初めて洛西を訪ねてみた。 少し前はテレビの「そうだ。京都行こう」のコマーシャルで一躍有名になった善峰寺(よしみねでら)や紅葉の名所の金蔵寺、「花の寺」こと勝持寺など風情漂う隠れ寺が点在し、さわやかな竹林も広がっている所です。
今回の訪問は、知人が烏丸御池から長岡京に移転した為でした。 知人の宅から、善峰寺まで車で20分。「エッ!」と言う事で早速目指した。 阪急電鉄の長岡天満宮駅や東海道本線の長岡京駅付近は、とても賑やかな所ですが、車で5分も西へ走ると竹林の多い長閑な風景が目に入り、気持ちがホッとする感じがした。 善峰寺に向かう善峰参道を進むが道が狭い、大型バスでも来たら、サア大変て感じ。 平日で良かったと、つくづく思った。 途中の小さな山は全てが竹林、ビックリである。そのせいか、参道の至る所で竹の子を販売するお店が沢山見られた。
門前に大型バスの大きい駐車場があり、そこから山門まで急な石段を登って行くが、乗用車は山門近くの駐車場まで上がれた。 釈迦岳東北の山腹に多くの堂塔を持つ善峰寺は順路に沿ってノンビリ参拝すると1時間はかかるお寺である。
早速に、あの有名な「遊龍の松」を探した。経堂と多宝塔の前に発見、見るからに龍のようである。
樹齢600年の五葉松、当初は全長54メートルあったようですが、平成6年松食い虫に侵され15メートルも切断し現在に至って居るとの事です。
境内最上部からは京都が遠望出来ました。
京都きってのキリシマツツジの名所、「長岡天満宮」も参拝しました。
菅原道真が大宰府へ左遷される際に名残を惜しんだ地に、のちに道真像を奉ったのが始まりと伝わる古社だそうです。 以来皇室の崇敬が厚く、寛永15年(1638)には八条宮智仁親王によって門前に八条ガ池が造営されたとの事です。 その中堤に植えられた樹齢約130年のキリシマツツジが深紅の花を咲かせていました。今年は4月中旬が一番良かったようです。