素晴らしい風景!!

色々歩いた山や国内の風景等をご紹介いたします。

▲ 晩秋の立山 ▲

2009年10月30日 | 日本百名山

立山の小屋は大体10月中旬位で閉鎖となり、室堂平でも早い所は同じように閉鎖となります。 この頃になると静かな立山が味わえます。

                                              今回は他より1ヶ月ほど遅くまで営業している『雷鳥荘』さんにお世話になりました。                                                 1日目は余分な荷物を雷鳥荘さんに預かってもらい、別山の西に位置する奥大日岳(2,605 m)まで5時間の散歩をして来ました。                     翌日の立山縦走の丁度良い足慣らしになりました。下が宿と遠くのピークが奥大日岳です。

                                              6時の夕飯前にお風呂に行き、大きなガラス窓のある展望風呂に入っていた時、周りの山々をシルエットとした深紅の夕焼けにビックリしました。                 ここ何年も見た事の無い様な素晴らしい夕焼けでした。                      お風呂に入りながら贅沢に、大自然の出来事を15分位だろうか?眺める事ができました。いつでも見られるものでは無いだけに、感激しました。

《2日目》

昨日の素晴らしい夕焼けがあり、今朝は快晴。                         7時からの朝食はバイキングで好きな物を自由に食べ、8時半に立山に向け出発した。

                                              雷鳥荘は高台にあり、テント場のある雷鳥平に下り浄土沢を渡り、昨日歩いた新室堂乗越への道を進み、途中より右に分かれ雷鳥坂に取り付いた。                 この道を別山乗越まで標高差500mをハイマツ帯のつづら折りが続く急登を行く。  厳しかったが1回の休憩のみで尾根に出た。

別山乗越には剣御前小舎があったが、既に閉鎖されていた。                    ここからの剣岳(2,998m)の山姿は雄大で凄い迫力だった。

                                             遠くには去年登った白馬岳が望めた。宿泊した白馬山荘と生ビールで乾杯したアルペンプラザもハッキリ見えた。

                                              こんな素晴らしい山岳風景が望めると、不思議とまた力がよみがえって来る。     別山乗越から立山へは春山を感じさせるような雪景色に変身した。          稜線に出てウッスラと5センチほどの積雪があったが、風は無く日の照り返しで暖かく感じ、雪もやわらかく普通に歩けた。富士ノ折立、手前までは同じ感じで進んだ。

 

富士ノ折立を目前に急登の尾根道が見え、取り付く前に「おでん」でお昼にした。   風が無いので広い稜線で充分に火が使え助かった。                 でも空は曇りだし、後立山連峰の稜線は全て雲隠れ、初めての方と同行したのでジックリ見て頂けなかったのが残念だった。 来た道を振り返ってみた。

富士ノ折立への急登を進み、雪も深く絞まって来たので、私のアイゼンを同行者に装着、スパッツにアイゼンを引っ掛けないように外股で歩くようお願いし、慎重に歩を進めた。

                                              富士ノ折立(2,999m)から大汝山(3,015m)まで800mの標示が有り、20分で通過、

                                                                                                                                                            また雄山神社のある雄山(3,003m)までは400mの標示で有ったが、室堂側の巻き道で、切れ落ちた個所の通過が幾つか有り、気を引き締め動作をゆっくり30分掛けた。

                                               疲れも重なり自分も仲間の姿が確認できる距離で進んだ。              踏み跡を外すと膝が埋まる程、雪に足を取られた。

14時20分無事、雄山に到着。                            山頂の雄山神社に無事縦走できた御礼をし、一の越から室堂バスターミナルへ戻った。

 

 

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▲ 別山尾根から剣岳を望む。 ▲

2009年10月26日 | 北アルプス

東の空高く日暈(ひがさ)が出ていた。                           薄い巻層雲が空を覆い、太陽の所在は、見上げてまぶしいほどに明瞭ではなかった。

の書き出しで始まる、著者『新田次郎』の剣岳〈点の記〉

2009年6月20日(土)より全国ロードショーにより一躍、世に名を広めた『剣岳』。                                          この山は岩と雪の殿堂として知られております。                          文字通り、この山に登るためには岩場と雪渓に登路を求めるしかない。

日露戦争直後、前人未踏といわれ、また、決して登ってはいけない山と恐れられた北アルプス剣岳(2,998m)。                              この山頂に三角点埋設の至上命令を受けた測量官「柴崎芳太郎」。

器材の運搬、悪天候、地元の反感など様々な困難と闘いながら山頂を目指す、そこに陸地測量部に初登頂をさせては成らないと、設立間もない日本山岳会隊との登頂競争にもハラハラさせられます。

結果は陸地測量部の柴崎測量官が明治年間に剣岳初登頂をされましたが、登ってみたら、そこには奈良朝時代の錫杖の頭と剣が有った。                    競争に勝ったものの、本当の意味の初登頂ではなかった。  

 

私は剣岳には1度しか登った事が無く、山頂がどんな感じであったかは忘れましたが、前剣付近だろうか、木苺が沢山見られ夢中で取って食べた記憶があります。           剣山荘に荷を預け、少量の水や食料を持ち山頂往復に半日以上かかりました。 

この山で沢山の人の戦いがあった事を知り、改めて見てみようと足を運んでみた。   3千メートルに少し足りませんが、男性的な素晴らしい山です。

 

 

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元気《翔舞》小田原城下を舞う!

2009年10月20日 | 郷土の催事

来て!見て!元気・小田原

 10月3~4日(日)に小田原城二の丸広場をメイン会場とした           2009えっさ“ホイ”おどり が開催されました。

サッポロよさこいソーラン踊りのように、若さ爆発と言った感じの踊りには見てる者も、思わず引き込まれる感じで興奮しますね。

今年で11回を迎え40チーム以上の老若男女が汗かき、息を切らせ、激しく踊りまくりました。素晴らしいです。 

アッそう、老男のチームは1つも見かけませんでした。                                           それに比べ、おばちゃんパワーには感服です。元気です。 

チームの皆さんは会社関係、同好会、子供会、学生チーム等、各々の仕事を持たれながら練習を積まれ、多人数のチームを綺麗にまとめ素晴らしい踊りを披露して下さいました。

    千日の稽古を鍛とし、万日の稽古を練とす。

          能々(よくよく)吟味有るべきもの也。

                 宮本 武蔵 『五輪書』より

スポーツでも芸事でも千日(約三年)の練習を経た動きは一生の技として身につく。     百回の練習では起こらない質的な変化が千回の練習によっては起こるとの事です。         万日という十年単位の稽古が積み重なると、千日の稽古で得たものより格段に質的に高い技と認識を得ることができると、武蔵は上記の言葉で表現されたようです。

全チームの皆さん、本当にお疲れ様でした。  

 

 

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