東西約4km、南北2kmの奈良公園。 この中に東大寺、春日大社、興福寺があり、若草山が盛り上がり、背に原生林の春日山が広がる。そしてシンボルの鹿がそこここで群れ遊んでいました。
東大寺正面参道を進むと、まず重層で入母屋造り、高さ25mの日本最大級「南大門」がある。
その先にそびえる大仏殿が、またでかい。 幅57m、奥行き50m、高さ48mで、現存する木造建築では世界最大級。 世界遺産としての価値を認められた、大仏様(だいぶつよう)という建築様式だそうです。 創建時は幅が88mもあったというから、これまたビックリですね。
中に鎮座する像高約15mの仏像も、世界最大の金銅仏。この寺のご本尊(盧舎那仏坐像)である。 上の大仏殿(金堂)手前にある、高さ4.6mの八角燈籠は東大寺創建当初のものだそうです。 火袋の羽目板4面に横笛などを奏でる音声菩薩、他の4面に雲中を走る獅子が彫られており、天平時代のすぐれた技術と工芸意匠を伝えている。
大仏様は太陽が地上にあるものを照らして生命を育むように、この世の真実を照らし出す知恵と、すべての生きるものへ降りそそがれる慈愛の心を象徴する大きな仏様であるそうです。