首都圏最大級、約80万株の芝桜が富士山麓の広大な敷地に咲き誇っていました。 好天の中、鮮やかな色のコントラストがとても美しい。
本栖湖には『竜神伝説』があり、かつて本栖湖に棲んだ竜が、お山の噴火を知らせ、村人を救ったと言います。 本栖(もとす)と言う名は、元の巣・・・避難していた村人が、元の場所へ戻れたことに由来するのだそうです。
「富士芝桜まつり」会場の色鮮やかな花の文様は、巨大な龍をかたどっているとの事です。
その会場に向かう途中で、好天の青空にゆうゆうと泳ぐ鯉のぼりも見かけました。 最近では川などにロープを張り、たくさんの鯉のぼりを風に泳がせる祭りが全国的に見られます。
また、田打ちの始めや稲の種蒔きをする、農作業の目安とされていた、沢山の白い花を梢に咲かせる『こぶし』の花も見かけました。 開花時期は早春で、3月中旬から4月中旬で別名を「田打ち桜」と言うようです。
雪あたたかくとけにけり しとしとしとと 融けゆけり ひとりつつしみふかく やはらかく 木の芽に息をふきかけり もえよ 木の芽のうすみどり もえよ 木の芽のうすみどり 「抒情小曲集」より題名『ふるさと』 室生 犀星
おうい雲よ ゆうゆうと 馬鹿にのんきそうぢゃないか どこまで ゆくんだ ずっと磐城平の方までゆくんか 『雲』より 山村暮鳥