山野草観察ハイク
と言う事で、国道 299号線(メルヘン街道)を走りながら、初夏の山野草
ウォッチングに出かけてみました。
中央自動車道、諏訪南 ICを 10時 20分に降りて、先ずは「湯みち街道」
を走り❝横谷渓谷❞を目指しました。 出発時は本降りの雨
に驚きましたが、時間経過と共に空は明るくなり、甲府を走行している頃は真夏の
日差しとなり熱中症の心配をするようでした。
最初に、東山魁夷 画伯の『緑響く』
のモチーフとなった鏡のような湖面に映る新緑は、まさに名画そのままの幻想美、神秘的な雰囲気でありました。
その御射鹿池(みしゃかいけ)に立ち寄った。
酸性の湖水を好む苔の繁茂が、木々が綺麗に映る要因と言われ、またかつて神野と呼ばれた土地の神聖な気配が感じられました。
明治温泉付近ではモクレン科の落葉低木である
「オオヤマレンゲ」
が見られるとのことで向かう。今回は花の会の皆さんで目的の花が見られて大興奮。
明治温泉宿は休業のようでありましたが、そこから横尾渓谷まで降りると水煙
を立ち上げた大迫力の「おしどり隠しの滝」が望めた。
予定では、明治温泉から横谷観音まで信州屈指の渓谷美が満喫できる横谷渓谷遊歩道を渓谷沿いに歩く予定でしたが、昨夜の雨で渓谷に架かる橋が流されており
、お花見の皆さんに徒渉をして頂く訳にもいかず車移動。
横谷観音平に移り、横谷観音 から王滝まで
散策。
横谷観音展望台から王滝展望台まで下り 10分と記されていましたが、自分の足で 10分以上かかり
、戻るには大汗でした。
展望台からの王滝
次は国道 299のメルヘン街道を駆け上がり、麦草峠(標高 2127m)を越え国道沿いの白駒池駐車場へ。
こちらは JR
東日本の TVCMで
吉永小百合
さんが「白駒池」に訪れ❝苔の森❞を歩かれたことから、凄い人気となり訪れる観光客
の
方々
であふれ返っています。
そんなことで、ここは平日に出かけた方が、ノンビリ散策できます。
標高 2100m以上の湖としては日本最大の天然湖『白駒の池』
。
標高 2115m・水深 8.6m・周囲 1.8Km・池一周
40分。
八ヶ岳
を西に望むこの地には、数百年の時を
その年輪に刻んだコメツガ、トウヒ、シラビソの原生林が広がります。 地面を覆うのは 520種類にも及ぶという苔の絨毯。
駐車場から約 15分で白駒池に到着。 池を一周する遊歩道を散策するだけで「苔の森」と称される原生林
や高山植物
など北八ヶ岳が誇る大自然を堪能できます。
私たちは反時計
回りに秋に完成するという
白駒荘
の前を通り、高見石小屋への分岐を横目に
綺麗な苔に見惚れながら湖畔
周遊へ。
一歩足を踏み入れると、そこは一面に鮮やかな緑の絨毯を敷き詰めた
苔の世界
。 その比類ない規模と美しさから日本屈指とされる『苔の森』。
湖畔散策が終盤に
青苔荘
を通過、コーヒー
や美味しそうなキノコ汁
などが見えました。
周辺の 10ヵ所の森で、それぞれ苔の
種類も異なり、その神秘的な生命の営みを遊歩道や登山道からも身近に
観察できる貴重な場所となっています。 青苔荘を過ぎて駐車場に戻る道沿いで「イチヨウラン」
を発見。
ノンビリ 2時間弱を掛けて初めて白駒池を一周
歩きました。 木道が整備され、濡れている
時にはスリップに注意すれば、とても歩き易いです。
最後に女神湖畔の自然植物 観察散策路を歩き、今日最後に花
の名前を沢山聞きましたが忘れるので、2つだけ
メモ
しました。
ベニバナヤマシャクヤク
キバナノヤマオダマキ
山沿いで雨を心配しましたが、終日降られることなく助かりました。
お疲れ様でした。