素晴らしい風景!!

色々歩いた山や国内の風景等をご紹介いたします。

▲ 花の飯盛山へ ▲

2024年07月10日 | 私の見た山・登った山

川俣川の谷を隔て八ヶ岳の展望が良く、季節に応じた高原の花々が沢山見られる山であります。                                          飯盛山(めしもりやま:標高 1643m)はピラミッド型の山で、お茶碗に ご飯を高く盛った様な形をしているので、その名があるようです。                                       JR 小海線をはさみ八ヶ岳と向かい合い、南面は放牧地の草原で明るく、目の前の八ヶ岳の雄大なパノラマが圧巻です。

午前中の日向山に時間が掛かってしまい、こちらの平沢峠駐車場に 12時 50分到着。     再び登山準備をはじめ、小さなザックに必需品をまとめ 13時 15分、出発。            平沢峠駐車場の標高は 1450mあるのに気温は 28.0℃と、この時期はどこに行っても暑い。

フォッサマグナ発想の地   👀 平沢からの眺め 👀                   日本列島は東西に弓なりに地形が形成されています。                           そこには大きな溝状の地質構造が走っていますが、それをフォッサマグナといいます。

その命名者が エドムント・ナウマン博士(ドイツ人:1854~1927)です。               ナウマン博士は、1875年から3回の旅行を行い、その結果を 1885年の論文『日本群島の構造と起源について』において、『グローセル・グラーベン(大きな溝)』として説明し、翌 1886年に名称を❝フォッサマグナ❞とされたとのことです。

                               

南アルプス南部の甲斐駒や鳳凰三山方面 

第一回の旅行は、1875年(明治8年)11月に行われ、その時に平沢を訪れたナウマン博士は、ここから赤石山脈(南アルプス) を眺めた景色をきっかけに、フォッサマグナを考えられたようです。

 

『ナウマン博士の紀行文より』抜粋                                   朝になって驚いたことに、あたりの景色は前日歩き回った時とは全く一変していた。          それはまるで別世界に置かれたような感じであった。                             私は幅広い低地に面する縁に立っていた。                                       対岸には、三千mあるいはそれ以上の巨大な山々が重畳して聳え立っていた。               その急な斜面は鋭く、はっきりした直線を成して低地へ落ち込んでいた。               (中略)そのとき私は、自分が著しく奇妙な地形を眼前にしていることを十分意識していた。・・・

平沢峠駐車場で眼前に聳える八ヶ岳連峰 をじっくり眺め、13時 15分、八ヶ岳に背を向け出発。                                                 駐車場の獅子岩よりにある飯盛山登山口。

緩い登りから始まり、稜線に出るまでが一寸きつい。

登り始めて5分もしないうちに、沢山の花々が顔を見せてくれた。                     鮮やかなピンクの小さな花や球状のつぼみを沢山つけた 《シモツケソウ(バラ科)

笹に覆われた中に可憐に咲く、小さな黄色花弁の《ニガナ(キク科)》と右手の白い《ヒメジョオン(キク科)

黄色い大きな花弁を開いて迎えてくれた 《ニッコウキスゲ (ユリ科)

13時 33分、宮司の滝分岐を通過。

5枚の花弁をピッタリ貼り合わせたような筒状の花を、昔の糸巻きに見立てた《ヤマオダマキ(キンポウゲ科)         登山道沿いに群生していました。

試験管ブラシに似たような《イブキトラノオ(タデ科)

途中の開けた所から、野辺山高原の高原野菜畑や宇宙電波観測所を望む。

13時 57分、飯盛山と平沢山分岐を通過。 平沢山へ向かう直進。

花型が矢を入れる靫(うつぼ)に似ていることから名付けられた《ウツボグサ(シソ科)

平沢山を目指して最後の登り。 上空に青空が広がっているのは気分良く足取りが軽い。

14時10分、平沢山(標高 1653m)山頂に立つ。 見晴らし最高

平沢山から、これから向かう飯盛山と富士を望む。

白が綺麗なヒメジョオン。 元気な花で、しっかりと上を向いています。

正面に目的の独立峰である「飯盛山」が見えた。

14時 52分、飯盛山の麓に到着。 見事なピラミッド形である。

飯盛山(標高 1643m)山頂着、14時 55分。 山頂は独立峰なので狭いが、その分見晴らしは 360度 最高です。                                             山頂よりニッコウキスゲの大盛山を望む。

帰りは巻き道を利用して戻る。                                         登山道は危険な個所はありませんが、平沢峠に下る所は岩がゴロゴロしているので慎重に

飯盛山から 45分で戻り、平沢峠駐車場で待っていてくれた牛さんと記念写真。

この日は午前中に日向山、午後は飯盛山の二座を踏破できてラッキーでした。

 

 

 

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▲ 石丸峠から大菩薩峠、上日川峠経由で戻る。▲

2024年01月17日 | 私の見た山・登った山

石丸峠(標高 1933m)から大菩薩峠(標高 1897m)への稜線沿いは酷く風が 強かった。   大菩薩峠から大菩薩嶺(標高 2057m)迄は見晴らし 最高なので風のない時に沢山の方々に歩いて頂きたいお勧めのコースです。                                      夏には沢山の花々が咲き競います。

景色が良いので時間的にお弁当 にしようかと考えたが、余りに風が 強いので5分の休憩で12時 20分先に進んだ。

石丸峠から、これから向かう北西側の熊沢山 (標高 1978m)を越え大菩薩峠に向かう。

風に押されないよう、しっかり足を踏ん張りながら取り付いた。                   熊沢山は樹林帯の中を抜け 、下りに入ると岩と木の根が張り付き、歩き難く薄暗く山深い感じを受けるが介山荘の所で途切れる。

12時 50分、介山荘の南側に設置された休憩所に到着。                                風が強いせいか他の登山者とは1人も合うことはなく、休憩所も貸し切りでノンビリお弁当にした。

お腹を満たし防寒対策万全にして、介山荘と売店の間を抜け大菩薩峠の標示板のある所に向かう。                                                    こちらの介山荘は、長編小説 『大菩薩峠』 の著者である中里介山も泊まった山小屋だそうです。

介山荘の横に立つ可愛い案内板。

ここが大菩薩峠のガイドブックに必ず見られる 定番の撮影ポイントです。                雲一つない登山日和の様に見えますが、冷たい 強風が吹き抜けカメラなど岩陰や建物の陰に置かないと飛ばされそうでした。

少し賽の河原寄りから遠望した富士と大菩薩湖です。

中里介山 記念石塔。

《大菩薩峠 甲源一刀流の巻》                          

大菩薩峠は江戸を西に距(さ)る三十里、甲州裏街道が甲斐国東山梨郡萩原村に入って、その最も高く最も険しきところ、上下八里にまたがる難所がそれです。                          標高 六千四百尺、昔、貴き聖(ひじり)が、この嶺(みね)の頂に立って、東に落つる水も清かれ、西に落つる水も清かれと祈って、菩薩の像を埋めて置いた、それから東に落つる水は多摩川となり、西に流るるは笛吹川となり、いずれも流れの末永く人を湿(うる)おし田を実らすと申し伝えられてあります。・・・・・ 

北側から介山荘を望んだ所です。                                 岩がゴロゴロした、 この広場は麓の裂石(さけいし)から走り上がる 『大菩薩峠登山競争 のゴール地点です。                                      私も何回か出場しましたが、最高記録が 2時間 00分 39秒で2時間を切ることはできませんでした。                                           でも汗びっしょりで走ってくると頭から水を掛けてくれたり、沢で冷やされた大きな桃がコース上のテーブルに並べられ、両手に持ってかじりながら口の回りや手をベトベトにして走った楽しい大会でした。                                               今思うと食い意地を張らずに走りに専念すれば2時間は切れたのかな?と思いました。    でも暑くて苦しい時に、美味しそうな桃を見て通過していく選手は1人もいませんでした。

ここ大菩薩峠は自分にとって、苦しくも楽しかった思い出の地なのです。            そんなことで、誰もいない峠で強風と戦いながら、35分もブラブラ歩き廻っていました。

当初は、この尾根 を登り大菩薩嶺(標高 2057m)を目指す予定でしたが、

日の短い時には無理をせず 13時 25分、下山を開始した。                           この時期の日没は 16時 50分位なので、常緑樹の山では麓の方に来ると真っ暗になってしまうため安全を第一とした。

13時 50分、勝縁荘通過。 道は広いので順調に下れた。

福ちゃん荘前通過、13時 57分。綺麗な公衆トイレが設置されていた。

福ちゃん荘からは車道と登山道があり、近道となる登山道を下る。

ロッヂ長兵衛の所で車道と登山道が再び合流する。

ロッヂ長兵衛前通過、14時 17分。

ロッヂを過ぎて間もなくの所に、再び車道より近道となる足場の悪い登山道を下る。

堀の深くなった道には沢山の 落ち葉が堆積し、深い所では膝下位までが埋まってしまい時折そこに石や木の根が隠れており「危な」と思うことが何度かあり、慌てず慎重に下りました。

下りは勢いが付きやすく不用意に石などを踏み外したりし捻挫をし易いので、単独登山では下りに一番気を使います。

15時 15分、林道に出た。

15時 20分、千石茶屋が見えた。  駐車場まであと僅かなのでホッとしました。

15時 25分、 丸川峠入口駐車場に無事下山しました。

 

 

 

 

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▲ 丸川峠入口から石丸峠を目指す ▲

2024年01月13日 | 私の見た山・登った山

草原や笹原の尾根、富士山や南アルプスの展望、そして対照的に静かな針葉樹林の中を歩いて来ました。

穏やかな 2024年 を迎え『何となく、今年はよい事あるごとし。元日の朝、晴れて風無し。』石川啄木の詩がピッタリと思っていた矢先の夕方、能登地方に大地震そして2日には羽田空港での航空機事故、年明け早々にどうして❓ と思ってしまいました。

能登地震は日を追うごとに被害の甚大さが報道され、東日本大震災の再来です。

火山大国である日本の背負う運命でもあり、関東の南側には北アメリカプレート、フィリピン海プレートそしてユーラシアプレートの3つが接する場所があり、首都直下型地震、南海トラフ地震、神奈川の国府津~松田断層などいつ地震が発生しても可笑しくない状況です。

でも、災害が発生した時には皆さんで助け合う心が日本人には有り、唯一の心の支えとなっております。                                                  能登地震で被災されました地域の皆様の一日も早い平穏が訪れますようお祈り致します。

                                         

新年初の山歩きは大菩薩峠を目指してみました。                               当初の山行計画では、上日川峠~石丸峠~大菩薩峠~雷岩~大菩薩嶺~雷岩~福ちゃん荘~上日川峠の周回コースを計画しました。

ところが冬期 は丸川峠入口から上日川峠への林道が全面通行止め となっており、車は丸川峠入口駐車場に停め、歩きで 昔ながらの大菩薩道を登りました。

計画変更で日も短くなっていることから、当初予定の大菩薩嶺(標高 2057m)登頂は諦め、介山荘のある大菩薩峠から福ちゃん荘~上日川峠へと下りました。

                                  

丸川峠入口駐車場到着、8時丁度。 30分で準備を済ませ出発。

通行止め を抜けて林道を登り、次の左折点で林道と別れて近道 となる登山道を登る。

 

15分ほど登ると芦倉沢に架かる橋の先に千石茶屋が見え、 そちらに進む。通過、8時 45分。

上日川峠まで車で行けるようになった現在、裂石から昔の大菩薩道を歩く人は少なくなりましたが、今回は昔の人の思いを 噛みしめながら急登に取り付きました。

所々に深く窪んだ溝は、長年にわたる人の往来によって侵食された結果で、歴史が感じられます。

遠く迂回していた林道のガードレールが頭上に見え林道に合流。 9時 53分。

わずかに林道を登ったら、再び登山道に入る。

2度目のガードレールが見え林道に出たら、目の前にロッヂ長兵衛前の上日川第一駐車場が見えた。                                          当初の予定では、ここまで車で来る予定でした。                                                    寒さでレンズの一部に結露が発生し、気付かずボケが出た。

広々したロッヂの前に人影はなし。                                   道路を挟んだロッヂ西側のキャンプ場でソロキャンプをされている方にお会いし挨拶を交わした。今回の山行で初めてお会いした唯一の人でした。

上日川峠は大菩薩連嶺への表玄関ともいうべきところで、大菩薩峠へは車道の左側につけられた登山道に取り付く。

私は通常のコースとは変えて石丸峠へと進路を取り、南東方向に下る。

緩く上り下りしている登山道を進むと沢を2 ~3回、横切る。

小さな沢でキラキラ輝く宝石の様な氷を発見、撮影して「アレ?」と結露に気付いた。     慌ててフィルターを外し、レンズの清掃をした。

笹に囲まれた登山道を越え 

カラマツ林の明るい道を進み 

徐々に登りが続くようになってくると、石丸峠入口のバス停のある車道に出た。      通過、10時 53分。

車道を横断して、再び笹に覆われた登山道を登るが、この登りが予想外に厳しかった。

二度目の車道に出て、右手に進む。 通過、11時 17分。

二度目の車道に出たら東に進み、石丸峠に向かう最後の登山道に取り付く。

最後の登山道は尾根状の所に出るまでが、なかなか厳しい。

後方が開けて、とても気持ちの良い尾根で、綺麗な富士が顔を出した。

  

急登も一段落すると、山腹を絡んで登って行く。

そしてカラマツ林を抜けると前方の稜線上に笹原の尾根が見えてきた。

明るく開けた笹原の道は、歩いて いて最高に気持ち良い。

12時 15分、展望最高の石丸峠に到着しました。

上日川峠から石丸峠のコースは2度目となりますが、前回は曇天で素晴らしい景色を目にすることがなく、今回は好天の中をノンビリ歩くことができ最高でした。 

 

 

 

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▲ 御在所岳登山▲

2023年10月28日 | 私の見た山・登った山

威風堂々とした山容を誇る鈴鹿山脈の盟主 『御在所岳』 を歩いて来ました。

御在所岳(標高 1212m)は鈴鹿山脈の中央部に位置し、花崗岩からなる勇壮な山であります。

ロープウェイとリフトが山頂まで架かり、誰でも簡単に雄大な展望を楽しめる山として楽しまれています。

しかし、登山者から見ると、東面には巨岩が露出する急峻な尾根が幾筋も派生し、藤内壁を代表とする岩壁がそそり立ち、登行意欲をかきたてられる山でもあります。

鈴鹿市内の宿から御在所ロープウェイの湯の山温泉駅を目指す。

どこで道を間違えたか❓ ロープウェイ駅でなく、更に上の登山口の近くにある中道登山口駐車場に着いた。7時 45分。

15分で登山準備を済ませ、8時 出発。

御在所岳山頂を目指すルートは6本あり、その中で奇岩巨岩の見られる中道ルートを選択した。  昨晩はグッスリ休めたので、午前中には下山できるように頑張ろうと決めて入山した。

登山口に向かう鈴鹿スカイラインから目指す御在所岳を見上げる。 高っ❣ ちょっと不安❓

駐車場から6分ほど鈴鹿スカイラインを登ったら、中登山道口に着いた。

花崗岩でできた山であり歩き始めから、それが納得できる登山道を登る。

歩きだして2~30分ほどしたら寝不足は感じないのだけれど、足が酷く重い。         宿では早めに休んだので大丈夫と思ったが、マッサージくらいでは足の疲れは取れなかった。                                                                                                                                                 残念に思ったけど、折角来たので地蔵岩を見て 下山しようと考え、そこまで頑張ることにした。

8時 39分、中登山道の3合目に着いた。                                相変わらず足は重いが、写真は撮りたいので狭い登山道に居ると邪魔をしてしまい、登って来られる登山者の方々に声掛けし、先に登って頂いた。

でもビックリしたことに、後から来た登山者に「湘南ナンバーの方ですか」と声を掛けられ驚いた。同じ駐車場に車を止められたとのこと。                           またその方が、開成町から来たと聞き再度ビックリ。  隣町の方でした。

一緒に登らせて頂いたが、奇岩巨岩が見えだしてきたので先に登って頂いた。

 

御在所ロープウェイの下を通過、8時 50分。                            9時から営業開始なので、動き始めたのだと思った。

9時 06分、おばれ岩を通過。 花崗岩の巨岩で何となく北アルプスの燕岳の雰囲気。

花崗岩の上に木製階段が整備され、青空に向かう。                           歩き始めは階段の1歩 足を上げるのが非常に苦痛であった が、この辺りに来たら余り感じなくなり、何となく足が軽い、行けそうと思えてきた。

階段を登り切ったら展望最高~ッ ロープウェイの白い鉄塔の高さ位まで来た感じ。

9時 25分、五合目通過。

9時 35分、地蔵岩が見えた。 下界の菰野町に、利用してきた新名神高速道路が見える。

最初は、この地蔵岩が見られたら良しとして引き返そうと考えたが、当初よりずっと足が軽くなり山頂を目指す。                                         何て不思議な岩だろう❓ この鈴鹿地方にも地震はあるだろうに。

岩場のピークに立ったと思ったら、その先は長いクサリ場となっており慎重に下る。     下っている時は夢中なので、怖さも高さも気にならないが、下り終わって登り返した所から見ると結構な高さだと思った。

7合目通過、10時 04分。 空が青いのは気分が良い。

山頂近くになってくると、ほとんど岩場の道となり水も浸み込まないのか水気が多くスリップに注意しながら前進。                                             クサリのハシゴが現れ巨岩を越えて行く。

10時 29分、8合目の岩峰通過。

最後の岩峰らしい大岩を崩れないでくれと祈り ながら、巻いて行く。

ロープやクサリを利用して体を引き上げたら、何と平地の様な場所に出た。

直ぐ目の前には富士見岩と標示された展望台があり、何となく御在所岳の征服感高まる。   富士見岩着、10時 50分。  スッキリしている日には富士山が見えるのかも ❓

富士見岩展望台から御在所岳の紅葉と鈴鹿山脈のマッターホルン「鎌ヶ岳(標高 1161m)」を望むことが出来た。

ここからは御在所ロープウェイの山上公園駅は直ぐだが、目的の御在所岳山頂を目指した。

ロープウェイ駅から御在所岳山頂一帯は山上公園で遊歩道が整備され、ノンビリ散策ができる場所であり、今までロープやクサリ、ハシゴで岩にへばり付いて来たことが嘘の様である。

11時 10分、御在所岳(標高 1212m)登頂。 ノンビリ50分ほど山頂付近をブラブラした。

御在所ロープウェイ山上公園駅。

ゴンドラの後ろに見える尾根が中道登山コース、これを頑張って登りました。

ロープウェイの乗車時間は 15分、12時15分に湯の山温泉駅に到着。

湯の山温泉駅から中道登山口駐車場まで徒歩 40分。旧道ですが登り甲斐がありました。

最高の天気で少し紅葉も始まり、諦めずに山頂を踏むことが出来てラッキーでした。

 

 

 

 

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▲ 北沢山から花街道をコイノコへ ▲

2023年07月23日 | 私の見た山・登った山

初夏 から「アザミ」や「クガイソウ」等のお花畑になり、特にピンクの濃淡色で咲く『ササユリ』 が目を楽しませてくれました。                                        ここから 2038m峰 辺りまでが、このルートの展望や高山植物のハイライトであります。

 

北沢山(標高 1969m) 山頂からの景色を10分ほど楽しみ、8時 35分 前進。

北沢山山頂からの「ササユリ」と西方向に聳える御嶽山。

北沢山からコイノコ(標高 2035m)までは約 0.8Kmなのですが、小さなアップダウンを繰り返しながら進みます。

この時期は沢山の花々が咲き誇り、疲れを忘れてしまう花街道なのです。

ヤナギの様な葉を持つ「ヤナギラン」。気持ち良さそうに伸び伸びと青空に向かっていた。

茎や葉をちぎると、苦みのある白い乳液を出す「ニガナ」と淡いピンクの上品な「ササユリ」。

尾根沿いにはササユリの群落が見られビックリ、心躍る嬉しさを感じました。

8時 53分、アヤメ山通過。 遠く南アルプスが雲に浮かんでいました。

直ぐそばには、外花被片の基部に黄色と紫色の網目があり、葉は剣状の細長い葉数枚を付け直立しているアヤメが目に付いた。                             

気持ちの良いコイノコへの尾根を行く。

アッ コイノコの山頂が見えた。

9時丁度、コイノコ(標高 2035m)に到着。 正面に経ヶ岳が見える。                      10分の小休止をして経ヶ岳(標高 2296m)に 向かう。

9時 20分、2038m峰に到着。

当初は最高地点の経ヶ岳を目指したが、目的は「ササユリ」というか? 花を見ることが主であり、花をメインにということで良い時期に来られたことを謳歌すべく 『お花畑街道』 をゆっくり観賞しながら戻ることにした。

                            

天気が良くて花々がより綺麗に見えます。 ササユリ、ノアザミ、ヒヨドリソウ。

 

陽当たりの良い東斜面に咲くササユリ。

クガイソウの蜜を吸うアサギマダラ。

白色の小さな頭状花を密生するヒヨドリソウが登山道に色添えをしていた。

                                                                                              

北沢山を 10時 25分通過。                                           北沢山山頂から下山する南方向に聳える木曽駒ケ岳を含む中央アルプスの雄大な山塊。

茎の先に花を一個ずつ下向きに開く、キバナノヤマオダマキ。

11時 40分、里見平通過。

里見平から見た。伊那市街と南アルプス、手前には朝登って来た国道 361号線が見える。

11時 45分、眼下に権兵衛峠駐車場が見えた。 50分には無事スタート地点に戻りました。

最近はピークハンターではないので、経ヶ岳迄は行かなかったが、作られた庭園の花々とは違った大自然の花はより素晴らしいと感じました。

 

 

 

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▲ 権兵衛峠から北沢山へ ▲

2023年07月19日 | 私の見た山・登った山

令和元年(2019)に権兵衛峠から経ヶ岳(標高 2296m)への登山ルートが復活し、この時期には『ササユリ』 が見られるとのことで出掛けてみました。

 

権兵衛峠は、今も昔も中央アルプスに隔てられた伊那谷と木曽谷を結ぶ重要な道であります。

2006年に権兵衛トンネルが開通し、現在は伊那 ⇔ 木曽間を片道 20分程度で行き来できるようになりました。                                             トンネル開通前は旧国道 361号線が峠を越え、それ以前は未舗装の街道を人馬が行き来していました。

権兵衛峠に続く尾根は、太平洋と日本海を分ける中央分水界となっており、『分水嶺』 の石碑が建っています。

右 ➡ 天竜川水系の北沢川(太平洋側へ) : 左 ➡ 信濃川水系の奈良井川(日本海側へ)

                             

権兵衛峠駐車場に6時半、到着。15分で準備を済ませ6時45分、 出発。

駐車場の直ぐ北側に権兵衛峠登山口があります。

登り始めから花々がお出迎えをしてくれ、急な登りであったが花を見ながらノンビリ歩いた。 左 ➡ ヤマオダマキ、右 ➡ ノアザミ

7時17分、物資運搬用のモノレール軌道が見え、横にホタルブクロが咲いていた。

綺麗なピンクのシモツケ。

7時35分、標高 1807m 携帯基地局のアンテナピークを通過。

ラン科の多年草である(左)ジガバチソウや一寸見難いですが、やはりラン科の(右)オオヤマサギソウ。

7時50分、「まっくん岩」と表示された場所を通過。

樹林帯の中で目立つ色をした担子菌類の(左)ホウキタケやイチヤクソウ科の多年草で腐生植物の(右)ギンリョウソウが纏まって見られた。

8時 20分過ぎくらいから樹林帯を抜け、登山道の周りが 「お花畑」 の様に綺麗になって来た。

見晴らしの良い尾根上に出ると雲海に浮かぶ南アルプスが見えた。

広い草原の様な尾根の登山道脇には長い紫色の花穂をなびかせるクガイソウ。

8時半、経ヶ岳迄のほぼ中間点に当たる標高 1969mの『北沢山』に着いた。               奥に見えるどっしりした山体が経ヶ岳であります。

北沢山山頂から西方向に、北アルプスから離れ孤高を保つ日本の名峰《御嶽山》がくっきりと望めた。

御嶽山(標高 3067m)は富士山と共に我が国でただ二つの三千mを超す独立峰だといえます。

 

 

 

 

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▲ 年を取らない不老山へ ▲

2023年06月30日 | 私の見た山・登った山

今月は自治会で美化デーと称して側溝清掃の作業が行われ、私も一員として参加しました。

自分なりに体力には自信をもって臨んだのですが、暑い日に注意が叫ばれている《熱中症》にかかってしまいました。

皆さんと同じ作業をしていたのに、何故?私だけが、恥ずかしい。

立っていたら目の前が白くなり、意識が薄れて立っていられなくなり、吐き気が来ました。   水分補給はしていたのに、その症状が急に来たのにはビックリしました。

毎年、気温が上昇傾向にあり、皆様も暑い日は症状が急に来ますので、充分ご注意ください。

                         

 

それから1週間が経過したので、どれほど歩けるのか❓ 熱中症への対応をしながら、ノンビリ山歩きをして来ました。

何十年振りにJR 御殿場線を利用しましたが、ICカードが使えず、車掌さんから切符を買いました。                                                 1時間に2本しか走らないローカル線だが、東海道本線の丹那トンネルができる前は、蒸気機関車が重連で走った歴史ある線なので、廃線にならないだけでも嬉しいことです。

                         

駿河小山駅着、7時 43分。                                        駅舎内にあった観光パンフレットをもらって、7時 48分、 出発。

小山町の金太郎伝説についても知りたいと思い、金時公園内の金時神社を参拝。            約20分、公園内をブラブラし 8時 35分 出発。

駿河小山駅から不老山 (標高 928m)へ向かう登山コースは4本不老の活路コース、生土林道コース、金時公園コース、中島林道コース)あり、中腹からは2本不老の活路コース、金時公園コース)に絞られ山頂を目指す。

登りは一番遠回りをして、金太郎の母である八重桐の名が付いた『八重桐之池』を見ながら山頂へのコース取りをした。10分見学し、9時 05分 出発。

不老山へ向けての登山道は、登山道と林道が並行しており、極力登山道を歩くようにしたが要所要所で合流していた。                                            山頂まで 1.7Km地点通過、10時 05分。

林道から登山道へと進むと、あまり歩かれていないのか❓ 暑くても元気の良い植物に登山道を占領されていた。

色鮮やかなヒイロタケが見られた。

花の多い季節になると山歩きも楽しい。                                   左側 オニタビラコ(小さな頭花で茎が長く、生命力が強くて茎が折れても再び立ち上がり花を付ける。)                                        右側 ジシバリ(四方に伸びた細い茎の節々から根をおろし、大地を縛り付ける様に広がるのが名前の由来だそうです。草取りをしても茎が残っていると、直ぐにまた花を咲かせる。)

元気の良さ、力強さは私たちも見習いたい花です。

不老山まで 1.1Km地点通過、10時 38分。 この辺りからは完全な登山道になった。

11時丁度、不老の活路コースと金時公園コースの合流地点に出た。

ベンチと道標のある尾根に到着。 11時 05分。                                       この尾根上は展望は無く、唯一ここから富士 が望める所だが、今日は駄目だった。

樹林に囲まれた不老山(標高 928m) 山頂に到着です。11時 08分。

この山はサンショウバラが沢山見られるのだが、6月の下旬では一寸遅かった。                   でも山頂一帯を歩き回ったら、これから咲き始めるような一輪のサンショウバラを発見。

待っていてくれた一輪のサンショウバラを見られただけでも嬉しかった。 

 

 

 

 

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▲ 鍋割山から姫百合駐車場へ ▲

2023年06月07日 | 私の見た山・登った山

ツツジの時期に大変人気のある花々を愛でながら、新緑の尾根歩きを満喫して来ました。

広く展望の良い鍋割山山頂。丁度天気も回復してきた。

山頂に佇む 石仏様

石仏様が眺める前橋市方面。 

山頂を少し下った所に、網で保護され、白色花の『クサタチバナ』 が咲いていた。                     茎は直立し葉は対生、形は楕円形で先が鋭くとがっていた。ガガイモ科の多年草。

大岩の先にヤマツツジが見えた。

この山塊一帯ではツツジと共に良く見られた『ズミ』。 バラ科の落葉高木、高さ5~8m。 山地に生え、短枝の先に白色で径約2.5cmの5弁花を数個開く。

山全体に見られた『ヤマツツジ』。 ツツジ科の半落葉低木、高さ1~3m。           葉は枝先に集まって付き、楕円形で先はややとがり、4~5月に枝先に朱赤色または紅紫色の花を開く。

日本全土の低山地に普通に見られる『カマツカ』。 バラ科の落葉低木、高さ2~5m。   4~5月、短枝の先に白色の5弁花を多数つける。                    名は枝が堅く鎌の柄に用いたり、牛の鼻環に用いられたことから、別名「ウシコロシ」とも言われています。

火起(ひおこし)山まで戻り、午前中に登った山頂からの展望のない荒山 (標高 1572m)を望む。

新緑の中に、こんな景色を「山笑う」というのだろうか ❓

足元に目をやれば、風で花弁を揺らす可憐な『タチツボスミレ』。

荒山から鍋割山へとツツジの当たり年といわれる今年、じっくり堪能でき最高でした。

3度目の荒山高原(標高 1258m)を 12時 25分 通過し、姫百合駐車場に12時55分、無事下山しました。  

 

 

 

 

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▲ 荒山から展望の良い鍋割山へ ▲

2023年06月04日 | 私の見た山・登った山

荒山を9時半に出発し、時計 回りに ひさし岩~東屋~棚上十字路(芝の広場)経由で荒山高原に出て、鍋割山に向かうコース取りをした。

荒山(標高 1572m)から南南東に進路を取る。

荒山は低山帯から亜高山帯に属する樹相が豊富でブナ、カエデ、ダケカンバ、ミズナラ、シラカバなどが見られ、東南の山腹は腐植質が比較的よく蓄えられた地域のようで、特にミズナラが優先する森林のようです。 

樹林帯の中を 15分ほど下ったら、見晴らしの良い露岩の「ひさし岩」に出た。       通過、9時47分。

北に目をやると中央火口丘である地蔵岳(標高 1674m)が見えた。

新緑とヤマツツジの中を下る。

10時丁度、休憩舎である東屋を通過。

東屋からは棚上十字路(芝の広場)までは緩い下りで快調に進む。

10時 25分、棚上十字路(芝の広場)を通過。

棚上十字路からは等高線に沿った平坦な道をハイキング気分で闊歩。

10時 40分、2度目の荒山高原 到着。                                    10分の小休止。この時間になると登山者が増えていた。

南斜面の荒山高原一帯はツツジの大群生地として知られ、多くの種類が見られます。        

荒山高原から鍋割山への尾根に出るまでの 10分ほどが登りである。                       尾根に出てしまえば、ヤマツツジを見ながら軽いアップダウンの広めの登山道を進む。

火起(ひおこし)山を 11時 05分、通過。

(かまど)山を 11時 10分、通過。                                 鍋割山への稜線上はヤマツツジ街道みたいなツツジの群落があり、荒山高原から鍋割山へは沢山の華やかなツツジ見物の方々とお会いした。

陽射しが出て明るくなって来たが、遠望は利かなかった。

標高 1332m 鍋割山到着、11時 26分。 20分の休憩で、お昼にした。

鍋割山は赤城山の最南端に位置する山です。                                      山頂からは南側の展望が開け邪魔する物が無く、眼下に前橋市街や広く関東平野の眺望が素晴らしい。  南斜面には沢山の方々が休憩されていました。                                                パノラマ写真での山々の案内板が設置されていたが、郷土の山「 丹沢」の大山が好天であれば見えるらしい。明るくはなって来たが、見ることは出来なかった。

 

 

 

 

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▲ 荒山高原から荒山へ ▲

2023年06月02日 | 私の見た山・登った山

ツツジ の競演が見られる群馬県の山を歩いて来ました。

関東平野の北に緩やかな裾野を広げる《赤城山》は榛名山、妙義山と共に『上毛三山』の一つに数えられています。

二重式火山の赤城山は中央のカルデラ湖:大沼(おの)の周りに黒檜(くろび)山、駒ヶ岳、長七郎山、荒山、鈴ヶ岳などの山を連ねており、赤城山というピークは無く、これらの山全体を総称して《赤城山》と呼ぶようです。

中央火口丘の地蔵岳には一等三角点が設置されています。                      赤城山全体の標高 1400m前後の一帯には群馬県花であるレンゲツツジの大群落が例年は6月に入って満開となるようですが、今年は早くて5月中旬には燃える様なレンゲツツジが見られました。

                                           関越自動車道の赤城インターから ❝空っ風 街道❞ を南東に進み、県道4号線(前橋赤城線)で赤城山を目指し姫百合駐車場に7時 15分到着。

15分で準備を済ませ、7時半出発。                                          到着時は曇天で、徐々に天候回復を期待した。

登り始めは木製階段の登山道を進む。

登り始めて 40分、体が 温まって来たところ何となく爽やかな 空気を感じ、周りを見たら荒山風穴と書かれた標示板があった。通過、8時 10分。

岩と岩の間から冷気が噴き出しているのである。                     火山の山であり、安山岩からなる溶岩や集塊岩、凝灰角礫岩などが見られ、その岩の上にツツジや松が根を張り盆栽のように格好良いものが見られた。  

歩きながら、どうしてもツツジに目が行ってしまうが、違う花が見られるのも嬉しい。       黄白色の花であるツクバネウツギ。

荒山風穴を過ぎたら岩の多い登山道になった。

姫百合駐車場から歩き出して 50分の8時 20分に荒山高原に着いた。 10分の小休止。

荒山高原は荒山(標高 1572m)と鍋割山(標高 1332m)をつなぐ平坦地で、付近一帯に朱色のヤマツツジが咲き誇っていました。

沢山のヤマツツジに迎えられながら荒山を目指す。

登山道脇にはツツジは勿論、岩、松、コケなどの素晴らしいコラボが見られた。

振り返ると、これから向かう鍋割山の尾根にガスが出て来た。

標高を上げて行くとゴヨウツツジ(別名:シロヤシオ)やトウゴクミツバツツジが徐々に顔を出して来た。

空の色が今一冴えないので、花による色添えは励みになります。

花に癒されながら歩いて来たが、山頂直下になったら大きな岩の間を縫うように登山道が進み、ぶつけたり滑ったりしないよう慎重に登った。

樹林帯の中で展望は無いが、広くて大きな石祠のある荒山 (標高 1572m)山頂に着いた。  9時 25分。

山頂を一帯を歩いてみたが、展望は無いし汗が冷えて来るので、5分ほどの小休止を取り9時半、次を目指した。

 

 

 

                     

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