新型コロナウイルスが現れてから1年9ヵ月、第一波から第五波までの山を越え、ようやく感染者数の減少傾向が見られるようになって来ました。
でもまだ、専門家の先生方のお話では、これから冬に向かい第六波も来そうな話をされており、気を緩めるのは早計かもしれません。
冬に入る前に、感染対策の更なる準備を進めたり、政府の楽観的なコロナ対策で招かれた医療崩壊など再び同じ道を歩むことのない様にして頂きたい。
最近では、在宅医療で薬や酸素を投与できたことで救えた命が有ったと報道がありました。
テレビでは「ホテル療養より体育館の様な広い場所を宿泊療養施設、臨時医療施設(野戦病院)の様な、自宅と病院の中間施設を充実させ、そこに患者を集めた方が医療者の目が届き易くより安全に療養できる。」と医療専門家の意見を伝えています。
先般、菅総理が「軽症者や中等症の人は自宅療養とする。」と発言されてから、都内では7月下旬から感染が急拡大し、病床が逼迫して中等症以上でも入院できない患者さんが続出し、自宅療養者はピーク時の8月21日には2万6千人に達した。との報道がありました。 でも現在は、感染者数の減少に伴い自宅療養者数も4千人以下に減っているそうです。
今でこそ感染者数は減少しているものの、自宅療養中に容体が急変して亡くなった方が続出しています。 特に肥満の方や糖尿病などを抱えている方々は、より注意が必要とのことです。 また、基礎疾患のない40代女性が亡くなったとの報道もありました。 リスク要因のある方々は、若い人でも症状が悪化し易いので注意が必要とのことです。
国民は、 自宅で見殺しにされようとしている。 今も、ひとりで亡くなっている人がいる。 涙がでる。 怒りと悲しみでいっぱいになる。 この国はいつから、こんなことになってしまったのか。 命は自分で守るしかないのか。 宝島社
急増する自宅療養者は「自宅放置」とも表現され8月中に東京都で44人が自宅で亡くなったと発表されました。9月に入っても5人が亡くなられています。(9月23日現在)
この現実を見て見ぬふり、国会も開かず「コロナ対応に専念するため」と空々しい言い訳をして去る菅総理。一時は記者の質問に対して「時期が来たら当然、総裁選に出馬します。」と怒り顔で言い、延命策を色々講じたが全て失敗、退陣に追いやられた。 現在は外遊中(卒業旅行)ですが、コロナ対応として目の前の苦境を脱するような施策に取り組んでほしいと思います。
今、総裁選真っ盛りで総裁候補4名の方々が「私ならこうします。」と競い合われていますが、菅総理が官房長官時代から口癖のように語られていた「仮定のことについてはお答えできません。」これが現政権の後手後手政策であったように思います。 そんなことで新型コロナウイルスが1年9ヵ月も長期に亘りはびこり、多くの方々が苦境に追いやられているように思います。
新総理には前長期政権を顧みて現職国会議員が逮捕された場合の「任命責任」そして不正を疑われるような事象が発生した場合の国民に対する「説明責任」をハッキリと取って頂きたい。
それに説明する際には虚偽答弁は行わない。これは人として当然のことであり、国家公務員、地方公務員等の中には皆無であると思っています。
コロナ禍を歩き始めて1年9ヵ月、ウイルスの感染について海外から色々な研究成果が報告されています。 そんな中ですが、皆さんもきっと感じられているのではないかと思います。 『危機に弱い日本』
コロナがウイルス戦争であったとしたら、PCR 検査数やワクチン接種のスピードが先進国といわれる中で、日本は最下位だったようです。 これでは?
最近、地震も増えています。噂される南海トラフ地震、首都直下型地震などが発生した時に、今の日本政府はどこまで国民を守ってくれるのでしょうか?
先日のタリバンが制圧したアフガニスタンの首都カブールの空港からの脱出騒動のように大使館員(日本政府)は早々に退避し、邦人や関係者(国民)は取り残される。そんな感じがしてなりません。
想定(仮定)はしづらい事態であっても想定しておかなければならないと思うのです。 新総理には従来の「根拠なき楽観論」でなく、先を読み危機に強い日本政府を目指してほしいと心から願っています。
ワクチン接種を2回済まされても、コロナ感染防止は万全ではないとのことであり、これからどこまで続くのか分かりませんが、十分に注意していきたいと思います。
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