素晴らしい風景!!

色々歩いた山や国内の風景等をご紹介いたします。

▲ 風にそよぐ草原の花々 ▲   

2024年07月12日 | 名勝:自然の風景

やわらかな 草原 の起伏の中に、季節に応じた花々が織りなす自然の風景。

 

 

高原の 爽やかな風を受けて、ノンビリ歩いてみましょう。

遠くに聞こえる小鳥の さえずりや風の音 に耳を澄ませ聞き入る。

夏の高原を彩る花の一つにニッコウキスゲがあります。                          予定もしていなかった所で、広い範囲に群生する花を見られて感激しました。

気持ちの良い草原に立ち、思いっきり深呼吸をしてみる。

イブキトラノオとニッコウキスゲのコラボ。     

風にそよぐニッコウキスゲ。

山を彩る高山植物のお出迎え。

野辺山高原の高原野菜畑や宇宙電波観測所方面。

金峰山方面を望む。右手のピークが金峰山。

中央に薄っすら富士を望む。

今回は主に『ニッコウキスゲ』と『イブキトラノオ』、そして『ノアザミ』も、8月が過ぎると秋の訪れを告げる『マツムシソウ』が目を楽しませてくれます。

廻りを遮るものが無く、大展望のパノラマが素晴らしい。  

花に囲まれた飯盛山、羨ましいですね。  

なだらかな起伏の草原一面に広がって咲き、まさに山上の楽園と感じました。

草原の風を 受け 花いっぱい の中をノンビリ歩くのも、山歩きの贅沢の一つです。

 

 

 

 

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▲ 入笠山から大阿原湿原経由山頂駅へ ▲

2023年10月01日 | 名勝:自然の風景

入笠山 (標高 1955m)の山頂は雲に覆われ、❝展望最高 360度の大パノラマ❞ は諦め、風があり 体が冷えるので小休止の後、大阿原(おおあはら)湿原へ向かった。出発、10時 20分。

下り始めて直ぐに見かけた「アキノキリンソウ」と「カワラナデシコ」。               色鮮やかで、どちらにも目を引き付けられました。

さすが人気のある山なので、登山道は極めて明瞭で安心して歩けました。

花の先が尖って船の錨に似ているので、この名があります『ハナイカリ』

順調に下っていたら『仏平峠(標高 1850m)』の看板が見えた。 通過、10時 37分。

綺麗に整備された針葉樹林の中を進む。

樹林帯の中から急に車道と接した明るい広場『首切清水』に出た。

その昔、高遠藩の金奉行が参勤交代で藩主に公金を届けるため高遠を出発、近道を辿って大阿原に出て、この清水に到着。                                          流れる 汗をぬぐい乾いた喉を潤そうと水の流れに首を伸ばしたところ、金を狙って後をつけてきた賊に 首を切られたという伝説の場所のようです。

5分休憩し、10時 45分 大阿原湿原へ向かう。

湿原内に足を踏み入れると元気そうなコケが沢山見られた。

入笠山の南方、標高 1810mの高地に広がる約 12ヘクタールの高層湿原。           観察用の遊歩道(木道)が整備されており、足を濡らさずにノンビリ散策を楽しむことができます。

約3万年前に形成された地質で秩父古生層に属しているのだそうです。

こうした湿原は尾瀬や他の地方の湿原とは若干異なる性質を持ち、南アルプスでは極めて珍しいものとされています。                                              日本の内帯と外帯との接触点であるために、こうした湿原が形作られたと推測されていますが、湿原としては既に乾燥度が高く、老年期時代に入っているため植物層も低木が侵入しており、尾瀬ヶ原湿原などの様に想像される湿原の状態ではないそうです。

大阿原湿原の西側から伊那市に向けて流れ出る『テイ沢』は岩に付着したコケと清流が美しい川で、可憐な花や自然林を体感することができます。                            湿原を周回するため、駐車場・テイ沢分岐を駐車場へ進路をとる。 分岐通過、11時 10分。

ここからは湿原を周回するため南側を進んで大阿原湿原入口に戻る。

途中で美味しそうなキノコを発見。                                  木道から離れていて細かく観察できなかったが、『スギタケ』 のようです。

11時半、車道のある大阿原湿原入口に戻った。

ここからは往路を戻らず、気分を変えて車の来ない車道を八ヶ岳ビューポイント入口まで北上した。

道に面した両側のクマザサや針葉樹林層がとても綺麗でした。

八ヶ岳ビューポイント到着、11時 55分。                                    本来なら目の前に八ヶ岳の峰々がドンと目に飛び込んで来るはずでしたが、残念なことに雲隠れしていました。ベンチが設置されていたので昼食 とした。

今回は周りの山々の景色が全てダメで残念でしたが、八ヶ岳上空の雲が 綺麗だったので撮ってみました。

                                

八ヶ岳ビューポイントからゴンドラ山頂駅に戻りながら見掛けた花々。

ヤマハハコとキキョウ

マツムシソウとノハラアザミ

ワレモコウとエゾリンドウ

13時 20分、無事ゴンドラすずらん山麓駅に戻りました。

 

 

 

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◎ 初夏の震生湖 ◎

2019年06月15日 | 名勝:自然の風景

小田急線 の渋沢駅と秦野駅を結んだ線路に沿って秦野市の南側に位置した、長い丘陵地帯が「渋沢丘陵」です。                                                 そこにある 震生湖 を歩いて来ました。

1923年(大正 12年)9月1日の関東大震災で、この付近は幅約 200mにわたって陥没し、市木沢が堰き止められて誕生した湖とのことです。

面積 13,000平方メートル、周囲約 1,000m、水深は平均で 4m、深い所では 10mあると言われています。

日本の湖は、貯水や発電 のための人工湖も多いが、震生湖は自然湖としては、最も新しい湖だそうです。

沢山の太公望が静かな湖畔に座し、釣り糸の先を見つめていました。 静かにお聞きしたらブラックバス が釣れるのだそうです。

また、湖畔の森の中には福寿弁財天様が祀られ、各所に 4月頃はカワセミが子育てをしているので、優しく見守って下さいと標示されていました。

湖畔の売店付近に寺田 寅彦の句碑がありました。                                 東京帝国大学 地震研究所の寺田寅彦が 1930年(昭和 5年)9月に震生湖に 2度調査に訪れ、その際に詠んだ俳句 3句のうちの 1句とのことです。

『山さけて 成しける池や 水すまし』

「大地震で山が割れ、川が堰き止められてできた湖に、今やその時の騒がしさが嘘のように水すましがひっそりと水面に浮かんでいる。」                                   この句碑は、1955年(昭和 30年)9月 1日に建立されました。

天災は起きてから年月が経って、その惨禍を忘れた頃に再び起こるものである。           寺田寅彦の言葉とされる。                                           物理学者で夏目 漱石の門下、筆名は吉村 冬彦。高知県人。著書 ❝天災と国防❞ など                            随筆・俳句に巧みで藪柑子(やぶこうじ)と号し、高知市の邸址に「天災は忘れられたる頃来る。」の碑文があるそうです。

危機管理の上からも脳裏に置きたい言葉です。

 

 

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👣 小海沿線を歩く 👣

2019年02月18日 | 名勝:自然の風景
[キャラバン] トレッキングシューズ C1_02S ゴアテックス 0010106

低山でもガレ場・ぬかるみ等色々なケースがあります。足首をしっかり

保護され、ゴアテックスなら雨の日も安心です。

Caravan

山梨県北西部の小淵沢と長野県東部の小諸を結ぶ鉄道 『小海線』。 JR東日本。             信越本線と中央本線を結ぶ、全長 78.9Kmの路線です。

この蒸気機関車 は昭和 12年 3月より北海道の原野を走り、昭和 25年 8月から中込機関区に転属し、戦後の混乱 期に貨客混合列車として登場、小海線の輸送に活躍した。

国鉄の合理化により昭和 48年 6月廃車となりました。

同年 11月 17日 長野鉄道管理局より貸与を受け、野辺山高原へ永住することになった様です。

小海沿線でも、今回一番の目的は北相木村の三滝山「大禅(だいぜん)の滝」の氷柱見学であります。

                                           ここには「大禅の滝」・「小禅(こぜん)の滝」・「浅間(せんげ)の滝」の三瀑があり、三滝山と名付けられました。                                                 中でも大禅の滝は高さ 30mあり 、厳寒時には凍結してマツカサ状の大氷柱となる、面白い滝なのです。その眺望、壮観さは他に類例がないとのことです。

本当に不思議な氷柱ですね       

                                           雫がポタ ポタ垂れているとツララの様になると思うのですが  

                                           マツカサの先端を上に向けて立てた様な円錐形の氷柱になるのです。

1つのが垂れると、落ちて跳ね 上がる感じで氷結していくのでしょうか  不思議

直ぐ近くにある「小禅の滝」にも寄ってみました。

                                                こちらは冬 になると見られる普通の滝の氷結でした。

今日は雲一つない素晴らしい天気なので、八ヶ岳 がとても綺麗に見ることができました。   中々こんな日に巡り合うことがなく、下から見上げる八ヶ岳に感動しました。

青空に白い稜線と白亜の電波望遠鏡、この対比が美しい国立天文台「野辺山宇宙電波観測所」にも寄ってみました。

                                           観測所が野辺山にあるのは、天体からの電波はとても弱く、大気中の水蒸気に吸収され更に弱められてしまうので、観測には標高が高く水蒸気の少ない所、人工の電波が少ない所が適しているとのことです。                                              野辺山の良く晴れてカラッとした気候と周りを山 に囲まれて都会からの電波を遮る環境は宇宙電波の観測に最適な場所なのだそうです。

電波観測所のすぐ近くにある平沢峠 からも八ヶ岳や飯盛山が綺麗に見ることができました。

                                            八ヶ岳には良く足を運びますが、こんな素晴らしい天気に恵まれたのは初めての経験です。

綺麗な八ヶ岳 を見ていると美濃戸から赤岳鉱泉か、行者小屋の方に入ってみたい気がした。

                                             スノーシュー歩きでは坪庭が良いのかな   色々、になると虫が動く。

 

 

                                                           

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❉ 洒水の滝 ❉

2018年07月22日 | 名勝:自然の風景

やっと 夏休み に入ったのに、余りの 暑さで外で遊ぶこともできず、大変な夏休みになってしまいました。                                             自分が小学校の頃(約半世紀以上前)は、親から外気温が 30℃を越えたら川へ泳ぎに行っても良いと言われたことを覚えています。

                                                                                                                                                                                                       台風 が来て川に大量の泥水が濁流となって流れる様も目にしました。                                       それに、その頃は「竜巻」というものは海外で発生するものとばかり思っていました。

ところが最近では、地球全体が何か大きな病魔に侵されているように感じています。

グリーンランドでは 100m以上もある氷山が崩れ落ちたり、地球温暖化により海面が上昇し海抜の低い国は水没の危機に立たされています。                              日本でも竜巻に襲われたという報道も聞く機会が増えてきました。

外気温の上昇についても、都会の人口や建物の多さからすればエアコンの室外機から温風 を屋外に噴き出す量が並の量ではないため、外気温の上昇は頷けます。

そうですよね   半世紀以上前はエアコン何て有りませんでしたから 30℃程度だったんですね。

そんな世の中の変化を感じながら、足柄上郡山北町にある『洒水(しゃすい)の滝』に行って来ました。

以前は❝平山の滝❞とか❝麗水の滝❞と呼ばれていたようですが、現在は『洒水の滝』と呼ばれています。

付近一帯の地質は良く磨かれた大小の礫を含む礫岩層で第三紀の足柄層と呼ばれています。  この足柄層の隆起に伴って生じた裂線を浸食する瀑流が、標高 300mから 200m位の間で三段の瀑布となっています。

その高さはの滝 69.3m、の滝 16.0m、の滝 29.7mあって滝沢川となり、酒匂川に合流する。

駐車場からノンビリ歩いて 15分ほどで深山幽谷の 雰囲気に浸れ、正面にの滝が目に飛び込んできます。

                                              以前は滝つぼ前迄行くことができましたが、かつて海の底にあった堆積地層である足柄層は軟らかく浸食され、崩壊しているので赤い橋の手前までしか進むことはできません。

その広場左手には、1985(昭和 60)年に環境省が選定した名水100選「洒水の滝・滝沢川」が有ります。適度なミネラルを含んだ適温の美味しい水であります。

是非、味わってみて下さい。  

 

 

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👣 メルヘン街道寄り道 👣

2018年06月28日 | 名勝:自然の風景

山野草観察ハイクと言う事で、国道 299号線(メルヘン街道)を走りながら、初夏の山野草ウォッチングに出かけてみました。                                      中央自動車道、諏訪南 ICを 10時 20分に降りて、先ずは「湯みち街道」を走り❝横谷渓谷❞を目指しました。                                                    出発時は本降りの雨に驚きましたが、時間経過と共に空は明るくなり、甲府を走行している頃は真夏の日差しとなり熱中症の心配をするようでした。

最初に、東山魁夷 画伯の『緑響く』のモチーフとなった鏡のような湖面に映る新緑は、まさに名画そのままの幻想美、神秘的な雰囲気でありました。                         その御射鹿池(みしゃかいけ)に立ち寄った。

酸性の湖水を好む苔の繁茂が、木々が綺麗に映る要因と言われ、またかつて神野と呼ばれた土地の神聖な気配が感じられました。

明治温泉付近ではモクレン科の落葉低木である「オオヤマレンゲ」が見られるとのことで向かう。今回は花の会の皆さんで目的の花が見られて大興奮。

明治温泉宿は休業のようでありましたが、そこから横尾渓谷まで降りると水煙を立ち上げた大迫力の「おしどり隠しの滝」が望めた。

予定では、明治温泉から横谷観音まで信州屈指の渓谷美が満喫できる横谷渓谷遊歩道を渓谷沿いに歩く予定でしたが、昨夜の雨で渓谷に架かる橋が流されており、お花見の皆さんに徒渉をして頂く訳にもいかず車移動。

横谷観音平に移り、横谷観音 から王滝まで散策。

                                              横谷観音展望台から王滝展望台まで下り 10分と記されていましたが、自分の足で 10分以上かかり、戻るには大汗でした。   展望台からの王滝

次は国道 299のメルヘン街道を駆け上がり、麦草峠(標高 2127m)を越え国道沿いの白駒池駐車場へ。

                                                 こちらは JR東日本の TVCMで吉永小百合さんが「白駒池」に訪れ❝苔の森❞を歩かれたことから、凄い人気となり訪れる観光客方々であふれ返っています。

                                                                                        そんなことで、ここは平日に出かけた方が、ノンビリ散策できます。

標高 2100m以上の湖としては日本最大の天然湖『白駒の池』

                                        標高 2115m・水深 8.6m・周囲 1.8Km・池一周 40分。

                                                                                               八ヶ岳 を西に望むこの地には、数百年の時を その年輪に刻んだコメツガ、トウヒ、シラビソの原生林が広がります。                                                                                                               地面を覆うのは 520種類にも及ぶという苔の絨毯。

駐車場から約 15分で白駒池に到着。                                                                                                 池を一周する遊歩道を散策するだけで「苔の森」と称される原生林 や高山植物 など北八ヶ岳が誇る大自然を堪能できます。

                                                                                                                                                                               私たちは反時計回りに秋に完成するという白駒荘 の前を通り、高見石小屋への分岐を横目に 綺麗な苔に見惚れながら湖畔周遊へ。

一歩足を踏み入れると、そこは一面に鮮やかな緑の絨毯を敷き詰めた 苔の世界。                  その比類ない規模と美しさから日本屈指とされる『苔の森』。

                                                    湖畔散策が終盤に青苔荘 を通過、コーヒー や美味しそうなキノコ汁などが見えました。

                                                                  周辺の 10ヵ所の森で、それぞれ苔の種類も異なり、その神秘的な生命の営みを遊歩道や登山道からも身近に 観察できる貴重な場所となっています。                             青苔荘を過ぎて駐車場に戻る道沿いで「イチヨウラン」 を発見。

                                                  ノンビリ 2時間弱を掛けて初めて白駒池を一周歩きました。                                                       木道が整備され、濡れている時にはスリップに注意すれば、とても歩き易いです。

最後に女神湖畔の自然植物 観察散策路を歩き、今日最後に花の名前を沢山聞きましたが忘れるので、2つだけ メモ しました。

                                                              ベニバナヤマシャクヤク    

            キバナノヤマオダマキ 

 沿いで雨を心配しましたが、終日降られることなく助かりました。                                お疲れ様でした。

 

 

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▲ 中央アルプス❝千畳敷カール❞ ▲

2017年08月01日 | 名勝:自然の風景

秒速 7mの駒ケ岳ロープウェイに乗り、日本最高所駅『千畳敷』(2612m)まで約 8分。                                                                                                                     眼前には中央アルプスが聳え立ち、振り返れば南アルプス、晴天であれば富士山も見える。                                                                                                                     千畳敷カールは、7月下旬から 8月にかけて高山植物が咲き乱れる大自然の宝庫です。

と言う、うたい文句の『千畳敷』を、花を愛する皆さんと共に歩いて来ました。        登山道に植生保護ロープが張られ近寄れませんでしたが、左側の小さな黄色い花、これは本州の北アルプスと中央アルプスに分布するクモマスミレだそうです。                    右の白い花は高山植物でも有名なアオノツガザクラです。

太平洋上には台風 5~10号といった沢山の台風がウロウロしている中で、一時は中止となりましたが花好きの方々は我慢できず、風雨に対する完全な対策をすることを条件に実施。                                                                                                    中央自動車道の駒ヶ根 ICを 9時 40分に降り、菅の台バスセンター駐車場に 9時 50分到着。10時発のバスに乗り込み、駒ケ岳ロープウェイの「しらび平駅」へ。10時半着。

以前に来た時が大混雑であったことが記憶にあり、皆さんにまず 2612mの千畳敷駅まで行ってから、ゆっくり準備しましょうと先を急いだ。

                                                   しらび平駅から約 8分くらいで上部(標高差950m)の千畳敷駅に10時 48分到着した。

                                                                                 もともと雨を予想した高山植物観察ハイクであり、明るい曇り空を見て得した気分でした。

千畳敷駅から駒ケ岳神社前を右手に千畳敷カール内の高山植物観察遊歩道がありましたが、ここは後にして、まず西側の宝剣岳(2931m)から檜尾岳(2728m)の尾根上にある極楽平を目指しました。11時 10分出発。

地図上に表示された標準登山時間は 30分ですが、お花好きの皆さんであり一つ一つの花に解説が付いたり、写真を撮ったりと自由にノンビリ歩いて頂きました。

目的の極楽平には 12時 15分着。

これでも登山途中で雨が降り出したので、1時間程度で登り切りましたが、好天であり時間制限なしにしたら 2時間でも 3時間でも平気な方々であり、登山者からすると驚くばかりです。

 

雨の方は強い降りではなく、それも降ったり止んだりといった降り方で、それほど 気にもならず、下りは上から目線なので花を良く見つけられ、素晴らしい所に来られたと皆さん大満足の様でした。

千畳敷駅に 13時 05分下山。

下山後は全員そろって千畳敷カール内の遊歩道に進み、3000m近い宝剣の稜線を仰ぎ見ながら、間近に咲き誇る高山植物を愛で楽しんできました。

標高2600mの高山植物は雪解けが終わる 6月下旬から 8月下旬に一斉に咲き始め、見頃の好天時にぶつかれば、美しさが短くも鮮烈な印象を脳裏に焼き付けます。

クロユリコバイケイソウコイワカガミアオノツガザクラシナノキンバイ・・・・・                                                                        厳しい自然の中で可憐に咲く その姿は見る人の心をとらえて離しません。        下の絵は千畳敷カールの全貌です。

小雨だが止む気配はなくなり、14時半のロープウェイでしらび平に下り、帰途に着きました。

 

 

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◎ 早春の北陸路 ◎

2017年03月27日 | 名勝:自然の風景

北陸新幹線 開業から2年。                                            初めての首都圏発の往復貸切 新幹線に乗って早春の北陸路を歩いて来ました。

                                                                                                      通常は北陸新幹線「はくたか」などと表示されるのですが、貸切臨時列車なので「団体」と表示され、時刻表には表示されていないと聞き、そんな列車があるのかと驚きました。

東京発、10時 08分。車内では五箇山民謡「コキリコ」の実演が行われたり、トートバックに北陸三県のお菓子や“おちょこ”が全員にプレゼントされ、北陸銘酒の振る舞いもありビックリしました。

金沢駅 到着、12時 46分。                                                                                                     駅の改札を出たら、北陸人のおもてなしの心「美心」で迎えられました。

帰りの車内では北陸の名産品が当たる、お楽しみ抽選会が開催されました。

金沢駅を 13時 15分に出発し、能越自動車道で七尾市に向かい 道の駅「織姫の里 なかのと」に 14時 20分到着、10分休憩し石動山(せきどうざん)に向かいました。

石動山は中能登町と富山県氷見市との境界にある標高 564mの山で、神が宿る神聖な山として信仰されてきました。

                                                    山の象徴ともいえる「伊須流岐比古神社」(いするぎひこじんじゃ)をはじめ、平成 14年に復元され、最盛期に最も高い格式と威厳を有していた「大宮坊」など、石動山に残る往時の史跡を訪ねました。

また石動山には、能登では唯一のブナの残存林があり、その規模は 15ヘクタールといわれています。                                                                                                                    ブナ林は、林の中でも森林浴で人間をリラックスさせるアルファー波が一番出る林とのことです。   15時半、石動山を後にした。

のと里山海道に乗り輪島を目指した。                                                                             別所岳 SA から越の原 IC の下り(輪島方面)1.2kmが メロディーロード になっており、NHK連続テレビ小説「まれ」の主題歌が聞こえた。

途中の休憩地からは能登島の能登島大橋が確認できた。

輪島着、17時 50分。                                                                                                                直ぐマリンタウン観光交流施設から白米(しろよね)の千枚田行きシャトルバスに乗車し、3月 25日(土)の 1日のみ開催されるという『あぜの万燈(あかり)を見に向かいました。

車中からの夕陽がとても綺麗でした。

                                                 日本海の入り組んだ入り江の道を走るので、揺れて上手く撮れない。

輪島から曽々木に向かう国道 249号線沿いの白米地区に千枚田があり、海に 臨む急斜面につくられた水田の数は 1,004枚。                                                                           その壮観な風景は農民の方々の苦労を偲ばせます。

会場着、18時 10分。                                                                                                               既に透明のプラスチックカップは用意され、キャンドルボランティアの「あかりびと」さん等が配置につき点灯の準備をされていました。

陽が落ちると共に、キャンドルの暖かみのある灯りが千枚田を包み、

                                                   素晴らしい幻想的な景色を眺めることができました。    

会場の舞台では御陣乗太鼓の演奏も披露され、会場は盛り上がっていました。

ただ海岸沿いであり、吹き上げる風が冷たく、帰りのシャトルバスが中々来ないのには参りました。

宿に19時 15分到着。能登輪島温泉の湯で暖まりホッとしました。                             宴会後は宿のお祭り広場で御陣乗太鼓を聴くことができ、こちらでは、浴衣でノンビリ席に座って演奏が聴け、太鼓の音がお腹に響きました。

天正 4年、越後の上杉 謙信は七尾城を攻略。 その余勢を駆って奥能登平定に出た。       郷土防衛の一念に燃え立った村人達は樹の皮で仮面を、海藻で髪をこしらえ、バチも折れよとばかりに打つ太鼓を先頭に、越後勢の陣地へ突撃し、これを撃退した。                という話が御陣乗太鼓のルーツのようです。

聴かせて頂いていても、「バチが折れよとばかりに」という気概が聴いている者の心にも、十分に伝わってきました。  無形民俗文化財

 

 

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🌇 落陽の三島スカイウォーク 🌇

2017年02月25日 | 名勝:自然の風景

3つの日本一があるというキャッチフレーズの箱根西麓:三島大吊橋『三島スカイウォーク』を歩いて来ました。

日本最高峰にして世界遺産の「富士山」

日本で最も深く美しい「駿河湾」

歩行者専用として日本最長の吊り橋「三島スカイウォーク」   

箱根西麓の山間から、季節ごとに表情を変える鮮やかな日本一の風景を、存分に楽しめます。

「三島スカイウォーク」は日本最長 400mの大吊橋で、2015年 12月 14日より営業開始されたようです。

昨年の 12月で 1周年を迎え、まだ施設が新しいので、風景と共に素晴らしいです。

私たちは山歩きの帰りに立ち寄りました。                                                                         国道 1号線を三島から箱根に向けて登って行くと、黄金色の太陽が、今まさに西の山影に姿を隠そうか という瞬間の 17時 20分に到着。

営業時間が気になりましたが、3月上旬頃までは 18時迄と聞きホッとし、駐車場より皆さんで駈けるように、大吊橋に向かいました。

富士山も顔を見せてくれ、三島市街方面が黄金色か赤銅色に見え、丁度良い時間に着き感激しました。

これから日が長くなり、夏の夕涼みなどは最高です。                                        ただ、400mもの長い吊橋であり、強風の時は入場制限されますのでご注意ください。

 

 

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👣 秋葉古道を歩く 👣

2016年12月17日 | 名勝:自然の風景

新東名高速道路の浜松浜北 ICを出て、秋葉山本宮秋葉神社の火伏 祭りを見学に向かい、国道 152号線を走りました。                                                      途中の SAで頂いた地図を見ると、国道 152号線と表示されているのに秋葉山から北に 152号線を追っていくと、南アルプス赤石山脈の荒川岳・赤石岳・聖岳の左手で 152号線が途切れている。

                                                    エッ国道なのにそんなのあるの  

本宮秋葉神社の奇祭 、火祭りは前日の夜に見学を済ませたので、

                                                 今日は国道 152号線(秋葉街道)と天竜スーパー林道の歴史街道を歩いてみた。                                              一般国道の 152号線は、起点は長野県上田市で終点は静岡県浜松市、総延長 264.1km。                                                                                                長野県内の八ヶ岳や南アルプスの山間部を縦断して、静岡県の天竜川や支流の水窪川に沿って浜松市街に南下する国道路線で かつての杖突街道および、「塩の道」として物資交流があった歴史ある秋葉街道である。

                                                 その路線上には、信州の代表的な峠である「青崩峠」と「地蔵峠」の間に車両交通 不能区間が存在します。

標高 1082mの青崩峠は、遠州と信州の国境にある峠である。                                            この道は海の幸山の幸が人馬の背によって運ばれたことから「塩の道」と言われる所以である。                                                     また戦国時代には、武田信玄覇権の道として多くの兵や軍馬、物資が往来する道であった。

                                                   江戸時代になると、火伏の神としての秋葉信仰が盛んになり、信仰の道として参拝者により大いに賑わった。                                                     近代には、御料林(国有林)を始めとして、木材の需要が増し林業が盛んになり、森林鉄道そして林道開発が進み秋葉街道筋は繁栄したとのことです。

青崩峠の手前には、健脚祈願の人々が全国各地から参詣に訪れるという『足神神社』を私達もしっかりとお参りして来ました。

                                               遡ること1250年代のことですが、諸国行脚の途次この秋葉街道で不幸にして脚を病い、辛うじて池島に辿り着いた鎌倉の北条 時頼の脚を数日にわたって治療し、

                                                全快せしめた池島庄屋地(現在大屋)の五代目“守屋 辰次郎”を彼亡き後、時頼の命により村民が霊神として祠を建て祀ったのだそうです。

静岡県北遠地域を流れる天竜川東部の山中を縦断する林道「天竜スーパー林道」も走ってきました。

                                                  道幅は 4~5mの1車線と狭くカーブの連続であるが、全線が舗装されている。

                                                      標高 1200m付近を走る林道であり、途中の竜頭山(1352m) 周辺エリアには森林公園「天竜の森」・「野鳥の森」などハイキングやトレッキングの観光拠点となっていました。

竜頭山を歩きましたが登山道はとても良く整備され、

                                                     寒かったですが南アルプス越しに見えた富士山はとても素晴らしかったです。

 

 

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