素晴らしい風景!!

色々歩いた山や国内の風景等をご紹介いたします。

🏯 諏訪『高島城』 🏯

2012年07月30日 | 史跡・名勝探訪

中央高速が甲府昭和ICから豊科ICまでしか開通していなかった頃、北アルプスを目指す時は常に国道20号線を走った。                           そのくらい20号線は自分にとって、とても走り易い道で好きだった。                        出かける時は、いつも夜なので諏訪湖を通過中に花火が見られた時も有ったり、『高島城』と言う看板も見た。 あれから何十年経ったんだろう?

ようやく今回は時間があり、どんなお城なんだろうと興味津々で訪問してみた。  本丸は三層の天守閣で白漆喰の壁に派手さは無く、こじんまりとした地味な天守閣であった。 

高島城は高島公園の中に、諏訪護国神社と共にあります。                                       築城当時は、本丸・二之丸・三之丸などの主要な城郭をほぼ一直線上に連続配置した連郭式で、諏訪湖と数条の河川に囲まれた、水を守りとする難攻不落の水城であったようです。 

                              天守閣は屋根に瓦ではなく、檜の薄い板を葺いた柿葺(こけらぶき)と言う珍しいもので(復興後銅板葺)、これは諏訪の寒冷に耐えられる瓦が調達できなかったためと言われています。                                    また、築城当時の石垣は、自然石を加工せずに積み上げた野面積(のづらづみ)工法がとられたとの事です。

築城は豊臣秀吉の家臣「日根野織部正高吉」(ひねのおりべのかみたかよし)が2万7千石を与えられ諏訪の領主となり、築城したと言われています。                                                   高吉は安土城や大阪城の築城にも携わった築城の名手であったそうです。                           天正19年(1591)には既に城地の見立てと設計を終え、翌文禄元年(1592)に着工、慶長3年(1598)まで7年ほどかかって高島城を築城。

                                                     城の際まで諏訪湖の水が迫り、湖上に浮いて見えた事から別名『諏訪の浮城』と呼ばれ、また「諏訪の殿様良い城持ちゃるうしろ松山前は海」と歌われた名城であったようです。

 

 

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*爽やかな風を切って、車山高原トレッキング*

2012年07月29日 | 私の見た山・登った山

霧ケ峰の最高峰は車山であるが、それも骨の折れる山ではなく、緩やかな斜面をのんびり登って行くうち、いつか三角点に達するといった風である。                                                その細長い頂から、すぐ真向かいに蓼科・八ヶ岳の連峰が手に取るように見えた。

(こと)に夕方、落日を受けた赤岳が、その名の通り赤く映えた姿は、美しさの限りであった。                                    車山の裾は、どこまでも果てしないと思われるほど、広い広い草地が伸びていて、その中に踏み跡らしいものが幾筋もついていた。

前記は、『日本百名山』の著者深田久弥氏の記述であります。

夏の高原は、背丈ほどあるシシウドの白い花とニッコウキスゲの橙色で覆われている予想でいたが、今年は残念であった。 花の数が極端に少ないのである。

蓼科から霧ケ峰、美ヶ原高原を結ぶビーナスラインは全長75Km、平均標高1,400mのなだらかな丘陵地帯を行くドライブコースである。                          涼風に揺れる高山植物が美しい。

車山ビジターセンターより展望リフトを2基乗り継いて約20分で気象レーダー観測所のある山頂に到着した。

天気は良好で山頂からの360度の展望を楽しみにしていたのですが、雲が周りの山々の稜線を隠し、蓼科山が見えただけでした。 残念。                      なので個別に遇った高山植物を撮って見ました。 

ハクサンフウロ⇒ピンクが薄かった。 

イブキトラノオ   

キンバイソウ    

 

ミヤマトウキ    

日本百名山の中でも『遊ぶ山』の代表格と謳われる車山。               瑞々しい新緑が目映い春から、澄み渡る青空に草花が揺れる秋にかけて爽快なトレッキングを愉しむことが出来ます。                          トレッキングコースは綺麗に整備され、小さいお子様が可愛いリュックを背負い一生懸命に歩かれるファミリーを何組も見かけました。                              雄大な景色を見ながら是非歩いて見て下さい。

 

 

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奥霧ケ峰『八島ヶ原湿原』

2012年07月29日 | 日本百名山

霧ケ峰の北西で、悠久の時を静かに刻んできた八島ヶ原湿原。                             日本最南の高層湿原であり、1年に1ミリ堆積する泥炭層は厚さ8mを超え、360種類もの植物が自生していると言われています。                       1万2千年の時が息づく遥かなる自然の芸術です。  

先日、尾瀬に行き尾瀬沼、尾瀬ヶ原で高山植物を見て来ました。            出かける前の予想では一面に咲き誇る高山植物をイメージしておりましたが、現実は一面には程遠いものでした。                           原因としては温暖化による気象状況の変化も考えられるのではないかと思います。

一寸、話は飛びますが、皆さんは《あざみの歌》って、存知ですか                            多分、急に言われても分からないのではと思いますが、1度は口にされた事があるのではと思います。

しみじみ聞くと、とても良い歌ですよね。                                            実は、この歌を作詞された『横井 弘』氏は、終戦で復員したところ、東京の自宅が空襲で罹災の為、母親の疎開先「下諏訪町」でしばらく生活をされたようです。       その時に八島高原を訪れ作詞されたものだそうです。                  今なお人気歌手を始め多くの人々に歌われ親しまれておりますが、《あざみの歌》を耳にしたら、あの広大な八島ヶ原湿原を思い浮かべて下さい。

八島ヶ原湿原は標高1,640mにあり、国の天然記念物に指定されています。    また、日本の高層湿原の南限で学術的にも大変貴重なものだそうです。

▲参考▲〈散策のゆっくりタイム〉 八島ビジターセンター駐車場より                                                         湿原一周 90分、鷲ヶ峰まで 60分、和田峠まで 90分、御射山(みさやま)まで30分

今年の湿原遊歩道からは、沢山の大きなシシウドが見られました。                 花火のような大輪は、とても見応えがあります。

 

                                                            

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🐾 尾瀬散策 🐾

2012年07月15日 | 国立公園

九州が豪雨に襲われ、その様子をテレビで目の当たりにし、不安は拭い切れなかった。                                       九州から四国と太平洋側に前線が停滞していたが、これ以上北上することは無いように見た。行く先は山なので、時期的に見ても雨は想定内であり、それなりの準備で山に入った。

大清水に3時40分着。                              直ぐ仮眠に入った。途中の道中は酷い雨に降られることも無く、順調に麓入りできた。

今回の尾瀬ハイク案内に『遠くに聞こえる野鳥のさえずり、季節を彩る可憐な花々、長く長く続く木道。写真で見るあの風景の中を歩こうとタイトルを入れた。

また、尾瀬の最大の魅力とは、尾瀬ヶ原に代表される湿原の美しさであり、地塘の神秘さや植物の可憐さを堪能することができる事だと思います。

ただ大清水から入山すると尾瀬沼に入るまでのアプローチが3時間と長い。      今日の宿『東電小屋』までは、休憩含めず大清水から約7時間である。 

同行の女子は丹沢以外初めての山行であり、どの程度ある歩けるのか不安があった。歩き出しから構える事無く雑談をしながら歩を進めた。                  所が急かせる訳では無いのに、休憩を含めても、ほぼ標準タイムで歩き抜くのにビックリした。                                       結局、私のピッチが遅く逆に迷惑掛けてしまった様な状況でした。

この時期の尾瀬は混雑して当然なので、1日早く連休の前に入山、この1日の違いで場所によっては、長い木道を貸切状態でノンビリ独占できた。                時間の許す限り木道に腰掛け尾瀬に浸るのも最高の贅沢である。

花は、この時期ニッコウキスゲを期待し、大江湿原付近が沢山では無いが良い感じに見る事が出来た。                                           他にはヒオウギアヤメの群生がいくつか見られ、

 全体的にはワタスゲが沢山見られた。                      けど、雨が多かったようで、ふんわりした丸い綿状ではなく、早く好天が続き乾くことを祈った。

所が2日目は早朝から本降りの雨。                           皆このために揃えた新しい合羽に身を包み、万全の態勢を整えた。          誰しも雨は望んで無いが、仲間は皆元気で雨を楽しんでやろうと言う勢いであった。

なのでヨッピ吊橋近くのベンチで、小雨が降ってはいたがコーヒータイムにしようと休憩し、こんなに雨を気にせず、皆と楽しく過ごせていることが不思議と言うか、楽しかった。  

晴れた青空の絵は旅行雑誌や観光ガイドブックなどで見られるが、雨の日の良さと言うものは現地を歩いた者だけに与えられた特権であり、仲間はそれを充分に楽しんでいてくれていた。

厳しい環境の中で、私達の目を楽しませてくれる高山植物。               小さい可憐な姿を見ていると今の自分を最大限に生かし大自然の中に彩りを添えている。ひ弱そうだけれども力強い。自然から学ぶことは沢山あります。

 

 

 

 

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◆夕日の滝びらき◆

2012年07月02日 | ジオパーク

7月1日(日)11時より、小雨の中『夕日の滝、滝開き』が開催されました。

この滝開きは、山伏による、夏のハイキングや川遊びそしてキャンプなど、夏の行事に対する安全祈願が盛り込まれています。

皆さん、『夕日の滝』はどこにあるのか、ご存知ですか? 

神奈川県の西部に位置し、明神が岳(1,169m)、金時山(1,213m)などの箱根外輪山の麓に広がる緑と水の豊かな美しい町『南足柄市』にあります。

この滝は、酒匂川の支流内川にかかる高さ約23m、幅約5mであります。                    夕日の滝という名称は、夕日に映えるその美しさから来ているようですが、説によると毎年1月15日に太陽が滝口の中央に沈むので、その名が付けられたと伝えられているようです。

また、昔はこの滝より下流に6つの滝が有ったとの事です。

滝つぼに近寄ると、水しぶきが気持ち良い天然クーラーで、今年の夏は涼を求めに是非お立ち寄りください。 

 

 

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金太郎のふるさと

2012年07月01日 | ジオパーク

皆さん『金太郎の歌』って、ご存知ですか? 私は小さい時に歌った記憶があります。

「足柄山の山奥でハッケヨイヨイノコッタ」と歌われた金太郎が、こんな身近で生まれていたとは、小さい時は知りませんでした。

夕日の滝の水を産湯に使い、滝の下流にある「金太郎の遊び石」で動物と遊んだと伝えられています。                                                                                                                          大自然の中で熊を投げ飛ばしたと言われるほど元気の良い子供であったとの事です。

後に、武将「源 頼光」の家来となり「坂田 金時」と名乗り、四天王の一人として大活躍され、足柄山の金太郎伝説は全国的に知られているようです。

最近では、“まさかの御利益に授かれる”と言われる『金太郎大明神』(大雄山駅)や“金太郎の怪力にあやかれる”と言われる『金太郎の力水』があります。

 

 

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