素晴らしい風景!!

色々歩いた山や国内の風景等をご紹介いたします。

🌸 實相寺の山高神代ザクラ 🌸

2024年04月15日 | 春景色

大津山 實相寺は永和年中、波木井伊豆守が出家され、實相院日応と号して宗を改め開いた日蓮宗のお寺であります。

山門  

 

神代桜 は、山梨県北杜市武川町山高の實相寺境内にあるエドヒガンザクラの古木であります。                                       境内には沢山の桜が見られますが、神代桜は開花が早かった様で周りの満開の桜が目立ちました。 

樹齢 2000年ともいわれ、 日本五大桜または三大巨桜(福島県の三春滝桜・岐阜県の根尾谷薄墨桜)の一つであり、1922(大正11)年10月12日に国の天然記念物第一号に、1990(平成2)年6月には新日本名木百選にも指定されています。

 
ところが近年の環境の変化により樹勢が急激に衰えてしまい、2001(平成13)年には樹勢の回復を図るべく、根や病気の調査を行いました。
翌年からの工事では、弱った根に活力を取り戻すための養分と有用な土壌微生物に富んだ土に入れ替え、更に主幹からの新たな発根を促すため屋根付きの櫓を撤去しました
 
樹齢 2000年の古木と云われるだけに、根元幹周が 1922(大正11)年は 13.5mありましたが、2006(平成18)年には 11.8mにやせ細り、今回拝見した時も痛々しさを感じました。                                      今迄に実施されました樹勢回復工事の成果が現われ、一日も早く今まで以上の元気な姿を見せて欲しいと願っています。
 
 
これらの工事は4年間かけて行われ、2006(平成18)年3月に終了いたしました。
 
                               
 
山門から境内に入り参道を進みます。 
 
参道左手には一面に水仙が咲き、満開の桜並木とその背景には南アルプスの雄姿が聳えています。                                      足元にはおよそ8万株のラッパ水仙も咲き、黄色、白、ピンクと色鮮やかさが引き立っています。
 
 
本堂左手には桜に囲まれ日蓮聖人立像 が見られました。                     13世紀頃、日蓮聖人がこの木の衰えを見て回復を祈ったところ再生したため、『妙法桜』とも言われています。
 
 
実相寺の境内には神代桜の他にソメイヨシノが 30本、スペースシャトルに乗って宇宙に旅立った神代桜の種子が地球に戻り発芽した 「神代桜の宇宙桜」 も公開されています。
 
三春滝桜の子桜                                          平成 12年に福島県三春町より譲り受けて植栽した「滝桜」の子桜だそうです。
 
 
臥竜(がりゅう)桜の子桜                                  平成14年4月に岐阜県高山市より譲り受け植栽されたそうです。
 
 
 
庫裡の前に咲くソメイヨシノ     
 
 
鐘楼を囲む桜                                          鐘楼に架かる梵鐘は総高 145cm、鐘身 105cm、口径 79cm。               技法的に江戸初期の特色が良く表現されているという美しい梵鐘です。
 
 
第二次世界大戦中、すべての金物が供出させられた中で、由緒ある文化遺産として供出を免れたものだそうです。
 
 
 合掌で光を 
本尊に合掌すれば 信心となり
父母に合掌すれば 孝養となり
長上に合掌すれば 敬慕となり
事物に合掌すれば 慈愛となり
自分に合掌すれば 修養となり
お互いに合掌すれば 幸福となる  
 
 
日本一の桜が生きる『實相寺』でした。

 

 
 
 
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🌼 ゴヨウツツジ 街道を歩く🌼

2023年05月25日 | 春景色

栃木県北部に位置し、一等三角点のある釈迦ヶ岳 を盟主に、鶏頂山・西平山・前黒山などからなる山塊は総称として『高原山と呼ばれています。

こちらの大入道(標高 1402m)から剣ヶ峰(標高 1540m)の尾根沿いは ゴヨウツツジ(別名:シロヤシロ) の花街道であります。

例年は5月下旬から6月にかけて開花するようですが、温暖化 などが関係あるのでしょうか❓ 今年の大入道からの尾根沿いは5月 20日頃で満開でした。

ゴヨウツツジは、真っ白なラッパ状の花を幾つも咲かせます。                  お辞儀をしているかのように、少し下を向いて咲き、控えめながらも上品で、とても美しい花です。

5枚の葉が輪を描くように生えていることが由来となり『五葉躑躅』という名前になっています。

『ゴヨウツツジ』の花が、天皇・皇后両陛下の長女である愛子様の《お印》になっています。

《お印》とは、皇族の方々が それぞれ持っている「シンボルマーク」のことで、愛用されているものなどに付けられているようです。

ご両親である天皇・皇后両陛下が『ゴヨウツツジ』の花がお好きであることから《純白な花のように純真な心を持った子供に育ってほしい》という願いを込めて、愛子様の《お印》にされたと言われています。

上品で愛に溢れている『ゴヨウツツジ』の花が、敬宮(としのみや)愛子内親王 に とても良くお似合いであります。

皆様も高原山の尾根伝いに例年になく素晴らしい花を見せてくれる『ゴヨウツツジ』別名:シロヤシオをご覧ください。

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                  

山に来て真っ白な花を見ていると心が洗われ、森林の中を散策するなど森林環境に身を置くことで、清々しい感覚や爽快感が味わえます。

 

 

 

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🏞 岩殿山丸山公園 🏞

2023年04月08日 | 春景色

3月の訪問時は、まだ蕾の桜でしたが4月に入っては丁度良い見頃となっていました。

市制施行 40周年を祝う記念事業として、岩殿山中腹の丸山公園内に戦国時代の館を模して『岩殿山ふれあいの館』として平成 25年(2013)4月に完成しました。

1階は大月市出身の山岳写真家「白籏史郎」氏の四季折々の富士山を楽しめる写真館となっており、2階は大月市街を一望できる展望室を兼ね、一般写真家の展示が行われています。

大月市街と雲がなければ中央に秀麗な富士山が望めるはずでした。  

国道139号線の強瀬登山口より丸山公園を目指す。

大手門の桜  

桜に囲まれた岩殿山。

かつて武田氏二十四将のひとり、小山田信茂公がこの要害の地に築いた岩殿城は、関東の三名城(駿河の久能城・上野の吾妻城)のひとつに数えられた当時の面影を今日にとどめています。

 

 

 

 

 

 

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🌹 小田原城あじさい花菖蒲まつり 🌹

2022年06月12日 | 春景色

初夏、梅雨時の花としては代表的な花を観賞して来ました。

土曜日や日曜日では混雑が予想されたので、天気の良くない平日に訪ね、雨降りを期待したのだが降らなかった。

この時期の花は、全体にを付けた所が綺麗に見えるのです。

この《小田原城あじさい花菖蒲まつり》 は城郭内の本丸と二の丸の間に造られた本丸東堀に花菖蒲、そして常盤木橋から南北にかけて本丸斜面と藤棚よりの南入口方向迄、満開の紫陽花を見ることが出来ます。

昔は本丸東堀が二の丸広場の北側にまで堀が続き、相生(あいおい)橋を渡り御用米曲輪(以前の野球場)から鉄(くろがね)門を抜け本丸に上がったようです。               本丸東堀は発掘調査の結果、幅 20m以上の規模を持つ水堀で、現在よりも 5m以上の深さがあったとのことです。                                この本丸東堀に咲く花菖蒲が、私たちの目を楽しませてくれています。

小田原城二の丸の表門である銅(あかがね)門と紫陽花。

『あじさい花菖蒲まつり』は、6月19日(日)まで開催しています。

 

    ※ ご覧頂き、ありがとうございます。

 

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🌼 芦川すずらん群生地を歩く 🌼

2022年06月10日 | 春景色

黒岳と釈迦ヶ岳の谷間、標高約 1300mの森にある《にほんすずらん》の群生地。

貴重な「にほんすずらん」 種がこれだけ群生しているのは全国的にも珍しく、面積は約 2.6ヘクタールと本州随一の広さを誇り、非常に貴重な植生として、昭和 47年(1972)に山梨県の自然記念物に指定されました。

天然の白樺林や山野草が広がる森の中にひっそりと咲いています。

『幸福を呼ぶ花』ともいわれる小さくて可憐なすずらんや近くに咲く花々を見て来ましたので、ご覧ください。

                               

🌷 スズラン (鈴蘭)🌷                                        ユリ科の多年草で、別名キミカゲソウ(君影草)ともいうようです。                                           名前のとおり鈴のような形をした、清楚な花。

大きな葉の陰に隠れるようにひっそりと咲き、花が終わると赤い実を結ぶ。香りが良く、香水の原料に用いられるそうです。

花屋さんでも見かけるようですが、ヨーロッパ原産の 「ドイツスズラン」 で、そちらと比較すると 「二ホンスズラン」 は小型で花も小さく可憐な表情です。

                            

 

🌷 イカリソウ(錨草) 🌷                                      メギ科の多年草で花の形が船の錨(いかり)に似ているため、この名がついたようです。    花色は赤紫から白まであり、花を下向きにつけ変化に富んでいます。

花は直径2cmほどで花びらは4枚、その下部には長い距(きょ)と呼ばれる蜜の入った棒状の筒が四方に伸びている。葉は3出複葉で小葉はハート形をしています。

根は強壮剤として漢方で用いられる。

                            

 

🌷 ウマノアシガタ (馬ノ脚形)🌷                                       キンポウゲ科の高さ30~60cmの多年草で、全草に毒があるようです。                               黄色の5枚の花弁が光を良く反射するため、遠くからでも金色に輝いて見え、それで金鳳花(キンポウゲ)という別名があります。

名前の由来は、根生葉の形が馬の蹄(ひづめ)に似ているというが、あまり似ていない。

                             

🌷 ササバギンラン(笹葉銀蘭) 🌷                                            ラン科。葉は長さ7~15cm、5~8枚が互い違いに付き茎を抱く。

花は白色で茎の先に上向きに数個つけるが、あまり開かない。

                          

 

🌷 アマドコロ (甘野老)🌷                                    山野に普通なユリ科の多年草。

根茎がオニドコロ(ヤマノイモ科)に似て、甘く食用にできるため、その名が付いたようです。

花は筒状の白色で先端は緑色を帯び、長さは2cmほどで茎に沿って多くの花が垂れ下がる。

 

 

     ※ ご覧頂き、ありがとうございます。

 

 

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🐾 桜時を歩く 🐾

2022年04月09日 | 春景色

河津桜は終わり、染井吉野に変わりつつあり、地元を歩いて来ました。

暖かな陽気の中の山道を歩いていると、沢山の花が出迎えてくれる、この時期ならではの良さである。

普段は中々歩くことをしていないので、付近の桜を見て歩くことにした。

御殿場線の松田駅を8時 20分、出発。

まず、西平畑公園を目指す。  到着8時 35分。                              こちらの桜は河津桜で、足柄平野では逸速く春の訪れを知らせてくれる。4月2日の訪問時には既に葉桜に変わっていた。

菜の花やチューリップ、白モクレンなどが綺麗であった。

自然館を抜け農道を登り最明寺史跡公園を目指す。意外と遠く約1時間掛かった。      史跡公園到着、9時 50分。 標高 456m。

街中の桜は満開となっていたが、こちらは6~7分咲きで枝垂れ桜の方は、まだ蕾であった。

人里離れた山中で、密教の奥義を追求する真言宗の名刹として鎌倉時代の承久3年(1221)松田郷を治めていた大庭平太景義が、この地に招いた源延という僧侶により現在地に建立されたものだそうです。(当時は西明寺)

その後の文明元年(1469)、隣の大井町金子に移転しており(現 最明寺)、なぜ移転したのか?など謎も多いようです。

中央にある池の北側斜面を登り、山北町の高松集落を目指す。 10時半発。

最明寺史跡公園から高松集落にある高松分校には、なだらかな道を30分で到着した。11時。

校舎横の桜も満開であり、新しいランドセルを背に入学式や卒業式などが賑やかに行われていた往時が偲ばれ、壷井栄の長編小説『二十四の瞳』が浮かんだ。

                           

場所が山と海の違いは有れど、瀬戸内海の小豆島に生まれた大石先生が新卒の女性教師として島の岬の小学校に赴任、そこで受け持った12人の子供を可愛がる。                 しかし、第二次世界大戦の嵐はこの小さな島の子供たちをも巻き込み、ある少女は紅灯の巷(ちまた)へ、ある少年は戦場へと行ってしまい、戦争が終わった時には大石先生も子持ちの未亡人となっていた。・・・・・

                            

自分の小学1~2年の担任の女性教師が、この高松分校から赴任されて来られ、優しい先生であり大石先生と重なり、一度どんな学校か見て見たかったので、とても満足した。

高松分校から戻り、尺里峠(第六天)への登り道に進む。尺里峠着、 11時 40分。

100m南側に富士山展望台の標示板を見つけ立ち寄る。

青空でなく雲の多い日であったが、富士を望むことは出来た。

11時 55分、尺里峠より高松山を目指す。登りの途中、樹林帯の中にミツマタが群生していた。

土曜日であり高松山(標高 801m)山頂には沢山の登山者が休憩されていた。 12時 55分着。

高松山登山の途中で昼食 は済ませたので、5分の休憩で13時下山開始。

ビリ堂通過、13時 15分。

新東名高速道路の工事現場を通過し、眼下に山北町の向原集落が見えてきた。 14時。

尺里川通過、14時 25分。上流の桜。

尺里川下流は桜のトンネルの中を流れていた。

岩流瀬(がらぜ)橋到着、 15時 05分。酒匂川左岸の桜が見事でした。

福沢神社のある文命堤に到着、15時 20分。

怒田運動公園に到着、 15時 40分。こちらの桜も満開で多くの家族連れが見えていた。

サクラの映える青空を思いながら出発したが、ノンビリ歩きながらまずまずの桜狩りを楽しむことが出来ました。

 

 

     ※ ご覧頂き、ありがとうございます。

 

 

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🌷 春の花めぐり 栃木② 🌷

2022年04月05日 | 春景色

群生するカタクリなど可憐な山野草を求めて、栃木へ

『清明』 二十四節気の一つ。                               全てのものが清らかで生き生きとする頃のこと。                          若葉が萌え、花が咲き、鳥が歌い舞う、生命が輝く季節の到来です。

                                            栃木県那須郡那珂川町の八溝県立自然公園内に位置し、自然豊かな雑木林に関東最大規模を誇るカタクリの群生が山の斜面を埋め尽くしていました。

以前はカタクリの群生地を追って 秋田県仙北市西木町、新潟県南魚沼市の「六万騎山」、神奈川県相模原市の「城山かたくりの里」などを巡った思い出があります。

小さい頃、祖母に『葛湯を作ってもらい、寒い時に体が温まり大好きでした。       葛デンプンまたは片栗粉の水溶きに砂糖を加え、熱湯を注ぎトロリとした飲み物。体が温まり葛の発汗作用などから、風邪の初期に用いると良いといわれていました。                そんな思い出があり小さい頃から『カタクリ』という名は聞き覚えがありました。

今まで見たカタクリの花は小さくて可愛らしいといったイメージをもっていましたが、栃木のカタクリは予想外に大きくビックリしました。    

                       

🌸 カタクリ : 片栗 🌸 ユリ科                                 雪解けの林に咲く高貴な花。雪国などでは群生が見られる。

落葉樹林の林下に群生し、早春に咲いて初夏には地下で休眠する。紅紫色の花の美しさから ❝ 春の妖精 ❞ にも喩えられる。                                  花は陽が当たると開いて反り返り、夕方に閉じる。

                                

🌸 ミズバショウ : 水芭蕉 🌸 サトイモ科                            山地の湿原などに群生し、北海道や東北ではふつうに見られる。

白い仏炎苞に包まれた、棒のような花穂に細かい花を密に付ける。夏には葉が1mにもなり、別の植物のように様変わりする。

歌にもあるように、尾瀬のシンボルとして名が知られ清楚な花で美しい。

                         

🌸 ザゼンソウ : 座禅草 🌸 サトイモ科                           仏炎苞が紫褐色で茎が無く直に仏炎苞が延びており、不気味な感じがする。

座禅を組む達磨大師の姿に見立てて名がつき、別にダルマソウ(達磨草)とも呼ばれる。   花は早春から開き、悪臭を放つようです。

四季の彩りが競い合う最高の時に、栃木の自然を満喫する散策ができ、お疲れ様でした。

 

 

 

     ※ ご覧頂き、ありがとうございます。

 

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🌷 春の花めぐり 栃木① 🌷

2022年04月02日 | 春景色

山の斜面一帯に咲き誇る花々を求めて栃木へ

花は、その年の気象 状況により開花時期といえども早かったり遅かったりと、最高の状態で見る難しさがあります。

今年はどうだろうか と思案しながら、花好きの皆さんと共に歩いて来ました。                 地元の方の お話では、今年は 寒かったので一寸遅いとのことでした。

訪問先は栃木県那須郡那珂川町の『富山(とみやま)いわうちわ群生地』です。

                              この花の群生規模としては、❝ 日本一 ❞ ともいわれている富山いわうちわ群生地へ軽いハイキングを兼ねながら見学して来ました。

🌸 イワウチワ:岩団扇 🌸 イワウメ科                             生育地は山地で高山植物とはいえないが、雪解けと同時に登山口周辺でよく見かける。    淡紅色の花は清楚で可愛い。    

🌸 ショウジョウバカマ: 猩々袴 🌸 ユリ科                            早春の林で見られる、細長い花被や雄しべ、雌しべをもつ花。

花の色は淡紅色から濃紅色まで変化が多く、白色のものもあり、花は横向き又は斜め下向きにつける。

 

🌸 シュンラン : 春蘭  🌸 ラン科                               早春、ほかのランに先立って咲くことから名がついた。

木々が芽吹く頃、雑木林の林床に10~25cmの花茎を伸ばし、黄緑色の花を咲かせる。

中心の唇の形をした花びら(唇弁)は白色で濃い紅紫色の斑点がある。

 

 

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🌸 曽我の郷 🌺

2022年02月18日 | 春景色

暖かな日に曽我の梅林を歩いて来ました。                         今年は寒いせいか、まだ少し開花が遅れているようです。

曽我の地は古く『曽我郷』と呼ばれ、これまで梅の花がかおる里、曽我兄弟のふるさとの地として知られてきました。

曽我の郷の魅力は、緩やかに起伏する曽我丘陵の所々に雑木林が残り、谷間には清らかな水が流れ、その沢の奥には滝が懸かって、しっとりと落ち着いた風情も懐かしいところです。

梅林の続く中の細道は鎌倉時代からの伝承を語る古道で、道端には宝篋印塔・五輪塔・石仏など、石造建造物も少なくありません。                          そして振り返れば、足元の足柄平野の先には相模湾が陽に光り、箱根連山が展開し、晴れた日には富士ものぞいています。

このように美しい風景の中に、数多い史跡や文化財を秘めている地が曽我の郷であります。

梅林内は緩やかな傾斜は有るものの、ブラブラ歩きながら観梅するには気になりません。

青空に紅梅や白梅そして、葉の出る前に直径2cmほどの香りのよい黄花を下向きにつけるロウバイも見かけました。

梅も葉に先だって開く花は5弁で、ロウバイ同様 香気が高く顔を近づけると、とても良い香りがします。

色鮮やかな花を見たり香りの中にいると、風は冷たいが直ぐそこに春が見え隠れしています。

                                                             

                        

 

春さき、梅の花を、チラホラ見かける頃ほど、平和と日本の土の香を感じるときはない。

私は梅が好きで、いつか「梅」の随筆をまとめてみたいと思っている。

梅に関する折々の感興や話題を古今に集めたら、たちどころに一冊にはなる。

                   吉川英治著 『梅ちらほら』抜粋

                                           

     ※ ご覧頂き、ありがとうございます。

 

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🌹 初夏の花めぐり 🌹

2021年06月17日 | 春景色

花見というとが思い浮かびますが、初夏の花見をして来ました。

季節の花が 奏でる 安らぎのひととき

                                                 

なつかしき あやめの水の 行方かな          高浜虚子(虚子全集)

                                                                     観賞用に水辺・湿地に栽培され品種が多い。

                                            初夏、抜きん出た花茎の頂に雄大で優雅な花をつける。         

紫は 師を偲ぶ色 花菖蒲                         福田富き代(春郊)

                                                   丹精の花々は命名も典雅で、 雨季の潤い となっている。

                             

                                             真っ先に 黄色の薔薇が 咲き揃ひ      加藤あけみ(花鳥来)

薔薇 といえば豊麗で香り高い花を咲かせる西洋薔薇をさすようです。

切り花として年中、栽培されるが花時は本来、初夏。

花の色も形もとりどりだが、薔薇色といえば薄紅。幹や枝に鋭い刺(とげ)がある。

                                                            

睡蓮の 水は流るる こと知らず          佐藤博美(狩)

北半球の熱帯から温帯の沼沢に広く自生する多年草で、改良を加えて観賞用にされている。

                                           根茎は水底泥中にあり、水面に葉を浮かべる。

                                                        丸い葉は濃緑で光沢があり、裏側は赤紫を帯びていることが多い。

                                                                                 

紫陽花や 藪を小庭の 別座敷            松尾芭蕉(別座鋪)

日本原産の額紫陽花を母種として、広く我が国の山野に分布し、園芸品種として占める位置も大きい。

                                                 陰湿の地を好み、葉は対生で楕円形鋸葉。

                                           梅雨入り の頃から咲き始め、梅雨明け と共に花期は終わる。

                                               花弁 に見えるのは萼片(がくへん)で、花はその中に細かい粒のようになっている。

 

 

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