これでもか と言うほど雪化粧をした富士山を道連れに、雪山ハイキングをして来ました。
富士山周辺には、富士山の眺めが優れた山が多い。 その中でも石割山は山中湖と富士山を一緒に眺められるうえ、下山する尾根のミニ縦走は終始、富士山が正面に見えるのです。
周回コースを歩くため、車を山中湖北岸の長池親水公園駐車場に停めた。 駐車場到着、7時 10分。 外気温-3.0℃ 風があり寒い。車内で登山準備をし7時 45分、出発。
平野への 車道 は雪があり狭く危険なので、サイクリングロードで平野へ向かう。
日当たりの良い所では、小鳥たちが日向ぼっこをしていた。 ホオジロ。
シマアオジ
仲間とおしゃべり。
平野地区のサイクリングロードは日当たりが良く暖かい。
8時 46分、平野から国道 413号(道志みち)を5分ほど進んだ所の左手に赤い鳥居の不動明王社に到着。 左手に進む。
林の中の別荘やテニスコートなどを見送り、林道を進むと右手に黄色の太鼓橋と真っ赤な鳥居が見えてくる。 そこが石割山登山口駐車場到着、 9時 03分~9時 18分。30台くらいは停められそうです。
太鼓橋を渡り、真っ赤な鳥居をくぐると先の見えない真っ直ぐの階段が続く。
登り始めは西側の日陰斜面の階段であり、雪の下はガチガチに凍結しており、 スリップしないよう 手摺りを利用し慎重に登った。 階段は四百段以上あり、三百段位を越えると更に右へと階段が続く。
滑らないように気を張りながらの四百段はきつい。2~3度休憩して登り切った。 登り着いた所が富士見平、到着 9時 35分~9時 48分。 丁度良く東屋があった。 石碑に「避難小屋」平成4年9月竣工と記されていたが、テーブルとベンチが有り休憩舎の様であった。 10分少々休憩。
富士見平からは、緩やかな林道の様な広い道を登る。
途中のベンチには、どなたかが作られた可愛い雪だるまさんにホッコリ。
10時 32分、石割神社に到着。 この神社は、石割山の八合目に鎮座し、昔から古事記にある「天の岩戸」伝説の地といわれる神域だそうです。
また、御神体の大岩が『石』の字に似て割れているので、石割神社と名が付いたともいわれ、切り立った大岩には、高さ15m、幅約60cm、長さ約15mほどの隙間があり、その間を3回通れば( 時計回り)幸運が開けると云われているとのことです。 この岩の割れ目から滴り落ちる湧水は、眼病・皮膚病などに効く薬水として伝承され、多くの崇敬者がその御利益に浴しているそうです。
凍結しており、隙間を回るのは諦め山行の無事のみ祈願してきました。 出発、10時 45分。
石割神社を後にすると、道は登山道らしい雰囲気になって来た。
山頂までは僅かであったが、厳しい傾斜であった。
11時 17分、石割山(標高 1413m)に到着。 時折、突風 が北側から吹き抜け、物は飛ばされないように注意したが、雪煙が顔にあたり痛かった。
眼下に見える、富士山との間にある山中湖が川の様にひょろ長く見えた。 また、右手遠方には南アルプスの雪の稜線が望めた。
北側には三角点と左手奥の左に杓子山(標高 1597.5m)、右手に鹿留山(標高 1632m)が見えた。
風が無ければ雪のため、太陽の照り返しにより暖かな山頂なのだが、展望が良いだけに風よけが無く、汗が冷えないよう5分で退散した。