日本百名山の天城山 (万二郎岳・万三郎岳)をたどりながら、四季折々の自然を満喫できる人気の周回コースを歩き、天城高原ハイカー専用駐車場に戻りました。
万三郎岳(標高 1406m)で軽い 昼食を済ませ 11時 40分、出発。 山頂から小岳方向の西へ進むと5分ほどで万三郎岳下分岐点に到着。
こちらの万三郎岳下分岐点付近には アマギシャクナゲ が群生しており、天候が回復傾向で陽射しも出てきたので、一寸のんびりシャクナゲを愛でる時間を取った。
分岐の左は小岳(天城縦走路)方面ですが、ここは右に進路を取り涸沢分岐点方向に向かいます。 500段余りの木製階段を下りますが雨により部分的に崩壊しており、濡れているのでスリップにも注意しながら慎重に下りました。
長い下りの階段を過ぎた辺りからヒメシャラやブナの林に変わってきた。
こちらはシャクナゲ コースと名の付いた登山道なのですが、鬱蒼とした樹林帯の中でシャクナゲは見られず、大きな立ち木に棚状で馬蹄形に発達したサルノコシカケが見られました。 これはキノコの一種で木を腐らせてしまうようです。
登山道が大分緩やかになって来たら涸沢分岐点に到着、12時半。
涸沢分岐点を通過後、天城山北側の裾野を巻くように斜面の道でアップダウンを繰り返しながら進み、意外と長く感じました。 今日は雨上がりですが、苔が生き生きしている様子を見ると常に湿気の多い所のようです。
コケの上にチシオタケの様な可愛いキノコを見かけました。
元気な二ホンヒキガエルさんも登山をしていました。
左側が切れ落ちた斜面で道幅も狭く岩場も多く滑りやすいのでより慎重に歩いた。
天城山麓の北側は鬱蒼とした原生林の中を進む道で、あちこちに巨木を見かけました。 左はブナの巨木、右はヒメシャラの巨木です。
苔むした道が続く。 途中で、「シャクナゲコースとなっていたので見に来ました。」という方にお会いし「稜線沿いは満開でしたが、このコースはもう終わりの様です。」とお伝えしたら残念がって帰って行かれました。 花の良い時期に来ることは本当に難しいです。
石柱101地点通過、13時 22分。 陽光は僅かしか足元に届かない。
朝9時に通過した四辻を13時 55分に通過、あと20分ほどで天城高原ハイカー専用駐車場に着く。 14時 15分、駐車場に無事戻りました。 噓のような最高の天気にびっくり こちらの駐車場には立派な トイレが完備され、入口脇には登山靴洗い場迄設けられ助かりました。
帰りも伊豆スカイラインを利用し、多賀展望所で休憩。
眼下に初島が見えた。
行く時は 濃霧 が酷く10~20m位しか先が見えず怖い 思いをしましたが、帰りはルンルンでした。