威風堂々とした山容を誇る鈴鹿山脈の盟主 『御在所岳』
を歩いて
来ました。
御在所岳(標高 1212m)は鈴鹿山脈の中央部に位置し、花崗岩からなる勇壮な山であります。
ロープウェイとリフトが山頂まで架かり、誰でも簡単に雄大な展望を楽しめる山として楽しまれています。
しかし、登山者から見ると、東面には巨岩が露出する急峻な尾根が幾筋も派生し、藤内壁を代表とする岩壁がそそり立ち、登行意欲をかきたてられる山でもあります。
鈴鹿市内の宿から御在所ロープウェイの湯の山温泉駅を目指す。
どこで道を間違えたか❓ ロープウェイ駅でなく、更に上の登山口の近くにある中道登山口駐車場に着いた。7時 45分。
15分で登山準備を済ませ、8時 出発。
御在所岳山頂を目指すルートは6本あり、その中で奇岩巨岩の見られる中道ルートを選択した。 昨晩はグッスリ休めたので、午前中には下山できるように頑張ろうと決めて入山した。
登山口に向かう鈴鹿スカイラインから目指す御在所岳を見上げる。 高っ❣ ちょっと不安❓
駐車場から6分ほど鈴鹿スカイラインを登ったら、中登山道口に着いた。
花崗岩でできた山であり歩き始めから、それが納得できる登山道を登る。
歩きだして2~30分ほどしたら寝不足は感じないのだけれど、足が酷く重い。 宿では早めに休んだので大丈夫と思ったが、マッサージくらいでは足の疲れは取れなかった。
残念に思ったけど、折角来たので地蔵岩を見て
下山しようと考え、そこまで頑張ることにした。
8時 39分、中登山道の3合目に着いた。 相変わらず足は重いが、写真は撮りたいので狭い登山道に居ると邪魔をしてしまい、登って来られる登山者の方々に声掛けし、先に登って頂いた。
でもビックリしたことに、後から来た登山者に「湘南ナンバーの方ですか」と声を掛けられ驚いた。同じ駐車場に車を止められたとのこと。 またその方が、開成町から来たと聞き再度ビックリ。
隣町の方でした。
一緒に登らせて頂いたが、奇岩巨岩が見えだしてきたので先に登って頂いた。
御在所ロープウェイの下を通過、8時 50分。 9時から営業開始なので、動き始めたのだと思った。
9時 06分、おばれ岩を通過。 花崗岩の巨岩で何となく北アルプスの燕岳の雰囲気。
花崗岩の上に木製階段が整備され、青空に向かう。 歩き始めは階段の1歩 足を上げるのが非常に苦痛であった
が、この辺りに来たら余り感じなくなり、何となく足が
軽い、行けそうと思えてきた。
階段を登り切ったら展望最高~ッ ロープウェイの白い鉄塔の高さ位まで来た感じ。
9時 25分、五合目通過。
9時 35分、地蔵岩が見えた。
下界の菰野町に、利用してきた新名神高速道路が見える。
最初は、この地蔵岩が見られたら良しとして引き返そうと考えたが、当初よりずっと足が軽くなり山頂を目指す。 何て不思議な岩だろう❓ この鈴鹿地方にも地震はあるだろうに。
岩場のピークに立ったと思ったら、その先は長いクサリ場となっており慎重に下る。 下っている時は夢中なので、怖さも高さも気にならないが、下り終わって登り返した所から見ると結構な高さだと思った。
7合目通過、10時 04分。 空が青いのは気分が良い。
山頂近くになってくると、ほとんど岩場の道となり水も浸み込まないのか水気が多くスリップに注意しながら前進。 クサリのハシゴが現れ巨岩を越えて行く。
10時 29分、8合目の岩峰通過。
最後の岩峰らしい大岩を崩れないでくれと祈り ながら、巻いて行く。
ロープやクサリを利用して体を引き上げたら、何と平地の様な場所に出た。
直ぐ目の前には富士見岩と標示された展望台があり、何となく御在所岳の征服感高まる。 富士見岩着、10時 50分。
スッキリしている日には富士山が見えるのかも ❓
富士見岩展望台から御在所岳の紅葉と鈴鹿山脈のマッターホルン「鎌ヶ岳(標高 1161m)」を望むことが出来た。
ここからは御在所ロープウェイの山上公園駅は直ぐだが、目的の御在所岳山頂を目指した。
ロープウェイ駅から御在所岳山頂一帯は山上公園で遊歩道が整備され、ノンビリ散策ができる場所であり、今までロープやクサリ、ハシゴで岩にへばり付いて来たことが嘘の様である。
11時 10分、御在所岳(標高 1212m)登頂。 ノンビリ50分ほど山頂付近をブラブラした。
御在所ロープウェイ山上公園駅。
ゴンドラの後ろに見える尾根が中道登山コース、これを頑張って登りました。
ロープウェイの乗車時間は 15分、12時15分に湯の山温泉駅に到着。
湯の山温泉駅から中道登山口
駐車場まで徒歩 40分。旧道ですが登り甲斐がありました。
最高の天気で少し
紅葉も始まり、諦めずに山頂を踏むことが出来てラッキーでした。