素晴らしい風景!!

色々歩いた山や国内の風景等をご紹介いたします。

▲蔵王樹氷めぐり▲

2011年02月23日 | 日本百名山

蔵王と言えば「オ~ッ 知ってる」と言われる方がほとんどだろうと思います。   奥羽山脈の山形県と宮城県に広がる蔵王連峰の通称を『蔵王』と呼ぶようです。

蔵王はスキーのメッカでもありますが、冬の季節は何と言ってもアイス・モンスターの愛称で親しまれている『樹氷』です。                                      もう蔵王の冬の風物詩ですね。

私も冬の時期に蔵王に入るのは初めての体験で、天候も2月19日(土)は晴れの予報で行く前からウキウキでした。                             前日の夜、宿の女将が「今年の樹氷は育ちが良い」、「愛称通りのアイスモンスターだよ」と話して下さり、数年前のやせ細った樹氷の写真を見せてくれた。        ますます楽しみが倍加した。

当日、目覚めたら今日向かう地蔵山(1736m)付近には雲は無く「ヨ~シいいぞ」と思った。                                        防寒対策を万全にしてバスで蔵王ロープウェイ山麓駅に向かい8時半発に乗り、樹氷高原駅で乗り継ぎ地蔵山頂駅に向かった。                       乗り継いた山頂線からの景色はまさに白銀の世界と言う言葉がピッタリの素晴らしい景色でした。

地蔵山頂駅舎内の温度計ー10度、外は吹雪いており体感温度は更に低い。      気を引き締め、まず蔵王地蔵尊にお参りして樹氷原に足を運んだ。

樹氷は地蔵山山頂から中腹に茂る常緑針葉樹のアオモリトドマツに着氷と着雪が繰り返して出来るようです。                               大きいと高さ4~5mになるようですが今年は寒波が続いたため例年の1.5倍ほどに成長したとの事でした。

晴れれば広大な樹氷原と山々が間近に迫り、山形盆地の向こうには朝日連峰の大パノラマが広がる予定でしたが、この時期の山頂付近は吹雪く日が多いとの事で、今日がその吹雪でした。

樹氷原に入り、仲間が数十メートル先に行ってしまうと赤や黄色と言えども、薄っすらとしか見えなくなってしまい、冷やりとします。

                                             私はスノーシューで最後尾を歩き、かんじきの紐が解けた方が寒さで利かなくなった指で一生懸命に紐を結ぼうとするがうまく結べず、手伝いながら「慌てなくて良いですよ」と声を掛けたものの、チョッピリ焦りを感じました。

 

 

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*蔵王高原かんじきスノーハイク*

2011年02月21日 | 私の見た山・登った山

2年前の平成21年2月に福島の裏磐梯でスノーシュートレッキングを経験、五色沼や小野川湖不動の滝そして冬に見られるイエローフォールを見学した。

誰も踏み入れていない雪原をスノーシューで歩く、振り返ると自分のスノーシューの踏み跡が、何もない雪原に芸術のように見える。

それ以後は八ヶ岳や尾瀬などを歩いてみようと考えてはいたものの中々出られず、今回は山歩きを専門に主催されている《ネイチャートレイル》さんに参加させて頂いた。

場所は宮城県と山形県の県境にある蔵王高原である。  

☆蔵王山かんじきハイク☆                              かんじきで歩ければスノーシューでも行けると思い、家から背負って行った。     初日に山岳ガイドさんの指導により、かんじきの装着方法を学び、明日のための練習としてかんじきを履き林間コースに出た。

雪国の雪はパウダースノーと呼ばれ、風が吹くと雪煙となって巻き上がり頬を打つ、天気予報から晴天を予想していたので、顔を覆うものを用意せずビシビシと頬に雪が当たり、凍傷になるかと思った。 

皆さんは万全の準備で林間コースを元気に歩かれ、マタギの様に登り下りを難なくこなされていた。

自分は皆さんの最後尾を遠回りに踏み跡のない雪原を歩きながら、後に続いた。    1年に1度でも地元では出来ない事をやってみるのは、とても楽しいものである。   雑音の一切ない静寂な世界、シンシンと降る雪に包まれながら仲間の楽しそうな笑い声のみが響いていた。

 

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