春と秋、大人気の散策路。
南禅寺の近くから銀閣寺前の参道まで続く、疏水べりの約2Kmの散策路 ❝哲学の道❞
哲学者『西田幾多郎』博士らが、ここを歩きながら思索にふけったことから、そう呼ばれるようになったとのことです。
近くに京都大学がありますから、当時は学者の方々が良く散策されたようです。
春は桜のトンネルが延々と続き、桜吹雪が疏水に降り注ぎ、秋にはモミジが枝を水面の方に大きく張り出している。
西田幾多郎博士が京大の教授を務めていたのは大正時代、その頃は今ほど人家は無く、ノンビリと散策が楽しめたのだと思います。
川の流れは、自然であれば高い所から低い所へと流れます。 ですから京都の川は鴨川を含め、全て北から南へ流れています。何気なく見ていると気付かないのですが、ここは南から北に流れているのです。 土木工学者『田辺朔郎』博士が設計施工した人口の川だからなのです。
道すがらには、サツキの美しい「安楽寺」、椿が咲く「霊鑑寺」、さらに浄土宗を興した法然上人ゆかりのお寺「法然院」などが並んでいます。
11月中旬頃の紅葉の時期は、「もみじの永観堂」の名にふさわしい眺めを楽しませてくれますが、あまりに多くの参拝者に驚き「見返り阿弥陀」様の拝観も落ち着いてできず、京都五山の最高位に列せられた南禅寺へ。
勅使門~三門~法堂~方丈と一直線に並び、それらを塔頭が取り囲む臨済宗南禅寺派の大本山。
境内にはアーチ橋の上を疏水が流れるレンガ造りの水路閣が建ち、桜と紅葉の名所でもあります。
こちらは永観堂ほどの混雑はなく、枯山水庭園を歩きました。
※ ご訪問頂き、ありがとうございます。