素晴らしい風景!!

色々歩いた山や国内の風景等をご紹介いたします。

▲ 白馬三山を歩く! 4-3 ▲

2008年08月10日 | 日本百名山

白馬山荘の大食堂で16時半に夕食を済ませた。                外はまだ明るく、散歩に外に出た。                         雲が発生し、好天であれば村営頂上宿舎と丸山の先に剣岳(2,998m)立山が顔を見せてくれるのに、残念だった。                             でも、逆に富山湾に沈む夕日は、とても素晴らしかった。山に来なくては味わえない風景に感動しました。                                      寒くなりテレビの有る談話室に戻り、展示されている白馬の風景写真を鑑賞したり、本を読んだり、テレビを見たりして過ごしました。                山では皆さん天気予報が始まると一斉にテレビの周りに集合します。その時に梅雨明けの宣言があり、みなから「ウオ~ッ」・「梅雨明けだ」の声が飛び交いました。                                     消灯は9時、懐中電灯を用意したり、寒さの準備をしましたが部屋が3階であったせいか、満室のひと息が3階に上がり、暑くて寝苦しかった。

             

皆が、ガタゴト動く音が聞こえた。                        「雨だ」と言う声も聞こえ、内心なに言ってんだろうと思った。         昨夜の天気予報で梅雨明け宣言があり、梅雨明け3日は好天だよと思っていた。   「ガ~ン」窓から外を見たら、見えるはずの白馬山頂が白く消えていた。「嘘だろ~ッ」                                      4時半朝食に食堂へ行ったが、落胆度が大きく食欲が無かった。           私は何度も白馬三山の素晴らしい稜線歩きを体験しているが、3人の仲間に是非とも、この稜線歩きの醍醐味を味わって欲しいと願っていた所なので、残念でならなかった。                              これを見たら絶対、北アルプスに惚れ込んでもらえると確信していた。        なのにその山岳風景を堪能してもらえず時折、風共に強くなったりの状況で稜線での写真はほとんど撮れなかった。

山での経験として、天候の急激な変化もあるという事を知って頂くのも良かったかなと思っています。                                 風雨が弱まった岩影でコーヒータイムにしたり、こんな天気だから現れてくれたのか、丸々太った雷鳥に2度も会えました。                              プリプリお尻を振って歩く姿は赤ちゃんに似ていて、緊張していた仲間の顔に笑顔が見られ少し緊張がほぐれた。

        

折角、足を踏み入れ目の前のピークを踏んでいかないのも、後で悔やまれると感じたので杓子岳(2,812m)と白馬鑓ヶ岳(2,903m)の山頂を通過して鑓温泉小屋へ向かった。                              ガレ場の下りは、歩きにくかったが、今日は標高2,100mにある露天風呂に入れる事を頭に置き頑張った。

                                              稜線を外れると大出原(おおいでっぱら)と言うお花畑の綺麗な所を通過するが、今年は雪が多かった事もあり、余り花は見られなかった。                        大出原下部に差し掛かり、天候の回復が見られ、合羽を脱いだ。

                                              例年、稜線から鑓温泉小屋までの下りで雪渓を歩くことは無かったが、今年は雪が多かった。                                      自分は1人童心に返り、登山靴で雪渓滑り楽しんだ。

鑓温泉小屋が近くなると岩場の下りとなり、みな緊張し大渋滞であった。       でも、小屋の屋根が見えてホット。

到着後、すぐに受付を済ませた。小さい小屋だが屋根裏にザックを置けたり、足を伸ばしても支障なく白馬山荘よりユッタリの感じがした。                 寝床の位置が決まったら、早速みなで露天風呂へ向かった。            山での汗は下界でかく汗とは違うが、それでも風呂に入れると言う事は最高である。  誰もが「天国」・「天国」と言いながら遠くの景色に目をやりながら汗を流した。

源泉かけ流しの不思議な露天風呂。                       湯の温度は42.7度と少し熱め、そして湯船には少量のぬるい湯が流れ込んでいるが、逆にテント場の脇を小川の様にモクモクと湯気を立ち上げ湯が流れ出ている。     なのに湯量は一向に減らない 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

▲ 白馬岳(2,932m)散策 4-2 ▲

2008年08月03日 | 日本百名山

村営頂上宿舎に12時半到着。残りのお結びで昼食とした。              あと今日の宿「白馬山荘」まで30分程度なので、ノンビリ大休止とした。    ベンチの横に自動販売機があった。一昔前は冗談であった話が現実になっていた。   500㎖のポカリを450円で買った。                         値段こそ違うが、ほぼ下界と同じ様な生活環境に変わって来た。                     自分が登山を始めた頃は、お米を1合ずつ袋に詰めて山に入った。宿泊料金とお米1合を小屋に納めた。懐かしい思い出である。

白馬山荘到着、14時。まず、部屋を確認すべく受付を済ませた。           受付の横には「1畳3人」の看板が出ていた。ドキッ。               当初の予約は素泊まりで食事はレストラン「スカイプラザ白馬」で夕景を見ながら食事を予定していたが、連休で宿泊者がほぼ満杯。                     従業員は小屋の食事に従事するためレストランは飲み物程度だけと聞き、ガッカリであった。                                         小屋の部屋は2畳の仕切られた場所で4人で寝られラッキーだった。          1時間ほど昼寝をしてから、カメラ片手に山頂に向かった。           富山側はなだらかなのに長野側は急激に落ち込んだ断崖、これが白馬岳の特徴の山姿。                             

白馬岳が夏山で多くの方々に人気があるのは雪渓、高山植物、池、温泉、リフト等、欲張りが出来るからではないかと思う。                  今回見ることが出来た高山植物の一部をご紹介いたします。

                                              名前がゴッツイ「イワベンケイいつもはかたまりになった所を撮っていたが、今回は寄って見た。とても綺麗な色です。

                                              6~7月に白馬近辺で多く見られる「ウルップソウ

                                              ハクサンイチゲウルップソウ       

                                              乾いた場所が好きらしく、砂礫地や岩場で風当たりの強い場所にも育つ「タカネツメクサ」。  小さい可愛い花だが、マット状に広がり、白い花をびっしりとつける。強風に耐える姿は力強さを感じます。 

                                              天気が良く、ノンビリしていたら、もう4時半。夕食の時間なので山荘に戻ろうとしたら、何とブロッケン現象を見る事が出来た。 

                                              午後の白馬岳は富山側が晴れて、長野側にガスが掛かる条件が揃うとほぼ必ずと言って良いほど、見られる場所である。                              ただ今回のは虹が丸くなるのが薄かった。                      誰にでも見られるが、丸い虹の中に見える影は自分です。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

▲ 白馬大雪渓 4-1 ▲

2008年08月02日 | 北アルプス

梅雨明けを予想して、北アルプス初めての方2人を、ご案内した。           神奈川を22時に出発して、一路猿倉駐車場を目指した。            途中、松本を過ぎ明科街道に入ったら前後に1台も車が無く、ライトの中の世界を走り不気味であった。                                内心、連休でも空いているかな?なんて甘い気持ちが心をよぎった。         猿倉駐車場は白馬駅から30分ほど山間に入る。100台ちょっとは止められる駐車場が、既に半分くらい埋まっていた。ビックリ。                 到着3時、私達も直ぐに仮眠に入った。

ガタゴトと物音で目覚めた、5時。                            皆さん早いな~ッと思いながら動きを見ていた。上空は青空である。        きっと梅雨明けだと、勝手に思いドキドキした。太陽が白馬の岸壁を赤く照らし出し、登山意欲がもりもり出てきた。                           自分達も5時半頃から登山の準備を開始した。

全4人、快調に猿倉荘を6時半出発。                      朝食は1時間半先の白馬尻小屋で取る事として、まずは歩きのリズム作りをすべく皆で話しながら歩を進めた。私はビデオを持ち歩いていたら一番後になってしまい、皆に先に行かれてしまった。

そんな事で1時間ほどで白馬尻小屋に到着。                    「お疲れさん」の大きな石は例年通りの位置に有ったが、小屋の位置や大きさが大変身していた。ベンチも沢山あった。                            お茶をもらい小屋の中で朝食、山ではお結びがピッタリである。

馬尻から30分ほど登ると、大雪渓の取付点に到着。 多くの人がアイゼンを取り付けている。

                                              これからが白馬へのルートのメイン、大雪渓の登高である。時間約2時間。      以前に落石に遭遇したり、落石に当たり骨折した人を見たりしたが、今回は登山者が多かった割りに事故が無く良かった。

                                              初めての人はアイゼンを付けるが、自分としては付けないで雪上歩行の練習をしてから登山をした方が良いと考えています。                       雪渓歩行では落石を予想し、素早く避ける事を頭に置かなくてはならず、その時にアイゼンが邪魔をする事があるからです。                      滑らない様に歩くコツ、また登山靴で雪渓を滑るコツ、これを知ると雪渓が楽しくなります。

大雪渓を登りつめた岩場が葱平(ねぶかびら)、ここの枕木の階段やガレ場を登り、小雪渓をトラバースするとお花畑が広がり、少し頑張ると村営頂上宿舎の屋根が見える。                              ただ今年は雪が多く、例年のような素晴らしい花々を見る事は出来なかった。   

                                              平成15年8月に行った時は、お花畑に水場が出来ていて、そのの美味しさに感動、今年も楽しみにして頑張ったが、毎年状況が変わり、今年はその水場は消えていた。残念

                                

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする