7月 19日に、やっと梅雨明け宣言が報道されました。 湘南地区は、もっと前より暑い日が続いていましたが、温度差による気象状況の不安定で雷を伴い局地的集中豪雨や都内で大きな雹が降るなど、テレビを見ながら驚くことばかりです。 テレビの中では「こんな事は初めてのことです。」とよく耳にしますが、この様な気象状況は世界的に、いつ起きても可笑しくない状況であると考え、自分なりにテント・水・トイレ・食料等の準備は済ませています。 食糧は半年ごとに見直しをしていますが、2人住まいでは賞味期限の来る順に処理することが意外と大変です。 でも頑張って続けています。
話が逸れました。毎日暑いので 、渓谷美の素晴らしい西沢渓谷に涼みに行って来ました。
西沢渓谷は秩父多摩甲斐国立公園に位置し、国内屈指の渓谷美を誇る景勝地であります。 『七ツ釜五段の滝』に代表される大小さまざまな美しい滝が次々に見られるのです。
また、もう少し早い時期であればアズマシャクナゲが見られたり、秋の紅葉も見事で「日本の滝100選」・「森林セラピー基地」などに選定されているとのことです。
渓谷道は狭く危険個所もあり、危険回避のため原則一方通行となっています。 危険個所にはクサリや手摺りが設置されていますが、足元の岩が濡れている箇所があり、スリップに注意し慎重に歩けば、大丈夫です。
周回コースとなっており、1周約 3時間半。(歩くペースや休憩時間にもよります。) 森の中に入り、木々の緑や土の匂い、ヒンヤリした空気を感じリラックスしながら、のんびり美しい渓谷美を皆さんに見て頂きたいです。
『笛吹川を遡(さかのぼ)る』
見よ笛吹川の渓谷は
狭(せばま)り合って上流の方へ
見上げ(ぐ)るかぎりの峭壁(しょうへき)をなし
其の間に湛(たた)える流れの紺藍(こんあい)の色は
汲めども盡(つ)きぬ深い色をもって
上へ上へと続いて居る
流れはいつまで斯(かく)の如き峭壁に
さしはさまれてい(ゐ)るのだろ(ら)うか
田部重治 文学碑より
1915(大正4)年5月末、田部重治・木暮理太郎・中村清太郎の 3人は、午後 11時 30分 新宿発の汽車に乗り塩山から、わらじ履きにて雁坂道の円川(つぶらがわ)を経て広瀬に至る。 東沢に入るも峡谷に阻まれ、石塔尾根側を高巻きし 3時間ほどシャクナゲの花を楽しむ余裕もなく、藪漕ぎを強いられ沢を偶然降りたところが奇観であった。 「見よ、驚くべき笛吹川の神秘」と奇観を評している。