素晴らしい風景!!

色々歩いた山や国内の風景等をご紹介いたします。

🏔 天城山シャクナゲコースで戻る 🏔

2024年05月20日 | 日本百名山

日本百名山の天城山 (万二郎岳・万三郎岳)をたどりながら、四季折々の自然を満喫できる人気の周回コースを歩き、天城高原ハイカー専用駐車場に戻りました。

万三郎岳(標高 1406m)で軽い 昼食を済ませ 11時 40分、出発。              山頂から小岳方向の西へ進むと5分ほどで万三郎岳下分岐点に到着。

こちらの万三郎岳下分岐点付近には アマギシャクナゲ が群生しており、天候が回復傾向で陽射しも出てきたので、一寸のんびりシャクナゲを愛でる時間を取った。

分岐の左は小岳(天城縦走路)方面ですが、ここは右に進路を取り涸沢分岐点方向に向かいます。                                                           500段余りの木製階段を下りますが雨により部分的に崩壊しており、濡れているのでスリップにも注意しながら慎重に下りました。

長い下りの階段を過ぎた辺りからヒメシャラやブナの林に変わってきた。

こちらはシャクナゲ コースと名の付いた登山道なのですが、鬱蒼とした樹林帯の中でシャクナゲは見られず、大きな立ち木に棚状で馬蹄形に発達したサルノコシカケが見られました。                                                                                                                                           これはキノコの一種で木を腐らせてしまうようです。

登山道が大分緩やかになって来たら涸沢分岐点に到着、12時半。

涸沢分岐点を通過後、天城山北側の裾野を巻くように斜面の道でアップダウンを繰り返しながら進み、意外と長く感じました。                                         今日は雨上がりですが、苔が生き生きしている様子を見ると常に湿気の多い所のようです。

コケの上にチシオタケの様な可愛いキノコを見かけました。

元気な二ホンヒキガエルさんも登山をしていました。

左側が切れ落ちた斜面で道幅も狭く岩場も多く滑りやすいのでより慎重に歩いた。

天城山麓の北側は鬱蒼とした原生林の中を進む道で、あちこちに巨木を見かけました。    左はブナの巨木、右はヒメシャラの巨木です。

苔むした道が続く。                                      途中で、「シャクナゲコースとなっていたので見に来ました。」という方にお会いし「稜線沿いは満開でしたが、このコースはもう終わりの様です。」とお伝えしたら残念がって帰って行かれました。                                            花の良い時期に来ることは本当に難しいです。

石柱101地点通過、13時 22分。 陽光は僅かしか足元に届かない。

朝9時に通過した四辻を13時 55分に通過、あと20分ほどで天城高原ハイカー専用駐車場に着く。                                          14時 15分、駐車場に無事戻りました。 噓のような最高の天気にびっくり                                 こちらの駐車場には立派な トイレが完備され、入口脇には登山靴洗い場迄設けられ助かりました。

帰りも伊豆スカイラインを利用し、多賀展望所で休憩。

眼下に初島が見えた。 

行く時は 濃霧 が酷く10~20m位しか先が見えず怖い 思いをしましたが、帰りはルンルンでした。

 

 

 

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🏔 雨の天城山 🏔

2024年05月17日 | 日本百名山

ブナの原生林に覆われる伊豆半島の最高峰はアマギシャクナゲやトウゴクミツバツツジの名所であります。

伊豆半島に U字型に延びる尾根の南側の一角に位置する最も高い山が天城山。        その最高点の万三郎岳でも標高 1400mをわずかに超えるだけですが、伊豆半島最高峰にふさわしく大らかな山容を見せ、ブナ林も見事であり日本百名山にも選定されています。

                           

天城高原ゴルフ場の入口左手にハイカー専用の天城高原駐車場があります。         そこを目指して箱根峠に上がり、熱海峠から伊豆スカイラインを利用、酷い 濃霧の中で慎重に走った。駐車場に8時 15分到着。久し振りの雨の中の登山。                                            車内で登山準備を済ませ、8時 45分 出発。

前日からの雨もあり登山道はぬかるみ、木製階段の丸太が滑るので注意して歩を進めた。

雨の樹林帯(リョウブやヒメシャラが多い)の中は薄暗く、深山幽谷の雰囲気満点。     9時 04分、四辻通過。

岩がゴロゴロし、木の根が張り出した道を進む。

また、雨で掘れてしまったヌカル道も多かった。

9時 55分、万二郎岳(標高 1299m)直下の木製階段通過。

急階段だが頑張ってひと登りすれば万二郎岳山頂に出る。10時 03分。            山頂は南側が開けており、そこから万三郎岳を望むこともできるが、この雨で望むことはできなかった。

雨ではノンビリもできず、5分ほどの休憩で次を目指す。                      稜線沿いではトウゴクミツバツツジの大木が迎えてくれた。

ひと下りするとブナやヒメシャラ林のなだらかな稜線を進む。

10時 25分、馬の背通過。

馬の背を越えると、ここから先「アセビのトンネル」の案内板が見えた。

アセビは宮城県以南の本州、四国、九州に分布しています。                常緑低木で、早春から枝先に小さな白い花を多数つけます。また、毒性を持っている有毒植物でもあり、馬が 食べると酔った状態の様に苦しむことから漢字では「馬酔木」と書きます。

                                   

岩場の急斜面に木製のハシゴが架けられ、下ると鞍部に出る。右は下った所を見上げる。

下った鞍部には「石楠立(はなだて)」と書かれた大きな看板に地図や方位案内が標示されていました。 石楠立通過、10時 50分。 

石楠立から天城山の主峰である万三郎岳(標高 1406m)へは、ブナの巨木とアマギシャクナゲが群生する登山道を登って行く。

万三郎岳への登山道脇にはアマギシャクナゲが見え始めた。

アマギシャクナゲはアズマシャクナゲの変種で天城山など伊豆半島の固有種とされ、高さ5mを超える大木も見られ、葉は革質で表面に光沢があります。

温暖化の影響などで、開花は一応5月中旬~6月上旬と言われますが、標高の低い所では既に散っていました。                                              今回は2度目の登山ですが、前回よりも予想以上に稜線上でアマギシャクナゲを見られたことに感激しました。

天城山の最高峰 『万三郎岳(標高 1406m)』 に到着、11時半。山頂に設置された一等三角点。

樹林に囲まれているし、こんな天気でしたので眺望は望めませんでしたが、植物たちが生き生きしており違った楽しい思いが出来ました。

 

 

 

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🏔 筑波山(女体山)から白雲橋コースを下る 🏔

2023年12月30日 | 日本百名山

筑波山は双耳峰 で、標高としては女体山の 877mで表示されています。                      日本百名山の中で標高が 1000m以下の山は筑波山と九州の開聞岳(標高 924m)のみであります。

周囲から抜きんでた山容と信仰や詩歌に登場する歴史・文化を深田久弥が高く評価し選定されたとのことです。

山頂の展望もすばらしく、北関東で最も人気の高い山であります。

男体山から御幸ヶ原に戻り、東に延びる電波塔のある稜線上を進む。

御幸ヶ原の広場から登り出し(出発 10時 35分)小さなアップダウンを繰り返しながら女体山へ。

まず最初に《せきれい石》と表示された大岩が目に付いた。 10時 43分。                     案内には、「この石の上に鶺鴒(せきれい)という鳥が止まり、イザナギノミコトとイザナミノミコトの二神に夫婦の道を教えたという言い伝えがある。」と書かれていました。

せきれい石の前にたたずむせきれい茶屋さん。通過、10時 44分。

この尾根沿いは女体山から、その先の弁慶茶屋跡辺りまで奇岩怪石が沢山現れます。

《ガマ石》通過、10時 47分。                                                あの筑波山名物「ガマの油」ガマ 口上を考案した永井兵助が、この石の上で口上の文句を考えたと云われております。

筑波山は山頂から中腹が 約 7500万年前につくられた斑レイ岩、中腹より下が 約 6000万年前につくられた花崗岩でできています。                                        古来、これらの岩石は筑波山に暮らす動植物の営みだけでなく、山麓の人々の暮らしをも支えていました。

筑波山は関東各地から遠望できる立地にあり、気象観測所(1902年)や電波中継塔などが古くから立ち並んでいます。                                                    電波塔の下を通過、 10時 50分。

電波塔を過ぎたら、その先に女体山の御本殿が見えた。

女体山山頂の御本殿に到着、 10時 55分。

 

こちらの山頂も男体山同様、岩場の上に御本殿が建ち、狭いうえ危険防止の柵の建設工事な進められており、邪魔をしないよう 短時間で参拝を済ませ、10分ほどで下山した。

山頂で工事を進められる作業員の方々。ご苦労様です。

素早く工事の裏側を覗かせて頂いたら、遠く霞ヶ浦を見ることが出来た。

下りながら、男体山を遠望す。

御本殿横の天浮橋(あめのうきはし)を渡り、白雲橋コースへの下山道に入る。 11時 05分。

山頂から中腹で見られる斑レイ岩の巨石や奇岩は長い年月をかけた風化や浸食によってつくられたものです。

私は下りですが、下には筑波山ロープウェイのつつじヶ丘駅があり、そこに大きな 駐車場があるので、そこから岩場の急な登りに挑戦してくるファミリーを含め沢山の老若男女が頑張っていました。

屏風岩通過、11時 22分。

屏風岩の上を筑波山ロープウェイが下って来ました。逆光で白黒です。

《北斗岩》通過、11時半。

天に聳え立つ岩で、天空に輝く北斗星の様に、決して動かないことを意味しているのだそうです。                                                                                                                                                    その脇には祭神の月読尊(つくよみのみこと)を祀る筑波山神社の摂社「小原木神社」があります。

この尾根には、まだまだ裏面大黒石、出船入船石、母の胎内くぐりなどの奇岩・怪石が続き、高天原を過ぎ弁慶七戻り石をくぐると終わります。

《弁慶七戻り》通過、11時 55分。

古くから、神々の世界と現世とを分かつ場所とされてきた石門とのことであります。           頭上の岩が今にも落ちそうで、 恐れおののいた弁慶が「七戻り」したと云われています。

弁慶茶屋跡の東屋を通過、12時丁度。

ここが 筑波山ロープウェイのつつじヶ丘駅と筑波山神社へ下る分岐点であり、自分は神社へ戻るため白雲橋コースへと進みました。

《白蛇弁天》通過、12時 50分。

白い蛇が棲んでいると云われ、この白蛇を見かけると財を成すとの伝説があります。

酒迎場(さかむかえば)分岐通過、13時丁度。                              ここは白雲橋コースと筑波山ロープウェイのつつじヶ丘駅からの迎場コースとの合流地点です。

女体山登山口に無事下山しました。13時 05分。

この登山口から10分で筑波山神社に到着し、ゆっくりと参拝を済ませました。

 

 

※ この1年、ありがとうございました。                                       ご訪問くださいました皆様、良き新年をお迎え下さい。

 

 

 

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🏔 関東平野の名山『筑波山』を歩く 🏔

2023年12月28日 | 日本百名山

《 西の富士、東の筑波 》と称される関東の名山。                         筑波山神社の御神体山である霊峰 『筑波山』 を歩いて来ました。

筑波山は、女体山と男体山の双耳峰からなり、万葉の昔から人々に親しまれ詩歌に詠われた名山でもあります。                                                   昭和 44年2月1日、筑波山塊が霞ヶ浦を中心とした水郷国定公園に編入され、水郷筑波国定公園が誕生しました。                                              公園内は特別地域または特別保護地区に指定され、沢山の 花々 が保護されています。

沢山の自然に咲く花々を見るのは、人工的につくられた植物園などとは違った良さがあります。ただこの時期には、静かな陽だまり ハイクが楽しめるので出掛けてみました。

大鳥居の下にある市営第四 駐車場に7時 05分到着。97台駐車可の所、私の車だけでした。                      30分で準備を済ませ7時35分、 出発。外気温 2.0℃ 

市営第四 駐車場から大鳥居を目指して上がってくる上記の様な広場に出て、筑波山神社入口のバス停やトイレがありました。                                     大鳥居をくぐり参道を登って行くと、名物のガマ の油や置物などが飾られたお土産物店が並び、左手に筑波山大御堂と石柱が目に入り参拝した。

筑波山神社付近の様子がわからず、地元の方らしき人に「筑波山に登りたいのですが❓」と道をお尋ねしたら、出勤途中にもかかわらず御幸ヶ原コースの登山口まで案内して下さり、恐縮し丁重にお礼をしました。                                        知らない所で親切な対応を受けると今日一日が、とても良い日になりそうで嬉しかったです。

そんなことで筑波山神社は下山してから、ゆっくり参拝することにした。                  まず目指す男体山への登山道は木製階段や案内板等が整備され、とても歩き易くなっていました。                                              ただ階段状の登山道が長く続くと最後まで足が上がるか心配でしたが、今回は意外と調子良かった。

登山道はケーブルカーの軌道に沿った形で 「御幸ヶ原登山コース」 が作られています。

杉やヒノキの樹林の中を登っていると、今年の筑波山整備事業として令和五(2023)年三月末に新築された東屋に到着、9時。                                     あまりにも立派な東屋でビックリ、休憩しながらケーブルカーを眺めることが出来ます。

木段の登山道も傾斜を増し、やがて岩や木の根がむき出しの道となる。

露岩帯を登り切ると男女川(みなのがわ)源流部に出る。 9時 18分。                   《つくばねの峰より落ちるみなの川》と万葉集に詠われたところのようです。

源流部から更に樹林の中を登ると、大きな岩の間に香取神社の小さな祠が迎えてくれました。 通過、9時 31分。

この御幸ヶ原コースの斜面は、ほぼ木段で整備され 筑波山神社の御神体山として良く整備され、沢山の登山者に愛されている山と知りました。

木製階段を登り切ると、ケーブルカーの山頂駅や食堂兼土産物店などの建物が並ぶ、十分な広さのある御幸ヶ原に出た。9時 50分。                                           奥の峰は女体山方面で、こちらの稜線沿いには電波銀座の俗称通り電波中継塔が立ち並んでいる。

御幸ヶ原から北側の日光方面の景色を望む。遠方が霞んでいたのが残念だった。

まず御幸ヶ原より男体山を目指して岩の登山道に取り付く。

10時 10分、男体山御本殿の建つ標高 871mの山頂に到着。

直ぐに無事登頂できた旨の報告参拝を済ませ、南西方向には郷土の山『 富士山 』 を見ることが出来ました。                                                      霞んだ中で見難く必死に目を凝らし、どうにか撮影できて良かったです。

山頂御本殿の裏側に男体山の標示板がありました。

岩場の山頂はあまり広くはなく、御本殿の横には我が国最初の高層気象観測所として創設された筑波山測候所がありました。

こちらの気象観測所は筑波山神社が所有しており、その管理・運営を筑波大学計算科学研究センターと共同で行っているとのことです。

10時 25分、下山開始。下山途中から見た、これから向かう女体山。

再び御幸ヶ原に戻り、下山した男体山を見上げる。

御幸ヶ原は男体山と女体山の鞍部で、ケーブルカーの山頂駅や回転展望台があり茶店や土産物店が並んでいます。

ここには昭和 60年(1985)4月 26日、昭和天皇が筑波山に行幸                              ご登拝遊ばされた折に、お詠みになられた詩の石碑 がありました。

 

 

 

 

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⛰ 懐かしの剱岳 ⛰

2021年10月08日 | 日本百名山

巨大な岩塊・剱岳へ 

最もポピュラーなルート「ツルギの銀座」と言われる別山尾根を往復する。

この別山尾根ルートは剱岳への一般ルートとして知られていますが、気の抜けない岩場の登下降が最大のポイントとなります。

実際に別山乗越から剱岳を眺めても、そこに登山ルートがあるとはとても思えない。

山が急峻にせり上がり、ピークや尾根が重なり合って巨大な山塊を形成しているからです。

途中にエスケープルートは無いので、取り付く前の体調や天候状況の確認は必要です。

   ※ここでの写真は2012(H24)年9月22日に撮影したものです。

 

                                    

黒四ダム下より出発し、内蔵助平経由真砂沢ロッジへ。翌日は剣沢雪渓を攻め、剣山荘へ。

剣山荘に荷を置き、必要最小限の荷で剱に向かいました。

ここでは、剣山荘からの別山尾根ルートをご紹介いたします。

剣山荘を過ぎると緩やかな登り斜面に取り付き、ソロソロ休憩でもしようか と思う丁度良いタイミングで一服剱に到着する。

一服剱のピークに立つと前剱が眼前に大きく迫っている。                         ピークから前剱に向かうには、一旦 武蔵(たけぞう)のコルという鞍部に下る。                 ここから稜線の右手、剣沢側のトレイルをたどる。岩がゴロゴロしたガレ場でありスリップや落石、浮き石に細心の注意をする。                                            やがて狭い溝のようになったガレ場に入ると、上部に今にも落ちそうな大岩が見えてくる。

これが前剱大岩で、岩の左側をクサリに沿って通過。 岩溝を抜けた所から、滑り易い岩場を登り詰めると稜線に出て、そこから岩稜をたどると前剱に到着である。

前剱からは頂稜の剱沢側を進み、直ぐに東大谷側へ稜線を乗り越えて、足場が不安定で急峻な岩稜を下る。                                                 それは「登山道」という言葉が不似合いなほどであり、足元がスースーする様な鉄のブリッジを渡って岩棚をトラバースをして行く。

クサリに沿って岩峰の右側を巻き、平蔵谷側をクサリで下る。クサリが約20m。                       下り切ると前剱ノ門と呼ばれる鞍部に到着。

前剱ノ門からは足元の安定したザレ場を慎重に登る。

ルートは平蔵谷側から稜線に出て、東大谷側をトラバースし平蔵ノ頭へ。

更に東大谷側を進むとゴツゴツとした岩に当たり、その岩場をクサリで越え高度感抜群の一枚岩をクサリに沿って下る。

この先は平蔵谷源頭部の岩峰帯を通過する。ルートは平蔵谷側を巻いて進み、登下降路が分かれたところに有る短いクサリ場を過ぎると平蔵のコルに出る。

平蔵のコルに下り立って振り返ると、行き来できるのが不思議なほどの一枚岩。

                                           ここから始まる急な岩場の登りがカニのたてばいです。

平蔵のコルから平蔵谷上部を少し本峰南壁よりに横切った先が取付き点で、垂直に近い50m程の岩場が立ちはだかる。 クサリが設置されているが、慎重・冷静に行動する箇所です。

難所と言われるカニのたてばいを登り切ると、傾斜の緩くなったガレ場の登りとなり、早月尾根からの登山道と合流し、 

                                           稜線上をしばらく進めば、待望の剱岳山頂に立つ。  

岩稜状になった独立峰の山頂で地図を 広げると、後立山連峰、立山三山、槍穂高、薬師岳など360度の大パノラマであるが、雲が多く残念であった。

でも山頂から八ッ峰の岩峰群 を見下ろす、迫力ある眺めは最高でした。

岩と雪の殿堂と言われ、目もくらむような高度感が味わえる豪快な剱岳は、その厳しさゆえに、登山路は別山尾根と早月尾根の2本しかありません。

山頂から北側へ踏み跡が見られるが、北方稜線へはバリエーションルートであり、一般登山路ではなく素人の踏み込みは禁止となっている。

山頂からの景色を充分に楽しんでから下山路へ。                                剱岳は富士山や槍ヶ岳等と同じように、登山路と下山路が別ルートになっています。

下山路は、まず慎重にカニのよこばいへと進みます。 落石に十分注意する。

クサリの付けられた高度感あふれる岩場を岩棚に沿って下って行くが、ホールドスタンスを確実に捕え、 細心の注意を払う。

                                                                 クサリ場を過ぎると、次は長いハシゴの下りとなる。ハシゴに乗り移る時、風 やザックによりバランスを崩さないよう慎重に取り付く。 下り切るとガレ場に出て平蔵のコルに着く。

最後のクサリで降りた先に簡易トイレがある。                            コルからは岩峰帯の平蔵谷側の岩場を巻いて行くが、クサリに振り回されることもあるので、岩を確実につかむ方が安全である。                                          次に東大谷側へ下る急な岩場、約10m降りると平蔵の頭を巻いて通過。

平蔵の頭からは一度稜線に出て平蔵谷側の下山路を進むと前剱の門に出る。

剱岳では土の登下山路は無く全て岩場であり、クサリやハシゴで滑らないようにゆっくりと、下山時は登り以上に慎重に歩を踏むことが必要です。                                    一服剱まで来れば、剣山荘や剱沢小屋が見えてホッとするが、最後まで気は緩めずにしっかりと足元に注意をする。

                          

翌日は別山乗越から立山三山を経由して室堂バスターミナルへ下山の予定でしたが、あいにくの雨になってしまい剱御前小舎で休憩し、雷鳥平から室堂平に上がりバスターミナルへ戻った。

室堂平の草紅葉がとても綺麗でした。

 

 

※ ご覧頂き、ありがとうございます。

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🌸 レンゲツツジの霧ヶ峰 🌺

2021年09月09日 | 日本百名山

レンゲツツジ、湿原、展望、緑うねる爽快な高原漫歩。        ※写真は2004年6月撮影。

長野県の中央部に位置し、八ヶ岳中信高原国定公園にある霧ヶ峰は、標高 1925mの車山を頂点とする広大な溶岩台地の上にあります。

霧ヶ峰は春のレンゲツツジ、コバイケイソウから夏のニッコウキスゲなど、沢山の花が広大な高原を埋め尽くす景色は圧巻であります。

高原に樹林はほどんどなく、穏やかな起伏の草原が広がり、美しい湿原が点在しています。

車山高原駐車場には花の時期、リフトが運行されており子供さんからお年寄りまで、気持ち良い高原散策が楽しめます。

夏山リフト山頂駅から、ほんの少し歩けば気象レーダー観測所のある車山山頂に到着です。  360度の素晴らしい展望が楽しめます。

ただ、名前のごとく霧の発生が多く、数m先が見えなくなることも有りますので、十分な注意が必要です。

また国定公園内であり、散策路の両側にはグリーンロープが張られているので迷うことはありません。

1981(昭和56)年に ビーナスライン が開通して以来、観光地化した感はぬぐえないが、その景観の素晴らしさ、抜群の展望、花の種類は第一級の山岳であります。

天気と時間 に余裕があれば、霧ヶ峰の車山から八島湿原の周回コースをノンビリと高原の風 を感じながらの散策がお薦めです。

木道を進むと直ぐに小さな鎌ヶ池の畔に出る。6月頃にはアヤメ、カキツバタが咲き、鮮やかなレンゲツツジが彩りを添え、ワタスゲが白い穂を風になびかせている。

           

 

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⛰ 懐かしの黒部五郎岳 ⛰

2021年08月21日 | 日本百名山

美しいカールを抱える秀峰『黒部五郎岳』へ 

富山県、岐阜県、長野県の三国の境として古来から重要視されてきた三俣蓮華岳(標高 2841m)から黒部五郎岳(標高 2840m)を結ぶコースは、山の奥深さゆえか、他の山域に比べると登山者数が少なく、秘境ムードを味わうことができます。

ここでは三俣蓮華岳から黒部五郎岳に登り、黒部五郎小舎までのご案内です。

  ※ 写真は2016(H28)年8月7日に撮影しました。

双六小屋から中道を通り、双六岳から三俣蓮華岳の稜線に出て北上する。                 稜線上から見た黒部五郎岳 

三俣蓮華岳山頂 より槍ヶ岳を遠望す。

三俣蓮華岳山頂より西へ進路を取り、黒部五郎小舎のある「五郎平」を目指す。

五郎平へはザレたガラ場を、九十九折に高度を下げて行く。樹林帯に入り、滑り易い石がゴロゴロした急な下りとなり、下る切った所が五郎平。                               下る途中から黒部五郎岳を望む。

この池塘が点在する、この草原に黒部五郎小舎が建っている。

今晩お世話になる小舎であり、声掛けしたら既に部屋は決まっているとのことで、余分な荷物は部屋置きOK、そして五郎岳へのコース状況や夕方には雷雨になり易いなどとの忠告をして頂いた。 全員サブザックに最低限の荷を持ち黒部五郎岳に向かう。

五郎平の草原から灌木帯の中を緩やかに登り、しばらく進むと傾斜が増し稜線から派生する支稜を回り込むように越えて行く。

やがて黒部五郎カールの中へ入り、岩が点在する草原地帯を横切り、カール内は踏み跡が沢山あるので岩に付けられたマーキングに沿って進む。                                 カール底から尾根に向けて登り出し、振り返った鷲羽岳、ワリモ岳、水晶岳の峰々。

カール底から九十九折の急登を登り、黒部五郎岳から北東へのびる尾根上に出る。          黒部五郎岳の南側尾根とカールを俯瞰す。

尾根を左に進み、北ノ俣岳への分岐である黒部五郎の肩を望む。その先が山頂。

岩が堆積した尾根を南にたどりながら、今歩いて来たカール底を望み、はるか先に黒部五郎小舎も見える。

山頂に近づくと岩がゴロゴロ見える。この黒部五郎岳の名前は『黒部にある、岩がゴロゴロしている山』という事から名が付いたとのことです。

岩の積み重なった頂上からは、眼下に黒部五郎カール、その向こうに雲ノ平、更に鷲羽岳から水晶岳へ続く稜線が望まれる。

最高の展望を目に焼き付けたら、先程の肩まで戻りカールへと下る。足元はガレ場で登りは何でも無くても下りは非常に滑り易く、お互いに声を掛け合い慎重に下った。

カールの中は清流が流れ 、お花畑が広がる別天地の様な素晴らしい所です。

灌木の中を下り、小さな沢を渡ると草原に建つ黒部五郎小舎が見えてくる。

お疲れ様でした。

 

    ※ ご訪問、ありがとうございます。

 

 

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⛰ 懐かしの瑞牆山 ⛰

2021年08月04日 | 日本百名山

ゆったりとした山容を重ねる奥秩父の山々の中で、珍しく全山が花崗岩の岩峰で形成された展望最高の山のご案内です。

6~8月頃にかけて富士見平付近でヤマオダマキ、マルハダケブキ、クガイソウ、ヤナギランなどが咲き、瑞牆山直下のシャクナゲは6月中旬頃に見られます。

      ※ 今回の写真は2004(H16)年6月19日に撮影したものです。

                                                                  瑞牆山荘前の登山口から、ミズナラやシラカバ林の道を歩き始める。                     やや傾斜が増して来て林道を横切り、里宮入口と標示された急な登山道に取り付く。     歩き始めの急登であり、ゆっくりと入ろう。

ここでは尾根に出て瑞牆の岩峰を見た所から、ご案内いたします。

ベンチで休憩しながらでは大きくなったカラマツに遮られ、特異な岩峰群が良く見えないので歩きながら展望の利く所を探す。ツツジ科の可愛い花のサラサドウダン が見られた。

ここからは比較的緩やかな広い登山道を登り、水場が見えた上部に富士見小屋がある。

小屋前の木立の中はテント場になっており、土曜・日曜はとても賑やかであります。     その先に目をやると富士が顔を出していました。

金峰山(標高 2599m)へは小屋の前を進んで行くが、瑞牆山(標高 2230m)へは小屋の左手に進み、天鳥川源流に向け暗い樹林帯の中を、木の根や岩に注意しながら下って行く。                              30分ほど下ると天鳥川 に着き、対岸に渡渉し広場もあるので、これからの瑞牆山本峰の急登に取り付く前の休憩に丁度良い。綺麗な水に癒される。

天鳥川源流を渡り、さあ瑞牆山本峰への登りに入ろうとする目の前に10m以上あるだろうか  桃太郎岩といわれる大岩が現れる。

名前の通り、上手く真っ二つに割れているのである。                               その桃太郎岩の右手に木製の階段が設置されており、そこから登り始める。                  ハイキングと思って来た人にはビックリする、岩や木の根を頼りの激しい登りの連続となる。

厳しい登りに必死になっている時、ふと 周りに目をやるとアズマシャクナゲの群落の中を登っていたことに気付き、その見事さに感動である。

厳しい登りであるが、アズマシャクナゲのピンクの美しい花は、今迄の疲れを吹き飛ばしてくれる。

登りの途中には、かなりの倒木が見られるが、その回りには新たな新芽がびっしりと生えており、大自然の輪廻が感じられます。自然て素晴らしい。 

                                               足元ばかり見ているが、左手に目をやれば巨大な大岩が立ちはだかっているのに驚く。

そして振り返って気が付くと、富士山や金峰山が垣間見える所がある。

大ヤスリ岩の基部を通過すると、もう山頂は近い。                              弘法岩との鞍部に出て右に回り込み、シャクナゲの中を抜け出ると山頂の巨岩の上である。

奥秩父の盟主、金峰山の五丈岩が間近に見える。

                                                高原の山々と、とどまる所を知らない大展望に感動。                                山頂より直ぐ下の大ヤスリ岩を覗き込もうとすると、足元がムズムズする。                    山頂からの大展望を充分楽しみ、岩と木の根が混じった急な下りを慎重に戻った。 

 

 

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⛰ 蓼科山を歩く ⛰

2021年07月22日 | 日本百名山

八ヶ岳連峰の最北端に位置し、二重火山の蓼科山(標高 2530m)を歩いて来ました。           円錐形の女性的な山容で、隣り合う北八ヶ岳の山々をはるかに超える存在感があり、独立峰の展望良好の山である。別名『諏訪富士』ともいわれる。

ビーナスラインの通り沿いにある女神茶屋前の「蓼科山登山口」 バス停より登山道に入る。  7時45分。

大きなダケカンバの横から、クマザサの茂る道を緩やかに登って行く。

歩き出してクマザサやカラマツの間をぬうように進むと、40分ほどで木の根が張り出した岩がゴロゴロした坂道に変わる 

それもつかの間、再び緩やかな登山道となる。女神茶屋からのコースでは登ってから緩やかにといった感じを2度ほど繰り返し3度目の登りを登り切ると山頂の蓼科山頂ヒュッテに出た。

天気は最高であったが、2回目の登りまでは樹林帯の中で直射日光に晒されずに済んだ。   日陰であることには助けられたが、女神茶屋コースからの登山道はほぼ直登であることが厳しかった。

登山道は岩がゴロゴロしているので広く感じ、平坦になると岩と木の根が張り出しており、足元の注意は欠かせない。 幸徳平通過、9時22分。

登り出して1時間を過ぎた頃から徐々に振り返る景色が見える様になり、だいぶ登って来たことが実感できる。

幅広の登山道で相変わらず岩のゴツゴツした地面を踏ん張り、急登に大汗を流す。

中間地点のピークから僅かに下り、3度目の厳しい急登が更に続く。

シラビソの立ち枯れた林が見えてくると森林限界は近い。

目の前がパッと開ける。1~5m位もある溶岩が折り重なる斜面である。

登るほどに斜度は増し、やがて山腹を右に巻いて行く。

浮き石を踏んだり、踏み外しをしないよう注意しながら標示に従って行くと、ようやく蓼科山頂ヒュッテが見えた。 ヒュッテ到着、10時55分。

山頂は中央が僅かに窪んでおり、そこが火口に当たるらしい。 ただ、山頂のあまりの広さに驚いた。                                              ヒュッテの方にお聞きしたら、400mトラック位の広さと話されていたが、もっと広いのではと感じた。 正面に人が立っている、小高い所が蓼科山の山頂。                                        壊れた山岳展望の方位盤からの山頂風景。                        

山頂の広大な火口跡のほぼ真ん中に蓼科神社奥宮が佇んでおり、無事安全登山のお礼の参拝を済ませた。

蓼科山山頂の三角点。登頂、11時。

休憩しながら、コース状況や色々お話を聞かせて頂いた蓼科山頂ヒュッテ。

下山開始、11時半。

 

   ※ ご覧頂き、ありがとうございます。

 

 

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⛰ 懐かしの八ヶ岳 ⛰

2021年06月03日 | 日本百名山

八ヶ岳連峰は主峰『赤岳』(標高 2899m)を筆頭に個性的な峰々が南北に連なる、日本でも屈指の高山植物の宝庫であります。 八ヶ岳という山名を持つ山は有りません。

ここでは数あるコースの中で、美濃戸口から入山し行者小屋へ、そこから地蔵尾根を詰め赤岳頂上小屋へ、翌日は横岳から硫黄岳経由、赤岳鉱泉への周回コースを御案内いたします。

※ ここでの写真は2012(H24)11.03~04に撮影。※

美濃戸口から砂利道の林道を美濃戸まで登り、3軒ある山小屋の一番奥の美濃戸山荘上部で柳川の南沢コースに取り付く。

苔むした沢筋を左右に渡り返しながら登り、川幅の広い白河原に出ると正面に大同心、小同心と言う岩峰が目に飛び込んでくる。ここまで来ると行者小屋は近い。

行者小屋付近は広々としてキャンプ場や水場が有り、南側には阿弥陀岳(標高 2805m)と主峰赤岳(標高 2899m)や北東側には横岳(標高 2829m)が聳えている。

行者小屋で休憩の後、赤岳と横岳の中間地点にある地蔵の頭に向け地蔵尾根を攻める。

                                                                   この尾根は、稜線近くになると凍結個所やアルミ製の梯子が現れ、斜度が増し苦しい所であるが、赤岳天望荘や赤岳本峰が迫って見え、頑張れる。ピークは横岳。

地蔵の頭 に出ると東側には小海沿線の町が見え、西側には今 休んできた行者小屋 や赤岳鉱泉そして遠くに目をやれば諏訪湖が俯瞰できた。

                                           天気の良い日はノンビリ前後左右を見ながら稜線歩きを楽しむ。

                                               11月4日で赤岳頂上小屋 が、この年の小屋仕舞いであり最後の訪問に向かう。 日影ではガチガチの凍結箇所がアチコチに見られアイゼンを準備して正解であった。                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                        明るい内に頂上小屋に到着し、受付を済ませてからカメラを持ち外に出た。                                                                             

赤岳の山頂は赤岳神社 が祀られ、一等三角点 のある南峰と赤岳頂上小屋のある北峰の小さな双耳峰になっている。

我が郷土の山「富士山」が望め     

赤岳神社から西には阿弥陀岳(標高 2805m)が望め 

南峰から北峰の赤岳頂上小屋を望む。

夕陽を浴びる横岳 

赤岳も、その名の様に赤褐色の山肌は、夕日に映え真紅に染まる。  山頂からは槍穂高の稜線がとても綺麗に見えた。 

この日の頂上小屋では夕食の後、オーナーさんの指揮で 山の歌 を合唱したり、楽しい抽選会が催され、運良く自分は熊避け鈴が当たった。                              私たちのテーブルは単独行者6名で山の話に盛り上がり、とても楽しい思い出です。

翌日は赤岳から主稜線を北に硫黄岳(標高 2760m)まで縦走する。

                                           赤岳からの下りは、日陰でガチガチに凍結しており滑り易く、アイゼンを効かせクサリを利用しながら慎重に下った。                                          下り切った所に赤岳天望荘があり、そこを過ぎると昨日登りついた地蔵ノ頭で、左下に見える行者小屋に目をやりながら、目の前に聳える一枚岩と呼ばれる岩場に取り付き日ノ岳へと登る。この先は諏訪側から佐久側へとクサリや鉄ハシゴで 回り込んで前進。              振り返ると、今下って来た赤岳や中央に中岳、右手には阿弥陀岳が見える。

 

岩場が続き三叉峰に出ると杣添(そまぞえ尾根と合流し、小岩峰を越すと横岳の主峰「奥ノ院」に着く。

 

横岳からは狭い岩稜伝いに諏訪側や佐久側へとアップダウンを繰り返しながら前進。         この縦走で一番の難所となるが、 危険個所にはクサリが設置されており、慎重に進めば何ら問題はない。

                                              岩稜帯を過ぎると広い砂礫地の道になって来る。                         この辺りは7~8月頃であればコマクサの群生が見られたり、ウルップソウやヤツガタケキバナシャクナゲなどの特産種も見られる所であります。                     その広い砂礫地は、夏期にはコマクサなど高山植物をを踏まないようにロープが張られているので注意して歩く。ここから下って大ダルミという鞍部に硫黄岳山荘が見える。

                                           硫黄岳山荘では珍しい、白いコマクサが見られるので是非立ち寄りたい。                 山荘を越えると硫黄岳への登りに取り付く。                                平らな岩が重なる緩やかな斜度の登りであるが、ガスっている時には非常に登山路を 見失い易い所であり、大きなケルンが等間隔で立てられているので、それを頼ろう。

                                          硫黄岳(標高 2760m)の山頂は広大で    

 

北側には大きな口を開いた爆裂火口 があるので、ガスの掛かった時には充分注意が必要です。

                                          山頂にはケルンもないので ガス時はコンパスを利用したい。                硫黄岳からの展望を楽しんだら、南西方向に進路を取り下山開始である。

 

白い岩肌を見せる赤岩の頭 を通り赤岳鉱泉へ下る。

                                           鉱泉からは、ノンビリ北沢沿いに美濃戸へ向かう。            

 

 

     ※ 訪問、ありがとうございます。

 

 

 

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