あまり標高の高い山がないという愛知県の宇連山(うれやま:うれさん)と呼ばれる標高929.4mの山を登って来また。 愛知県民の森駐車場に 9時50分到着。
ゴールデンウイークの初日であり、天気も良いので駐車場の心配をしたが、充分に止めることができてホッとしました。 愛知県民の森には、多目的広場、大芝生広場、運動場、キャンプ場に宿泊施設兼レストラン『モリトピア愛知』があります。 また、他にもバードサンクチュアリーや外国樹種展示林、滝、シャクナゲ自生地への散策路が整備され、沢山の方々が家族連れで楽しんでいました。
この時期はツツジやシャクナゲが見られるので、とても楽しみでした。 シャクナゲはツツジ科に属し、北海道・本州(北中部)に自生するハクサンシャクナゲ、ネモトシャクナゲ、シロバナシャクナゲ、アズマシャクナゲと屋久島に自生するヤクシマシャクナゲがあります。
県民の森からBキャンプ場を抜け南尾根に上がり、
南尾根展望台に10時50分到着。
標高が低いのに尾根に出ると岩稜帯のやせ尾根で、エッこれで千m未満の山 と驚きました。
でも、好天の清々しい空気の中、岩道を歩け最高の気分でした。
県民の森は低山の尾根が馬蹄形に囲んだ中にあり、以前に山火事が多かったのか 登山者のタバコの不始末があったのか 、尾根を含めた一帯に28か所もの防火水槽が設置されていました。
西尾根の国体コース尾根分岐通過、11時50分。 その先で昼食タイムを取り、雲のない青空を久し振りに見た感じでした。
その時に山頂へ行くよりも、この辺りでしか見られないという『ホソバシャクナゲ』が見たいという希望があり、国体コース尾根を下り、県民の森に下ってから東尾根のホソバシャクナゲ自生林に向かいました。
ここ愛知県民の森付近に自生するシャクナゲは、愛知県(三河地方)から静岡県(遠州地方)の山地に自生し、淡紅色の花が鮮やかに咲き、その名を『ホソバシャクナゲ』と言います。
11℃の冷風が噴き出す風穴を14時12分通過し、おしどり池(14時22分通過)から東尾根への急登が始まりましたが、花を見たいという気持ちが力付けてくれるのか、皆さん頑張りました。
その登高中ではパラパラしかシャクナゲが見られず、この程度かと思いながらも尾根を目指し、おしどり池から1時間登った尾根では、満開のホソバシャクナゲを見ることができ、皆さんに満足して頂けました。
そんなことで下りは快調、おしどり池通過15時40分。 大芝生広場を抜け、駐車場への途中で「シナアブラギリ」という大木に咲く、香りの良い綺麗な花が見られました。
県民の森駐車場着、16時15分。お疲れ様でした。
16時50分に浜松いなさICに入り、帰途に着きました。