近隣の梅の木にも白い花とほのかな香りが感じられるようになった今日この頃、早朝の曽我丘陵から梅林へとハイキングをしようと声を掛けて頂き出かけてみた。
スタート地点の集合が6時であり、家を5時に出発。 まだ真っ暗、外気温は0℃であった。
寒いので、すぐに出発した。東海道本線「国府津駅」に近い菅原神社の横から曽我丘陵へ登りだした。
いつもの事だが、皆でブラブラおしゃべりしながら歩くのも楽しいものである。 まだ7時前と言うのに下ってこられる年配の方、数名とすれ違い挨拶を交わした。「これから曽我梅林まで歩くのですか」とビックリされていた。
1日20キロ弱の荷を背負って10時間平気で歩く人間が5キロのカメラバックを背負って、息を切らせた。 アルプス登山と裏山ハイクの心構えの違いだろうか?不安を感じた。体力減退に。
近場の低山でも初めて歩くところには、素晴らしい発見が必ずあり、これがどこにでも出掛けてみようと思う原動力だと思う。
曽我の梅林は、別所、原、中河原の3カ所の梅林からなり、約35,000本白梅が植えられ、国土交通省選定による《関東の富士見百景》に指定されています。
一方、この地は日本三大仇討の1つ「曽我物語」の主人公、曽我十郎、五郎兄弟の育った場所として有名で、数多くの史跡もあります。 また、この地から見る富士山、箱根連山、丹沢山塊等の眺めも素晴らしく、景勝にも優れた関東屈指の梅林であります。
別の発見には、既に焼けて跡地しかありませんが、一時期「斜陽」・「人間失格」などの作品で有名な『太宰 治』氏が住んでいられた事と作品「暢気眼鏡」で芥川賞を受賞した『尾崎 一雄』氏が1983年3月31日に当地にて没された住居跡がある事などを知り、改めてビックリした地元再発見のハイクでした。