石橋山の合戦で源 頼朝が敗走した歴史の山であり、伝説の池を歩く。
暖かな幕山山頂で、久し振りの海の 景色を楽しみ、10時 源 頼朝ゆかりの池『自鑑水(じがんすい)』に向かう。
山頂を過ぎると小さなアップダウンで南郷山 (標高 610.9m)まで進む。
5分ほど進むと北斜面の寒い 防火帯の道で、大きい霜柱をザクザクと踏みつぶしながら下る。
10時 10分、白銀(しろがね)林道に出た。
林道を斜めに横断して、自鑑水への登山道に入る。
この辺りの登山道の両脇には ハコネダケ が群生しており、狭い所ではトンネルの様になっている。
10時 12分、自鑑水到着。5分休憩。 窪地であり薄暗い。1年中、枯れること無く清水を湛えた池のようです。
歴史の道
治承4年(1180)8月 23日、石橋山の合戦に敗れた源 頼朝主従は、地元武将の土肥 實平一族の庇護のもと、平家の追手から逃れ土肥郷の椙山(すぎやま:湯河原町の土中)のこの池にたどり着き、水鏡で乱れた髪を結い直すと、平家を破り天下を納める自らの姿が写り、自害を思い留まり気を強く持ち直したという頼朝再興の礎とした池と伝えられています。
苦難を乗り越え頼朝は真鶴崎から安房を目指して解纜(かいらん)した。
10時 28分、小道地蔵堂寺屋敷跡と南郷山との三叉路分岐点を通過。
10時 35分、南郷山到着。 山頂標示板と三等三角点。15分の休憩。
南郷山から眼下に見える真鶴半島。
遠く相模湾に浮かぶ、手前 初島と遠くに伊豆大島。
南郷山からは相模湾を目掛けて ハコネダケ の茂る道を下る。
11時 05分、再び白銀林道に出る。 案内板は湯河原の五郎神社方面で、私は真鶴駅に下るため逆方向に進路を取る。
白銀林道は舗装されていたが、長い道のりであった。 さつきの郷に有る 「友逢(ゆうあい)の鐘」 に11時 25分到着。花が咲く5~6月頃は素晴らしい所です。
広い景色をノンビリ眺め、ブラブラ林道を下り、東海道本線 の真鶴駅に12時 25分到着。
最高の展望を楽しみ、令和4年(2022)の山歩きを無事終了しました。
ご覧頂きました皆様には、深くお礼申し上げます。