素晴らしい風景!!

色々歩いた山や国内の風景等をご紹介いたします。

⛰ 瑞牆山荘から金峰山へ ⛰

2019年05月27日 | 日本百名山

奥秩父主脈西部にあり、その高さにおいては僅かに北奥千丈岳(2601m)に劣るが、秀麗な山容と変化に富む山稜とによって、奥秩父の盟主といえる雄峰『金峰山』(2599m)歩く。                                                                                                                                                                         山頂に五丈岩 が座す金峰山は、奥秩父を代表する名峰のひとつであります。

                             

瑞牆山荘駐車場に 7時 05分到着。直ぐに準備を行い 7時 20分出発。

                                                                                                   瑞牆山荘の前から北東へ向け、白樺林の中ゆるい傾斜を一定のリズムを作りながら登る。    この辺りではミツバツツジが沢山目に付いた。                                登山道はジグザグに高度を上げ林道を横切り、さらに里宮さん参道と表示された階段状の急登に汗を流す。7時 45分尾根上に到着。目の前に瑞牆山が目に飛び込んできた。  下に目を向けると綺麗なアズマシャクナゲが迎えてくれた。

ここからしばらく林道の様な広い登山道を登ると左手「水場」の標示板を見送り、上部にテントが確認でき富士見平小屋 前に出る。8時 着。

                                           小屋前のテーブルベンチで 10分休憩し、暑さ対策でTシャツになる。

小屋の左手に瑞牆山登山道があり、自分の目指す金峰山(きんぷさん)は小屋前を東に進路を取り、右手にカラマツ林を見ながらガレ場の長い登りに汗を流し、飯盛山の南面、木の根と岩の多い平坦な道を巻いてすすむ。

苔むした原生林の中、鷹見岩分岐( 8時 48分)を過ぎると徐々に下り出し、樹林を抜け明るくなり右手下方に青い屋根の大日小屋が目に入る。                                            暗く物寂しそうな小屋である。8時 55分通過。

                                              でもこの小屋は金峰山中で最も古い小屋だそうです。   寝具持参の自炊小屋。

大日小屋を過ぎると縦八丁といわれる急登が大日岩まで続く。周りにはシャクナゲが群生しているがまだ蕾は堅い。花が見られたのは富士見平小屋から下部である。

岩場の多い急登を四肢を生かし登る。                                                                          「大日岩」と標示板のある基部に 9時 20分 到着。

                                              そこから更に登り詰め大日岩上部 広場に出るまで 10分掛かった。 ビックリするほど大きな岩である。

大日岩から砂払ノ頭まで 1時間ちょっと掛かっているが、樹林帯の中の岩と木の根の急登であり写真がないので、登ることに専念していたのだと思う。

砂払ノ頭 着、10時 40分。  明るく開けて尾根に出たと感じた。                      樹林帯の中から抜け出たので展望の良さに感動、八ヶ岳、瑞牆山そして南アルプスの眺望が素晴らしい。

この先はヤセ尾根で岩場の連続となり日差しは強いが標高 2300mを超え、吹く風は 冷たい。                                                                                                                               岩稜帯の山梨県側は断崖絶壁で 切れ落ちているが、長野県側はハイマツ帯のなだらかな山姿である。

                                               「千代ノ吹上」と呼ばれる断崖絶壁 の下からは気持ちの良い風が吹き 上げホッとするが、バランスを崩すとまずいので近づか無いように心掛けた。

ひと峰またひと峰と歩を進め、足は重いが段々五丈岩に近づく登高の喜びに浸り頑張る。                                                                                                                                                       振り返れば瑞牆山の辺りから、白い岩が点々と線で結んだようにヤセ尾根が見える。

やがて左手に金峰山小屋へと右手山頂への分岐点に到着、11時 10分。

                                               瑞牆山荘駐車場から歩き出して約 4時間。                                                                 結構 へばっていたが、段々迫り来る五丈岩を前に休む訳にも行かず、岩場連続の高山気分を満喫しながら一歩一歩前進。

足が重く頑張りの末、11時 50分やっと五丈岩の鳥居前 に立った。            金峰山や瑞牆山を代表とする奥秩父は山体が花崗岩からなり、奇岩、巨石が林立する特異な山容に圧倒されます。

                                               360度の展望が得られ広場の中央辺りに付近の山案内盤が設置されている。                      好天だが風が冷たく西側の暖かい岩かげで昼食とした。

                                           約 50分山頂でノンビリ休憩し12時 40分、北側にある金峰山小屋に向け下山開始した。                 下り出すと眼下に金峰山小屋のソーラーパネルが見える。                                        ハイマツ帯の中の岩場の下りであり、浮石、踏み外し、捻挫に注意しながら下った。

                                                    金峰山小屋 着、12時 55分。5分休憩。

小屋からは尾根上にある山頂と小屋の分岐点まで金峰山の山頂を巻いて進む。          分岐点 着、13時 15分。

ここからはヤセ尾根を砂払ノ頭まで足を痛めないように慎重に下る。                   砂払ノ頭を過ぎると樹林帯の中に入り、木の根や岩、浮石に 注意しながら一気に高度を下げ、その後は軽いアップダウンを繰り返しながら大日岩上部に到着、14時 10分。                大日岩下部まで 10分掛かって通過。足の裏がジンジンしてきた。チョット不安。

大日小屋 通過、14時 35分。富士見平小屋通過、15時 15分。

                                                 大日小屋から富士見平までの下りが疲れ のせいか凄く長く感じた。

富士見平湧水に寄り冷たい水を頂く。美味しかった。                                          瑞牆山荘駐車場 着、15時 45分。

 

 

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▲山伏峠から御正体山へ▲

2019年05月22日 | 日本二百名山

元号『令和』の天皇陛下が皇太子時代の平成 16年(2004)10月15日に登られた「御正体山」を歩いて来ました。                                                 天皇になられた今後は、ご趣味といえども、今迄の上皇様の国民に寄り添った行幸活動を引き継がれるご様子であり、皇太子時代の様な活動は当然減ってしまうのではと思われます。

                    

御正体山【みしょうたいやま】(1681m)は道志山塊の西部に位置し、どっしりとした山容を誇る山塊の最高峰である。

伊勢原の大山と同じく、古くから雨乞い信仰の山として知られています。

山頂には天候をつかさどる御正体権現が祀られ、山麓の人々は日照りの時には雨を、雨が続く時は晴れを祈ったそうです。

山伏峠バス停に 7時 到着。 直ぐに登山準備を始め 7時 15分出発。

                                           山伏トンネルを道志村側に抜け、少し下った右手から舗装された林道に入るが、直ぐ左手より登山道に取り付く。

昨日、関東各地で大雨と風で大変でした。                         今日は、もう雨雲は抜けたので晴れて暑くなるという報道でしたが、道志山塊は濃霧と昨日の雨の影響で登山道は湿り、木々には水滴が残りヒンヤリとしていました。

山伏峠 着、7時半。

                                           濃霧と雑木林の登山道で薄暗かったが、ここまでは順調に登った。

山伏峠から石割山分岐まで 30分の表示であり、簡単に考えていたら、これが非常にきつかった。 岩や石でなく滑り易い土の登山道。                                                                                             それが直登の道で、所々に土まみれのロープが準備されていたが昨日の雨もあり、スリップに細心の注意をした。

                                           石割山分岐 到着、8時 05分。 5分休憩。

石割山分岐は御正体山と石割山をつなぐ尾根上であり、緩いアップダウンはあるものの順調に進む。

奥ノ岳 通過、8時 20分。

奥ノ岳から 5分ほど進んだら急に開け、送電線の鉄塔下に出た。

                                               西側が開け、本来なら景色良く休憩でもする場所だが、濃霧が消えず視界不良で先に進む。 鉄塔を過ぎると直ぐに文台山分岐を通過、8時半。                                                                       ここを下ると御堂跡へ出る。

ブナやミズナラの自然林に変わり、気持ちの良い尾根道である。              若葉の緑が美しく、その中にピンク色のミツバツツジがひと際目を引いた。

                                           中ノ岳(1411m)通過、8時 55分。

                                           中ノ岳から前ノ岳へは同じ様な樹林相の道を、アップダウンを繰り返しながら高度を上げて行く。

前ノ岳通過、9時 20分。 ここから先にはカラマツが目に付くようになる。

                                             少し下ってから、御正体山本峰に取り付く、キツイ登りが続いた。                                        山頂まで 50分掛かったが、凄く長く感じた。山頂近くにはコバイケイソウの群落が見られた。

御正体山山頂 着、10時 10分。

この山頂はブナやミズナラなどの自然林に囲まれ、広々としているが眺望はない。      でもそこには、赤い屋根の小さな祠や令和の天皇陛下が皇太子時代登頂されたという表示板、テーブルベンチそして一等三角点がある。

                                           御正体山の地域一帯は、樹齢 50~200年生のツガ・モミ・ハリモミ・ミズナラ・ブナ等の針葉樹と広葉樹の混交林の代表的な地域であり、自然状態が良好に保たれているので、これを保存するため「自然保存地区」に指定されています。10時 40分、山頂を後にした。 

 

今日は山伏峠から御正体山までのピストンであり、行きは濃霧の中であったが、帰りには濃霧は消え時たま日差しが有ったりし、木々の若葉や苔がとても綺麗でした。

前ノ岳 通過、11時 05分中ノ岳 通過、11時 25分鉄塔 通過、11時 50分奥ノ岳 通過、11時 55分石割山分岐 通過、12時 05分山伏峠 通過、12時半山伏峠バス停駐車場 着、12時 40分。

 

 

 

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▲赤城山周辺を歩く▲

2019年05月08日 | 日本百名山

5月の10連休という長い お休みが終わりました。                                    その間の気象状況は最悪で、朝は晴れていたのに午後には真っ黒い雲が現れ雷雨になったり、大きな雹が降ったりと大変でした。                                            また、この時季 三千m級前後の高山は、下界と違いまだまだ 冬山です。                   多くの方々が滑落や低体温症で亡くなられたということを報道で知り、非常に残念なことです。

そんな長い連休が終わった 5月 8日(水)は珍しくほぼ国内全体が終日快晴であり、上毛三山(榛名山・妙義山)の1つである赤城山を歩いて来ました。                              こちらは、関越自動車道から見た「浅間山」です。

東名高速から圏央道~関越道~北関東自動車道の伊勢崎 ICを降り、一般道で利平茶屋森林公園駐車場(標高 1020m)に11時 到着。

                                           こちらの公園では山桜やミツバツツジ、アヅマシャクナゲは見られたが、この地に見られるというアカヤシオツツジを楽しみにしていましたが、まだ見られませんでした。

                                                快晴であっても、吹く風はまだまだ冷たい。

                                                ここから小地蔵岳(標高 1574m)に近い鳥居峠まで皆さんに登って頂き(11時 15分登山開始)、私たちは 100近い急カーブのある主要地方道 16号線を駆け上がる様に車を回した。

車を移動する途中、群馬県指定の新里サクラソウ群落地 に立ち寄りました。

                                                山野の湿地に自生し、花弁は 5つに裂けピンクの花を散形状につけ、とても可愛い花です。                                                                                                                                                               その色も形も桜に似ていることから「サクラソウ」と呼ばれているようです。

                                              また、同じ様に沢沿いなどの湿った場所を好んで群生する「ニリンソウ」も見ることができました。

その後、皆さんが鳥居峠に到着する時間に合わせて主要地方道 16号線で向かいました。                                                                                                                                                                   カーブに番号が標示され、それが 100近くあり、車に弱い自分は運転していたから平気であったものの、同乗者であったら山を歩くどころではない揺れであった。         到着13時半。

 既に鳥居峠の売店前に全員無事 到着していた。

今回は、日本山岳会に所属される94歳の女性が参加、メガネや補聴器なし普通に食事され、5mほど離れても普通に会話が可能。                                      足は細くピンク系のタイツを着用され、その容姿が若い。                       話も西穂山荘から丸山に行き上高地へ 6時間かけて下ったとか、西穂の独標で松本深志高校の落雷遭難 事故などを話して下さいました。                                                                                   凄い方がいるものだとビックリしました。

鳥居峠からは私も皆さんの最後尾を同行し、小沼(この)見晴 から長七郎山(標高 1579m)に登り、小沼(この)周遊散策路を歩いてきました。

赤城山ですが、八ヶ岳や箱根山と同様に赤城山という名前のピークは存在しません。     黒檜山くろびやま1828m、駒ケ岳(1685m)、長七郎山(1579m)、地蔵岳(1674m)、鈴ヶ岳(1564m)、荒山(1572m)、鍋割山(1332m)などが連なる山全体を指して呼ぶようです。

                                              赤城山は過去何度かの火山活動を繰り返し、その中で「大沼」(おの)「小沼」(この)が生まれました。                                           散策路から見た小沼(この)です。

                                          「小沼」は 1周が約 1Kmの火口湖で標高が約 1450m、40分ほどで散策できます。      周囲には手つかずの自然が残り、多様な植物が自生しています。                            こちらは下に小さく大沼(おの) が見え、右手に雲のかかる赤城山の最高峰「黒檜山」とその右手は「駒ケ岳」になります。

                                              「大沼」は 1周が約 4Kmのカルデラ湖で標高 1350m、90分で散策できます。         氷上のワカサギ 釣りやボートなどのレジャーが盛んです。

 

 

 

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