素晴らしい風景!!

色々歩いた山や国内の風景等をご紹介いたします。

▲真教寺尾根から赤岳、阿弥陀岳を目指す▲

2014年06月29日 | 日本百名山

南八ヶ岳の独立峰で八ヶ岳の主稜線から外れているが、八ヶ岳全エリアで3番目の標高をもつ阿弥陀岳を狙った。

                                                                      八ヶ岳の主な峰                               赤岳(2,899m) 横岳(2,829m) 阿弥陀岳(2,805m) 硫黄岳(2,760m) 権現岳(2,715m) 天狗岳(2,646m) 蓼科山(2,530m)  編笠山(2,524m)  北横岳(2,480m) 

阿弥陀岳は八ヶ岳の主稜線から外れているという事で、この山頂に立つと阿弥陀を囲む山々を赤岳方向を向いて右手から西岳、権現岳、赤岳、横岳、硫黄岳の大パノラマが一望できるのである。

これを見ようと本山行が決定しました。

バスで行くからできる八ヶ岳横断コース。                       登りが清里側で下りが美濃戸側へとしたコース取りをしました。            登りは県界尾根か真教寺尾根か迷いましたが、参加メンバーの力量を判断し、リーダーが夏の山行も考慮し、詰めに難易度の高い岩場のある真教寺尾根に挑戦決定

出発点のサンメドウズ清里スキー場に10時到着。                        すぐに登山準備を開始しリフトに乗車、山頂駅の広場で準備運動を行い10時25分出発。

登り始めて足慣らしにもならないうちに賽の河原に到着 10時30分。

しばらくヤセ尾根を行くが、やがて原生林の急登が続く。                      樹間は涼しいが切れると暑い。

牛首山(2,280m)到着11時45分。 昼食とした。            ここまでが、このコースのひと区切りで、この先は平坦な道が続く。            全コースを見ると牛首山まで登り、扇山まで平坦、そこからは見晴らしは良いが登り、山頂直下の300m程が岩場の急登と言った感じであった。 出発12時10分。

扇山(2,357m)通過12時45分。

やがてコースが急になりだすと、回りに景色も変わり、展望も開け、

                                                                                                                                             見上げれば、これから取付く岩場が目に入った。徐々に緊張感が増して来る。

振り返ると、今登って来た真教寺尾根と左手には県界尾根が俯瞰できた。

                                                                        また赤岳方向に向いた左手には鋭くとがった天狗尾根が望めた。

クサリ場に取付く前の休憩と準備。 

                                                                          ガスが湧き出し、クサリと岩の濡れに注意喚起した。

3人でサポート。                                 上部、中間部、下部に待機し、1本の鎖に1人取付き、登り切ったら次の人が取付くようお願いし、下部に付いた私は体の向きや足場の位置を声掛けした。

次々と岩場を越えて行くと、尾根から離れて左側にトラバース気味に進むと、赤岳から権現岳への縦走路にでる。                                     権現岳・真教寺尾根分岐着15時40分。

右に竜頭峰を巻き込み、阿弥陀岳からの道と合流、この辺りからは明日登る阿弥陀岳が堂々と屹立していた。 

                                                                  岩尾根のハシゴを登ると赤岳の南方に出る。                               先を行く皆さんが赤岳主峰に取付いている様子が伺えた。

もう小屋は目の前である。赤岳南峰登頂16時10分。  

赤岳頂上山荘着16時15分。

                                                                  山荘のある北峰から見た横岳(2,829m)と硫黄岳(2,760m)の山塊である。

赤岳北峰から眼下にある近くの小屋が俯瞰できました。                         望遠で上の写真の小屋に寄ってみました。こちらが赤岳天望荘です。 

                                                                           次は行者小屋です。 

                                                                   最後は赤岳鉱泉です。 

この日は終日雨も降らず、とても運が良かったと感じました。                真教寺尾根の詰めの岩場登りに皆さん体力や神経を 使われたようで、夕食後談話室でおしゃべりされる方は1人もいませんでした。                             明日もあります。今日はお疲れ様でした。

 

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▲頂上小屋から阿弥陀岳、行者小屋経由美濃戸へ▲

2014年06月29日 | 南アルプス

昨日は梅雨期にしては予想に反し、合羽も着ない好天に恵まれ、非常に得した気分になれた。                                    この時期、昨日の様な天気は2日も続かない。                                起床4時、外は真っ白で何も見えない。風の音と、滴の音が聞こえた。

朝食5時半。昨日27日は平日の金曜日であり、宿泊者は私たちパーティー16名の他は個人の方が5名と、私たちのほぼ貸切状態であった。              昨日の夕食も今朝の朝食も、とても美味しく食べられた。                             女性陣の食の進み具合も確認したが、皆さん完食されているようで安心した。

食後、寝床の整理と荷造りを兼ね出発の準備を進めた。               霧雨に長時間さらされると体温を奪われ危険なので、防雨対策を完全にした。     汗かきの私は、ゴアテックスの合羽とはいえ、余り着たくなかったが3千m近い山では、そんな事も言ってられず、Tシャツの上に合羽を着用した。                 ところが稜線上で強風にさらされると寒かった。

赤岳頂上山荘前で準備運動を行い、 6時半出発。 

                                                                     夜半の風雨で鉄梯子、岩、クサリの全てが滑り易くなっており、また落石にも注意しながら、ゆっくり慎重に下るよう声を掛けた。事故の発生率が高いのが下山時である。

15分程で岩稜帯の下りが終了しガレ場の道に変わり、ホッとした。

中岳・文三郎尾根分岐通過7時。 中岳手前で小休止7:10~7:15

霧の立ち込める中では、中岳が妙に高く聳え立つように見えたが、

                                                                         皆の足元を見ながら登っていたら15分で越え、

                                                                          行者小屋から来る登山道と合流する中岳のコルに7時40分着。5分休憩。

中岳コルと阿弥陀岳(2,805m)はピストンのため、ザックをベンチに置いて山頂を目指した。                                   私のザックには救急医薬品が入っている事と山行は鍛錬の一環と考え山中に居る間は、常に背負う様に心掛けている。

登りだして直ぐに鉄梯子に取付く。 

                                                                       阿弥陀へは、ほぼ直登の感じで滑り易く、ガレ場もあり落石に注意しながら慎重に高度を稼ぐ。

阿弥陀岳登頂 8時20分。 山頂はガスで覆われ、風が強い。         この山行の目的であった阿弥陀山頂からの大パノラマは、またのお預けとなった。   2度目の挑戦で2敗である。                               寒い。  全員で記念写真を撮影し8時30分下山開始。

霧で視界が悪く、下りのため落ち着いて慎重に下った。               自分はメガネに水滴が付き見にくいなァと感じ、拭くとスッキリと見えるのでワイパーが欲しかった。

中岳のコルに8時50分戻る。                          皆がザックを背負ったら、そのまま行者小屋へ向け下山。              雪渓、ダケカンバ、ヤマザクラ、イワカガミ、コバイケイソウ等、キョロキョロしながらのハイキングに変わった。

文三郎尾根分岐通過 9時35分。

                                                                     一寸下ったらテントと行者小屋が見えた。到着9時45分。  

                                                                           体が冷えたので、ここで暖かいラーメンやおうどん、おそばを食べ、体を温めた。行者小屋出発 10時40分。

広い白河原から山間を流れる柳川南沢をおしゃべりしながら下る。              北八ッの様に苔むしていた。美濃戸山荘近くになった南沢には堰堤が2つ造られ、登山道も整備されていた。

美濃戸山荘到着 13時。                                休憩し、お茶をご馳走になった。 13時15分出発。 

                                                                         バスの待つ美濃戸口へ急ぐ。 14時 美濃戸口着。                   直ぐにバスに乗り込み、近くの『もみの湯』へ直行。 みんな「いい湯だな」を楽しみ、帰途に着いた。

 

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▲ 関東以北の最高峰『日光白根山』を歩く。 ▲

2014年06月22日 | 日本百名山

奥日光の主峰《日光白根山(2,578m)》を訪ねてみた。                                この山は金精山(2,244m)や五色山(2,379m)、前白根山(2,373m)などの山群に囲まれ、山麓からだとそれらの山々に隠され、中々その本峰を見る事ができず、奥白根山とも呼ばれているようです。                          また、草津白根山と区別するため、日光白根山との呼称が定着しているとも言われています

前日に群馬県沼田市の沼田健康ランドに入り、仮眠をとり翌朝の7時半に日光白根山ロープウェイ山麓駅に向かい8時50分到着した。

                                                                     天候は雨を予想していたが、青空も見え薄日が差し、まずまずの天気であった。                  登山準備を済ませ、9時10分のロープウェイに乗り、15分で標高2,000mの山頂駅まで運んでくれた。

山頂駅周辺には、天空の足湯や山頂喫茶「しらね」、ロックガーデンという高山植物庭園があり、また沢山の散策路も整備され、のんびり散策を楽しむ事もできます。 

                                                                 ロックガーデンでは、シラネアオイやコマクサを鑑賞する事ができました。

9時35分 山頂駅を出発。                                    歩きだして間もなく二荒山神社に到着9時40分。                      社殿の周りには沢山のシラネアオイが群生していた。薄紫色で花弁が5~6センチほどの綺麗な花である。

                                                                            これは日光白根山の名前の由来となった1科1属1種の日本固有の植物との事であります。

モミ、イヌガヤ、シラビソなどの木々を見ながら散策路を進み、10時15分大日如来像が祀られた祠を通過。

 本州辺りでは2,500m付近が森林限界といわれています。                      そんな感じになった所を11時半に通過。

                                                                  以後、本峰を目指して高度を稼ぐ。                                  林を抜ければガレ場の登山道に変わり、山頂あたりの岩塊が目に入る。

山頂かと思い登り付いたら、白根神社という祠が祀ってある台地状の所に出た。    12時5分 

目的の日光白根山(2,578m)山頂は、そこから更に先に見えた。      山頂は狭そうであり、私は皆さん全員が山頂に立つのを白根神社側から見届けた。

独立峰の山頂からの展望は最高との事であったが、曇りの天候で残念ながら周りの有名な山々を望む事はできなかった。 

                                                                                                                                  でも眼下の綺麗なブルーの五色沼は見る事ができた。   

昼食を済ませ13時、五色沼に向け下山開始。

                                                                      五色沼を囲む山々を見ながら、眼下に見えるダケカンバの林に向かってジグザグに下って行く。

                                                                     雪渓に出たら左に進むと五色沼避難小屋が目に入る。                    避難小屋通過13時50分。 

先頭より五色沼に着いたと無線連絡が入った。                       後方では足をつってしまった方が居たので、樹林の中の下りを同行し、ゆっくりと歩いて頂いた。 

                                                                       最後尾の五色沼着14時。                                        山頂から遥か下に見えた五色沼の湖畔に立った。

                                                                     静かな水の綺麗な湖畔に出るとホッとして時間の経過を忘れるようであった。

                                                                       五色沼の北西岸からお花畑の中を、ゆるやかに登ると五色山と弥陀ヶ池への分岐点に出て、弥陀ヶ池に進む。                                             小雨がパラつき、雨具の準備とザックカバーを装着した。

14時45分 弥陀ヶ池に到着。 

                                                                         池横の広場で、当パーティーと同規模のパーティーが、雨具の準備を行っていた。

雨は以後酷くなると予想し、最短距離でロープウェイ山頂駅に行けるコース取りをした。

その最短距離の弥陀ヶ池から七色平へのルートに入ったら、沢沿いの下りルートで、予想外の残雪があり、足場の悪そうな場所での転倒を防ぐべく、慎重なサポートを体制を取った。                                      アイゼンが無くて雪渓上を登り下りする時は、キックステップという歩き方をするよう声を掛けた。                                 昔からの登山靴であれば重いし、靴底が角ばっているので、斜面に体重をかけて踏み込めば、雪に食い込み安定した足場が確保されます。                       ところが最近のトレッキングシュ-ズというのは軽いし、かかと部分が丸くカットされているので、キックステップをしても雪に靴が食い込まないため、雪渓ではアイゼンが無いと危険だと感じました。

そんな事で、一寸時間が掛かりましたが七色平まで全員無事に下山しました。15時半。

ここからは往路を戻る感じで二荒山神社へ。16時通過。

山頂駅には16時5分着。                                 最終16時30分のロープウェイに充分間に合いました。皆さんお疲れ様でした。

                                                               

 

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▲ 山梨百名山『雨乞岳』 ▲

2014年06月01日 | 南アルプス

2014年に入り、初めて二千メートル級の山に登ってみた。                  場所は山梨県北杜市にある標高2,037mの雨乞岳(あまごいだけ)である。                                                       国道20号線沿いにある“道の駅はくしゅう”に寄り、ここで登山準備を済ませた。  間近に甲斐駒ヶ岳が見える。

雨乞岳は赤石山脈の甲斐駒ケ岳(2,967m)から鋸岳(2,685m)への尾根の途中から北に分かれた尾根上にある。                                 山頂からは甲斐駒、鳳凰三山、富士山、日向山(1,660m)の展望が楽しめる。

国道20号線よりサントリーウイスキー博物館向けに左折し、博物館専用駐車場手前を右折し、ヴィレッヂ白州への狭い林道を進んで行く。                  標高1,130mで5㎞先と言われるヴィレッヂ白州までバスで入ってくれたのが嬉しかった。バス1台通るのがやっとの林道で、対向車が無くて良かった。

ヴィレッヂ白州の奥にある平久保池登山口に10時到着。                   今回の参加者はスタッフを含めて29名。ほとんどの方が顔見知りなので、道中のオシャベリも楽しい。準備運動後10時15分出発。

平久保池からのルートは2006年に新しく整備されたもので、綺麗でとても気持ち良く歩く事ができた。                                  ただ登り、下り共にアプローチが長く、長時間歩く事が苦手な方には『もういい加減にしてくれ。』と言った感じである。

雨乞岳は全山、花崗岩で出来ているようです。近くの白い山肌を見ると良く分かります。また、この山は古くから雨乞い信仰の山であり、麓の石尊神社で雨乞いの儀式が行われていたとの事です。

標識番 通過 10時45分。                              木製の階段が多いが段差は小さく、それほど急でもない単調な登りが続く。

標識番 通過 10時53分。

標識番 通過 11時。    ここまでは細かく標識が出ていた。

この辺りまで登ってくると、綺麗な三つ葉ツツジが見られるようになった。

標識番 通過 12時10分。                                                                                        新緑の中、森林浴をしながらで、とても清々しい。

笹ノ平付近を行く。気持ちの良い高原歩き 

カラマツ林の新緑が綺麗である。                           青空に白い雲、落葉松の新緑が引き立ちます。また、秋になると緑が黄金色に変わり、これもまた素晴らしいです。                                      『からまつの林を出でて、からまつの林に入りぬ。からまつの林に入りて、また細く道はつづけり。』    北原白秋「水墨集」落葉松 2番より。              カラマツ林と言ったら、もう北原白秋の世界です。

標識番 通過 12時30分。

標識番 通過 12時50分。

白い山肌を見せる日向山(1,660m)を望む。 

雨乞岳山頂着 13時10分。     三角点あり。 

山頂からの甲斐駒ケ岳(2,967m)と鳳凰三山。

山頂の北側は展望なし。

水晶ナギに向け13時40分下山開始。                          それが急降下で、滑りそうな道であり、非常に歩きにくく感じた。

気持ちの良いカラマツ林の中を進む。 

水晶ナギが見えた。

水晶ナギと日向山。 

水晶ナギ方向から日向山を望む。                           中央の尾根上を歩けるが両サイドは切れ落ち、砂礫のアリジゴクのようで怖い所である。

ミツバツツジと水晶ナギ遠望。  

石尊神社向け下山。  

下山口着  17時25分。   

石尊神社前駐車場到着 17時30分。 全員無事下山。  お疲れ様

 

 

  

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