梅雨明け後、本州全般が真夏日を越える毎日で、暑さと戦っています。
こんな時は、気分だけでも涼を求めたくなり、涼しそうなものを、今までのアルバムの中から選んで見ました。
タイトルにある絵は、常念山脈から穂高の涸沢を望んだものです。 涸沢小屋には何度かお世話になり、テラスからドリップコーヒーを飲みながら、カメラ側の常念岳(2,857m)をノンビリ眺めました。 雪渓を吹き上がる風はとても爽やかです。ただ現地では長く外にいると爽やかと言う言葉は出てきません。ウインドヤッケ等が必要です。
タイトルは北アルプスになっていますが、これは南アルプスの八ヶ岳連峰です。 涼しそうなので載せてみました。 野辺山高原から全体を望んだものです。八ヶ岳は稜線に出ると、風が有りとても涼しい。ただ硫黄岳(2,755m)へ行くと突風が吹いており、ビックリするところです。
八ヶ岳の主峰「赤岳」(2,899m)を望遠で狙ってみました。何度かお世話になった赤岳頂上小屋が見えます。 この小屋は食堂が全員食事が終わると談話室に変わり、大きな窓から甲府や野辺山・清里が眼下に見え、夜の星も最高です。
赤岳頂上小屋と離れた赤岳南峰山頂には石造りの社「赤岳山神社」が建立されている。
自分の大好きなコースとして燕岳(2,762m)から大天井岳(2,922m)そして常念岳(2,857m)への常念山脈縦走コースがあります。大天井岳で槍ヶ岳(3,180m)に向かう表銀座コースと分かれ、常念岳に向かうと右手に槍・穂高の稜線が望め素晴らしい山旅が楽しめます。 あそこのピークが常念岳です。
タイトルの涸沢にもっと近づいてみましょう。 これは五月の涸沢ですが、まだ冬山です。悪天や夕方になれば極端に冷え込みますが、この時は好天で雪の照り返しが強く、暑くてティーシャツでも平気なほどでした。
道は夏道と違い、雪渓の上を歩く冬道で変に窪地等が無く、近道のように感じました。歩くにもアイゼンなど不要でキックステップで十分歩けます。体力があればスキーでも担ぎ上げ別の楽しみが出来た様に思いました。涸沢ヒュッテで休憩し、ノンビリ、カラフルなテント村やザイテングラードから穂高岳山荘に向かう登山者を眺めて来ました。