素晴らしい風景!!

色々歩いた山や国内の風景等をご紹介いたします。

🐾 晩秋の鎌倉散策 2016 🐾

2016年11月29日 | 鎌倉カメラスケッチ

同郷の仲間とぶらり鎌倉に出てみた。以前に横浜や大船に住んでいたという人がおり、地理に詳しく助かった。                                                       小さい頃の遠足や旅行の記憶をたどりながら、それぞれの記憶を話し合い「そうそう」とか「そんな事有ったっけ」、「エッ全然覚えていない。」など思い思いに語り合った。                                       気が置けない仲間ほど、気楽で楽しい。                                      歩くのは、あまり得意でない仲間なので、月に 1度は飲み会以外にウォーキング(アルコール会)をしようと言うことで始まりました。                                                         横須賀線を北鎌倉で降り、「どっちに行くの 」から始まり、平日なのに凄い混雑でビックリ。                                                                                            「皆さんの流れに付いて行けば大丈夫だから」と言い、まずは鎌倉五山第二位の寺格を持つ臨済宗円覚寺派の総本山『円覚寺』を参拝。

開基は鎌倉幕府八代執権の北条 時宗、開山は無学祖元(むがくそげん)創建は弘安5(1282)年と言われています。                                                           御本尊は仏殿に安置された木造「宝冠釈迦如来坐像」。

明治22(1889)年に横須賀線の開通で寺域が分断されてしまいましたが、以前は広大な境内であったとのことです。

私達がこうして、

今、生きているということは、

そこに仏様がいらっしゃる

ということなのであります。

それが何よりも尊いものであります。

その事実がどれだけ素晴らしいことであるか、

心の底から感動して気づくことが大切です。

そのように本当の自分に目覚めて、

各自それぞれが、それぞれの生活の中で

明るく楽しく生きることが、

禅の教えであります。

(円覚寺パンフレットより)

次にのんびり東慶寺参拝。                                          今日はお寺で祝いの儀式が執り行われており、拝観料なしで参拝できました。

開山は北条 時宗の妻「覚山尼」で弘安8(1285)年の創建。                                     開山当初から縁切寺法を定め女性救済にあたったとのことです。

                                                      女性はかんざしや草履など身につけているものを境内に投げ込めば駆け込みとして認められ、たとえ一国の城主といえども男性は不可侵であったようです。

鎌倉街道の巨福呂坂を登り、横須賀線の踏切手前を右に折れ、鎌倉五山の第四位にあたる臨済宗円覚寺派『浄智寺』を参拝。

浄智寺が建つ山ノ内地区は、鎌倉時代には禅宗を保護し、相次いで寺院を建てた北条氏の所領であったので、今でも禅刹が多い。

                                               山を挟んだ隣りが駈込み寺の東慶寺で、その向かいには円覚寺があり、建長寺も数分の場所にある。                                                                                                                     どの寺院も丘を背負い、鎌倉では「谷戸」と呼ぶ谷合に堂宇を並べている。

寺域が背後の谷戸に深く伸び、竹や杉の多い境内に、長い歴史をもった禅刹にふさわしい閑寂なたたずまいを保ち、うち庭の隧道を抜けると、洞窟に弥勒菩薩の化身といわれる、布袋尊が祀られています。

次に鎌倉五山の第一位『建長寺』へ。                                      建長寺は巨福山建長興国禅寺といい、臨済宗建長寺派の大本山です。

                                                      今から約 760年前 建長 5(1253)年に鎌倉幕府五代執権北条 時頼(1227~1263)が建立した、我が国最初の禅寺です。宋より蘭渓道隆を招いて創建した。

今も 10余の塔頭を有する壮観さで、奥の半僧坊までは長い階段が続いている。             本尊は地蔵菩薩座像。

                                                           国宝の梵鐘をはじめ重要文化財、名勝史跡も多い。

尚、「建長汁(けんちんじる)」は建長寺発祥の料理とのことです。

1寺院を参拝するのも意外と時間の掛かるものです。                                    巨福呂坂切通しを抜け鶴岡八幡宮の境内に入ったのは 13時近くであった。

さすが鎌倉メインの八幡宮であり、土日祝日を感じさせるような混雑振りに驚いた。            参拝後は隠れ銀杏があった階段を下り、

                                                   舞殿から真っ直ぐに太鼓橋へと表参道を進み、大きな三の鳥居を抜け小町通りに入った。

                                                  八幡宮の参道に比べたら小町通りは狭くて、仲間の姿を見失ったら大変とキョロキョロする暇もなかった。

                                                  とても小町通りの店では食事のできる状態ではなかったが、詳しい仲間が小町通りを1本裏に入り、静かなお店で食事ができてラッキーだった。

食後は由比ヶ浜大通りから長谷通りをブラブラ歩いて鎌倉ならではの高徳院「大仏殿」へ。

 

ここは小学校の遠足でも来た思い出があり、途中の街並みや高徳院近辺の変わりように皆驚いていた。

浄土宗のお寺で、大仏様の正式名は「阿弥陀如来坐像」と言うようです。                 大仏様の裏に観月堂があり、その横に与謝野晶子の歌碑が立っています。                私たちが幼い頃に見た端正な顔立ちは変わらずかまくらや みほとけなれど 釈迦牟尼は 美男におわす 夏木立かなと詠まれています。

次は長谷観音の名で知られる浄土宗のお寺、正式名は「海光山慈照院長谷寺」を参拝。

 

広い境内には観音堂をはじめ阿弥陀堂、地蔵堂、出世開運授け大黒天を祀る大黒堂と見どころが充実しています。

                                                    展望台からは由比ヶ浜はもとより、遠く三浦半島や相模湾が一望できます。

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⛰ 晩秋の両神山登山 ⛰

2016年11月16日 | 日本百名山

関越自動車道の花園 ICを 8時 53分に降り、皆野寄居有料道路からR 140・R 299・県道367号線を経て白井差(しろいさす)新道の登山口である山中様宅前駐車場に 10時 15分到着。

山中様に声を掛け登山準備を進め、10時半に出発。                                                       駐車場の先も林道が続き、落ち葉をカサカサと踏みながらノンビリお散歩気分である。                                                紅葉と言うより、この辺りは黄葉の方が素晴らしかった。

                                                林道が終わり、山道になると小森川が狭ばまり、渓谷風となり白く糸を垂らしたような滝が見えた。

                                                 幾筋もの白い糸を垂らした感じの“昇竜ノ滝”である。 10時 45分、5分休憩。

滝の左岸を越えて進むと谷沿いの道となり、大又を過ぎると やまびこ橋など幾つかの丸太橋で、道は何度か流れを渡りながら高度を上げてゆきます。                                             木橋も岩も濡れており、滑りに備え気の抜けない所である。

コースのこの辺りには、カツラ、サワグルミ、シオジなどの落葉高木が多く樹林内が明るく、とても歩き易いのである。

                                                 熊笹や低木がないと一面に広がる落ち葉、奥深くまで続いている木立、今までにあまり見たことの無い秋の風景を見ることができました。

オオドリ河原から沢を離れ、尾根を目指して急な斜面をジグザグに登ります。

                                                         この付近には炭焼き窯の跡が幾つか見られ、煙突に使われたという土管が周囲に沢山見られました。

今回は白井差(しろいさす)道から両神山へ、歩き易く短時間で山頂を往復できるコースを選択したのですが、このコースは白井差に住む『山中豊彦』氏が私有地の中に開設した登山道だそうです。                                                    なので、このコース利用は予約制で環境整備料(協力金1000円)が必要です。

それだけあって、無理なく歩けるように良く整備されています。                                水晶坂と呼ばれる急な登りが終わると、やや緩く広い斜面に出ます。                                そこが「ブナ平」 到着 12時。 枯葉の気持ち良い斜面であり昼食とした。

ブナの大木の他にもミズナラやカエデも見られ、これらも落葉高木で落葉広葉樹林帯を構成しており、見事な森の広がりを見せてくれました。                                               秋の山歩きに最高の場所です。

お腹も落ち着き 、12時25分出発。  ここからは尾根を目指して高度を稼ぎます。                  歩を進めながら時折、産泰尾根の稜線下に両神山特有の岩場が見え、山頂付近の険しさが想像できた。

山頂に近づくにつれ、頑張れメッセージの書かれた木版が、各所で見られました。          有り難いです。

九十九折りの登山道を登り詰め、やっと梵天尾根に出た。  13時18分。                            もう山頂間近である。

山頂方向に進むと直ぐに日向大谷からの登山道と合流、その先がクサリ場となり、今までにない岩場、クサリ場の展開となり、慌てずに慎重に歩を進めて頂いた。

13時35分、全員両神山(1723m)登頂。 お疲れ様でした。

                                                      山頂は独立峰で展望は良いのですが、標高の高い所に雲があり、武甲山、雲取山、富士山、浅間山は見えましたが、他は判りませんでした。 山頂は狭いです。

 

13時50分、下山開始。                                                岩場、クサリ場は登り以上に時間をかけてゆっくり下り、梵天尾根から白井差側の斜面に下り出したら風もなく、快適な秋のハイキングである。

ブナ平手前で地主の山中さんと出合い「今日は皆さんが最後なんですよ。」と声を掛けて下さり、それからずっと一緒に下山しました。

その間に山での色々(樹木、植物、動物など)な事を教えて頂きながら楽しく下山できました。                                    私が「ここは熊が出ますか 」と尋ねたら「それはよ おめえ。東京に行って人がいますか って聞いてんのと同じだ。」と笑われてしまいました。ごもっともです。

自然に対して博学の方です。                                                                                            熊の事故報道についてはマスコミが熊を悪者にし過ぎていると嘆かれていました。         耳と鼻の良い熊は自ら人の前に出てくることは無いそうです。                       ただ前から人が来るので後ろに身を隠そうとしたら、後ろにもたまたま人がいて鉢合わせ、熊も驚いているのだが、それ以上に人が騒ぎ出してしまうと襲われることがあるそうです。                                                                               怖いけど冷静を装うことも必要なようです。                                また、テレビ報道の内容で「登山者がなど鳴らしていても意味がない。」と言ってたけどよ 「熊になったこともね~くせによ 」と笑っていられました。                                  ひよっこり、小熊と出合っても小熊だけでフラフラしていることはありえないそうです。必ず近くで見ており、小熊に手でも出そうものなら、テレビに出る熊を悪者にした人間です。

 

(音の出るもの)は、ないより有った方が、お互いのために親切です。

 

 

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🍁 あき・秋・アキ 🍁

2016年11月16日 | 名勝:自然の風景

そこに太い根がある

これをわすれてゐるからいけないのだ

腕のやうな枝をひつ裂き

葉つぱをふきちらし

頑丈な樹幹(みき)をへし曲げるやうな大風の時ですら

まつ暗な地べたの下で

ぐつと踏張(ふんば)つてゐる根があると思へば何でもないのだ

それでいいのだ

そこに此(こ)の壮麗がある

樹木をみろ

大木をみろ 

このどつしりしたところはどうだ

 

『風は草木にささやいた』より “人間に与える詩”  山村暮鳥

 

 

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🏠伏見稲荷大社参拝🏠

2016年11月08日 | 宮詣で

全国に30,000社あるといわれ、全国各地で老若男女を問わず親しまれている、もっとも身近な神社といわれる「お稲荷さん」

                                                  その総本宮が伏見稲荷大社です。

ご鎮座は和銅 4年(711)とされ、全国各地に祀られている稲荷神社の総本宮。

                                                   古くは食物・蚕桑(さんそう)あるいは諸願成就の神、中世から近世にかけて商業神・屋敷神へとご神徳も拡大。

                                               本殿(重文)は明応 8年(1499)の再興。                                                                           重要文化財の権殿のほか重要文化財の摂末社も多い。

                                                       稲荷山の神蹟(じんせき)を巡拝する“お山巡り”は約4Km、参道にある数千本の鳥居は壮観であります。

朱色の鳥居が連なり神秘的な和の雰囲気を醸し出している『伏見稲荷大社』は京都の中でも、外国人に人気第一番の観光スポットです。

どうしてこんなにも外国人に人気なのか  と疑問に思われる方も居るのではと思います。                                                                                                         この凄まじい外国人の人気は、ハリウッド映画の「SAYURI」にあるようです。                       この映画は、不思議な目をした美しい少女に成長し、一人前の芸者になる姿を描いた『ゲイシャ映画』として世界中で話題となった作品が影響しているようです。                                この映画のロケ地として伏見稲荷の「千本鳥居」が使われたことで、その名が世界中に知れ渡ったといわれています。

最大の魅力である「千本鳥居」のある辺りは、神の降臨地であり稲荷山の入口にもあたり、現世から神様のおられる幽界へと続く門として多くの鳥居が建てられたのが始まりとのことです。

「千本鳥居」だから、鳥居は全部で千本と思うのは大間違いです。                             現在、稲荷山全体の鳥居は一万基ほどあるとのことです。 その数は今も増え続けているようです。

お稲荷さんと聞けば《きつね》が思い浮かびますね。                                                        ここ伏見稲荷大社の稲荷大神様のお使いも“きつね”とされています。

                                                そのキツネは野山にいるものではなく、我々の目には見えない“キツネ”であることから白(透明)狐=“びゃっこさん”と言われ崇められているとのことです。                   そんな事から伏見稲荷大社では“キツネ”をモチーフにした絵馬がたくさん奉納されています。  

 

 

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