素晴らしい風景!!

色々歩いた山や国内の風景等をご紹介いたします。

▲越後の名峰「守門岳」登山▲

2015年06月30日 | 国定公園

古くから信仰の山として知られ、越後三山只見国定公園内にある守門岳(1,537m)に登る。                                守門岳は、袴岳(1,537m)を主峰とする青雲岳(1,460m)・大岳(1,432m)の三連山の総称で、大岳の頂上には守門大明神が祀られていました。

学術的見地から注目されている野鳥の宝庫で、守門(すもん)の語源は、野鳥が多く巣守りをする山「スモリ山」これが「スモン」に変わったと言われています。    ヒメサユリ

頂上一帯には、高山植物がいろいろ(ニッコウキスゲ)咲き乱れて美しく、

                                                                               展望は越後平野の全容を眼下に遠くは佐渡島、背面には浅草岳(1,585m)・越後三山等名峰連山がところ狭しと目に映る様は壮観と言いたいのですが、曇天で佐渡島までは見えませんでした。

6月28日(日)23時に湯沢IC近くの宿泊施設に入り、ゆっくりと足を延ばして休んだ。                                         翌日5時出発。 関越自動車道で小出ICまで早朝ドライブ。            そこからR252を進み保久礼登山口へ、7時42分到着。                皆さんを降ろしてから縦走コースを選択したので下山する二口(フタクチ)登山口に車を回し、再び保久礼(ほきゅれい)登山口に8時10分に戻り皆さんの後を追った。

天気は回復傾向にあり、気分が良かった。                     目的の「ヒメサユリ」が見られたら良いな と心躍る。

キビタキ清水通過8時40分。 赤土の滑り易い登山道が続いた。                         キビタキ小屋通過8時45分。

第2展望台手前で皆さんに追い付いた。 第2展望台通過9時23分。

                                                                                  登山口では好天であったが、高度を上げてくるとガスの中に入り、展望台と言えども真っ白の世界であった。

不動様の石像が有る「不動平」通過9時55分。                                                                    昨日の雨で木の葉や高山植物が綺麗な水滴を付け、生き生きしてしていた。

 

大岳到着10時10分。守門大明神が祀られ、黄金色の鐘が吊るされていた。                  5分休憩し、前進。

大岳の分岐まで下り、青雲岳まで登り返す。到着11時40分。

                                                                                ベンチがあり広々とした山頂で気持ち良い。ここで昼食とした。                                  風の流れで時折、雪渓のある山岳風景を目にすることができた。12時出発。

100m弱の高度を稼ぎ、日本二百名山の『守門岳』(袴岳)に12時15分全員登頂した。

                                                                                途中ヒメサユリも沢山見ることができ、今年は花との運がとても良い。                     山頂からの展望を楽しみ12時半下山開始。

ヒメサユリは山形県、福島県、新潟県の山地帯~亜高山帯の草地に生える高さ30~80cmでユリ科の多年草だそうです。                                                                                           花は淡紅色(ピンク)で甘い香りにビックリしました。                                                 花の向きは横向きに咲き、花被片(はなびら)は6個で長さ5~7cm。                            今まで花の匂いなど嗅いた事はありませんが、花の先生に言われ、甘い香りに本当に驚きました。

袴岳から見る青雲岳は尾瀬のように木道や雪渓が見えとても美しく見えました。

                                                                                 再び青雲岳に12時45分に戻り、5分休憩。                                                                   尾根沿いの下りは、沢山の花を愛でながらの気持ち良いハイキング。

大岳の分岐を13時05分通過。                                                                                         ここからは尾根沿いの下りで場所によってはヤセ尾根であったり、一方が切れ落ちていたりと危険個所が見られ、時間を掛け慎重に下った。

オカバミ滝見台14時15分通過。  日差しが強く真夏の感じになった。

                                                                               この下からは樹林帯に入り、この山を構成している粘土質の赤土の道が続いた。            昨日の雨も影響し、赤土が濡れて滑り易く、皆さんで声掛け合って慎重に下山した。

「護人清水」と言う水場の少し手前から、再び皆さんより先に下山し、出発点である保久礼登山口に置いた車を取りに行き、下山してくる二口登山口で待機した。                皆さんは15時50分に無事下山された。 お疲れ様でした。

 

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▲平標山登山▲

2015年06月24日 | 国立公園

上越国境の谷川連峰最西端に位置し、眺望の良さと高山植物に恵まれた山『平標山(たいらっぴょうやま)に行って来ました。谷川連峰の最高峰1,983.7mであります。

関越自動車道の月夜野ICを9時20分に出て、国道17号線で三国トンネルを抜け苗場方向に進んだ。 登山口は17号線沿いにあり、取り付き易い。

登山口駐車場から三国小学校横、河内沢沿いの林道を登り始めるが、途中にあるゲートまでバスが入って下さったので時間が短縮でき助かった。

                                                                              林道奥の登山口迄1時間15分くらい掛かる所を11時着と35分で到着した。

梅雨時であり半分雨は覚悟の上だが、出来れば降らないで欲しいと願った。

                                                                             曇天であったが明るいので少しは希望が持てた。                       登山道はとてもよく整備され、登りはしっかりと階段が作られ、一段の高さも丁度良く感じた。

立ち休憩を二度ほど入れ、平標山の家に12時10分到着。              この小屋は2005年秋に新築され、トイレと水場が有る。ここで12時40分まで昼食とした。

                                                                             丁度尾根上であり、東側の沢からガスが平標山山頂に向けて吹き上げていた。       時折、ガスが抜けると残雪を目にする事ができた。ジッとしていると汗が冷える。

時間通りの12時40分出発。 ここからは谷川岳に向けての尾根歩き。

                                                                              森林限界を抜けたようで天気が良ければ気持ちの良い尾根歩きができた道である。

                                                                              残念ながら今日は駄目であったが、その代わりと言うか足元の高山植物がポツポツと目に入って来た。ここまで来ると一寸厳しい階段の登山道が続いた。イワカガミ     オノエラン  

高山植物に精通された方が同行して下さったので、飽きずに登ることができた。名前はメモするようにしているが、中々覚えられない。

平標山山頂着13時半。                               人が少ないと思ったら、先着は谷川岳側の仙ノ倉山(2,026m)よりにあるお花畑を見学に行っているとのことであり、自分も向った。

                                                                             一面のハクサンイチゲが圧巻であった。                           これが快晴であれば、青空と白、緑、ハクサンコザクラのピンクのコントラストが素晴らしいだろうと感じた。

「花の百名山」にも選ばれたほど、種類も豊富な高山植物の宝庫。ハクサンチドリ

                                                                           特に頂上周辺のお花畑が素晴らしく、ハクサンコザクラ、イワカガミ、ショウジョウバカマ、ハクサンイチゲなど沢山の花が見られた。

時間に余裕があれば約2時間かけて仙ノ倉山(2,026m)まで足を延ばせば、美しい稜線を描く登山道の両脇に広がる一面のお花畑を楽しむことができます。

皆さん、ハクサンイチゲのお花畑に感動され、その様子をカメラに納め14時、松手山(1,613m)に向け平標山を後にしました。                         道は下りとなり、その間も沢山の花に迎えられ天気とは裏腹に心は晴れの感じでした。

気持ちの良い稜線を下り、松手山を15時05分、さらにその下の鉄塔台地を15時40分に通過した。                                    鉄塔台地から下は樹林帯の中の急な下りが続いたが、この山の登山道は階段、木道と良く整備され歩き易く感じた。                             出発点の三国小学校そばの駐車場に16時35分、全員無事下山。                                 帰路は往路を戻り、月夜野ICを17時45分に入り、秦野駅に20時15分到着した。          お疲れ様でした。

 

 

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◎ ひだ白川郷 ◎   

2015年06月22日 | 世界遺産

威風堂々とした 合掌の大屋根が織りなす 美しい原風景。

国道156号線でロックフィルの御母衣ダムを富山向けに進むと、間もなく初めて目に入る合掌建築物『遠山家』が現れる。                    白川郷の代表的な合掌造り民家である。                                               かつての大家族制度を偲ばせる壮大な規模と、峡谷の緑濃い環境にしっくりと調和する風格と美しさを誇っています。                              昭和初期の大家族研究の舞台として、またドイツの建築家『ブルーノ・タウト』氏が訪れ絶賛した民家として有名で「合掌造り」が広く世界に知られるきっかけとなった民家です。昭和10年5月の事だそうです。                       ただ残念なことに、平成28年3月まで改修工事のため休館、シートに覆われ見ることはできませんでした。

仕方なく、そのまま白川郷に向かいました。                    庄川を挟んで白川郷の対岸にある「せせらぎ公園駐車場」に車を止め、であい橋という吊り橋を渡って白川郷合掌集落に入りました。

茅葺き屋根の鐘楼門で知られる明善寺の本堂は、覚書帳によると、文化3年(1806)より20年近い歳月を経て高山の大工「水間宇助」により、延べ9,191人を要して完成したとのことです。                                     向拝や内部の欄間等の彫刻に優れた技術が伺え、飛騨匠の郷ならではの風格を備えています。

江戸中期から後期の建築といわれる合掌造り住宅の『和田家』。

                                                                            間口14間、奥行7間の建坪は、白川村に残された合掌造りの中では最大規模だそうです。 

                                                                         庭や生垣・周囲の田畑、水路などの保存状態が良いことでも知られています。

帰り好天であり、旧荻町城跡展望台から白川郷合掌集落を一望してみようと上がってみました。                                        典型的な中世の山城を思わせ、集落が一望できる立地にありカメラマンが沢山立ち寄る所です。

                                                                              ここからの絵は、きっとどなたでも1度は見た事がある景色だと思います。          ここから見る四季折々の白川郷、素晴らしいです。

合掌造りの屋根の勾配は急で60度。                        断面は正三角形に近くて雪が滑り落ち易い形になっています。            この大きな屋根を支えているのは、根元の曲がった「チョンナ」と呼ばれる太い梁。  斜面に生育し自然に曲がったナラの木を用いています。

                                                                               また、合掌の組み立てには釘は一切使わず、縄とネソと呼ばれるマンサクの木を使っているとのことです。                                   屋根の葺き替えは15年~20年ごとに、今は森林組合が中心になって行われているようです。

雪深いという厳しい自然に対応する強固な造り、さらに生活の場と生業の場をひとつにした合理的な建築です。                               人々の生きる知恵が生んだ偉大な発明、それが合掌造りであります。

 

 

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相倉・菅沼合掌集落巡り

2015年06月21日 | 世界遺産

久し振りに日本の原風景を探しに出てみた。                                                      まだまだ日本の地方を探してみれば、素晴らしい原風景が沢山あります。                                     そんな事で、さてどこへ  と考えてみて、思い浮かんだのが五箇山の合掌民宿『長ョ門』さん。

20年程前ですが、1人旅で五箇山に着いたのが夕方、集落内の観光案内で伺い、初めてお世話になったのが「長ョ門」さん。                             その時の大女将、女将の親切な対応が忘れられず、以後家族や写真仲間と何度かお伺いしていました。

そこで写真仲間に声を掛けたら、懐かしいから行こうとなり出かけてみました。                                女将はとても気さくな方で話も楽しいし、こちらの無理も平気で聞いてくれるので、それがまた嬉しいのです。 

松本から平湯峠越えで高山に入り、白川街道を走って五箇山入りした。      高山市内は新しい道路が建設され、道路標識も高速道路や新しい道路へ入るよう標示が出てくるので迷い易い。途中で立ち寄った平湯大滝。

自分は地方へ出たら、ほとんど高速道路は使わないので、高山より以前から走ったR158からR156(白川街道)を経由した。                           以前は山紫水明の中を走っている気がしたのに、現在はアチコチで道路工事が進み、山の中に高速道路のジャンクションができ、異様な風景である。

ノンビリと周りの景色を見ながら一般国道を走るのが大好きですが、今回途中で雷雨に会い一瞬のうちに道路が川となりビックリ。                        そんな事で長ョ門さんに17時到着。 雨は上がっていた。

                                                                       女将のお出迎え、今回はご主人も迎えに出て下さり嬉しかった。        部屋に荷物を置き、早速に雨上がりのモヤが掛かった相倉合掌集落の撮影にでた。

                                                                              雨、曇り、晴れと共に四季折々の顔を見せてくれるので、何回行っても同じ表情でない所が、足を運ぶ価値であります。

夕餉は18時であり、部屋に戻った。                                 玄関先に大きなポスターが飾られていたので見ていたら、女将が出て来て「綺麗なポスターでしょ」・「これね?うちの前で撮ったんだよ。」と自慢。

写っているのは女優の「杏」さんと外人モデルさん。                     平成27年3月14日の北陸新幹線開業に合わせて撮影されたポスターとのことでした。  見るからに行ってみたいと感じるポスターになっていました。

長ョ門さんの部屋を休憩所として提供したと言われていたので、「杏さんの写真撮った」と尋ねたら、スタッフが周りにいて撮らせてくれなかったとボヤいていた。

18時、囲炉裏の回りで食事。                                宿の夕餉は山深い四季の味覚が山盛り、幾種類もの山菜やきのこ類、そして冷たい渓流で育った岩魚が出てとても美味しかった。ご飯も御代わり。

今日は私たち以外に五箇山を海外に紹介するための映像を撮りに来ているスタッフが3名泊まられるとのこと。                              遅くまで仕事をされていたようで、私たちの食事が終わった後、戻って来られた。   1週間五箇山に詰め、外人監督や外人カメラマンと共に撮影を進められるようである。

「伝統的な生活様式が、とりまかれている環境と社会機能に完璧に適合した非常に優れた例」として、相倉・菅沼の合掌集落は、白川郷(荻町)の合掌集落と共に1995年12月にユネスコの世界遺産委員会によって世界遺産リストに登録されました。       そんな世界遺産に泊まれて光栄です。

帰りに菅沼集落に立ち寄りました。                            以前はこちらにも合掌民宿があったようですが、最近若者たちが戻り始めたため、空き部屋は無く民宿は1軒も無いようです。                           売店は若い方たちが取り仕切り、合掌建物から赤ちゃんの泣き声が聞こえたり、ほほえましく感じました。

継承する文化、偉大なふるさと、是非守り続けて頂きたいと感じました。

 

 

 

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▲尾瀬の自然に浸る▲

2015年06月20日 | 国立公園

日本を代表する自然の宝庫『尾瀬』。                                                  尾瀬の四季は半年が冬。残りの半年で、雪解けすぐのミズバショウの春、湿原や山々の木々が芽生えて新緑に覆われる初夏、そして湿原の花が咲き乱れる夏、草紅葉と紅葉に覆われる秋と、めまぐるしく四季が移り変わっていきます。

日本最大級の高層湿原、尾瀬ヶ原をはじめ、尾瀬沼、アヤメ平、至仏山、燧ケ岳など個性的な自然環境が展開する尾瀬国立公園。

豊富な高山植物や山岳美を愛でながら、湿原に広がる総延長約57kmの木道を歩いて来ました。                                                                                            もっとも感動したことは本州中部以北の亜高山林床でわずかに見られるという『トガクシショウマ』を発見したことです。                                                                                     中々見られない花を見つけると興奮します。                                         花期は5月下旬から6月下旬。 草丈30~50cm。花弁に見えるのは実はガク片で、花弁はつぼ型で色は黄色。  オシベを取り囲むように付いています。                                                  本邦特産の日本海要素を代表する植物で、長野県の戸隠山で最初に発見されたため、この名前がついています。                                                                                                           絶滅が心配され環境省レッドデーターブック絶滅危惧Ⅱ類(VU)の指定種になっています。

片品村鎌田から国道401号線のメロディーロードに入る。時速40kmで走行すると『夏の思い出』“夏が来れば 思いだす 遥かな尾瀬 遠い空・・・ と聞こえ、尾瀬への気分を盛り上げてくれる。

戸倉の鳩待峠行バス乗り場の駐車場に10時35分に到着。                                               出発準備をしていたら小雨がパラついて来た。 梅雨だし予想はしていたので、全員待合室にて合羽を着用した。

バスにゆられて20分、標高1,591mの鳩待峠に11時20分到着。                    平日であり、それほどの混雑ではなかった。                                                                       雨でもあり、休憩所で早めの昼食を取った。 11時45分山ノ鼻に向け出発。 

                                                                              濡れた木道の下りであり、スリップに注意しながら進んだ。新緑の木々に迎えられ、思わず深呼吸である。

山ノ鼻の至仏山荘着13時5分。 それほど酷くはないが雨。                                     でも不思議なことに、尾瀬で雨に降られ合羽を着ても違和感を感じない。                       自然の花々に迎えられ忘れてしまうのかも  13時20分出発。 尾瀬ヶ原の上田代に入る。  皆さんの合羽の色が鮮やかで花の様である。

まだまだ、ミズバショウも沢山見ることができた。  

                                                                        池塘の上の木道を進み、延々と続く2本の木道や普段見慣れない高層湿原風景。    雨など忘れ感動の声が聞こえた。

牛首分岐点を14時通過。 中田代に入る。                     足元の花に目をやったり、遠くの森から聞こえるカッコウの鳴き声に耳を傾けたりと大自然の中にいることを実感できる、最高の時である。

竜宮小屋着14時35分。10分休憩。

                                                                           ここから下田代地区に入る。                                平日でありハイカーも少ないので、狭い木道も貸切である。  

                                                                          のんびりと花々を鑑賞したいと考えたら、やはり平日に入山すべきですね。

見晴(下田代十字路)通過15時10分。                        ここには沢山の小屋やキャンプ場があるのに人がいない、雨でもあり寒々しい。    色を添えてくれるのは、小さな沢山の花々である。                     特に鮮やかな黄色のリュウキンカの群生には驚きと共に心癒されました。

見晴十字路から北、赤田代方向に進み15時50分、今日の宿『温泉小屋』に到着した。  道中は池塘、湖沼のある山岳風景や沢山の花々に魅せられ気付かなかったが、平坦な木道を歩き続けただけなのに、小屋に着きホッとしたら急に疲れを感じた。 

                                                               けど、ここ赤田代温泉は石鹸類の使用はできませんが、小屋の名の通り「温泉」があり、ノンビリ汗を流せただけでも疲れが取れました。                            歩いた後に、お風呂に入れることは最高です。

 

 

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▲温泉小屋から尾瀬ヶ原へ▲

2015年06月20日 | 国立公園

フカフカの布団で休み、朝はカッコウ鳴き声で目覚めた。                                             外は明るい陽光が降り注ぎ、新緑がより一層輝きを増していた。               もうこれだけで気分はハイである。                      朝食は6時からであるが、その前に外に出て、思いっきり深呼吸。 昨日の重い雲は去り、真っ白な雲に変わっていた。

尾瀬は昭和9年12月4日に日光国立公園の尾瀬地域として国立公園に指定されましたが、その後74年の時を経た平成19年8月30日に、日光国立公園から分離独立し、新しく『尾瀬国立公園』となりました。

高層湿原が周辺の山々と織りなされて形成される山岳景観、そして沢山の花々が彩りを添え、来るものを飽きさせない素晴らしい所です。                           一度は歩いてみたいですね。

6時30分、小屋前に集合。 準備運動を済ませ6時40分平滑ノ滝に向かった。       三条ノ滝までは下りであり、木道や岩の滑りに注意しながら慎重に進んだ。

平滑ノ滝着7時。                                洗濯板を斜めにした様な幅広いスケールの大きい滝、長さ500m、幅50mの一枚岩を滑るように流れる珍しい滝です。 

ここから三条ノ滝までは更に下る。7時50分到着。                         尾瀬の水を一心に集め、ドウドウと落とし込む壮大なスケール。 その大きさは、落差73m、幅30mの大瀑布です。

                                                                        以前は樹林帯の中から覗き見る感じであったが、今はテラス型の滝見台が作られており、正面から見学できた。                                      梅雨時であり水量が多く迫力ある滝を見ることができた。8時発。

 

御池分岐通過8時10分。                               今回はここから尾根に上がり、尾根上の御池・尾瀬ヶ原分岐を8時45分通過。

                                                                             段吉街道経由で温泉小屋に戻った。                                     尾根に出てからは小屋まで下り道。小鳥の声が耳に心地よい。

温泉小屋着9時55分。15分の休憩後、出発。 

昨日と打って変わった好天に、皆さん歓声。                            高山植物が色鮮やかに見え、花好きの方々は大喜びであった。日陰のない木道を黙々と歩く尾瀬の名物「ボッカさん」を見ることもできた。

東電尾瀬橋通過10時35分。段々暑さが増してきた。                  ミズバショウも、まだまだ見ることができた。ミズバショウは場所によってビックリするほど大きいのを見かけますが、私は尾瀬の小振りのミズバショウが可愛くて好きである。

東電小屋到着、10時45分。                                       今日は土曜日、この辺りから混雑が感じられるようになった。 小屋の回りに人があふれていた。

通過人員に制限のあるヨッピ吊橋通過、11時5分。

                                                                             途中の木道脇にある休憩所が休憩できないほどハイカーが増加してきた。        木道から写真を撮っていると、後ろからブーイングが聞こえる。         街中歩きではないので、尾瀬に来た時くらいノンビリ花の鑑賞でもしたら良いのでは  と思う   それは勝手すぎるかな

牛首分岐通過、11時55分。                                  休憩所はあるが、もう休憩できる状況ではなく、木道上で止まることもできない状態。                                         仕方なく山ノ鼻まで頑張る。 残雪の至仏山が正面に見えた。

振り返れば逆さ燧ヶ岳(2,356m)も見えた。  

山ノ鼻着、12時25分。                                   昼食休憩となり、小屋の回りの混雑を避け植物見本園に入り、その中の空いたベンチで荷を降ろし、簡単な昼食や写真撮影をした。

                                                                            花の綺麗な時期は、誰しも訪れてみたいと考えます。当然の事ですね。

                                                                              でも、ゆっくり、ノンビリ、花々を鑑賞されたい方は平日をお勧めいたします。

 

 

 

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▲乾徳山登山▲

2015年06月08日 | 日本二百名山

年間を通して人気の高い『乾徳山』(標高2,031m)に行って来ました。                                                       笛吹川沿いに走る 国道140号線を北上し、道の駅「まきおか」を通過、その先の三富郵便局を右に見送った先を左折し、徳和川に沿って登る。                                                        のどかな山村「徳和集落」の中央だろうか?大型バスが待機できる徳和公園に9時25分到着した。

標高2,000mを超す高さと森・草原・岩場と変化に富んだ山歩きが楽しめるので、沢山の方々の参加があった。                                     出発準備と入念な準備運動を行い、9時45分出発。

                                                                           徳和川沿いの集落の中を30分ほど登ったら「乾徳山登山口」の標示板が見えた。  ようやくここからが登山と言う雰囲気の道になった。

登山道はしっかりしており歩き易い。                         採石用の林道を10時半通過。 荷は8キロ程なのに、足が凄く重く感じた。   今回は皆さんが歩く中盤を担当したが、前と離れてしまう事が多かった。     銀晶水通過10時43分。

2回目の林道を10時55分に横切り、駒止と言う所を11時5分通過し、錦晶水に11時35分到着。                                    水場のある明るい感じの場所であり、昼食とした。                      駒止から上部は岩がゴロゴロした中の登りであった。

                                                                          錦晶水の所は水の流れも有ることからカエルの声が聞こえ、周りの樹林の中からはハルゼミの合唱がとても賑やかでした。12時5分出発。

歩き始めて間もなく、登山道の様子が岩場から草原の中を歩く感じで、傾斜も緩やかになり一寸ホッとした。

                                                                       ここは国師ヶ原12時13分通過。                                   道は広く、レンゲツツジがお出迎えで元気が出た。

枯れたカヤトが見え秋の感じ、その中を登りつめて大きな岩が見えた。                    月見岩である。 12時40分着。5分の小休止。

                                                                         月見岩より勝沼町遠望す。 

                                                                           ここからは乾徳山に向けて尾根を詰める。  1,765mの扇平を12時50分通過。

                                                                        広々とした草原感覚の雰囲気はここまでで、この先は大きな岩がゴロゴロした原生林の中を進んだ。

濡れた木の根に足を滑らせない様に注意しながら、大きな岩の割れ目にあるハシゴを抜け、岩も徐々に大きさを増し3本のクサリが目に入り、スタッフ3名で皆さんの補助に回った。

山頂直下の最後の大きな岩場に着いた。 約15m程のクサリ場である。

                                                                           1名の方だけ巻道経由で山頂へ向かわれたが、残り全員が岩とクサリにへばり付きながらも登頂された。                                       1人1分以上かかる方もおり30分ほど掛かったが、皆さん無事に登頂でき達成感を充分に味わって頂きました。13時50分着。

山頂には恵林寺の奥の院になる、小さな石の祠がありました。             そうです 武田信玄公の菩提寺『恵林寺』の山号は「乾徳山」であります。    山頂は狭く自分たちパーティーだけでも一杯で、14時15分順次下山。       平日で良かったと思いました。 天気は下り坂で富士や360度の山岳風景には恵まれませんでしたが、雨に降られず助かりました。

登頂してホッと、と気の抜けないのが下山時、自分たちは浮石、濡れた木の根、滑り易い岩や土、飛び出した枝に注意して頂くよう声を掛けながら進んだ。                                                   月見岩(15時通過)までは往路を戻り、そこからは道満尾根経由で徳和集落に下山。

                                                                            皆さん岩の多い本峰下山には神経を集中され、大分疲れたのではと思います。

                                                                           月見岩からの道満尾根はハイキングの感じに様子が一変し気のゆるみが出たのか、転倒者2名、長時間歩行に膝が耐えられず、膝が笑い出してしまった方が1名。          でも3名の方々、大事には至らず、無事バスまで戻りました。

                                                                           補助の役目が足りなかったことが悔やまれますが、転倒者が出た時、皆さんが一斉に救急薬品を持ち寄って下さったことに、ビックリと言うか感謝でした。          徳和公園へ下山17時15分。    お疲れ様でした。 

 

 

 

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