今年は夏から秋にかけて勢力の大きな台風が多くてビックリですね。 海水温が高くなると台風が出来易く、テレビで家屋・道路・田畑の冠水風景が見慣れた感じになってきました。 困ったことです。 野菜類の高騰などと言ってられません。農家の方々はもっと大変なのですから。
そんなことで天候不順だから、家にこもる? 何てことはできません。 傘はあるし合羽もある。 晴れの日には晴れなり、曇りの日には曇りなり、雨の日には雨なり、雪の日には雪なりの 、それぞれの素晴らしさが発見できます。さあ外に出ましょう。
今日は南足柄市観光ボランティアガイドの皆様の案内で、南足柄市の里山を歩いて来ました。
地元と言うか、自分の住んでいるところに「エッこんな綺麗な所や歴史的な建物・場所があるんだ 」って発見は楽しいですね。 こう言うところを四季折々に歩くのも良いものです。
重い頭を垂れた稲穂を見ながら棚田を歩きました。
時期を同じく、彼岸花の赤も白も見事でした。 他にもピンクや黄色があるようです。
彼岸花はヒガンバナ科の多年草。 土手や田の畔に生える。
秋の彼岸の頃、高さ約30cmの花茎を伸ばし、長い雄しべ・雌しべをもつ赤い 6弁花を数個輪状につける。
花の後、線形の葉が出て越冬する。 有毒植物であるが、鱗茎を外用薬とする。 別名:曼珠沙華(まんじゅしゃげ)、死人花(しびとばな)、リコリス等、他にも沢山の名前がある。
お彼岸の季節に田んぼのあぜ道や土手で見かけることが多いが、これはモグラや野ネズミがあぜ道や土手に穴をあけるのを、彼岸花の毒性のある球根を植えることで防ぐためだそうです。
また、彼岸花の根茎は強いため、田んぼの畔部分に植えて畔の作りを強くする効果もあったようです。
内山地区の棚田から運動公園へ、そして平成 7年の水田区画整理を行った時、「花による地域おこし」を目的に千津島ボランティア団体の皆さんが農道沿いに育て守ってきた酔芙蓉を見に向かいました。
酔芙蓉は芙蓉の園芸品種。 耐寒性があり、落葉低木でこんもりと茂り、花の大きさは直径10~15cm位で、樹高は1~3m前後であります。 花弁は「一重咲き」・「八重咲き」・「くす玉咲き」があり、千津島の酔芙蓉農道には「八重咲き」が多く植えられていました。
花は一日花で、朝の咲き始めは純白で、昼頃から段々薄いピンク色に変化し、夕方には濃いピンク色に変わるようです。 この色の変化がお酒に酔って顔が赤く変化するのに似ていることから“酔う”芙蓉と呼ばれるようになったと言われています。 ちなみに通常の芙蓉は色の変化はしないようです。
狩川沿いで見かけた「一重咲き」の酔芙蓉です。 水を好む植物と言うことが分かります。
狩川沿いでは、とても綺麗なコスモスも沢山見られました。