桜には少し早い3月中旬、京都東山「花灯路」が開催されました。
日中は暖かくとも、日が落ちると一気に冬になってしまう京都。 それでも点灯が始まる18時頃になると、どこからともなく人があふれ、時の経過を忘れてしまう不思議な街「京都」
今回の東山花灯路は平安神宮の大鳥居をまっすぐ南下し、神宮道から円山公園、ねねの道、二年坂、三年坂の通り沿いに清水焼の行灯、京石工芸の行灯、漆塗りの行灯、北山杉の行灯、京曲物の行灯、京銘竹の行灯、金属工芸の行灯等、たくさんの光の芸術を見る事が出来ました。
7種類の露地行灯が2400基設置されているとのことでした。 白壁や土塀、木々にゆらめく陰影、石畳に映えるほのかな灯り、門前町の店頭に彩りを添えるはんなりとした灯りなど、京都ならではの様々な表情を楽しむことが出来ました。
清水へ祇園をよぎる桜月夜こよひ逢ふ人みなうつくしき
与謝野 晶子
また、通り沿いの有名寺院「青蓮院・知恩院・八坂神社・円徳院・高台寺・法観寺・清水寺」では特別拝観でライトアップが見られました。
いけばなプロムナードでは大型花器により灯りと花でボリューム感あるいけばなの芸術作品を鑑賞しました。