今迄は山岳風景に目を向け、そこで目に付いた高山植物など沢山撮ってきましたが、最近ではもっと身近な四季折々の自然からの贈り物が見えるようになってきました。
10年ほど 前から花の会という仲間の皆さんと共に山歩きをするようになり、サポート役を務めさせて頂き、皆さんには自然の花を楽しんで頂きました。
でも新型コロナウイルス感染症の影響で、ここ3年は活動は停止しています。
その間の体力維持も必須で、各種の運動を続けながら単独で山歩きを継続しています。
以前に少しずつ教えて頂いた花の名前を忘れない様に、歩いて見つけた花を撮影し自ら覚える様にしています。
幸せな人とは、質素な場所でも、他人には見えない美しさを
見ることのできる人である。
どんなものでも美しく、大切なのはそれをいかに
受け取るかということだけだ。
ジャコブ・カミーユ・ピサロ(画家)
🌼 オオビランジ 🌼 ナデシコ科
高さ10~20cmの多年草。
花茎の先に優しい感じの淡紅色の花を数個つける。フォッサマグナ地帯の岸壁などに生える。
🌼 ミヤマウズラ (深山鶉)🌼 ラン科
花は淡紅色で長さ1cmほどで、高さ15cm位の茎の上部に7~12個つける。 濃い緑色に白い斑紋が入った葉の様子がウズラの羽と似ていることからこの名が付いたようです。
🌼 ヤマホタルブクロ (山蛍袋)🌼 キキョウ科
丘陵地から山地の草地、崩壊裸地などに普通に生える多年草。 萼片と萼片の間には反り返った三角形の付属体は無く、少し盛り上がっている。
🌼 ヤハズハハコ (矢筈母子)🌼 キク科
ブナ帯の岩場や崩壊地などに生える多年草。 葉は長さ 4~6cmで、葉と茎は白毛で覆われ全体的に白っぽく見え、茎の先に花を多数つける。
🌼 オクモミジハグマ (奥紅葉白熊)🌼 キク科
山地の林内の木陰で見られる、高さ 40~80cmほどの多年草。 腐植質に富んだ土壌を好み、葉は茎の中ほどに4~7枚が輪生状に互生する。 頭花には3個ずつ小花が付き、小花は白色で花弁が風車状によじれる。
🌼 ホソエノアザミ (細柄野薊)🌼 キク科
長さ20~40cmの葉は羽状に裂け、針状のトゲがある。 写真は蕾の状態。 細い柄の先に紅紫色でやや細長い花(頭花)を付け、花の付け根(総苞)は筒状で粘らず、細いトゲの部分が強く反り返るのが特徴のようです。 花のつく枝が長く細いことから、こう呼ばれています。
🌼 ハナイカリ (花錨)🌼 リンドウ科
ブナ帯の笹原などに生える二年草。 葉の付け根から花柄を伸ばし、船のイカリのような形をした淡緑黄色の花を上向きや横向きにつける。花の先は黄緑色で4つに小さく裂け、その基部は四方に長く伸びる。
🌼 キツリフネ (黄吊船)🌼 ツリフネソウ科
花弁は5個であるが両側の2個ずつある花弁が合着し、上側の小さい1個と合わせて全体で3個のように見える。 萼片は3個で後方の1個の萼片が船形になり先が細くなっている。 果実は緑色のうちに熟し、熟した果実に触れるとパチンという音がして種子がはじける。
※ ご覧頂き、ありがとうございます。