5月下旬の山頂付近ではシロヤシオツツジ(別名⇒ゴヨウツツジ)が見事に咲きます。 5月27日(日)には桧洞丸(1,601m)山頂にて安全登山を祈願した山開きが開催されます。 混雑が予想されるので、前日に
歩いて見た。
このコースは、丹沢山塊が国定公園
に指定されたのを記念して切り開かれたコースだそうです。
天気は良く、新緑のなか森林浴をしながら歩くのは最高です。 このコースは山頂直下までほとんど樹林帯の中を歩くので日焼けの心配も無く涼しい。 けど、久し振りに歩いた事と汗かきの私には樹林帯の中だろうと外だろうと、関係なく汗が噴き出した。
登りは50分歩いて10分の休憩と1時間サイクルで進んだ。 夏山を目標とした準備登山でもあり、今回は地図上の標準タイムを守った。
ゴーラ沢を渡り、北東前方に造られた階段から桧洞丸に向けての急登な尾根に取りつく。樹林帯の中から見る若葉は眩しい陽光に当たり緑輝き、それをまたバックの青空がより一層引き立てていた。
ゴーラ沢出合から取りついた尾根の中間地点に展望台ベンチがあり、以前にここから富士山が見えた事は無かったが、何と今回は雪化粧の美しい山姿を見せてくれた。 同じコースを何回歩いても、いつも同じか? そうで無いところが旅と同じで嬉しい所ですね。疲れも飛びます。
稜線に出る手前からシロヤシオツツジの純白な花弁が目に付き出した。 このツツジを目的に皆さん登山されているので、絶好の被写体と人気を博しカメラに収められていた。 花を生かすための青空の演出も素晴らしかった。
この辺りまで高度を上げて来ると、このコースがとても良く整備されている事が実感できます。 木でしっかり作られた階段、そして木道、急に尾瀬に来たような気分になってしまいます。
山頂も近いけど、登りも後半に近く、疲れて来た所の1歩1歩足を上げなくてはいけない階段は辛いものがありました。
そんな厳しさ、辛さを吹っ飛ばしてくれるのがコバイケイソウの群落、この群落保護の為、木道が整備されています。 このコバイケイソウの白い小さな花が円錐状に多数つき、一面を覆うことを想像すると興奮しますね。 7~8月に狙ってみたいと思います。
また、西丹沢はブナの原生林でもあり、大木が林立する景色は圧巻であります。