆さんが一斉に救急薬品を持ち寄って下さったことに、ビックリと言うか感謝でした。          徳和公園へ下山17時15分。    お疲れ様でした。 

 

 

 

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🐾 三ツ峠を歩く。🐾

2008年01月27日 | 日本二百名山

駅伝も終了しホットした休日となり、のんびり富士でも眺めてみようかと思い、出かけてみた。                                     天気予報では土曜・日曜は晴れとなっていたので、素晴らしい富士を前に、美味しいココアでも飲んで昼寝でもしようかと考えた。                   薄暗い5時に家を出て、一路河口湖を目指した。                        最近の降雪は無かったようで、須走までは路肩に雪を見ることはなかったが、須走から状況が変わり籠坂峠を越えるまでは真剣に路面光り具合を見ながら走行した。                      山中湖から河口湖へのR138の気温標示板にマイナス16度を見て、ますます緊張した。その上、明るくはなって来たものの青空が見えない曇天、外の寒さがより一層寒く感じられ慎重になった。                           御坂トンネル手前を右折し、天下茶屋へ向かう。                    幹線道路を外れたものでアチコチに路面の凍結個所が見られ、ますます慎重に車を進めた。                                         茶屋には8時前に到着したもので、まだ営業はされていませんでしたが、既に数人の写真屋さんが三脚を立て、富士山とにらめっこをされていました。               まあ寒いのに物好きな人達と他人の事は、そう思いました。

三ツ峠登山口バス停より林道を奥まで入れるが、出られなくなると困るので天下茶屋前の広い道路脇に止め15分かけてバス停まで下った。                     バス停からは10分ほどで奥の登山口駐車場に到着した。

 一般車が入れる上記写真の駐車場からも冬期は安全を期して急坂の林道を進む。                                        金ヶ窪沢の堰堤を過ぎて、ミズナラやカラマツの中を登り、ジグザグを繰り返すと傾斜が緩くなり木無山の北側を巻いて進むと、三ツ峠山荘と四季楽園の分岐点となる。    ここまで来ると稜線まで、あと少し。                     右手の三ツ峠山荘へと向かった。少し進むと山荘が見え木無山の稜線に出た。ここで青空の中に聳える富士をイメージしていたが残念。

 

 上記分岐点を右に進み、少し頑張ると三ツ峠山荘が現れ、木無山(1,732m)の稜線に飛び出る。                                             本来ならここで「ワ~ッ・ヤッタ~」と歓声が出る予定でしたが曇天であり、少し様子を見ようと富士山を背にベンチでお茶の準備を始めた。  

所があまりの寒さに指が思うように動かず、何回かライターを点けてみたが駄目で、これはまずいと思い燃料弁を大きく開き再度点火。 「ボッ、ボ~ッ」      すっかり自分が風下に居ることを忘れ、大きな炎が自分を包み一瞬は暖かかったもののビックリ仰天でした。                             皆さん、火の取り扱いには充分注意しましょう。ほとんど説得力はありませんが。                                          曇天と言えども富士山は綺麗な稜線をすっきりと見せてくれました。さすが日本一。

 

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