『富士の国やまなし観光ネット』が毎回配信されて来るのを見て、出かけてみた。 中央高速の須玉インターを出て、みずがき湖へ向かった。 県道増富若神子線を増富ラジウム温泉郷に向け入ると、辺りの山々の紅葉が目に飛び込んでくる。雪をかぶった八ヶ岳が青空の中にくっきりと浮かび上がって見えた。
高度を上げるに連れて、落葉が目に付いた。みずがき湖ビジターセンターで休憩。 近辺の地図を頂いたり、今年の紅葉の状況を伺ったら、10月の下旬くらいが良かったと聞き、ガックリ。
鹿鳴橋を渡り、みずがき山自然公園に向かった。 この時期の瑞牆山はどんなだろう?と思った。岩が切り立つ奇峰で知られる瑞牆山は,四季折々の変化を見せ、いつ見ても素晴らしい。
クリスタルライン経由で甲府に戻ろうと思ったら通行止の表示があり、仕方なく増富から明野を通り、左手に「茅ヶ岳」・右手に「甲斐駒」、「鳳凰三山」を眺めながら塩山の恵林寺に向かった。
乾徳山「恵林寺」は1330年、夢窓国師によって開かれ、戦国武将『武田信玄』が菩提寺と定めた臨済宗妙心寺派の古刹だそうです。
恵林寺庭園は夢窓国師築庭の地泉回遊式庭園で上段に枯山水、下段には心字池を配した雄大な規模を誇る名園であり、昭和17年に国指定の名勝となったようです。 夢窓国師は恵林寺庭園作庭後に、西芳寺(苔寺)、天龍寺 の庭も手掛けたようです。
恵林寺見学の後は近辺の松里地区を歩いてみた。 この時期には甲州を代表する風物詩の「ころ柿のすだれ」が見られるのです。 山梨でも、この地区の気象条件がころ柿作りに適しているとの事です。 柿も、この地区で作られたものでないと色合いが良くない。今干している柿も、ある程度乾燥すると、次は板の上に並べ更に乾燥、陽がまんべんなく当たる様にコロコロ位置を変える作業をすることから、ころ柿(枯露柿)と言われるようです。