台風16号が去った後で、9月26~28日は週間予報でも好天の行楽日和と報道されていた。 その報道を聞き、行く前からとても楽しみであった。 奥秩父の最高峰『北奥千丈岳』(2,601m)と山梨百名山の『国師ヶ岳』(2,591m)の登山である。
標高の高い山だが、大弛(おおだるみ)峠まで車で入れるのでハイキング感覚で登れる山である。 バスで道の駅「まきおか」まで行き、そこから待機していた6台のタクシーに分乗して標高2,360mの大弛峠に向かった。
大弛峠着10時50分。 約1時間、県道柳平塩山線から林道川上牧丘線を登った。距離は約30Kmで峠までは狭い個所もあるが全線舗装であった。
好天でもあり、大弛峠の駐車場は満杯。道路脇には何十台も縦列駐車の状況でした。ここからは山頂に巨大な花崗岩の五丈岩がある『金峰山』(2,595m)にも行ける分岐の峠でもあり、人気は高い。
大弛小屋の前(11時)を右手に進み、夢の庭園経由で北奥千丈岳を目指した。 峠の標高が高いので、山頂までの標高差は240mである。 83歳の方が参加されたので、写真を撮ってあげたり、付添いを担当しながらノンビリと周りの景色に目をやる事ができ、楽しい山歩きが出来ました。
コケむした原生林の中を15分ほど登ると夢の庭園入口である。手すり付の木道が造られ歩き易い。
夢の庭園は、花崗岩の斜面にシャクナゲ、ハイマツ、ダケカンバなどが自然の力で巧みに調和された別天地であります。
標高が2,400mを越えており、そろそろ秋の景色に変わりつつありました。
はるか西側には金峰山が望め、望遠で山頂の五丈岩を捉えてみました。
夢の庭園を過ぎると急な登りになるが、ひとがんばりで展望の開ける前国師。 すぐ目の前に北奥千丈岳の山頂が見える。
前国師から少し下ると国師と北奥千丈の分岐点になる。12時通過。
皆さんは先に北奥千丈岳に向かったので後を追った。12時05分山頂を踏む。 40分間、山岳展望をおかずにお弁当休憩とした。
展望最高これから向かう国師ヶ岳が目の前に見え、遠く八ヶ岳連峰の赤岳、富士山、金峰山。
それに周りの山々を望む手前の紅葉が始まったばかりであり、周りとの色合いがとても美しかった。
12時40分、北奥千丈を後にして13時丁度に国師ヶ岳山頂に到着。
20分休憩。初秋の山岳風景を存分に楽しみ、大弛峠に14時着。 待機のタクシーに順次乗車し、道の駅「まきおか」へ下った。
帰りのバスの中で御嶽山(3,067m)の噴火を知った。 自分たちも活火山としては今年の7月に『焼岳』、去年は『浅間山』に登山した。 活火山は生きている山なので、とても美しく、こんな事(噴火による多数の死亡事故)になってとても残念です。
亡くなられた山仲間に、ご冥福を、お祈り致します。