ゴールデンウィークの中、そして卯月最後の祝日月曜日に山梨県南都留郡西桂町のクマガイソウ観賞ルートを歩き、倉見山 (標高 1256m)に行って来ました。
コースとしては先に目的の「クマガイソウ」 を見ようと反時計回りの周回コースで全参加者 30名の大型パーティーとなりましたが、予想外に他の登山者が少なく順調に歩くことができました。
町民グランドの下にある登山者専用駐車場に車を止め、あるいて10分の 10時 55分にクマガイソウ群生地に到着。(育成保護地 )
『クマガイソウ』って、どんな花かご存知ですか 多分知らないのは、私のみであろうと思いますが、忘れないように本で調べたことを書き留めておきます。
ラン科の多年草。日本各地の山地の樹林下に生える。 高さ 30cm。春、葉間に花柄を直立し紅紫の細点ある大きな袋状の白花を開く。 花の形が「熊谷次郎直実」の背負った母衣(ほろ)に似ているところからこの名があるようです。
観賞後は洞谷(どうや)ルートを登り、落合平を 11時 20分に通過。 堂尾山公園に 11時 55分に到着。
午前中は天気が良く気温上昇、でも運良くここまでは樹林帯の中の登山路で、涼しい風を 感じながら歩くことができた。 大分傷んだ東屋があり、登山路が十字路の分岐点であった。 場所も広く、昼食時間として 30分取った。新緑の中でありそよ風が 気持ち良かった。
NPO法人『丹沢自然保護協会』委員の方の参加もあり全ての花に精通され、その場で分岐点を外れた場所に自然のクマガイソウを発見、直ぐ教えて頂いた。
育成地のクマガイソウは樹林帯の中の薄暗い場所で、その様な所を好む花かと思っていたら、自然のものは陽当たり の良い場所で生き生きとしており、それも群生 ビックリしました。
まだ、相定ヶ峰という尾根に出るまで約 1時間半は掛かるので時間通り 12時 25分出発。 この時期になると、木々には若葉、登山道脇には小さな花々が顔見せ歩きながらも楽しい。
フデリンドウ やエビネラン、自分一人なら 気付かないけど、周りの皆さんが教えて下さるので手帳にメモし写真と撮った。
こちらの道標は方向のみで時間や距離の表示がなかった。
予報通り午後になったら雲が一面に現れたが、どうにか富士山は雪を被った山頂部分も見えた。
13時 50分、相定ヶ峰に出た。 78歳の方は「エッ」・「まだ山頂じゃないの 」や、途中でも「ヒイ ヒイ」・「ハア ハア」と声を出し、前を歩かれる女性に「うるさい」と怒られたり、また逆に「悲鳴の ような声を聞き、私は頑張れました。」と女性が御礼を言ったり、とても楽しい方々でした。
相定ヶ峰では 5分の立ち休憩を取り、目的の山「倉見山」を目指した。 ここから倉見山へは大きく下ってから登り返しである。
78歳のおじさん「エッ 早く吊橋でも造ってくれよ。」と 嘆かれていた。 45リッターのザックを背負われ、文句を 言いながらも、ご婦人方には中々の人気でした。
倉見山登頂、14時 10分。 山頂は尾根上に長く、分散して 25分の休憩を取った。 山頂からは富士山 の展望が良かったが、青空で無かったことが残念であった。 下山は往路を戻らず周回コースとしたので、厄神社向けへの道を下山道とした。
下り出して直ぐに分岐点にぶつかり、三ッ峠駅・厄神社方面への進路を取った。 新緑の中の下りは気持ち良いけど、斜面に作られたジグザグの道が、道自体 滑り易い砂道で斜めなのである。
足を滑らせでもしたら、転げ落ちる可能性もあり、ゆっくり慎重にと声を掛けた。 20分ほど下り、これくらいなら心配することなく、皆さんなら大丈夫と思える道となり、最後尾から前方を 気にしながら慎重に下った。
さすの平 着、14時 50分。 何もなく皆さん元気に、ここまで下れてホッと。
厄神社までは後 20分、下に見える住宅の屋根が大分大きく見えるようになってきた。 10分ほど下ったら林道が確認できた。
厄神社に15時半、全員無事下山。 綺麗なヤマフジが、無事下山に花を添えてくれました。
車を止めた町民グランド下の駐車場まで、皆さんとブラブラ散歩しながら向かった。 駐車場 着、16時。お疲れ様でした。