素晴らしい風景!!

色々歩いた山や国内の風景等をご紹介いたします。

☆高山植物ご案内☆

2013年07月24日 | 高山植物

先日、蓮華岳にコマクサを見に出かけました。                         ついでに針ノ木岳から赤沢岳に回り、沢山の高山植物を見かけましたので、ご紹介いたします。    まずは高山植物の女王『コマクサ』です。

 

コマクサは砂礫地に咲く小型の多年草です。                          外側の花弁は下部が大きくふくらみ、先がクルリとそり返り、内側の花弁はやや小さく中央がくびれています。

 次はシャンデリアのような『アオノツガザクラ』です。                  草地や岩礫地に咲く常緑小低木。花は枝先に4~7個つき、下向きに咲きます。       日本の代表的な高山植物の1つです。

 次は湿った林内や林縁に咲く、高さ30~80cmの多年草『キヌガサソウ』です。 

                                                  この花は、はじめ白色だが、花のあと紅紫色になり、果期には淡緑色になるようです。

 『コバイケイソウ』この花も山では良く見かける花です。草地に生える多年草。  花は白色で円錐状に沢山付いています。                      爺ヶ岳に近い種池小屋前にはコバイケイソウの群落がありました。          後の山はコマクサを見た蓮華岳です。天気が良くて素晴らしかったですよ。当地では西丹沢の檜洞丸山頂付近でも見る事ができます。

とても可愛いピンクの花は『ハクサンフウロ』です。これも草地に咲く多年草の花。 花弁は5個ある風露草。爽やかな風と露の滴は、この花にピッタリですね。

次は高山の風の強い岩礫地に咲く『イワベンケイです。                 肉厚の葉と多数の茎が集まってこんもりと丸く盛り上がった株は、一目でイワベンケイと判ります。

ハクサンフウロより数倍も大きい『シラネアオイ』を、ご紹介。          花が5~10cm近くにもなる大型の美麗な花です。林内や、やや湿った所に咲く多年草で、ほぼ日本固有種のようです。

花の先端が鳥のクチバシのようにとがった『ヨツバシオガマ』です。         ハイマツなどの低木脇や風当たりのやや強い草地に咲く多年草。               花色が淡ピンクで上唇が細く鳥のクチバシみたいに突出し、その部分が濃い赤を帯びている。

白く清楚な『イワツメクサ』です。砂礫地や岩礫地に咲く多年草。            花は茎の先に1~8個がまばらにつき、直径約1.5cmで白色。            花弁は5個あり、長さ7~8ミリで深く2裂しているので、細長い花弁が合計10個あるように見える。白さがとても良く目立ちます。

融けかかった雪渓の脇や小さな流れに沿って咲いている事も、より清楚さをひきたたせている花『サンカヨウ』。高さは30~60cmで茎や葉に縮毛がある。               葉の縁は粗い鋸歯のようになっている。花は葉の上部に白色花弁が6個付く。

1,800m以上の亜高山帯の樹林下に咲く、高さ5~15cmの多年草『ゴゼンタチバナ』。                                        葉は4~6個が輪生状ににつき、長さ2~6cm、幅1~3cmの楕円形で両端ともとがっている。                                       花は葉の上に飛び出して4枚の白い花弁が目に付きますが、それは花弁ではないようです。

岩場や砂礫地、それに谷の上部の草地などに咲く、マメ科の高山植物『イワオウギ』。黄白色の花が下向きにビッシリと付く。

やや湿った草地に咲く常緑の多年草『ショウジョウバカマ』。           高さが10~25cmで2~6個の花を横や斜め下向きに付け、淡紅紫色から濃紅色など色の変化が多い。歩いていても良く目立つ花である。

 

 

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▲ 八ヶ岳南端:西岳から編笠山へ ▲

2013年07月06日 | 南アルプス

中央高速の小淵沢ICを出て、美濃戸への鉢巻道路に入り、途中にある富士見高原スキー場登山口に10時少し前に到着した。                                   梅雨明けした訳でもないので、天気が気になっていたが、何とか持ちそうなので安心した。 広い駐車場で準備運動をして、10時15分に出発。

                                                       不動清水と言う水場を経由して西岳への登山道に取り付いた。           樹林帯の中で涼しいが、西岳山頂に向け徐々に高度を上げながら直進の登山道にはビックリした。

                                                       樹間より陽光が差し込むようになってから、もっとビックリした事は、アブが現れた事である。                                   それも大量発生である。払っても払っても顔の周りを飛び回り、口でも開けたら飛び込みそうな勢いなのである。手や腕を何カ所も刺されてしまった。                     後で小屋のオーナーに尋ねたら、雨や曇りの時は出ないが、晴れ間が出ると大量発生するとの事であった。

山頂に近くなり、樹林に切れ間が出てきた。大きな岩が散在し、丁度良い休憩場所であり右手には堂々とした編笠山と青年小屋が目に入った。

西岳(2,398m)山頂着14時35分。                        ここからは水平道のような稜線(源治新道)を青年小屋に向けて進んだ。      オッと気づいた事に、「もういい加減にしてくれ」と感じていたアブの姿が消えていた。西岳の登山道は,もう歩きたくないと思った。                  源治新道通過中には何度か、権現岳(2,715m)と旭岳(2,672m)が双耳峰のように凛々しく見えた。

乙女の水(青年小屋付近の唯一の水場)到着15時45分。            ここの水は通年3~4度と言った冷たい水が、勿体無いほどの勢いで噴き出していると言った方がピッタリでした。   がぶ飲みしたが、とても美味しかった。

                                                       その為か青年小屋では水の販売はしておりません。                登山者の皆さんに是非この美味しい「乙女の水」を味わって頂きたいと小屋の方が話しておりました。

樹林帯を抜けたら、目の前に青年小屋が現れた。ホッ 到着16時ちょうど。       夕飯が17時半からとの事で休む間もなく、小屋の横に立ちはだかる編笠山(2,524m)に元気な人全員で向かった。                                  大きな岩の上を、踏み外さない様に慎重に歩を進めた。

 

キバナシャクナゲ、クロユリ、イワカガミなど沢山の高山植物が出迎えてくれた。 

                                                       編笠山山頂着16時40分。                                     あまり遠くの山はハッキリしなかったが、世界遺産に登録された「富士山」はハッキリ見えました。

今晩の青年小屋は私たち仲間で貸切状態で、全てがノンビリ、ゆったり利用させて頂きました。                                     17時半からの夕食も美味しくて、ご飯・味噌汁をお代わりした。          沢山食べられる事が山での体調のバロメーターである。                  オーナー好みのクラッシック音楽を聴きながらであるから、余計に気分良く食べられた。

 

夕食後はオーナー(竹内敬一様)のエベレスト登頂ビデオを、ご本人の解説付きで見せて頂いた。                                      その後も話が盛り上がり、オーナーは杜氏(とうじ)でもあることから、美味しいお酒の話も聞かせて頂きました。                             山小屋でコタツ部屋に移って22時までオシャベリをしたのは初めてであったが、とても楽しかった。

最後に日本山岳ガイド協会理事である竹内オーナーから一言。            多くの方々を山に案内するのであれば、ガイド協会に加入され、色々ある救助講習に参加して下さいとの事でした。                              山岳事故が多いので真剣に考えなくてはいけない事であります。

 

 

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