素晴らしい風景!!

色々歩いた山や国内の風景等をご紹介いたします。

▲ 深山の路を下る。 ▲

2024年11月09日 | 山梨百名山

1973年(昭和 48年)に奥多摩町と檜原(ひのはら)村を結ぶ 「奥多摩周遊道路」 が開通、また1989年に 『都民の森』 として整備されたことから、マイカー登山者が増加し、また家族連れで楽しめる憩いの場となりました。

こちらの『都民の森』には沢山の周遊コースが用意され、目的に沿った散策路をノンビリ歩けます。

「ブナの路」・「けやきの路」・「ハリモミの路」・「深山の路」・「陽光の路」など 

三頭山西峰 (標高 1524.5m)からの景色を楽しみ 11時 46分、南に進路を取り 「深山の路」 で大沢山に向かう。                                                   西峰を下り初めに見かけた、稲光の様に曲がった面白いブナにビックリ。

途中で見つけたマムシグサ の果実。     

標高 1500m前後の尾根の 紅葉は、少しは見られましたが、もう殆んど御終いでした。

11時 55分、ムシカリ峠通過。                                    ここから三頭大滝へ三頭沢沿いに下ることができる。                              春には三頭山の花とされたハシリドコロが沢山見られるようです。

ムシカリ峠から緩やかな坂を登ったら避難小屋が見えた。                                大きく立派な避難小屋でトイレ が完備、高尾山もそうですが東京の山は素晴らしいです。

12時 09分、大沢山(標高 1482m)到着。                                           ベンチが有り、三頭山西峰の様に混雑が無かったので、お弁当 を広げノンビリした。

目の前には富士山が見えノンビリ眺めていたら、暖かいし朝早かったので 眠くなった。

この尾根道は落ち葉を踏みながらの陽だまりコースで、とても歩き易い。

美味しそうな キノコも見られた。

ムシカリ峠を過ぎてからの道は 『深山の路』 と呼ばれており、東京と言えども奥多摩は山深い所とつくづく感じられた。

写真を撮るのは明るい所だけど、鬱蒼としている所が沢山あるのです。

12時 35分、ハチザス沢ノ頭という分岐点を通過。                                  ここ迄で尾根歩きは終わりで、東に進路を取り三頭大滝に向けて下ります。

この時期は午後になって樹林帯の中に入ると薄暗く寂しい道となり、15時以降となった場合はライトが必要となるので、この時期は常に準備が必要です。

12時 54分、「石山の路」 の標示板を通過。                                  この標示板前後の登山道には露岩が多く見られ、この名が有るようです。

遠くに沢の流れが聞こえていたが、この下りに来たら音だけでなく、白く水の流れが見えてきた。

沢に出て左岸に渡渉、雨後でなかったので楽に通過し、スリップに注意しながら左岸を下る。

13時 18分、野鳥観察小屋への分岐を通過、橋を渡って進む。

下方に大滝休憩小屋が見えた。

休憩小屋に着いたら、目の前に滝見橋と標示があり向かった。

三頭大滝は下から見上げるのではなく、橋の上から眺める様になっていた。                  落差 35mらしいが橋の上から眺めているので、もっと落差があるように見えた。

滝から森林館への道は 『大滝の路』 と標示され、木材チップが敷き詰められた快適な道で、森林セラピーロードと呼ばれています。                                     歩いていてフカフカする気持ち良い道で、新しい木材チップの時は木の香りも良かっただろうと思った。

13時 39分、スタート地点の檜原都民の森駐車場に無事戻りました。

14時前でも低地の樹林帯の中は上の様に薄暗くなってしまうのです。                        今頃の日没時間は 16時 40分頃であり、この時間には家に帰着しているくらいが良いですね。

 

 

 

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▲ 三頭山ハイク ▲

2024年11月08日 | 山梨百名山

ブナ林の美しい奥多摩三山の最高峰を歩いて来ました。                          頂上部が西峰・中央峰・東峰の三つの峰に分かれていることから、その名の付いた❝ 三頭山 ❞は、大岳山・御前山と共に奥多摩三山の一つに数えられています。

                          

檜原都民の森に9時 16分到着。                                          到着が遅れたうえにノンビリ準備を進めていたので、出発が9時 40分。

久し振りの快晴で気分良好。                                          でも、歩くのも久し振りなので支障なく歩けるか❓  今の体力試しである。

緑マップの外郭を反時計回りに歩く。

まずは整備された遊歩道のトンネルを抜け、森林館や木材工芸センターの横を通り、鞘口(さいぐち)峠を目指す。

短いがきつい坂を登ると、古くは甲州道の要衝の峠であった鞘口峠に出る。                    鞘口峠通過、10時 04分。

三頭山へは鞘口峠に出ると左折、西に向け進路を取る。                             最初は落ち葉を踏みながら、緩やかな尾根道を行く。 

檜原都民の森の中には沢山の登山道が設けられており、自由に歩き回れる楽しさがあります。

ブナの木は、土砂崩れや洪水を防いでくれる緑のダムと言われており、また酸素を生産する天然の空気清浄機、そして木の実は野生動物の食料として役立つ、とても素晴らしく優秀な木なのです。

そんなことで折角 山に来たので、ブナの作ってくれた綺麗な空気を吸って歩こうと『ブナの路』へと進路を左に取った。

登山道は傾斜を増し厳しかったが、綺麗な空気のおかげで順調に登れた。

黄葉や紅葉のコラボも見られ、目でも楽しむことができた。

10時 45分、見晴し小屋に到着。 標高 1397m。

見晴し小屋からは東京方面が望めた。

見晴し小屋を過ぎると下り路となり、『探鳥の路』や『コマドリの路』と別れ、更に西へと『ブナの路』の登山道を三頭山目指して登る。

綺麗なブナの黄葉をご覧ください。   

11時 20分、標高 1527.5mの展望台に到着。

三頭山東峰の標高と同じ高さの展望台からは、東京湾が望めるという案内板があったが、霞んでいて良く分からなかった。

ほんの直ぐ隣にある三頭山東峰に到着。 11時 25分。 こちらに三角点あり。

11時半、三頭山の中央峰(標高 1531.0m)を通過。

三頭山の東峰と中央峰は尾根状に立つ峰ですが、西峰は広くなった山頂であります。     中央峰からは少し下って登り返しますが、山頂付近でも秋が感じられました。

西峰山頂の手前にあるムシカリ峠への分岐で、この直ぐ上に西峰の山頂がありました。

11時 38分、三頭山西峰の山頂に到着しました。   

今回は途中で知り合ったグループの方に、沢山撮って頂き有難うございました。

三頭山西峰は下の様に広々としており、風もなくノンビリできる所でした。

好天であり、午後になっても初冠雪は確認できませんでしたが霊峰富士を眺めることができました。 

 

 

 

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天空のビーチ

2024年07月16日 | 山梨百名山
山上に開ける浜辺
 
 
 






山上の浜辺
風化花崗岩による芸術です。
八ヶ岳、甲斐駒ヶ岳、雨乞岳など周りの山岳風景は最高です。













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▲ 天空のビーチを歩く ▲

2024年07月07日 | 山梨百名山

梅雨に入り局地的に大雨の所もありますが、全般的に暑い日が続いております。             私の住居地も日中はうだるような暑さが続き、こんな日は爽快な ビーチ歩き が最高だろうと出かけてみました。

私は小さい頃 家族で湘南のビーチに出掛け、浮き輪で遊んでいたら浜辺が見えないことに気付き、波が高くなった時に浜辺の方向を確認し、小さな手で波を必死にかき分けて戻った怖い思い出があり、あまり海や川は好きではないのです。

そんなことで今回向かった所は、南アルプスのエリアに存在し、大きな白いザレが特徴の日向山(標高 1660m)を歩いて来ました。

日向山は、甲斐駒ヶ岳の北東部に位置し、山頂には花崗岩が風化した白い砂浜が広がっています。奥のピークが甲斐駒ヶ岳 (標高 2967m)です。

                                               この独特の景観は、通称 《天空のビーチ》 とも呼ばれ、山頂からの眺望とも相まって、ファミリー層から登山愛好家まで幅広く親しまれています。

                         

矢立石登山口に6時 50分到着。既に3台の車が停まっていました。                     直ぐ登山準備を進め7時10分出発。

登り始めは赤松林の中を登る。                                         随分昔からの古い道のはずだが、極端に掘れたり崩れたりしておらず歩き易い。

7時 17分、幾星霜を経てなお、原形をとどめている炭焼窯跡の脇を通過。

雑木林から白樺の混成林と変わり、やがてコースの右側はカラマツ林になって、それが続いた。                                                    林の中であり直射日光には直接晒されなかったが、汗かきなので大量の汗が顎から滴り落ちた。

登りが厳しくて必死に歩いていても、花を見かけると心が癒されます。                   バックが木陰であったので、コアジサイの白い多数の小さな花が、ひときわ綺麗に見えました。

登りの登山道の脇では、石仏様が「頑張れ 」と見守っていて下さいました。

地表が一面クマザサに覆われた窪地の一角に無人の 雨量計が設置された前を通過。

雨量計の辺りは尾根沿いの道で、軽快に歩けます。                              尾根の左手には、樹木の梢越しに甲斐駒ヶ岳(標高 2967m)や右手には八ヶ岳を垣間見ることが出来ます。

9時 53分、日向山三角点に到着。                                      登山道から僅かに外れた展望のない林の中に、1659.6mの三角点標石がポツンと設置されていました。

三角点を過ぎれば、もう直ぐ山頂なので疲れが消え足の動きが早くなる。

矢立石登山口から、ずっと樹林帯の中を歩き続けてきたので、突然海岸線の様な白砂の上に飛び出し、眩しくて目を細めた。                                            北側の正面に裾野を大きく広げた八ヶ岳。

南側には白砂の上にチョコンとピークを見せる甲斐駒ヶ岳 (標高 2967m)。

2022年の夏に登った時は曇り空で、周りの景色や、このように輝くような白砂の雰囲気は感じられませんでした。正面の堂々とした山塊は雨乞岳 (標高 2037m)。

日向山(標高 1660m)山頂の西側に広がる 「雁ヶ原」 は、原と言っても平坦な部分は殆んどなく、全域が北の神宮川に向かって傾いている。

雪かと見まがうばかりの風化花崗岩には、心が洗われる思いがしました。

近年、この素晴らしい景観を見るために多くの人が訪れた結果、踏圧の影響が随所にみられるようになりました。                                             また、気候変動に伴う集中豪雨による大量の水の流れなど、負の影響を受け続けてきた登山道は、いま加速度的に崩壊が進行しています。                                  美しくも脆い花崗岩でできたこの山の未来を引き継ぐために 北杜市南アルプスユネスコエコパーク地域連絡会 の方々が、植生を保護し、回復させるための取り組みを続けて下さっています。

天気に恵まれ私自身心ウキウキで、足元に気を付けながら 『天空のビーチ』 を行ったり来たり、もったいないほどの展望を楽しませて頂きました。

あまり白砂の先端へ行くと、深く落ち込んだ神宮川へ引きずり込まれそうな恐怖感 もあり、併せて海辺に居る 清涼感も味わえました。

のんびりと 北アルプス の燕岳を思い浮かべながら、八ヶ岳を眺めました。

今日の様な日向山を見たいという思いが叶えられ、帰りの足取りは快調でした。

雁ヶ原の白い砂の斜面は雪かと見まがうばかりの圧巻の景色でした。

 

 

 

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▲ 鳳凰山展望所から千頭星山、甘利山へと戻る。▲

2024年06月12日 | 山梨百名山

6月は甘利山(あまりやま)のレンゲツツジを見に来る方は沢山いますが、千頭星山(せんとうぼしやま)まで行く方は激減し、のんびりとした山旅を楽しむことが出来ました。

千頭星山では5分の小休止をして、鳳凰三山が眺められるという鳳凰山展望所に向かう。   出発、9時 15分。                                          今まで笹原の明るい尾根道を歩いてきたが、千頭星山から大馴鹿峠方向は苔むした原生林が山深さを感じさせてくれた。

展望所という表示は無かったが西側が開けていたので、しばしそこで間近な鳳凰三山を眺める。普段見られない位置からの鳳凰三山なのでじっくりと眺めた。                   ただ稜線にかかる雲が中々動いてくれず、ピークを確認できなかったことが残念だった。

展望所らしき所から大馴鹿峠へは大ガレの急降下で、危険箇所ありと聞いていたので戻ることにした。                                               苔むした道を登り返す。

木の根に注意しながら登っていたら、傘型の小さな可愛いキノコやピンク色の可愛いイワカガミさんが見送ってくれた。

登り返したら、カラマツ林の中を進む。

先ほどの千頭星山に9時 48分、戻る。                                     この先 下りが始まるので、登山靴の紐を締め直し水分補給をし気を引き締めた。                 出発   9時 53分。

千頭星山の下りから大西峰(おおにしうら)迄の 20分位は、このコース最高のプロムナードコースであり、じっくり味わって歩いた。

 からまつの  林を過ぎて、からまつを しみじみと見き。 からまつは さびしかりけり。     たびゆくは  さびしかりけり。

 からまつの 林を出でて、からまつの 林に入りぬ。 からまつの 林に入りて、また細く道はつづけり

 からまつの  林の道は われのみか、ひともかよひぬ。 ほそぼそと 通ふ道なり。さびさびと いそぐ道なり。

 からまつの 林を過ぎて、ゆゑしらず 歩みひそめつ。 からまつは さびしかりけり、からまつと ささやきにけり。

カラマツ林を歩きましたので北原白秋の詩『落葉松』の全八連のうち四連のみを引用させて頂きました。                                               白秋が霧雨の信州で、落葉松林の中を歩きながらの詩とのことですが、今回の天気では「さびしかりけり」との思いは合いませんが、思い付きで載せさせて頂きました。

                        

青木鉱泉分岐通過、10時 16分。  まだまだカラマツ林の下りが続き、慎重に歩いた。

明るい奥甘利山の南斜面を東に進み分岐を通過、 10時 46分。

11時 03分、大笹池分岐を通過。                                 その途中ではレンゲツツジを見飽きていたので、白が綺麗なシロバナノヘビイチゴが目に付いた。 純白で可愛いですね。

直ぐ近くには、これまた黄色が綺麗なウマノアシガタを発見。                 こちらの花弁には光沢があり、風に吹かれて キラキラと可憐に輝いて見えました。

大笹池分岐を下った所からは、朝方歩いて来た甘利山や その先に甲府盆地が俯瞰できた。

下り返して甘利山に到着、11時 12分。  沢山の方々がレンゲツツジを楽しんでいました。 

自分としてはマアマア順調に歩け 12時前に戻れたので、空いていた山頂のベンチでノンビリ 40分の大休止、 お弁当にした。出発、11時 53分。

お昼近くなっても富士は顔を見せてくれているし、広い山頂に造られた遊歩道をブラブラした。

甘利山の一段下になる鍋頭(なべがしら)には木製遊歩道が整備され非常に歩き易い。        桜は朝方蕾でも好天の日中となれば満開になるので、それ同様に期待していたがツツジは、ほとんど朝と変わりなく一寸残念だった。

甘利山 駐車場が見えた。無事下山完了、12時 20分。

天気が良くて綺麗なレンゲツツジを心行くまで堪能でき、良い思い出が出来ました。     まだまだ沢山の蕾が皆様をお待ちしております。    

 

 

 

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▲ 甘利山から千頭星山へ ▲

2024年06月09日 | 山梨百名山

甲府盆地 の西側に櫛形山と並び、南アルプスの前衛として申し分ない展望を誇る 甘利山(標高 1731m) を歩いて来ました。                                        ツツジやスズランの咲き競う頃は、一段と素晴らしいが山頂直下まで車が入るので人出も多い。 そんなことで、人気のある甘利山の賑わいから遠ざかって、本来の山の静けさに 浸れる千頭星山(標高 2139m)を目指してみた。

ツツジ苑のそばにある甘利山駐車場に6時 13分に到着した。                   こちらの 駐車場は 普通車 が約 80台停められるようですが、5~6月のツツジの時期は写真屋さんが凄く多いのです。                                        到着時は、ほぼ満車状態でしたが 入口近くに1台分空いており、本当にラッキーでした。   直ぐ登山準備を行い、6時 40分 出発。

右手にツツジ苑さん を見ながら東屋展望地に向かう。

日の当たる所にレンゲツツジが見え、心躍る。

展望地に出たら南南東に霊峰『富士』が見えた。 俄然元気が出た。                       私は既に5回は登山しているのですが、今まで一度も見たことが無かったのです。

鍋頭(なべがしら)心の鐘 の下を抜け、甘利山山頂に出る。7時 10分。                       早朝なので山頂広場は誰もいませんでした。

登山者でない写真屋さんは大きな三脚をレンゲツツジのそばに据え、皆さん富士山を狙っていました。                                                   山頂から千頭星山(せんとうぼしやま)の稜線が見えた。高いけど山頂目指して頑張ろう 

甘利山からの下り道で真っ白なズミの花が、空の青さとのコントラストが綺麗だった。

登り返して平坦になった所で大笹池分岐を通過、 7時 28分。

この先はササ原が多くなり、斜面に咲くレンゲツツジやズミが色鮮やかである。

尾根の西側斜面を進むと奥甘利山への案内板が現われた。7時 50分。

案内板から 北へほんの一登りで奥甘利山(標高 1843m)山頂に着いた。                  南側が開け富士が見えた。

樹林の平坦な道から登り返しが始まるが、ハッキリした綺麗な道で歩き易い。

尾根道を西へ大西峰(おおにしうら)に向けて進み、カラマツ越しに八ヶ岳が望めた。   

御所山や青木鉱泉への分岐(標高 2047m)通過、8時 41分。                 ここを右に進路を取ると小武川ほとりの深い森の中に無垢の木をふんだんに使った趣のある丸窓の宿『青木鉱泉』に下れます。

登りの終わった、この辺りが大西峰(おおにしうら) だろうか?                                                     標示板が無くハッキリしない。                                             でも、標高 二千mを超えた所で、明るく静かな山歩きのできる笹原のプロムナードコースは最高です。    ここから千頭星山の麓までは私の大好きなコースです。

カラマツの疎林と熊笹の中のたおやかな尾根を気持ちよく歩きます。

カラマツの枝に「とろろ昆布」が架かっている様なサルオガセが風になびいていました。

それにビックリしたことに、広い笹原の中を歩いている時に何気なくカラマツ林を眺めていたら、木々の間に鳳凰三山の地蔵岳(標高 2764m)のオベリスクが見えたのです。       迫りくるほど近くに見え、迫力に圧倒されました。 

 

緩い坂を一登りして千頭星山(せんとうぼしやま:標高 2139m)に登頂。  9時 10分。                山頂は木立に囲まれ展望はなく、そこにひっそりと  二等三角点が鎮座していました。

            

甘利山の人の多さからすると千頭星山は別天地の様な 静けさを楽しむことができ、また富士山と鳳凰三山の地蔵岳が見られて最高でした。

 

 

 

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▲ レンゲツツジの甘利山 ▲

2024年06月06日 | 山梨百名山

この時期の山頂一帯は15万本以上と言われるレンゲツツジが美しく咲き誇り、最盛期は一面 『火の海』 という形容がピッタリの山であります。

何回か訪問している甘利山(標高 1731m)でありますが、年によっては花付きの悪い年もありました。

                                              最近では市民ボランティアの方々を中心にレンゲツツジの下草刈りを行うなど、稀少な植生や景観を守る活動を続けられています。  

市民ボランティアの方々のお力があり、素晴らしい景観を楽しませて頂いております。

今年は、まだまだ蕾が沢山ありこれから最盛期を迎えるようです。

山頂一帯をぶらぶら歩いて来ましたので、甘利山のレンゲツツジをご覧ください。

甘利山の山頂は広々しており、展望も最高です。                             ベンチもありますが、レジャーシートを広げノンビリ展望を楽しむ方々が沢山来ておられました。                                                    ただ 雲の 発生も多く、今日のように富士山が綺麗に見られないこともありますので、ご注意ください。

 

 

 

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▲ 茅ヶ岳から金ヶ岳をピストンし尾根道を下る。▲

2024年04月17日 | 山梨百名山

尾根に出てからの天気は申し分なかったが、欲を言うと雲が多いのが残念だった。   10時に茅ヶ岳(標高 1704m)に到着。                                 北には標高 1764mの金ヶ岳が見え 、時間的にも早いので 20分ほど休憩し、金ヶ岳に向かう。

疎林の中を北に向かって急降下する。                              鞍部の先の巨岩の間をすり抜け、登山道が石門と言われる大岩を抜け、金ヶ岳に向け登り返す。                                                         石門通過、10時 35分。

茅ヶ岳と金ヶ岳間は大岩が沢山あり、頭をぶつけない様に 通り抜けたり、バランスを崩さない様に脇を通過しながらアップダウンを繰り返す。                       傾いた巨岩の脇から、先ほどの茅ヶ岳のピークを望む。

傾いた巨岩から登り返し、11時 15分 金ヶ岳南峰に着いた。                     観音峠へは、ここから東方向へと下って行く。

北峰に向かう途中の開けた所から、南西方向の韮崎市街と鳳凰三山や甲斐駒を望む。  稜線付近の雲が無ければ地蔵岳のシンボルであるオベリスクが見えたのに残念❓

11時 20分、金ヶ岳北峰到着。                                 山頂には目立つ山名表示はなく、茅ヶ岳同様岩がゴロゴロして狭い。

開けているのは南方向のみ。                                      雲が多く余り遠望が利かず木の間から茅ヶ岳を望む。 20分休憩し11時 40分下山開始。

金ヶ岳への行きは南西側が切れ落ちていたり、大岩の登りが厳しく感じたが、帰りは意外と順調に進んだ。                                            南峰通過、11時 52分。

石門通過、12時 10分。

金ヶ岳に向かう時には気付かなかったが、帰りの茅ヶ岳の登りで花芽の無いイワカガミの艶のある紫紅色の葉が沢山見られた。今後が楽しみです。

12時 40分、再び茅ヶ岳に戻りましたが、青空で気持ち良い。                       暖かくて 360度の景色を楽しみながら、ノンビリ お弁当を広げました。

40分もノンビリし過ぎて 13時20分、尾根道経由で下山開始。

この山全体が岩のゴロゴロした山で、急降下の下山道であり慌てずに慎重に下りました。                                                  下り出して直ぐに千本桜分岐を通過、 13時 24分。

山頂でお会いした方が千本桜から登って来られ、まだ二分咲き(4/12 現在)程度でしたと残念がっていました。

今回は、歩き始めの山桜とこのリンドウの二種の花しか見られませんでした。

尾根道は平坦地が無く、延々とした急勾配の下りが続き 40分ほど下った頃、膝が笑い出し怪我をしたら 笑えないので、休み休み下った。

下り出して1時間の 14時 23分、防火帯の道に入った。                        茅ヶ岳山頂から尾根道経由で駐車場までの下りが1時間半であったが、それ以上に長く感じた。 

防火帯の道を下り切ったら、前山大明神林道に出た。

14時 45分、深田記念公園に戻る。 休憩所と解説板あり。

14時 50分、深田公園駐車場に無事戻りました。

朝の出発時には気付きませんでしたが、戻ったら桜がほぼ満開でした。 気温 19.0℃

 

 

 

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▲ 深田記念公園から茅ヶ岳へ ▲

2024年04月13日 | 山梨百名山

山名はススキが山麓を広く覆っていたところから『茅ヶ岳』と呼ばれたようです。                                 茅ヶ岳は甲府盆地の北、御岳昇仙峡の奥に位置した古い火山で、長く裾野をひいた優美な姿は、よく八ヶ岳と間違われ、『ニセ八ツ』とも呼ばれ親しまれています。

1971(昭和46)年3月21日、『日本百名山』の著者であります深田久弥氏が、この山を登山中に亡くなられたことで知られ、多くの登山者が訪れる様になりました。

毎年4月の第3日曜日には 「深田祭」 が開催され、記念登山や式典が行われ、全国から沢山のファンが集まるようです。       

今年は、4月21日(日)に開催されます。

深田記念公園駐車場に7時 15分到着。 15分で準備を済ませ7時半出発。

登り始めは赤松林から雑木林へと傾斜の少ない林道を緩やかに登って行く。

駐車場の標高が 940mであり、まだ若葉も見えず殺風景な登山道であるが、唯一山桜が出迎えてくれた。

8時 07分、前山大明神林道を横切る。

登山道は大岩がゴロゴロした涸れ沢(女沢)を登って行く。

両側の尾根が迫ってくると、行く手に女岩(奥に見える黒い大岩)が立ちふさがる。  通過、8時 45分。

かつてはコース中唯一の水場であったが、近年崩壊の危険ありとのことで女岩手前に立ち入り禁止のイエローテープが張られ右手にある巻き道に誘導される。

涸れ沢の一寸広い登山道はここまでで、ここからが急斜面でクヌギやナラの樹林帯をジグザグに頑張って登る。

片側が崩れていたり、落ち葉が深く積もり足を取られたりと緊張する箇所が多かった。 慎重に登り女岩の上部を通過。

茅ヶ岳と大明神岳を結ぶ稜線に近づいて来ると登山道は枯葉に覆われていた。

9時半、稜線に立つ道標が見えた。

稜線の鞍部に出て茅ヶ岳へは尾根を左に進むのだが、右手に見える岩峰に立つと金峰山や瑞牆山を望むことが出来た。

10分ほど展望を楽しみ茅ヶ岳を目指す。

茅ヶ岳に向けて登り出し、5分ほどしたら深田久弥氏が亡くなられた場所に石碑が建ち、お花が添えられていました。 通過、9時 45分。                                死因:脳卒中だったそうです。 享年:68歳  

急坂で岩場の多い登山道を慎重に登る。

10時 05分、茅ヶ岳(標高 1704m)登頂。                                     右手が金ヶ岳(標高 1764m)と中央の白い稜線は八ヶ岳連峰。

展望は 360度良好でありましたが、雲が多く富士山は五合目から上は見えず、南アルプスでも八ヶ岳は見えましたが甲斐駒や鳳凰三山の上部は見えず残念であった。

20分ほど休憩し、10時 25分、金ヶ岳に向け出発。

 

 

 

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▲ 石割山から富士を目掛けてミニ縦走 ▲

2024年03月10日 | 山梨百名山

石割山の開けた山頂からは、富士は 目の前そして左下に 山中湖、右下には忍野八海で有名な忍野村の眺めが広がっていた。

下山は富士山に向かって尾根を下るミニ縦走。                              平尾山(標高 1290m)、大平山(標高 1296m)、飯森山(標高 1191m)、長池山(標高 1178m)と南西に向けアップダウンを繰り返しながら高度を下げ、山中湖の北岸に降りました。

上空に 雲は無く、石割山山頂からの景色は素晴らしかったのですが、風が 強く時折雪煙を巻き上げた突風が吹き、ノンビリできる状況ではなかった。                   そのため写真だけ撮影して、短時間で移動開始。

富士を真正面に見ながら急斜面を下る。                               登山道には積雪があり余りの傾斜でアイゼンを使用すれば問題は無かったが、ロープの設置があり滑らぬ よう利用した。

石割山からほぼ 10分ほど下ったら大分歩き易くなった。

雪道では太陽光線がより以上に眩しく、持参した  サングラスが活躍してくれた。

尾根歩きなので風当たり が強く、周りの木々が少ないと風により雪が落ちてくるが、竹笹の中は暖かった。

地図に表示のない「一ノ砂ノ沢の頭」 標高 1318mを 11時48分、通過。

道は平坦な尾根歩き(東海自然歩道)となり 12時 02分、平野へ下る分岐点通過。

この辺りは快適な尾根歩きで、ずっと歩いていたい感じがした。

展望良く暖かな平尾山 (標高 1290m)に到着。12時 05分。

風もなく雪に埋もれてないベンチが有ったので、ノンビリ 20分の休憩を取り、昼食とした。                                                   カヤトの後ろには石割山が望めた。

12時 25分、平尾山を出発。                                        芙蓉台別荘地を望みながら 、雪の下が凍りついた細い階段を慎重に下る。

下り切るとホッとできる平坦な道が続いた。

平坦な道の見通しの良い所からは、山中湖の東側とその先に三国山が望めた。

この付近の道は変化に富んだ登山道で、先ほど眺めた芙蓉台別荘地の脇を登る木製階段の所は雪深く、登りが厳しかった。                                やっと 登り切り、富士が顔を出した。

13時 20分、今回のミニ縦走で一番山頂の広い、大平山 (標高 1295.5m)に着いた。

広々した山頂からは富士の聳える南西方向の景色が素晴らしかった。  

東海自然歩道の尾根上にある飯森山 (標高 1191m)を通過、13時 55分。

午後になり緩んだ雪を、サクサクと踏み音をたてながら歩くのは、この時期にこそ味わえる快感である。

湖畔近くの樹林帯の中は吹き溜まりになっており、踏み跡を外すと膝くらいまで埋もれてしまった。

14時37分、山中湖畔の長池親水公園駐車場に無事戻りました。

午後の富士山。                                       今回は雪化粧をし、一番カッコいい霊峰富士をじっくり 眺めながら歩くことが出来ました。                                          トレースがしっかり出来ており、滑り止めを用意すればハイキング気分で歩けます。

 

 

 

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