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素晴らしい風景!!

色々歩いた山や国内の風景等をご紹介いたします。

▲ 憧憬の夏山 ▲

2023年09月08日 | 北アルプス

今年(2023)の夏は 暑いだけで不安定な気象状況が続き、2050年頃になると、日本の夏は気温が40度を超える日が有るとテレビで聞きました。 

世界各国での気象異変により発生した災害を目にすると、納得できる感じがします。

 

6月頃から暑くて「熱中症に注意」と叫ばれる中、野外での作業中に熱中症に罹ってしまった私としては、中々「山に行ってくる。」とは言えなくなり、悶々とした夏を過ごしました。

そんな事で以前に山仲間の皆さんと歩いた夏山をご紹介いたします。

北アルプスの中央部に位置する黒部五郎岳(標高 2840m)~三俣蓮華岳(標高 2841m)~双六岳(標高 2860m)付近のご案内であります。

 

先ずは東側に壮大なカールを見せてくれる黒部五郎岳を目指します。

黒部五郎岳は美しいカールを抱える秀峰であります。                          一方、三俣蓮華岳は高山植物が咲き乱れるお花畑の美しい山として知られており、この二つの山を結ぶコースは、秘境ムード漂う雲上の楽園であり登山者を魅了させてくれます。

黒部五郎小舎に大きな荷を預け、荷を軽くして黒部五郎岳を目指します。

カール内に入り、東方向に目をやると遠く左から水晶岳(標高 2978m)、その右にワリモ岳(標高 2888m)、鷲羽岳(標高 2924m)の稜線が見えます。

大きな岩が集まった雷岩付近には綺麗な水が湧き出し、その美味しい水で喉を潤す。

山頂を目指し、カールの北側から稜線に向けて急な登山路に取り付く。

正面のどっしりした岩峰が黒部五郎岳の本峰で、右手の斜面を登り稜線に出た。       北アルプスにおける2回の氷河期のうち、黒部五郎岳のカールは年代が新しい約2万年前の氷河期にできたものとのことで、そのために痕跡も鮮やかに残ったものと推測されています。

山体は1億 8000万年前にできた古期花崗岩が占め、これが浸食に弱い粗粒だったために鋭利なピークは造られなかったようです。                                   東側が欠けた鍋の様に見えることから、かつては鍋岳とも呼ばれていました。

                                        

この尾根は 南側の稜線ルートであり、これを下れば今日の宿「黒部五郎小舎」の前に出るのだが、午後に雲が 出たら雷雨の恐れありと言うことで、「雲が出たらカールの道を引き返すように 」と小舎から観天望気の支持を頂き、往路を戻った。

黒部五郎岳と三俣蓮華岳の間に池塘が点在する草原が五郎平。                      この草原に建つ三角屋根の洒落た黒部五郎小舎がお世話になった山小屋であります。

翌日も好天に恵まれ、全員元気に三俣蓮華岳を目指す。

稜線に出るまでの登山道は岩のゴロつく狭い涸れ沢の急登であったが、歩き始めであり皆さん難なく登り切りました。                                            稜線に出たら抜戸岳から笠ヶ岳の稜線が目に飛び込み、皆さん益々元気。

尾根上の登山道には、花が終わり羽毛状になったチングルマが迎えてくれた。

三俣蓮華岳に近くなったら、左から祖父岳、ワリモ岳、右の大きいピーク鷲羽岳が見え、その下は黒部川源流にあたる。

先行する仲間たちは、既に三俣蓮華岳(標高 2841m)山頂に立ち周りの山岳風景を楽しんでいた。                                         三俣蓮華岳は富山県、岐阜県、長野県の三国の境として古来から重要視されてきました。

三俣蓮華岳を基点として北西に立山連峰、北東に後立山連峰、南には槍・穂高連峰につながる尾根が延び、それらの間から黒部川・高瀬川・神通川の各源流が発しています。

                                 

三俣蓮華岳山頂からの景色を楽しみ、次は丸山経由で双六岳を目指す。

双六岳に向かう稜線上の南東方向に槍ヶ岳など山岳風景を望みながら尾根を進む。

稜線上から来た道を振り返ると、雲ノ平を囲む東側の山塊、左が三俣蓮華岳、中央が水晶岳、右手が鷲羽岳であり、北アルプスの中央部に位置する山々であります。

双六岳(標高 2860m)山頂。                                      この山一帯の地質は石英閃緑岩を主とした深成岩であります。

双六岳山頂を通過すると進路を南東方向に向け、広い尾根道を槍ヶ岳に向けて進みます。

登山道脇に咲くトウヤクリンドウ。

双六小屋に到着。                                                正面の山は槍ヶ岳に向かう西鎌尾根の取付き、樅沢岳(標高 2755m)。

双六小屋からは南側にある双六池のキャンプサイトを抜けて行く。

この先は鏡池のある鏡平山荘を通過し、奥飛騨温泉郷の最奥にあたる新穂高温泉に下りました。

 

 

                             

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🏔 槍ヶ岳を眺める 🏔

2023年08月06日 | 北アルプス

夏が  来ると雄大な山岳 風景を思い出します。                                      今まで色々歩き、色々な角度から眺めた人気の高い 『槍ヶ岳』 をご紹介いたします。

 

長野・岐阜県境に聳える日本アルプス主峰の一つで、穂高岳と共に北アルプスを代表する山であります。                                                    標高 3180mは奥穂高岳より 10m低く北アルプス第2位。                             山頂が槍の穂先の様に尖っているので、この山名が付きました。                         遠方から見て、この山は富士山同様に山を歩かれない方にも、分かり易い特徴をもっています。

弓折乗越から見た槍 

槍ヶ岳の大槍と呼ばれる山頂部は8~10畳ほどの広さしかなく、登山者が多い時は下山者を待って順に登頂することがあります。                                     大槍の北にはやや低い尖峰の小槍があり、ロック・クライミングの対象になっています。

西鎌尾根の千丈沢乗越から見上げた大槍と小槍。

槍ヶ岳の北側には北鎌尾根が分ける千丈沢と天上沢の谷頭が迫り、南東は梓川、南西は蒲田(がまだ)川の谷で、山全体が三角錐状になり、山頂周辺には槍沢カールをはじめ、天上沢、千丈沢カールなど氷食地形があります。

天狗原稜線分岐より氷河公園に下る。

この山に最初に登った人は越中(富山)の念仏行者「播隆上人」で、文政 11年(1828)の夏に登頂し、阿弥陀仏などを納めたといわれています。

槍の肩より槍ヶ岳を見上げる。

鏡平山荘のある鏡池と槍・南岳の稜線シルエット。                         鏡池からの槍ヶ岳は間にある蒲田川の谷間に濃霧が発生し、スッキリと見えない時もあります。

鏡平から弓折乗越に登った弓折岳からの槍。                           ここからは西鎌尾根と槍本峰の山体が大きく迫る。

秩父平からの槍。                                          鏡平から弓折岳を経て笠ヶ岳(標高 2898m)に向かう尾根上の秩父平から見た槍穂高の稜線。

三俣蓮華岳(標高 2841m)からの槍。                                           この山を中心に山稜は三つに分かれ、一つは北東の鷲羽岳、野口五郎岳を経て後立山連峰と連なり、北西は薬師岳を経て立山連峰へ、南は樅沢岳から槍ヶ岳、穂高連峰へと連なる。           富山、岐阜、長野三県の県境にある北アルプス中央部の山。

双六岳(標高 2860m)からの槍。                                                   この山一帯の地質は石英閃緑岩を主とする深成岩であります。                         山頂はなだらかな草地をなし、ハイマツやナナカマドのほか、夏にはリンドウ、コバイケイソウ、シナノキンバイなどの高山植物が咲き、山頂の南側には氷食地形のカールが見られます。

針ノ木峠(標高 2541m)からの槍。                                 現在は登山者だけしか登らないが、戦国末から近世にかけては越中から信濃へ塩や魚を移入する交通路であったといわれています。

針ノ木岳(標高 2821m)直下から見た槍と高瀬ダム。                              この山は蓮華岳と共に後立山連峰の最南端に位置し、北アルプスのほぼ中央に聳える展望良好の山であります。 

針ノ木岳という山名は意外と新しく、明治 43年(1910)、日本山岳会の辻本満丸、中村清太郎、三枝威之介氏らが鹿島槍ヶ岳から針ノ木岳を縦走した時、この辺りの谷に多いヤマハンノキの別称(ハリノキ)をとり針ノ木岳と命名したといわれています。                       かつては地蔵岳と呼ばれていたようです。

                              

蓮華岳(標高 2799m)からの槍。                                         この山の砂礫地には高山植物の女王「コマクサ」が一面に咲く景色は圧巻であります。

 

常念岳(標高 2857m)山頂から見た槍穂高連峰。                                燕岳、大天井岳と共に北アルプスの前衛的な存在であり、花崗岩からなる山容はピラミッド型を呈し松本盆地からは、とても良く目立つ山であります。

  

常念岳から蝶ヶ岳に連なる常念山脈の魅力は、何といっても上記の様な槍・穂高連峰の大展望であります。                                                    槍・穂高の東側に並行して南北に稜線が延びているので、森林限界を超えた稜線上からは常にこの展望が楽しめます。

 

 

 

 

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▲ 懐かしの針ノ木雪渓 ▲

2022年07月29日 | 北アルプス

日本三大雪渓(白馬・剱沢・針ノ木)の一つに数えられる針ノ木雪渓を登る。        白馬大雪渓より狭く、稜線近くまでせり上がる雪渓は圧巻であります。

正面に扇沢バスターミナルを見た左端に、百瀬慎太郎ゆかりの山にふさわしく『山を想えば人恋し、人を想えば山恋し』と記された案内板が立てられている。

その案内板に引かれ、針ノ木岳登山口の標識に従って緑豊かな樹林帯に進む。

コースの途中までは針ノ木自然歩道として整備されており、数回扇沢と黒四ダムを結ぶ電気バスが走る車道を横切り、徐々に高度を上げて行く。

静かな樹林帯から見事なブナ林へと登り、鳴沢と赤沢の2つの沢を横切り、大沢小屋を目指す。

苔むした枝沢を登り、見上げた樹間から針ノ木雪渓が望めた。

扇沢から2時間弱で大沢小屋に到着した。

この小屋は針ノ木岳に生涯を捧げた百瀬慎太郎を偲び、小屋の横には慎太郎の言葉を刻んだレリーフが備えられています。

大沢小屋からはダケカンバの灌木に囲まれた道を登り、ほぼ 40分ほどで雪渓が近くなる。

例年7月初旬頃までは大沢小屋を出て 30分ほどで雪渓の取付き点に着くのだが、この時は好天続きで雪渓が徐々に融けて後退していたため、夏道を歩くことになった。

夏道を登るとオオバギボウシやニッコウキスゲが迎えてくれた。

大沢小屋から約1時間で雪渓取付き点に着いた。                                                                           振り返ると中央のピーク『爺ヶ岳(標高 2670m)』がひときわ高く眺められた。

雪渓は白馬大雪渓に比べると痩せて詰めの辺りは斜度がきついので、歩き慣れない人は軽アイゼンを付けた方が疲れず安心して登れます。                             右手にベンガラでルートが付けられているので、それに従って登る。  

雪渓の中間地点に両岸から岩が迫った狭い『ノド』と呼ばれる所を通過、雪渓が消えた季節はクサリ場のある左岸を高巻きして進む。

右側からマヤクボ沢が合流するが、雪渓が多いと間違って迷い込み易いので注意。左に進む。

雪渓の三分の二(ノドを越えた辺り)を過ぎた辺りから急傾斜となり、遅れ出した方のザックを持ち、様子を伺いながら声掛けしていたので、写真を撮ってる場合ではなく必死でした。

そんな経緯 (その間の写真がありません。)があり、針ノ木峠到着です。

針ノ木雪渓を登り切ると、目の前に針ノ木小屋が現れた。やった~と感じた瞬間でした。

針ノ木小屋は針ノ木峠のそばに立つ小屋なのです。

峠で写真を撮る私の後ろには蓮華岳(標高 2799m)が聳え、山頂付近一面にコマクサが咲いていました。ずっとずっと守り続けたい山であります。

 

 

              ※ ご覧頂き、ありがとうございます。                                  

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▲ 白馬大雪渓を登る ▲

2022年07月14日 | 北アルプス

毎日、暑い日が 続いています。涼しい雪渓の上を歩いて下さい。

ここで、ご案内するのは日本三大雪渓の一つに数えられる『白馬大雪渓』です。          標高差 600mの大雪渓を登山者が蟻んこの様に列をなして登る光景は、白馬岳(標高 2932m)の夏の風物詩となっています。

夏、最高に涼しい雪渓歩きを楽しみながら、山頂を目指す白馬大雪渓コースは北アルプス屈指の人気コースであります。  

白馬尻から大雪渓を見上げる。

山頂に向かう途中から お花畑 が現れ、綺麗な高山植物に癒されながら疲れを忘れ頑張る。  何度も山仲間を案内したが、不思議と大雪渓は快晴で皆さんが喜んでくれた。

白馬尻付近で沢山見られる、白が綺麗なキヌガサソウ。

白馬尻から灌木帯を抜けると大雪渓の突端に出る。そこから雪渓終りの葱平(ねぶかっぴら)まで長さ2Kmほど登る。

大雪渓の左手、杓子岳側は岩がもろく歩いていても雪渓上に幾つもの岩が見られる。    これは杓子側から落ちて来た岩であり、落石が多い場所なので苦しい登りだが休憩は控えたい。                                        雪渓上に落ちてくる岩は音を立てずに落ちて来るので、足元ばかり見ての登山は大変危険なので回りを見たり、特に左手には注意が必要です。

斜面のきつい雪渓は、どうしても足元ばかり見てしまうが、方向を誤らない様に赤いベンガラの上を一歩一歩確実に登ろう。

                                          白馬尻から2時間半から3時間ほどで、雪渓上部の葱平(ねぶかっぴら)に到着である。    葱平は僅かな広場があり、落石に注意しながら小休止。

雪渓中央部は、まだ上部まで雪渓が延びている。

この辺りは雪解けが早く、沢山の花々が顔を見せてくれる。                      蕾は紅紫色で、開花すると白くなるタカネイブキボウフウ(高嶺伊吹防風)。

清流を横切り、不安定な岩屑が目立つ斜面に取り付く。

段々、杓子岳(標高 2812m)の岩峰が近くなり、手前にはハクサンボウフウが見られた。

雪渓は終わり、崩れ易い岩場の急斜面を落石をしないよう慎重に高度を稼ぐ。          立ち休憩で見上げれば、お花畑が迎えてくれた。

急斜面を登り切ると、右手に小雪渓が見えて来た。

小雪渓を過ぎると氷河遺跡と言われる巨岩や高山植物のお花畑が広がる。         頂上宿舎が見えた。

振り返ると鋭い杓子岳の山頂がかっこいい。黄色い花はミヤマキンポウゲ。

巨岩から見える村営頂上宿舎まで、近そうだがきつくて意外と時間がかかった。          宿舎前から見た杓子岳。

村営頂上宿舎から雪渓越しに見上げると、白馬山荘が見えた。                             頂上宿舎前の雪渓末端から流れ落ちるがノドを潤してくれ、その美味しさに驚いた。

頂上宿舎から広々とした主稜線に出ると西側の山岳風景が目に飛び込んでくる。          遠く剱・立山の勇姿、足元の稜線をたどれば杓子岳(標高 2812m)や白馬鑓ヶ岳(標高 2903m)、すぐ手前には旭岳(標高 2867m)が見える。

白馬山荘までの稜線上にはウルップソウが群生していた。

稜線上の風当たりの強い岩礫地に株となって必死になって咲き誇る淡黄緑色のイワベンケイ。

白馬岳山頂に向かう途中の砂礫地で群生するイワツメクサ。

白馬岳山頂を見上げる。富山県側はなだらかな傾斜だが、長野県側は切れ落ちた断崖絶壁である。

ずっと以前は白馬山頂から三国境、白馬大池に向かう途中は、お花畑でコマクサを気にして歩かないと踏んでしまいそうなほど一面に咲いていた。

最近では岩で囲いを作り、ここに咲いていますよと知らせている様に激減しています。

白馬岳山頂から見た杓子岳、白馬鑓ヶ岳。

 

     ※ ご覧頂き、ありがとうございます。

     

 

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▲ 懐かしの西鎌尾根 ▲

2021年09月16日 | 北アルプス

槍ヶ岳は槍沢、飛騨沢、天上沢、千丈沢という4つの沢と東鎌尾根、西鎌尾根、北鎌尾根、穂高縦走路の4つの尾根に囲まれています。

 

表銀座コースと呼ばれる東鎌尾根と穂高連峰からの縦走路は人気の高いコースですが、ここでは裏銀座コースに当たる西鎌尾根のご紹介です。

                 ※ 2011(H23)年8月に撮影。

西鎌尾根は槍ヶ岳の北西に派生する尾根で、登山者は少なく静かな山歩きが楽しめます。   双六岳(標高 2860m)を背負った双六小屋と双六池。 双六小屋出発 6時。

双六小屋から槍ヶ岳に向かって樅沢岳(標高 2755m)に登り広いなだらかな尾根歩きから始まります。 樅沢岳着、6時45分。

槍直下は岩むき出しの荒々しいヤセ尾根の急登が待ち構えていますが、クサリ場があるような岩場は少なく、時間は掛かるものの歩き易い雲上の大縦走路であります。

樅沢岳山頂から見た笠ヶ岳と鏡平山荘。  右手のピークが笠ヶ岳(標高 2897m)。

 下は望遠で見た鏡平山荘。 上の写真の雲海の中の丸い山頂の左下です。

稜線上に咲くダイニチアザミ。 右手のピークは鷲羽岳(標高 2924m) 中央は祖父岳(標高 2825m)、アザミの下のピークは三俣蓮華岳(標高 2841m)、一番奥の山は薬師岳(標高 2926m)の山々です。

森林限界(標高 2500m位)を超えた稜線歩きなので展望最高。 自然に足取りが軽くなる。

槍穂高連峰の稜線シルエット。

これから進む西鎌尾根と目指す槍ヶ岳 (標高 3180m)。

今まで歩いて来た尾根を振り返る。遠方の右のピークは鷲羽岳(標高 2924m)。

樅沢岳から1時間歩いた尾根上からも鏡平山荘が見えた。

見晴らしの良い尾根歩きなので気持ち良く歩けるのだが、目標の槍はまだまだ遠い。

ハイマツにおおわれた稜線右側の緩やかな道を進んでいたら、ヒョッコリとライチョウが現れ、ビックリした。 好天時に姿を見せるのは危険なのにと思ったが、元気そうであった。

双六小屋から歩き始めて2時間50分、振り返ったら右手に赤褐色の荒々しい岩肌をした硫黄尾根が見えた。

槍ヶ岳に近くなると足場の悪い登山道が続くので気が抜けない。

右側の切れ落ちたガレ場の登山道を慎重に進む。

尾根上に出ると槍ヶ岳本峰から続く尾根が見えた。あの稜線の左側に回り込めば千丈沢乗越だ。

着いた。 千丈沢乗越。双六小屋から3時間半。西鎌尾根を詰めると小槍が見えた。

千丈沢乗越に立つと、目の前に槍ヶ岳が覆いかぶさるように迫って見える。

千丈沢乗越を過ぎると、いよいよ槍ヶ岳の肩までの急登が始まる。                    稜線通しに急な斜面を登って行く。道は稜線から右に移り、ガレ場の斜面を浮き石に注意しながらジグザグに登る。

左手に回り込んで行くと小槍が間近に見えてくる。左下に細く見えるのは、今歩いて来た西鎌尾根である。

童謡の アルプス一万尺 の一番に❝アルプス一万尺 小槍の上でアルペン踊りを サァ踊りましょ(ヘイ)ランラララ・・・・・❞                                 自分も歌った記憶はあるんですが、今まで小槍を見たことが無く、感動しました。

上高地の方から槍沢を登って来ても小槍は見えないんですよね。近くで見えて良かった。   小槍の横を通過した20分後の10時半に槍ヶ岳山荘のある槍の肩に到着した。

槍ヶ岳山荘に荷を預け槍の肩でブラブラ休憩、飛騨乗越へ下った所でトウヤクリンドウを発見。

槍ヶ岳山荘前のテラスから槍沢に建つ殺生ヒュッテと東鎌尾根を登って来ると通過する雷鳥平に建つヒュッテ大槍が俯瞰できた。

この時は槍ヶ岳には登らず、30分休憩後の11時、氷河公園に向け出発。

大喰岳(おおばみだけ)中岳、天狗のコルから天狗原稜線を下り氷河公園に立ち寄り、槍沢経由で横尾へ下った。

 

 

  ※ ご覧頂き、ありがとうございます。

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🐾 黒部下の廊下散歩 🐾

2021年08月27日 | 北アルプス

年間約3~4ヶ月程しか歩けない下の廊下の散歩。

黒部峡谷は黒部川が北アルプスの北部を立山連峰と後立山(うしろたてやま)連峰に二分して流れているため、その山頂と谷底の高度差は1500~2000mに及び、日本で最深の峡谷地帯であります。

黒部第四ダムの下流域を『下の廊下』と呼び、その中心部には白竜峡、十字峡、S字峡などが有ります。

このルートは1935(昭和10)年ごろ当時の日本電力の調査ルートとして、黒部川の左岸に付けられた足下100mの断崖の登山ルートとなっています。

   ※この絵は 2010(H22)年10月に歩いた時のものです。

今迄、扇沢駅からトロリーバスで黒部ダムに入っていましたが、そのバスも2018年で54年間の運行終了、2019年よりトロリーと同様に環境を考慮した「電気バス」に切り替わりました。

黒部ダム駅(地下)に到着すると観光客の方々はダム広場や展望台へ向かいますが、下の廊下に入る登山者はダム駅の右手にある坑道を抜け、約30分程でダムの下に降ります。

下から見上げる黒部第四ダムの大きさには圧倒されます。

そこに観光放水でもしていたら、黒部川の左岸に渡る手すりのない木橋の通過は、 台風 の中を歩くようなのです。

最初は黒部川の河原歩きから始まります。放水してないと水は、この程度です。

下流に進むにつれ河床との高度差が大きくなって行き、綺麗な滝や瀞(とろ)が見え足が止まる。

そして徐々に岩肌が多くみられるように、周りの景色が変化して来ます。

岩肌に刻まれた田の畔ほどの狭い道を慎重に進む。                     このコースは、悪天候時の逃げ場がなく、雨は直ぐに側壁からの滝と変わり、沢筋からの鉄砲水も発生する。入山時の天候判断はとても重要です。

峡谷の谷間に落ち込んだ雪は10月でもこれほど残り、ほとんど万年雪の様です。 

左岸の岸壁に横線のように刻まれている所が旧日電歩道(水平歩道)と言い、この様な道をワイヤーロープに手を掛けながら慎重に歩きます。

左岸の岩に刻まれた水平歩道は雪に埋もれてしまうと、雪のトンネルを抜けたり、時にはスノーブリッジの上を歩いたりします。

雪の重さで水平歩道が崩されてしまうと、関西電力で整備して下さった丸太3本の道へ、梯子で登下降し崩壊地を高巻きし更に狭い岩壁の水平歩道を進む。 この丸太道の下が白竜峡。

 

整備して下さった丸太の道は、その年の降雪量で崩れてしまうと、毎年変わってしまうのです。

両岩壁が迫り、滝が見えてきたところが白竜峡 である。 ザックや頭を岩にぶつけないよう注意が必要な所です。

白竜峡を過ぎると峡谷が少し広くなり、更に水平歩道を進む。

水平歩道の岸壁にはワイヤーロープが設置され、常にロープを軽く握りながら歩くので、サビが手に付くため軍手などがあると助かります。

峡谷の両側には立山連峰と後立山連峰の標高の高い山々が連なり、春先の雪解けが始まると、この狭い峡谷に雪が落ち込んでくるのです。

早いと10月下旬には 雪が降り始めます。                                 十字峡に近くなると高度感を感じ、ワイヤーロープをしっかり手にして慎重に通過。    川面から50mほどの高さをたどる道は、狭い上に高度感があり、転落は致命的です。

十字峡の手前に休憩に丁度良い広場があり、そこで緊張感を解く。                        気持ちを落ち着けてから十字峡 の吊橋に向かう。

十字峡吊橋の下には剱沢が、そして右岸からは棒小屋沢の流れが黒部川に合流している。

遥か下方にコバルトブルーの水を湛えたS字峡を俯瞰する。 近くに見えますが、実際は遥か深い峡谷の底であります。 

水平歩道が終わり、東谷吊り橋へ下る途中から見た黒四地下発電所の送電口。              山奥でこんな人工的なものが、急に現れると異様である。

東谷吊り橋を渡り、初めて黒部川の右岸の道へと移る。

そして現れた仙人ダムの上を通り、再び左岸に戻る。ダムの上から下流を覗いた景色である。

初めて単独でこの下の廊下を歩いた時は、ダムから先の道が消えてしまいビックリしました。                                                                                                                                                          ダムの上を行ったり来たりしても、こんな山奥に誰もいない                         仕方なくダムの事務所に誰かいるかと思い、声掛けしドアを引いたら開いてビックリ。    中を覗いたが人の気配は無かった。 開けた正面の壁に「登山道 」の表示があり、「何だ外に表示板を出しといてよ。」と一寸「ムッ」とした。

ダムの事務所に入り、案内に沿って進むと直ぐ右折、20m位だろうか? 狭い高熱隧道を通過。  この高熱隧道には、ガス抜き用なのか、幾つかの横穴があり蒸気が吹き出し先が見えずに怖い思いをした。

高熱隧道を抜けると、やっと安心して歩ける広場に出た。でもまたビックリ。             目の前に白亜の大きな建物(人見平宿舎)が現れた。人が居るのだろうかと声掛けするも返事なく気味悪し。 白亜の建物を右に回り込み、再び水平歩道への急坂に取り付く。

水平歩道に登ってから約1時間ほど歩いてプレハブの阿曽原温泉小屋に到着し、ホッとした。

露天風呂に浸かりながら危険な峡谷に道を作り、ダムを造った先人の努力に思いを馳せ、ノンビリ疲れと緊張感を解きほぐした。

 

 

   ※ ご訪問、ありがとうございます。

 

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▲ 夏山の景色 ▲

2021年08月13日 | 北アルプス

この様な景色の中をノンビリと歩きたい。

夏休みというのに早い秋雨前線が日本の空に停滞、線状降水帯が発生し大雨を降らせている。

気圧の谷に当たる地域が、最近いつも同じ地域でありテレビで良く耳にします。

豪雨による河川の氾濫、土砂崩れ、床下浸水とコロナ禍でありながら泣き面に蜂である。

被災地に当たる各地域の被害が最小限で納まるよう、心からお祈り致します。

早朝のシシウド  

ヨツバシオガマと後ろの稜線のピークは槍ヶ岳です。 

チングルマの花は白く群落をつくりますが、花が終わると茶色の糸状になります。

稜線上で群落をつくったチングルマが、風に揺れる姿はとても可愛いです。

次は三俣蓮華岳(標高 2841m)から見た右のピークは鷲羽岳(標高 2924m)、中央の小さなピークはワリモ岳(標高 2888m)、左の左上がりの稜線のピークは水晶岳(標高 2978m)です。 右の鷲羽岳の稜線を下った所に赤い屋根の三俣山荘が見えます。                   中央の窪みが黒部源流になります。

夏休みが梅雨時のようなうえ蒸し蒸しとして、今年はどうなっているのだろう❓

こんな時は青空の下、高山植物を探しながらアルプスの風に当たり、稜線歩きは最高です。

 

  ※ ご訪問、ありがとうございます。

 

 

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▲ 早春の八方尾根 ▲

2021年07月28日 | 北アルプス

黒菱平から八方池へ 

白馬は『塩の道祭り』や『白馬岳登山』、『大出散策』など何度も歩かせて頂きました。

この時は白馬駅から猿倉登山口方向に進み、途中から黒菱林道経由で黒菱平に向かいました。

春先に訪問したのですが、ネガフィルムをデジタル化したもので日時は不明です。

この時は黒菱平駐車場から八方池山荘までリフトがありましたが、雪をかぶった山岳風景に感動し、天気も良いので頑張って皆さんで歩きました。

                                           中央のピークは五竜岳(標高 2814m)、左の双耳峰は鹿島槍ヶ岳(標高 北峰2842m:南峰2889m)であります。

第一ケルン、第二ケルン、そして八方池のある第三ケルンまでは一般の観光客の方々も歩かれるので木道が有ったり、登山道も整備され歩き易いです。

この時期は、まだまだ八方池から上部は冬山です。                           左手の雪をかぶった山は、唐松岳(標高 2696m)です。

池に映る白馬三山を見たいと楽しみにして頑張って登りましたが、残念なことに池は雪に埋もれていました。                                                この鳥居の前に八方池があるのですが、雪に覆われ真っ白でした。

八方池から上部は真の登山者のみの世界で、雪があると夏道でなくアイゼンを効かせて、真っ直ぐに目標へ向かえるので気持ちの良い歩きができます。                              白馬三山の迫力ある山姿が眼前に迫って見えます。  

白馬三山から続く後立山連峰を左に目をやれば、正面に尖った岩峰の不帰ノ嶮が眺められる。

この『後立山連峰』を白馬岳(標高 2932m)から爺ヶ岳(標高 2670m)まで2度縦走をしましたが、賑やかなのは白馬三山までで、唐松岳、五竜岳、鹿島槍ヶ岳、爺ヶ岳までは静かな山旅が楽しめます。

 

 

   ※ ご覧頂き、ありがとうございます。

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▲ ロープウェイで西穂山荘へ ▲

2021年07月06日 | 北アルプス

ロープウェイ利用で、穂高の主稜線へ 

  ※ここの写真は1995年7月のネガフィルムをデジタル化したものです。                                                                                                        

                        

新穂高温泉バスターミナルから案内板に従って車道の奥に入り、新穂高ロープウェイ乗り場に向かう。                                                   第一、第二ロープウェイを乗り継いで、標高 2156mの西穂高口へ。                        西穂高口駅周辺は、千石園地と呼ばれ、観光客用の散策コースが造られている。

終点の西穂高口駅から西穂山荘までは標高にして200mほどの登りになる。

千石園地を通り抜け、樹林帯の中の千石尾根を進む。                              千石尾根からは、コメツガやオオシラビソの針葉樹林越しに西穂高岳(標高 2908m)の稜線や南岳から槍ヶ岳(標高 3180m)までが遠望できる。

前方に目をやれば、木々の間から稜線に建つ西穂山荘が見え隠れしている。                1992年に原因不明の火災に遭い、この時は2階建てログハウス的な綺麗な山荘に変身していた。

左手から新穂高温泉、西穂平を経由してくる道と合流する。ロープウェイが出来てから、あまり利用されていない道のようです。

ここからはオオシラビソの茂る急傾斜をジグザグに登る。                     石がゴツゴツした登山道を右手に回り込むように登り、斜度が段々緩くなり笹の斜面に出ると前方に西穂山荘が見えてくる。

振り返れば、笠ヶ岳(標高 2897m)の雄大な姿が望める木道を回り、山荘の正面に出る。

山荘前の広いテラスからは、上高地側の霞沢岳(標高 2646m)がゆったりした山容で横たわっているのが見える。

また山荘は丁度、森林限界に建っており、山荘前のテント場周辺では、沢山の高山植物が眺められる。

 

 

        ※ 訪問、ありがとうございます。

 

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▲ 涸沢から北穂へ ▲

2021年06月25日 | 北アルプス

横尾から涸沢に入り北穂(標高 3106m) を目指す。

このコースのベースとなる涸沢は、穂高連峰に囲まれた日本最大規模を誇るカールの底にある。

    ※ ここでの写真は2013年9月28~29日に撮影したものです。

                                   

涸沢ヒュッテに到着し、カールの底から荒々しい岩峰の穂高連峰を見上げる。

 そして北西に聳える北穂高岳を目指して出発である。

 

涸沢ヒュッテからは、涸沢の中央にあるテント場へ延びる石畳の道を進み、涸沢小屋へ向かう。

北アルプスの穂高岳登山というと誰しも一度は登ってみたい と思われる方が多く、岩峰の山であり参加者が多い時は落石の発生率が高くなるので、涸沢小屋で全員ヘルメットを装着した。

北穂への登山道は狭く急登であり、登下山者が多いのでノンビリ休憩という事もままならず、少しでも広い所があれば休憩を取ることを心掛けた。

擦れ違い時は慎重に対応しないと、接触でもしたら転落事故につながるので、皆さんに緊張感をもって望むよう声掛けをした。

涸沢小屋前を奥穂へ向かう道と逆の北穂沢に取り付く。                           左にお花畑を見ながら急な石段の登山道を登って行く。

この斜面は、コバイケイソウ、ハクサンイチゲ、シナノキンバイなどが特に多いお花畑になっている。                                         振り返ると前穂高岳(標高 3090m)が北尾根の岩峰を従え、迫力ある姿を見せてくれる。

ジグザグの急な登りが続き、嫌な岩場が2ヵ所あるが高度は確実に稼いで行く。

道がハイマツ帯の中を進むようになり、ザレた斜面を登って行くとガレ場に出る。      見上げると左の南稜と右の東稜の間の北穂沢が頂上直下まで突き上げているのが見える。 また中央に見えるピラミッド型のピークは、常念岳(標高 2857m)である。

ガレ場からハイマツ帯の中を登って行くと南稜へのクサリ場に進む。クサリが架けられた一枚岩は足場が切られているので、そこにしっかり足を掛ける。                     その先の小さな梯子を一つ越え、長い梯子を通過すると南稜の取り付けに出る。

難関を通過し、一寸した広場で休憩。今まで見えなかった奥穂高岳(標高 3190m)や涸沢岳(標高 3110m)が姿を現し、下方に目をやれば小さく涸沢ヒュッテが望める。 

稜線からは岩場混じりの急な道である。コースを外れると浮石が多いので、ペンキマークを忠実にたどろう。

右手の東稜を見れば高度を稼いているのが良く判る。細いリッジを越え、短いクサリ場を過ぎれば南稜のテラスと呼ばれる、北穂高岳のキャンプ指定地に出る。

キャンプ指定地を通って北穂南峰の下で稜線の分岐に着く。左が涸沢岳、右が目指す北穂高小屋のある北峰の山頂に到着である。

山頂からは滝谷の迫力ある眺めと、キレット越しに見る槍ヶ岳はこれぞ最高の山岳風景である。北穂山頂から奥穂方面の景色。

夕食前に参加者の皆さんと、北穂のテラスで山岳風景をつまみに生ビールで乾杯、これまた最高でした。雲間より槍のピークが見えた。

18時、冷え込んでくると雲も低くなり、高い山が雲海の中に島のように見えてくる。

北穂高小屋は北穂高岳北峰に位置し、標高 3100mは富士山を除けば日本最高所の山小屋であります。                                                山頂の片隅に建つ山小屋であり、食堂は狭いので宿泊者は席に着けば動かずとも、全て小屋の方が通路に立ち食事の面倒をみてくれます。そして北穂の食事は毎回、大変美味しいのです。

                                   

日本最高所の山小屋で前日の疲れを癒し、早朝の山岳風景の移ろいに感動を得る。          5時20分、昨日登って来た南稜のテント場越しに左手に前穂、山頂が雲で隠れた奥穂が見える。

北方向には手前長谷川ピークや大キレット、その奥には槍ヶ岳の雄姿が目に入る。

我が郷土方向に目をやれば、左手に八ヶ岳連峰、雲海を挟んだ右手には富士山そして北岳(標高 3192m)が目に入る。

冷え込んだ早朝は雲海が低く、日の出と共に刻々と変化するモルゲンロートに、皆が染まる。

早朝の山岳風景を堪能したら、6時 さあ 下山開始である。

南稜のテラスにあるテント場にも日が差して来た。

涸沢に向けての下山であり時間は充分あるので、皆さんの歩調が回復するまで広場を見つけては立ち休憩を入れるようにした。

皆さんに、憧れの北穂高岳から穂高連峰全体の山岳風景を充分に楽しんで頂きました。

大変、お疲れ様でした。

 

 

     ※ 訪問、ありがとうございます。

 

 

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