近年、中々見られなかった諏訪湖の御神渡り
が 2013年1月以来 5年振りに出現。
久し振りに国道 20号線を のんびりと
走りました。 朝から素晴らしい天気で
甲府から諏訪に向けて走る車窓の右手には金峰山、茅が岳、その先に八ヶ岳連峰、そして左側というか最初は正面に白根三山、その少し右に鳳凰三山、地蔵岳のオベリスクも見えました。
白根三山と八ヶ岳連峰は雲一つない青空に真っ白な
稜線がとても綺麗に見られました。 道の駅「はくしゅう」に 8時 到着。そこから見た精悍な山姿の甲斐駒ヶ岳。
国道 20号線は平日のせいか、とても空いており気持ち良く走ることができた。 諏訪市役所に 9時 到着。直ぐ横にある「高島城」を見学。
高島城は別名「浮城」とも呼ばれ、400年ほど前の慶長 3年、豊臣 秀吉の家臣「日根野織部高吉」により築城され諏訪氏の居城として、その威容と要害堅固を誇ってきました。
現在の天守閣は昭和 45年 5月に復興されたものだそうです。
その次は原田 泰治美術館に近いヨットハーバーに行ってみたが、湖面は白く全面凍結しているようだが、御神渡り
らしき湖面を見ることはできなかった。
諏訪湖の湖畔道路をを反時計回りに走り、湖畔に建つレトロな洋風建築で大理石造りの千人風呂で有名な
片倉館
を横目に見て、諏訪湖湖畔公園に向かった。
ここでも
御神渡り
らしき湖面は発見できなかった。
次に諏訪湖間欠泉センターに向かい、館内の足湯で暖まりながら案内の方にお尋ねしたら
御神渡り地図
というのを下さり、「新聞で報道された場所はここで、その御神渡りが北側の公園まで続いています。」 「そこには広い駐車場があります。」から、と丁寧に説明をして頂き本当に有難うございました。
頂いた地図を頼りに、まず今日は無料開放されており駐車場もありますとお聞きした諏訪湖博物館赤彦記念館
に向かい 2階の展望室から湖面に目を向けたら一筋に蛇行する線を発見した。
望遠鏡が設置されており、確信した。
博物館から南東方向の湖岸から御神渡り
が発生しており、そこまで湖畔遊歩道を散歩しながら
向かった。 沢山の方々が写真撮影をされていた。
平成 25年(2013)1月以来 5季ぶりに出現したということで見学者が沢山いました。
諏訪湖の氷は、随所に温泉や天然ガス
の湧出により真ん丸く薄氷「釜穴」が散在しているのも確認できました。
また水鳥が遊ぶ湖面からは湯気も見られた。
次は地図にマーカーで、道順から御神渡り
の良く見える場所まで印を付けて下さった赤砂崎公園に
向かった。 駐車場が大きいせいもあり、先程の所より多くの
方々
が見えていました。
1443年以降の御神渡り
の観察記録が残されており、世界で最も古い気象記録とのことです。
諏訪湖全面が厚さ 10cm程に凍り、その後 -10℃以下の日が 5~6日続くと
御神渡り
(氷の鞍状隆起現象)ができるといわれています。
御神渡りができる所は、毎回ほぼ決まった場所で見ることができ、それぞれ「一之(いちの)御神渡り、二、三・・・」とされ、盛り上がり方などで、その年の世の中の様子が占われてきたとのことです。
御神渡り
……神が通りし、神秘の道
上社の男神
・建御名方(たけみなかた)神が、女神
である下社の八坂刀売(やさかとめ)神のもとへ通った
道筋といわれています。
真冬
、諏訪湖が全面氷結しさらに冷え込みが続いた
夜、大音響
と共に湖面の氷に亀裂が走り山脈の様にせりあがります。
湖岸から湖岸まで数Kmに渡りできる
「氷の道」
を、諏訪の人々は神様の通った道と信じ、「御神渡り」と呼んだのだそうです。