素晴らしい風景!!

色々歩いた山や国内の風景等をご紹介いたします。

▲ 大野山から地蔵岩経由、旧共和小へ ▲

2022年01月26日 | 丹沢山塊

山頂は広々し、ほぼカヤト原に覆われ一部ヒノキ林であるが、展望良好で牧歌的であり、とてものどかである。

日差しは暖かいがジッと風に 吹かれていると汗が冷えて寒くなるので、パーカーかウインドブレーカーを羽織っていれば快適である。

まず大野山に向かう途中、アチコチで木製の人物や動物の像が迎えてくれました。         これは工芸家の方によるチェーンソーを使って一本の丸太から彫り上げられるチェーンソーカービングの作品。これらの人物や動物の像を探して歩くのも楽しい。

山頂の中央には竜集大権現の小社が祀られている。

竜集大権現から西に目をやると東屋と霊峰 ❝富士山❞ の幽姿が望めた。

特に日当たりの良い南側には、木の皮が和紙の原料になるミツマタが青空に向かって咲いていた。                                         枝が必ず三又に分かれるのでこの名が付いています。

山頂から北に目を向ければ西丹沢の山々と昭和 53年(1978)三保ダムの建設により出現した人造湖である ❝丹沢湖❞ が俯瞰できる。                                自然を大切にした美しい湖で「かながわの景勝 50選」「全国ダム湖 100選」「関東の富士見百景」などに選ばれています。

大野山は西丹沢前衛の低山ですが、北東方向に目をやれば奥深い丹沢山塊の峰々が遠望できます。

東方向に目を移すと山頂一帯に牧場が広がり、明るく牧歌的な雰囲気が楽しめます。

陽当たりの良い所でストレスもなくゆったりと過ごす牛さんのお腹は重そうでした。

 

 

更に南東方向には足柄平野を流れる二級河川の酒匂川や遠く相模湾が望めます。

山頂からの景色を充分に楽しみ 12時40分 下山開始。旧共和小学校跡までは往路を戻ります。 戻りながら南側の右手には、寒いのか襟巻をした熊さんが見送ってくれました。

熊さんの右手には遠く伊豆大島が薄っすら見ることができました。

地蔵岩に向けて、あの厳しかった長い階段を軽快に下る。

陽だまりハイクといった、のどかな登山道をノンビリ歩く。

地蔵岩分岐を 13時半、通過。  車道を旧共和小学校跡へ向かう。

旧共和小学校跡前着、13時35分。                            以前は子供たちが駆け回り賑やかな声が響き渡る、そんな風景が感じられました。    

山北町には大きな町立川村小学校があり、その分校として昔は「共和分校」と呼ばれていました。

その校庭の隅に今はあまり見かけない二宮金次郎さんの若かりし頃の像がありました。    家計を助けるために山へ枯れ枝拾いに行き、その行き帰りの道中で読書、当時の模範的姿勢でありました。                                                   が現在の交通事情では、❝ 歩きスマホ ❞ は絶対にやってはいけないですね。

往路は旧共和小学校跡まで道なき道を藪漕ぎしながら無事たどり着きましたが、最近テレビでも低山での道迷い遭難が発生しているので、危険は避け道案内通りの標示板に沿って正規ルートを下りました。                                     古宿の集落を通過し、東名高速の高架橋下の車道を山北駅に向かう。高架橋下通過、14時。

14時10分、ようやく朝通った発電所の通水路が見えた。 行きは左の尾根を登りました。

約5時間、小春日和の丁度良いハイキングでした。 

 

 

           ※ ご覧頂き、ありがとうございます。

 

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▲ 懐かしの ❝大野山❞へ ▲

2022年01月20日 | 丹沢山塊

暖かな日差しの中、ノンビリ丹沢湖の南に位置する『大野山』を歩いて来ました。

小さい頃はワラビ取りに行った懐かしい山である。  

ツクシとわらびが生えている春の野

御殿場線の山北駅を 8時55分、出発。

1934年(昭和9年)丹那トンネルが開通するまで、東海道本線の一部として使われていた路線である。                                                                                                                                             1889年(明治 22年)に開業し、箱根山の北側の急勾配を通過するため東海道線最大の難所であった。

そのため蒸気機関車は必ず、この山北駅に停車し石炭や水を補給、駅弁では「鮎寿し弁当」がとても人気があったという鉄道の町でありました。                          当時の駅前商店街は賑やかで映画館も2軒あり栄華を極めた時もあった懐かしい町です。

そんな事を思い浮かべながら駅前商店街から御殿場線沿いの桜並木の下を歩き、安戸隧道上の吾妻山入口に9時15分、到着。

この前方の下に東京電力の水路式発電所があり、その動力源である水を取り入れる通水路を右に眺め、小さい頃 虫取りに走り回ったことに思いを馳せ、しばし休憩した。

安戸隧道の上から河村城址や国道246号線を俯瞰す。旧山北高校の跡地はゲートボール場に変わっていた。

 

スマホの登山アプリで山北駅から大野山(標高 723m)への登山コースを登録したが、この辺りは小さい頃歩き回っていたので登山アプリに無い吾妻山へのコース取りをした。                         9時20分、赤い鳥居から吾妻山山頂を目指す。

登り始めはルンルンと進んだが、段々進むうちに急斜面となり道が荒れ、降り積もった枯れ葉が滑る。

道らしき所を選んで登り、前方に社(やしろ)らしき建物が確認できた。吾妻山山頂着、10時。  

小さい頃は社の前に土俵があって祭事に子供相撲が行われたと聞いたが、土俵は無かった。

社の回りは樹林に覆われ薄暗いく、予想外に荒れているのに驚いた。10時05分、山頂出発。

ここから社の裏を北に進めば古宿の旧共和小学校跡に行けたので、尾根沿いを北進する。     最初のうちは尾根歩きのようであったが、10分も進まないうちに道らしき跡は消え倒木や荒れ果てた竹藪が現れた。

倒木は腐り果てているので踏み外しや枯れ枝の跳ね返りに注意し、藪漕ぎを15分ほど頑張ったら藪を抜けたが酷く長く感じた。                                       そこに「河村氏表忠搭」と表示された立派な石碑を発見。 人も入れない所にどうして と思った。表忠搭通過、10時35分。

解説版もなければ大きな石碑の裏を見ても酷い苔で解読不能。河村城址に関係あるのだろうか

そこから更に北へ進むと左側に梅林が見えたが鹿よけ柵が張り巡らされ抜けられない。    仕方なく更に北進したら、縞状に綺麗な茶畑に出た。急に周りが明るくなりホッとした。

そこは旧共和小学校が背負う山の尾根であった。茶畑の先に見えるのが、目指す大野山である。

この茶畑を下り車道に出て右折、アップダウンのない車道を進むと『地蔵岩』という標示板が右側に現れる。 地蔵岩の分岐である。通過、11時。

右側の岩が階段状に造られた登山道に取り付く。凝灰岩の大きな岩で右側が崖となっている。

ここからようやく登山道らしくなり、雑木林の山腹を緩やかに登って 行く。

ススキの原のような山腹に出ると気持ち良い青空が目に飛び込み、少しでも早く尾根に出たいと気は焦るものの長い階段が続き、3回ほど休んでやっと登り切った。

大野山は山頂近くに駐車場があり、舗装された車道を歩いて山頂に向かう。

山頂に向かう途中からは下に神奈川県立山北つぶらの公園と遠く中央の山の噴煙、箱根の大涌谷が遠望できました。

12時05分、大野山山頂に到着。 お疲れ様でした。

東屋あり、トイレもあり、沢山のベンチが用意され、陽だまりでノンビリ昼食。

 

  ※ この後、登って来た地蔵岩コースから危険な藪漕ぎは止めて、正規ルートを下ります。

      

  ※ ご覧頂き、ありがとうございます。   

 

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🚒 新春 出初式 2022 🚒

2022年01月14日 | 伝統行事

火の用心 ❣   火の用心❣   

消防団が 新年の最初に行う演習の儀式『出初式』を見てきました。

近代的な消防演習のほかに、町火消時代の伝統を継ぐ梯子(はしご)乗りは有りませんでした。

日本の消防組織は、江戸幕府が大名火消、旗本火消〈定火消(じょうびけし)〉を設置したのが始まりだとされており、その組織が整ったのは 1658年(万治1年)だそうです。

1718年(享保3年)町奉行令によって町火消を設けたが成果が上がらず、1720年改組し、「いろは四十七組」(のちの四十八組)が発足した。

出初式は町火消の初出行事で「いろは四十八組」の江戸町火消は、それぞれの纏(まとい)を奉持して町を練り歩き、梯子乗りの妙技を披露した。

  出初式        出初式

1948年(昭和 23年)の『消防法』によって自治体消防が発足してからは、消防団のパレードや一斉放水などの行事が多くなったようです。

消防団員の士気高揚と防火意識の普及などを目的として「南足柄市消防出初式」が1月9日(日)に開催されました。

毎年実施されている行事ですが、今回初めて見学させて頂きました。

 

学生生活を卒業し社会人になってからは、広い校庭のような所で整列することもなくなり、消防団員186名さんのキビキビした切れのある動きには、流石頼れる方々だと感じました。

それに消防団の県大会に出場された選抜メンバーによる見事な消火演技を披露して下さいました。

会場での演技終了後、大雄橋上流狩川水辺プラザでの一斉放水会場まで、消防車両 28台の連なるパレード走行が実施され、多くの市民が出迎えました。

大雄橋上流の狩川水辺プラザ左岸から消防団が 24本のホースから一斉放水。

右岸からは足柄消防署のはしご車がはしごを伸ばし、高所消火対応の放水作業を見せてくれた。

私たち市民は、この様な消防団員の皆さんにより守られていることに感謝いたします。    この出初式会場の受付では、消防団員の募集も行っております。

 

 

 

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🎍 出雲大社相模分祠 参拝 🎍

2022年01月08日 | 宮詣で

初詣、 関東のいづもさんへ。 

 二礼四拍手一礼。

出雲大社の御祭神 大国主大神様をお祀りしており、島根県 出雲大社より正式に御分霊を賜った出雲大社教の分祠であります。

明治 21年(1888)に、島根県御鎮座の『出雲大社』第 80代国造・千家尊福公に請願して、当地累代の神職であり、報徳家であった草山貞胤翁が、出雲の大神の御分霊をこの地に鎮祭申し上げ、大国主大神の御神徳を関東地方に広めるための要処としたのが創まりとされています。

三が日には例年十万人以上の参拝者が訪れ、屋台の露天商も参道を埋め尽くさんばかりに出店し、三が日を通じてお参りの列は絶えないと聞き、コロナ禍でもあり三が日は避けて参拝しました。

立春大吉縁起とは、天地自然の霊気を正しく受け、平穏無事に過ごすことのできる万民に福をもたらす縁起ものとの事です。

夜にはライトアップされ、竹灯籠やぼんぼりの柔らかな灯かりの中で参拝ができるという時間に向かいました。

新年早々ですが、コロナのオミクロン株が猛烈な勢いで感染者を増加させています。     ワクチン接種も2回は済ませ、マスク、手洗い、うがい、消毒などできることはやっていても、通勤などでは電車、バス等、人混みは避けたいと思いながらもできない辛さがあります。

オミクロン株増加に伴い、また飲食店での会食人数制限が発表されました。何故、飲食店だけ。

学生さんの修学旅行も中止。この調子では明るい未来は見えていません。          一生に一度の修学旅行、入学式、卒業式、入社式、これらを迎える皆さんに、幸多いことをお祈りしています。

 

     ※ ご覧頂き、ありがとうございます。

 

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🎍 謹賀新年 2022 🎍

2022年01月01日 | 伝統行事

昔からお正月には歳神様が元旦の朝に天から降りて来ると信じられていました。

門松、注連縄(しめなわ)などの飾りや、大掃除、餅つきなどの行事は、その歳神様を迎えるためのものです  

一般的には、餅つきや大掃除などのお正月の準備は、13日から は28日までの間に行い、また門松や注連縄飾りは 29日は『苦待つ』31日は『一夜飾り』といって不吉とされていますから、この両日は避けて飾ります。

 

かつてのお正月は、お盆と同じく、祖先の霊を呼び、慰霊する行事だったといわれています。

それが次第に分化し、新年のお祝いと、一年の無病息災を願うものに変わって行ったようです。

霊(歳神様)は門松を目印に降臨してくるといわれています。

そして注連縄は、あの世とこの世との境界線の意味があるといわれ、注連縄を張ることによって「霊域」をつくり、死霊が滞在できる環境としたようです。

こうして招いた霊に、一年の幸福と豊作を祈る・・・・・それが日本の正月の原点だそうです。

 

        ※ 参考書籍 ⇒ 「日本のしきたり」彩図社

 

改めまして

 新年 あけまして おめでとうございます。

 画像をアップロードする

    本年も どうぞ よろしくお願い致します。        

 

昨日は去りました。

明日はまだ来ていません。

私たちにはただ、

今日があるのみ。

さあ、始めましょう。

                           マザー・テレサ(修道女)

 

   ※ ご覧頂き、ありがとうございます。

 

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