古くから信仰の山であった『大山』(おおやま)。 標高1251.7mで神奈川県伊勢原市に聳えるピラミッド型の素晴らしい山である。
小田原から海を隔てて見る大山も独立峰で堂々とした美しい山であります。 これは小田原城と大山です。
かつては農民の方々が雨乞いをされたと言う山で別名『雨降山』・『阿夫利山』。 どちらも(あぶりさん)と読むようです。
また、漁師の方々は航海の目印の山とされていました。 相模湾の沖から見てもピラミッド型の山であり、判り易かったのだろうと思います。
天気は良いので、足慣らしにと
出かけてみた。 大山ケーブル駅のバス終点地上部にある駐車場に車をいれ、直ぐ近くにあった観光案内所に寄り、登山届を提出しパンフレットを頂いて10時5分に出発した。
昔は大山ケーブルバス停より、もっと下から歩きだし、その街道には大山講の宿坊が軒を並べ歴史ある信仰の山であることが判ります。
観光案内所を出て直ぐ、両脇に「とうふ料理店」、「お蕎麦屋さん」、「山菜佃煮店」、「大山名水酒店」、「大山こまの木地師の店」など沢山の店が並ぶ、石段の参道を登って行く。
頑張って
と声を掛けて頂けるので
挨拶をしながら進む。 一番お豆腐料理のお店が多い様に感じました。
10時26分、男坂と女
坂の分岐である「追分」を通過
。 まだ元気が有るので頑張って「男坂」に進む。
急で長い階段が続き、久し振りなので無理しないようノンビリと登った。 途中で大山寺駅に
停車のケーブルが
見えた。
11時、八大坊分岐通過。 ここは上部の男坂、女坂の分岐である。 ここまで来ると阿夫利神社の下社が直ぐである。
下社の茶屋さんで名水
をご馳走になり、下社拝殿前に
進む。 ここの境内では
正月用
のしめ縄の準備が進められていた。
下社(1丁目)拝殿を正面に左へ進み、登拝門前でお祓いをし門を11時10分通過。
目の前に見上げただけでため息が出るほどの急な長い石段。
これをひたすら
登る。
8丁目の夫婦杉、14丁目のボタン岩、15丁目の天狗岩、16丁目の石尊大権現、21丁目の富士見台、25丁目はヤビツ峠分岐、27丁目で銅製の鳥居をくぐり、28丁目が大山山頂である。 登拝門の石段を頑張れば後は辛い登りは無く、登山道を詰めて行く。
16丁目の石尊大権現を11時45分通過。21丁目の富士見台着11時55分。 綺麗に富士山が見えた。
25丁目のヤビツ峠分岐通過12時6分。
27丁目の銅製鳥居通過12時10分。 山頂の茶屋に12時15分到着した。
天気が
素晴らしいので真鶴半島、
そして江の島
から三浦半島、その先に房総半島が望めた。
茶屋のベンチでお弁当
を食べていたら、
目の前を優雅にパラグライダーが「羨ましいだろう
」と言わんばかりに
飛んでいるのが
見えた。
奥の院を参拝して12時45分下山開始。
下りは見晴台経由で下社へ向かった。 雷ノ峰尾根を下るが霜柱が溶け出して田んぼ状態の
グチャグチャ道に参った。
丸太で作られた階段で、危うく
滑りそうにもなった。
見晴台通過13時20分。もう下りは休憩なしで歩いた。 見晴台から下社まではほぼ平坦な道で快調に
飛ばした。
下社茶屋通過13時40分。帰りは女坂を下った。
女坂は男坂より緩やかと思っていたが、取付きは意外と急な長い石段に驚いた。
下部の方は緩やかになっていた。
途中の大山寺境内を通り、
追分分岐通過14時。そこからは土産店の続く
「こま参道」の石段を下り、
大山ケーブルバス終点上部の駐車場に14時15分無事下山した。