行き先不明人の時刻表2

何も考えずに、でも何かを求めて、鉄道の旅を続けています。今夜もmoonligh-expressが発車の時間を迎えます。

隣町で、今度は気になるフルーツサンドのお店発見!

2023年02月16日 | 食(グルメ・地酒・名物)


さて、久々地元の美味しいものを紹介する。このとこハマっているカフェ系?まあ、可愛い店構えやスイーツの店を物色するとなると、これはもはや趣味というより仕事が9割以上ということにもなる。
いつものように、このブログ専属モデルのミーの紹介による。娘世代に引かれて善行寺参り?ならぬスイーツカフェ行脚。甘いものも嫌いじゃないけどクリーム系はねー?ところが今回はクリームがズドーンと飛び出す商品が目に入ることに。
そのお店は、お隣村上市坂町にある「CHOUCHOU(シュシュ)」というカフェスタイルの店。一時、映えることでも人気のが高まったフルーツのカット断面を売りにしたサンドイッチを主力商品として提供している。



国道7号沿いのシックな建物。古い家屋を完全リノベーションした店舗は、外観といい内装といい、一昔前のアメリカンスタイル?とにかくおしゃれな構え。地元出身の若いご夫婦(実は二人とも同姓同名)が経営している。
チョコバナナや季節のフルーツをたっぷりのクリームで覆い、食パンでサンドする。パンは地元の老舗和菓子店・K屋製。和菓子や生菓子専門だったが、近年洋菓子やパン(パンは「ラ・パン」という屋号)も人気の店だ。
特徴的なのは餡子と生クリームのサンド。かなりボリューミーな感じがする。この餡子も、地元村上市の瀬波温泉で人気の温泉まんじゅうを製造販売する元祖・Kやのものを使用しているという。地元志向の強い商品開発をしているようだ。



眼に入ったのは、村上牛肉サンド。そう、県内でも屈指のブランド牛である村上牛を甘辛く味付けしたものを野菜とともにサンドした総菜系サンドイッチ。これは食べてみないとでしょ!
地元の活性化のために、地元出身の経営者が地元の食材を駆使して販売するサンドイッチ店。まだ、頂いてはいませんが、あのクリームの多さが果たして凶と出るか吉と出るか?美味しいことは間違いないとは思うのだが。
以前紹介したJR坂間駅前のケーキ屋・ハッピーシュガーhttps://blog.goo.ne.jp/jikokuhyou485/e/9e943a264bd04719a23cd8661a43d7dbといい、坂町はインパクトがあって、個性的な店が集まる地域でもあるんですな。
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小千谷は、県内随一のラーメン激戦区では?

2022年08月26日 | 食(グルメ・地酒・名物)
久々にラーメンの記事の投稿。といっても、上越・中越を行き来する中で、鯖石川ダムや妙見堰などに通ったついでに立ち寄った、小千谷のラーメン屋の紹介。
以前、小千谷の「ヒグマ」という県内でも人気のラーメン屋を紹介した。生姜醤油スープのパンチの効いた味と紹介した。長岡ラーメンは、ここが原点じゃないかと思うくらい。
しかし、いろいろ調べてみると、小千谷市内には魅力的なラーメン屋が多い。燕・三条、五泉などに匹敵する?人口規模や市域からいうと小千谷は県内随一のラーメン激戦区ではないかとの感じがしてきた。蕎麦だけでない、小千谷のお勧め名店を紹介する。



まず、「麺や ようか」。関越自動車道・小千谷インターからも近く、大型ショッピングセンター進出により賑わいを見せる国道117号沿いに、しゃれた造りの店が構えているのですぐに確認できるはず。
看板メニューは「塩そば」らしい。券売機の上には、ズラリとラーメンのラインナップ。塩のほかに味噌、醤油、煮干し中華、つけそば、もりそば、トッピングと実に種類が多い。「鶏白湯」というのも気になるが、ここは「特製塩そば」をチョイス。
チャーシュー二枚のほかに、鶏チャーシュー、鶏肉だんご、ワンタンなどもどんぶりに泳ぎ回っている、いわば全部乗せ。塩ラーメンなら細麺(太麺も選べる)、スープにぴったりフィット。パンチの効いた小千谷のラーメンの中では、あっさりで真っ向勝負をする店だと感じた。



こちらはヒグマと並んで小千谷の人気店だけに収まらず、遠方からも集客をしている「手打ちラーメン 勝龍」。濃厚味噌ラーメンは、県内でもこってりラーメンの横綱・大関級の評価を得ている店だ。
もちろん「味噌ラーメン」を注文。ドンブリの上には麺が隠れるほどのたっぷりの野菜、さらにひき肉がドーンと土砂崩れをしたように乗せられている。見るからに濃厚なとんこつ系の味噌スープは、がっつり系のお客は見ただけで嬉しくなるはずだ。
コの字型のカウンター(テーブル席もあり、だが席は店員が指定するので選べない)の中心に、これまたがっつり系の明らかに店長なるひとが大きな声で客に話しかける。これまた名物店長らしい。店員の動きも小気味よく、バレバレとした気持ちになる店だった。



「手打ち麺処 暁天(ぎょうてん)」は、市街のはずれ、長岡方面から入ると国道17号小千谷バイパスから117号で市街地に入る三仏生(さぶしょう)交差点に位置する。明るい色調の建物で、まだ新しい感がする。
広々とした店内は、テーブル5、6卓で、あとは島型のカウンター席で20人位は座れる。厨房と客席の間のカウンターには冷水器があってホール係の店員がしがみつく。厨房から声がかかるとできたラーメンをこちらもテキパキと運ぶのは好印象だ。
「つけ麺」が人気とのことであるが、なかなかのボリュームがある上に大盛無料という悪魔のようなささやき。SNSで「冷やし中華」の評価も高く、暑い日だったのでそれを注文。ついつい大盛に!食べきることはできたものの、満足感100%、おなかの中は120%だった。



最後に登場するのは「ラーメンつり吉小千谷店」。小千谷の隣の旧川口町に本店がある。小千谷店は「錦鯉の里」の向かいにある小千谷市総合産業会館・サンプラザの1階にあるが、昼時はその通路では行列が絶えない店だ。食券を買ってから通路で順番を待つシステムだ。
ここでは「つり吉ブラック」といわれる濃厚な醤油味が定番。醤油生姜の長岡ラーメンの原点と思えるのが「ヒグマ」の醤油ラーメンなら、こちらはヒグマより粗削りながら元祖と思わせる節もある。ここが本流で、長岡ラーメンとして磨きがかけられたという感じだ。
噂どおりの濃厚醤油で、ネギトッピングは正解。魚介系のスープも全部飲み干したいところだったが、そこは申し訳ないが思いとどまる。なにせ四半世紀継ぎ足された醤油ダレ(川口本店)は、震災を乗り越えた貴重な逸品だから、よく味わないと!



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佐渡味紀行(その17)、知る人ぞ知る隠れた名店が、今や観光客の行列店に!

2022年07月29日 | 食(グルメ・地酒・名物)
出張で佐渡ということになると、なかなか自分勝手に美味しい店をチョイスできないのであるが、佐渡通の自分なりに今回もマニアックな店を訪問したので紹介する。
マニアック?といっても、佐渡の人に親しまれてきた店。知る人ぞ知るといった隠れた名店と言われるものが、ここに来てにわかに観光客も目を付けてきている店だ。
近年、佐渡への移住者が次々と新感覚の店をオープンさせて注目を集めている中、今回紹介する2店は佐渡在住の方が頑張って切り盛りを続けてながら、じわじわと人気を勝ち取った店と言ってもいいだろう。




とにかく、いまや佐渡で1・2を争う人気店!やきとりの「金福」は、相川の狭いメインストリートの奥の、そのまた奥の狭い路地にあり、夕方になるとたまらないいい香りが相川の町を包み込む。
孫を連れてはなかなか来れない場所。しかも、開店直後から行列ができることもしばしばというので、今回出張で佐渡へ訪れた機会に、知人に頼んで席を確保してもらい入店することができた。
上の写真のとおり、名店はその店構えにあらず!ってところ?やきとりはふっくらとしていて柔らかい。もちろん大きいので食べ応えもあるし、それほど甘くないたれで仕上げられているためしつこくなく、いくらでも口の中に入っていく。もちろんお酒も進む。
知人に席を取ってもらって10数分遅れの入店だったため勘弁してもらったが、この店、実は予約は一切受け付けていない。かの「桜坂」のイケメン俳優で歌手のF山さんが貸し切りを申し出たが、店主はきっぱりとお断ったという逸話がある店。さあ、並ぶしかない!




もう一店は、「食事処みなと」。こちらは民宿もやっていて、「旅荘みなと」が火付け役になり、食事処としても観光客の目的地にもなっている店だ。
場所がマニアック?佐渡は山地に挟まれた中央平野部が栄えているが、ここは北半分の大佐渡にあって、しかも日本海に向いた外海府と言われる高千という集落ところにある。両津港からだと50キロ、1時間以上かかる場所だ。
なぜ人気かというと、上の写真の料理を見てもらえばお分かりのとおり、とにかく品数が多い。写真は「刺身定食(1,600円)」だが、プラスここに焼き魚が付く。小鉢がいくつもついて、まるで宿泊客用の夕食のようだ。
仕事で滞在する人や釣り客といった宿泊客の「料理が凄い!」との声が徐々に広まり人気店に。朝食も凄いらしい。この日のランチも県外ナンバーのクルマ・バイクの客で賑わっていた。

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佐渡の手前の新潟港にオープンした「佐渡の手前」

2022年07月18日 | 食(グルメ・地酒・名物)
しばらく投稿がなかった。コロナが再燃してきている中ではあるが、仕事で出かける機会が多くなってきていて、佐渡へも出張。仕事で佐渡に行けるということは、自分にとっては実にラッキーなことでもある。
そんな中、先月の佐渡訪問時にすでに気が付いて訪問済みであるのだが、写真を取り揃えて今回紹介したい店がある。ただ、佐渡島内ではないので「佐渡の味紀行」とは言えない。佐渡の手前、新潟港に新しい食事処が6月1日にオープンしたもの。
店名が「佐渡の手前」。確かに、佐渡に渡る手前で、佐渡の玄関口ともいえる佐渡汽船の新潟港にあって、手前の料理を提供しようというもの。この場所で長く営業してきたレストランが廃業となって、寂しさを感じ、さてどうなると思っていた矢先、意外にも早く次の店がオープンしていた。(写真下:白いのれんが印象的な店のエントランスと、やはり白を基調とした明るい店内。)



確かにコロナの影響もあり、ただでも飲食店の経営は大変なところ、佐渡へ渡る観光客も少しは戻ってきたと紹介はしたが、観光の島・佐渡にとってはまだまだ厳しさが続いていることは確かだ。
ここのところ、佐渡には島外・県外からの資本投入が活発。以前紹介した「みちのりホールディングス」の佐渡汽船への資本投入や、東京・日本料理「僖成」グループの飲食店のオープンなどがそうである。
「この場所でよくやってくれた!オーナーはどちらの方?」と店員に声をかけてみると、なんとまあ僖成グループでした。店構えこそ日本料理とはかけ離れているものの、メニューには例の海藻を練り込んだうどんなどもあり、佐渡の手前を演出している。何だか嬉しくなった。(写真下:僖成グループの店を紹介するパネルと、「佐渡の手前」のメニューの一部。)



店内は白いテーブルに白い椅子の明るい雰囲気で、メニューもシンプルでカジュアル。食券をタッチパネルの自販機で買い求め、配膳等はセルフサービス。若い人や小グループでも入りやすい。船へ持ち込める弁当「船弁」やかき氷・ジェラートなどもある。(写真下:店の看板メニューになっている「船場のマイルドスパイシーカレー」と「佐渡うどん」。)
この僖成は、以前紹介した佐渡うどん「蒼囲」のほかに、まだ紹介していないが佐渡で「佐渡箱ちらし」なるちらし寿司専門店「ときなり」もオープンさせている(現在は団体のみの受付)。昨年来、「佐渡」という文字を付して次々新店舗を展開している。
この時世、人口の激減に、観光客の激減が、島内の経済疲弊に拍車をかけている。ただその中で、頑張っている従来からの店や、島外から佐渡の魅力に魅せられ移住し開店する店も多いような気がする。まだまだ佐渡の魅力を開拓・追及していきたいと思う。



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佐渡味紀行(その16)、わざわざ行きたい話題の店

2022年06月28日 | 食(グルメ・地酒・名物)
さて、仙台に長居をしてしまったが、話を佐渡に戻すことにする。そう、佐渡の美味しものを紹介するのを置き去りにしていた。今回も3軒。その後に別に紹介したい店があるので、お楽しみに!



はい、お待ちどうさま!佐渡の老舗旅館「伊藤屋」が経営する「レストランこさど」の紹介。真野新町の交差点にある伊藤屋から少し路地を入ったところにある佐渡牛ステーキやカニクリームコロッケ、ドリア、カレーなどが評判の洋食の名店。今回は平日だったこともあり、遅くなると次の日の孫の保育園にも影響するというのでテイクアウトで。コロナ禍ではあるものの、ちゃんと佐渡のテイクアウトできる店に名を連ねており、さっそくハンバーグ弁当を注文する。
佐渡牛は少しお高いが、ハンバーグは手ごろ(1,178円)。焼きたてですが、肉がズシリとしっかり詰まっている感じがするし、やはりソースが老舗の濃厚なお味。お手頃化価格だったことから、こちらも噂の自家製ケーキを追加。テイクアウトで名店の味を楽しむことができた。



こちらの店も「わざわざ行きたい」と言われている蕎麦屋「茂左衛門(もぜむ)」である。写真でお分かりのとおり、民家を改装、小さな旗印に「そば」と書いてあるだけの外観から、実は見過ごして通り過ぎてしまった。それも二回も。
基本そばコース(昼は単品もあり)だが、実はこの店は完全予約制。提供されるのは十割そばの「ぶっかけ」か「もりそば」。佐渡にはぶっかけのそば文化がありそうなのでそちらをチョイス。あご出汁が利いたタレというのも佐渡の食文化を感じさせるこだわりの店なのだ。
店主は若いUターン組。佐渡のそば文化を人から教わったことをきっかけに、佐渡に奥さんと子どもを連れ帰って2014年にオープンさせた。新穂田野沢の能動沿いにあるが、行く場合には予約とナビ設定を忘れずに!



和食の店となると島内で数多いが、何気なく探していたところ「神楽(かぐら)」の評価が上がっているという情報を得て、畑野地区の宮川にある店を訪れる。シンプルな店構えの入り口から店に入ると、奥では宴会?まあ、コロナ禍で静かな食事会は、こちらもちょっとテンションが下がる。
ただ、ホールを任されている奥さんは腰が低く丁寧。大将(旦那さん)は厨房で手際よく調理をする。なんと、中学生らしき体操着を来た娘さんもお手伝いで動き回る。厨房がガラス張りなので、注文してからの時間はそちらをちらちら見ながら待つことになる。
私は、地元のお刺身と地元の野菜の天ぷらが付く御膳を注文。丁寧に調理されていることがうかがえ味も料亭並みで急にテンションが上がる。食事メニューは決して多くはないが、うどんやそば、酒のつまみになりそうな一品料理もある。シンプルで丁寧、お勧めします。
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田中屋本店「みなと工房」で食べるだんごの美味さが半端ない!

2022年04月24日 | 食(グルメ・地酒・名物)


ハワイアン料理を楽しんだ後、まだ少し時間があったので甘味処へ。これも女性陣にはお決まりのパターン?新潟で和菓子を製造販売する田中屋本店の工場兼店舗を訪ねることにした。
信濃川のすぐそばで、対岸には新潟のシンボルともいえる朱鷺メッセが見渡せる眺望最高の好立地。以前からマークはしていたのだが、和菓子屋というよりは、上の写真を見てお分かりのとおりショールームみたいに見える近代的なデザイン。
和菓子屋さんやだんごを扱う店となると、以前紹介した長岡の江口だんごのように、和風で、古風な建物をどうしても想像するが、全く真逆の発想である。(⇒江口だんご



ここは平成19年(2007年)にオープンした「みなと工房」とよばれる工場兼店舗で、田中や自慢の笹団子をはじめとする商品ラインナップが揃っていて、笹団子の製造実演(笹巻き)をガラス越しに見学できるほか、餡子入りソフトクリームなどのコーナー、イートインスペースを兼ねたギヤラリーなどもある。
また小規模ではあるが2回のセミナールームでは、ちょっとしたイベントのほか、田中屋本店の菓子職人から笹団子づくりや笹巻き体験を教えてもらえる講座なども開設している。お邪魔したこの日も数人の方々が受講していた。
工房という名に相応しく、近代的なスペースの中ではあるものの、和菓子屋さんの心意気や伝統を守りたいというメッセージが伝わってくる場所なのである。



せっかくなので、味見をさせてもらった。あんこもいいけど、どうしても醤油(みたらし)だんごから目が離れない。というのも、別のお客さんが注文したときにとてもおいしそうに見えたことにある。
温かいタレその場でかけてくれると書いてあるが、3人でお邪魔したのに串に差さっただんごは1本が残るだけ。「大丈夫です。いま奥から取ってきて焼いてきます」と、接客が忙しい中なのに、たった3串なのに神的な対応。
少しだけ待って出てきたのが下の写真の醤油だんごだ。こちらは和風の平ぺったい塗り皿に、これでもかというほどタレがかけてある。温かく、そしてやわらかく、濃厚な醤油味は忘れられない味となる。駅の売店で買うのとは段違いの美味しさだった。


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新潟のエッグスンシングス!「Can-Peak(キャンピーク)」というハワイアン料理の店

2022年04月23日 | 食(グルメ・地酒・名物)


若い社員と外出すると、昼食はラーメンで済ませるという訳にもいかない。行きたい場所を訪ねると、やはりカフェ。今回は、新潟市の東区にある「Hawaiian Kitchen・Can-Peak(キャンピーク)」というお店を訪問することになる。
時おりモデルとして登場するミーが、一度テイクアウトのランチボックスを食べたことがあるというので店を探す。裏通りにあって、表通りに並ぶ飲食店はどこも入ったことあるところばかりなのに、こんなところにおしゃれな店があったとは初めて知った。
名前の通りハワイアン料理の店。ランチメニューのほかパンケーキが看板メニュー。夜の営業もあって、お酒なども楽しめる。とても人気のお店だということは後から知ったことだが、この日は昼を少し回った時間の来店だが、すんなりとは入ることができた。



上の写真とおりの海岸沿いにありそうな外観ではあるが、店内は結構落ち着いた雰囲気。テーブル席のほかカーペットにふわふわクッションが添えられた小上がり席もあって、この日取引先とのアポが時間が空いていたのでゆったりと過ごせる。
ランチメニューは、ガーリックシュリンプやロコモコにサラダが添えられたワンプレート4種類からチョイスできて、セットでパンケーキ4種類、ドリンク4種類から一つを選ぶことができるので、組み合わせパターンは多彩。
私はロコモコ&パンケーキはパインホイップを選んだが、肉食女子はローストビーフ&チョコ系のパンケーキ。セットで1,680円は少しランチメニューとしてはお高いが、満足度は抜群!



とにかくパンケーキの種類が豊富。パンケーキはハワイ料理?発祥はギリシャとか言われているが、ブームを巻き起こしたのはアメリカなどの英語圏。特にハワイではフルーツを載せたスタイルもさることながら、エッグベネディクトなど「料理」としても親しまれていた。
日本に上陸したのはハワイから。「Eggs’n Things(エッグスンシングス)」という店が原宿にオープンし、フルーツやホイップクリームをふんだんに使ったメニューで日本のパンケーキブームに火をつけたということだ。今や国内で29店。
キャンピークのオーナーもハワイ滞在中に食べ歩いたハワイ料理が基本となり開店。当初は燕市で営業していたが、2020年10月、県都・新潟市のこの場所に乗り込んできた。さて、越後の「エッグスンシングス」になることができるか?
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村上市にある魅力的な2つの酒蔵を訪問して

2022年04月19日 | 食(グルメ・地酒・名物)
酒好きの友人が来訪。私もお酒は好きだが、その友人はかなり日本酒に詳しく、酒蔵巡りなどを趣味としている。
どこを案内すればいいか現場合わせでと言われていろいろ考えたのだが、酒蔵なら近くにもたくさんあるということで、迷わず村上市へ行くことにする。
已然にも書き込んでいると思うが、村上はかつての城下町。古い町並みや美味しい伝統料理、工芸品などもある魅力的な街。今回はお酒という視点で訪れることになった。



大洋酒造は「大洋盛」というお酒を製造・販売する蔵。ここには、「和水蔵(なごみぐら)」という展示販売場がある。ここは逃せない。
先客のご夫婦がいたが、和水蔵は閉まっている?古い商家の入り口に相応しくないインターフォンを試しに押してみると、「今すぐ行きます!」と明るい声。すぐに担当の方が開けてくれた。
中は大洋盛に関する資料が並ぶ資料館的な感じ。戦前は近隣に10を超える蔵があり、それが一つになって「大洋酒造・大洋盛」になったそうだ。



ここでは新潟自慢のスッキリ淡麗のお酒が手に入る。残念ながら和水蔵で行われている利き酒はコロナの影響で中止。
それでも担当の方との話も弾み、この日は「本生吟醸」という地元の酒米「たかね錦」を55%まで磨いた生酒を手にする。
やはり生酒だと加熱処理していないので香りも立つし、芳醇な味わい、かといってしつこくなくあっさりと頂くことができる。何の料理にも合うような気がするお酒でした。



村上には、もう一つ蔵がある。こちらは、私のお気に入りでもある「〆張鶴」を製造・販売するのが「宮尾酒造」だ。
外観的には、それほど大きな蔵ではないと感じるが、このところ人気急上昇の銘柄を作り出している。友人も「〆張鶴の蔵に来れるとは!」と喜こぶほど。
ここは、蔵見学とか展示場とかはないが、入口に販売スペースがあり、女将と思しき人が丁寧に説明をしてくれた。



写真下でも紹介しているが、これまでの経験とその年の一番の作品としてのこだわりを持って「純米大吟醸酒」を毎年造り出しているという。
仕込み水や原料の酒米(こちらは30%まで磨くそうだ)、製造方法や貯蔵にもこだわりを持って、1.8リットルが50,600円也。とは言ってもビックリの値段ですな!
私はいつもの「純米吟醸」の「純」。少し冷やして飲むと口当たりがよく、スッキリした後味。村上の鮭料理には、これですな!最高!

東京からお出での友人Tさん、いずれのお酒も買ってくれたのに、あたかも自分で手にしたような記載で申し訳ない。本来なら、私がお土産に持って行っていただかなければならないところ、お詫びし、感謝申し上げたい。
そして、突然の訪問にも関わらず、懇切丁寧に対応していただいた2つの蔵のご担当者様、いずれも引き込まれるようなトークに感激しました。またお邪魔します。


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発見!「ウフ」っとするウフウフガーデンのプレミアムたまご

2022年04月06日 | 食(グルメ・地酒・名物)
決して、たまごにこだわりを持ち、美味しいたまごを探しているわけではない。たまたま、友人からの頂きもののたまごの味に感動しただけ。
というのも、以前の書き込みで隣町の川瀬養鶏場のたまごを紹介したことがある。(2021年9月8日記事参照)この時も貰い物だった。
川瀬養鶏所の「思い出たまご」、確かに美味しかったし、βカロテンは、DHAが豊富に含まれていることを数字で表すなど、栄養価の高さも手に取るように解説されていた。何よりネーミングが光った。



今回紹介するのは「ウフウフガーデン(ufu uhu garden)」のたまご。カフェ風の建物で、㈱山田鶏卵(直営農場は「山田ガーデンファーム」)が生産・販売するもの。
山形県米沢市の市街地から少し山間に入ったところにある。この時期、そのまた奥にある天元台スキー場への行き帰り、道沿いにいつも混雑している店があることから知り、たまたま立ち寄って手にしたものが毎度立ち寄ることになったという。
自分はこの日、初来訪。遠い県外だし、スキーでもしなければ通らないところ。確かに駐車場にはクルマがいっぱい止まっていて、併設のカフェも魅力的なスペースなのだが、みんなたまごの入った箱を手にして出てくる。



こちらのウリは、「衛生管理を徹底した鶏舎、飼料、天然水などこだわりぬいた、生みたてのたまごをウフウフガーデンに運んでいる」というシンプルなフレーズ。ガーデンの向かいにはウフウフファームもあり、混雑時にはこちらで飼育状況等を見学できるようにもなっている。
問題は味だ。食べてみると味が濃く、忘れられないものとなる。始めていただいた時から感心していたが、二度目にいただいた時には、店を訪れたくなるほどの味。そう正に、食べた人を「ウフ」っと喜ばせる味には秘密がありそうでならない。
「ufu/uhu(ウフ)」はフランス語で「たまご」を意味するそうで、それと掛け合わせたようだが、さて以前に紹介したものと比べて、思い出に残るくらいウフっといわせるたまごはどっちだ?是非食べていただき、ご判断いただきたい。


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庶民の味?「葱鮪鍋(ねぎまなべ)」を初めて口にして

2022年03月27日 | 食(グルメ・地酒・名物)


先日東京出張の際、初めて口にする鍋料理「葱鮪鍋(ねぎまなべ)」をいただいた。「ねぎま」とは初めて聞く名前、料理。焼き鳥の「ねぎま」がどうしても思い浮かんでくる。鶏肉とネギの鍋かと思った。
写真を見てすぐにお分かりのとおり、マグロのトロの部分を使用する。なんとも贅沢な鍋料理ではあるのだが、江戸時代にマグロが食されるようになってから、江戸の庶民の中で食されていた鍋料理であるという。
名前の「ねぎま」は、ネギとマグロの「ま」を取ったものとされるが、ネギの味を楽しむため、その間(ま)にマグロを食べたという説などもあるそうだ。主役はどっち?調べてみると、どうやらマグロがメインではないような気もしてくる。

というのも、今でこそマグロのトロとかというと、日本人の好む食材の最高峰ともいうべきものの一つではあるが、江戸時代から戦前までは、トロや中トロは脂が強く、メインは赤身。脂身の多い部分は肥料にされるか捨てられていたそうだ。
そんな時に鍋にしてみたところ、ネギとマグロの脂身が程よく合わさり絶妙な味になるとのことで、ちょみんの中で広まった料理ということになる。嫌われ者のトロの部分にかろうじて光を当てることになったのだ。
味はすき焼き風のタレを出汁で割った感じのもの。確かに赤身だとパサパサいいそうだが、柔らかい触感で、ネギやその他お具材も美味しくいただける。初めての体験でした。

とはいっても、お刺身でいただいてもよさそうな脂のノリ。ちょっと勿体ない?これが戦前までは庶民の味だったとはねー。(写真上は「銀座しも田」のねぎま鍋。ここでは醤油、日本酒、みりん、出汁で鍋つゆにしている。せっかくなので下の写真で、その他の料理も紹介する。)




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佐渡味紀行(その15)、こだわりの店は分かりにくい場所にある

2022年03月10日 | 食(グルメ・地酒・名物)
佐渡に話が飛んだので、佐渡の美味しいものを紹介するコーナー「佐渡味紀行」といきたい。
冬の越佐海峡は、ジェットフォイルが大きな波をかいくぐって蛇行運転を行う。ジェットでは初めての大きな揺れを経験して佐渡に渡る。あの暴風や波浪では就航するか否か、ギリギリのところだったようだ。現に復路の入れ違いになる便は途中で断念し、新潟港に引き返した。
そんな冬の佐渡で、美味しいものを探して歩く。これまでもいくつかスイーツ系は紹介してきているが、このところ佐渡でも注目を集めているお菓子を今回は紹介する。しかも4店。1店につき写真4枚というボリュームで大サービスだ!



トップバッターは新穂にある「青木おやつ店」という、ユニークでもあるがストレートな店名。佐渡の原材料にこだわり、パンや焼菓子を提供している。オープンして4年とまだ日は浅いが、佐渡島の内外人にも知られてきた話題のお店だ。
以前から気になってはいて、一度訪ねたことっがあったのだが、この辺りはにあることは確かなのだが、スマホと格闘したのだが、どうしても発見できなかった。これが分かりにくいところにあるばかりでなく、看板は出ていない、納屋や小屋にしか見えない(失礼!)外観で、人が出入りしていなかったらまた出直していたかもしれない場所だ。
佐渡には「へんじんもっこ」というソーセージやハムを製造しているところがあるが、そこのベーコンなどを使ったふかふかパンが評判を呼んでいる。焼菓子にはネコのキャラクターが多いようなので、ネコ好きにも人気が出ているという。



以前、ドーナツの「タガヤス堂」を紹介したことがあったが、実は今回紹介する「あたりきしゃかりき堂」がその本家。松ヶ崎の古民家を活用して店を開いている。こちらは、一旦バイパスから旧道に入らないといけないのだが、のぼり旗が立っているので、そこまでいけば見落とすことはない。
実はこの店の店主は大阪でドーナツ店を営んでいる久保さんという人。佐渡を何回か訪れるうちに、松ヶ崎の風景を気に入り出店。タガヤス堂のタガヤスさんを弟子として、佐渡にドーナツという新しい風を吹き込ませたと言っていい。
久保さんがいないときに留守を守るのが女性陣。だから「留守ばん店・CoMaDo(コマド=コミュニティ・まつさき・ドーナッツ茶屋)」だそうで、不定休・不定期営業。まあ、店主がいなくても美味しいドーナツに今回はありつけた。



こちらの店も探した探した。もっと下調べをしてから出かけないといけないことを痛感。やはりドーナツ店と同様、赤泊地区の莚場(むしろば)という地区のふるさと開館を改装して昨春オープンした「莚(むしろ)cacaoclub」という店だ。
どう見ても集会所。以前は、佐渡に伝わる太鼓の練習場(今も練習はやっているのかもしれないが…)。そこを改装してできたのが莚cacaoclubというチョコレート専門店。こちらは店主は広島・尾道でチョコレートづくりをしていて、Uターン組となる。
これが、世界各地からカカオ豆を厳選して集め、それぞれの特徴を生かしながら、こだわりの製法により作られている。現在、注目の的。今回紹介する他のおやつとは一味違ったスタンスを持っており、少々お高めとなっているのも仕方ないところだ。



小木の町は、古い街男波が魅力的なところ。古い街並みの中、目立つ看板がないのでこちらも見過ごしそうになった。店の名前は「十千万(とちまん)」。たい焼きを売る店で、元は和菓子店を改装し、昨年11月にオープンしたばかり。
何も情報がなくて買い求めたが、たい焼きの生地がなんか変。十千万だから栃の実でも使っているのではと思ったら、玄米粉を使用しているそうだ。もちろん佐渡産。ちなみに、十千万の名前は以前の和菓子店の屋号を引き継いだそうだ。
玄米粉は、あんこだけでなく、塩気のある食材とも相性がいいそうで、ハムやチーズ、チーズダッカルビなど変わり種の餡も用意されている。こちらも不定期営業だそうで、ありつくためにはインスタなどで確認要!

とにかく今回紹介した店は、分かりづらくて、不定休。場所や営業時間を必ず確認した方がいい。加えて、こだわりを持っている店が多いので、そんなところも調べて提供されている品を味わった方がよさそうだ。




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新潟ラーメン事情(その6)次は「海老ラーメン」で行こう!

2022年02月14日 | 食(グルメ・地酒・名物)
新潟五大ラーメンから始まり、第六のラーメンとして「麻婆麺」、そして新潟のラーメン文化から生まれたともいえる「ワンタンメン」やチャーハンをセットした「ラーチャン」などを紹介してきたが、今回が一応の最終回。
数々の美味しいラーメンを生んできた新潟だが、ややオリジナル性に欠ける?あまりにもいっぱい種類があって、どれが本当のご当地ラーメンなの?ということにもなる。
そこで今回は、新潟ラーメンの新しい顔になるのではないか?そうなってほしいとの応援の意味を込めて、今後の有望株のラーメンを紹介する。



新潟の代表的な食材と言えば?お米?お酒?ラーメンの出汁になることを考えると「海老(エビ)」はどうだろう?甘エビと言われる「南蛮海老」はどうだろう?
甘エビの正式名称は「ホッコクアカエビ」。日本海やオホーツク海、東北以北の太平洋岸でも生息・捕獲される。つまり、これだけでは新潟だけのものとは言えない。
ただ、ご承知のとおり、新潟では南蛮海老と言われるだけあって、色が赤く、身は柔らかく、甘みが強いので、お刺身や寿司ネタとしては最高級品でもある。



新潟の寿司屋へ行くと、殻をむいた身は寿司ネタに、取り除いた頭の部分は味噌汁に入れて、そこから芳醇な出汁を取るとともに、頭の部分に残るカニ味噌ならぬエビ味噌を口に入れて吸い出すということが多い。
この出汁をスープや返しに加えたりする店が、県内でも増えてきているような気がする。カニやエビは、新潟県人だけでなく、日本人にはごちそうですからね!
加えて、私がこの場で新たに提案するものではなく、全国各地に国民的食材の海老や海老出汁を使ったラーメンはたくさんあって、新潟はむしろ後発かもしれない。



前述のとおり、味噌汁になるくらいだから味噌との愛想は抜群。もちろん、醬油や塩といったラーメンもあって、どうやってもマッチする食材のような気もする。
そして新潟の場合は「南蛮海老」といった甘エビのブランドを持っているのだから、これをもっと前面に押し出してアピールするものいいのでは?
魚介の出汁を使うのはラーメンではよくあることだが、どこの店にも「南蛮海老」を使ったメニューがあって、新しい新潟のラーメン文化になることを夢見て、「新潟ラーメン事情・全6回」のペンを置く。

(写真については、各々のキャプションを参考に見ていただきたい。海老の姿がはっきりと捉えられる①&②、味噌や出汁に海老を使った③&④、新潟では人気のラーメン店でも取り入れられている⑤&⑥。)
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新潟ラーメン事情(その5)「ラーチャン」は新潟ラーメンの文化に

2022年02月11日 | 食(グルメ・地酒・名物)


さて、話題をラーメンに戻して、今回は新潟のラーメン文化ともいわれる「ラーチャン」を取り上げていきたい。そう、「ラーメン」と「チャーハン(多くは「半チャーハン」)」の組み合わせが、新潟では多くの店で取り入れられている。
まあ、全国どこにでもあるパターンでもあるが、ラーメン王国・新潟では取り扱う店の比率は多いような気がする。その元祖と言われているのが新潟市中央区沼垂にある「衆楽」。広く知らしめたのは、同じく中央区女池に本店のあるその名も「ラーチャン家」。
通常、全国的にはラーメンの「ラー」とチャーハンの「チャー」で「ラーチャー」と言われるが、新潟では「ラー」と「チャー」の長音が紛らわしくないように、片一方を「チャン」と呼び広まったとのことだ。



実はワンタンメンの時にも触れたのだが、新潟のあっさりラーメンに、もう少しパンチとボリュームを求めようとするとき、このチャーハン(半チャーハン)が相性がぴったりだったようだ。今回、ここで紹介する店は全てがあっさり系ラーメンとの組み合わせだ。
中には「楽久(新潟市西区、昨年11月に閉店)」のように「名店」と呼ばれるところもあるが、その流れを汲む「太陽(新潟市西区・写真①)」や、やはり早朝からの営業スタイルで人気を広げた「ぐゎらん洞(新潟市東区・写真②)」などが名店として挙げられる。
醤油や塩ダレで豚とんこつや魚介系ベースのあっさりスープ、そしていずれも少し味の濃いチャーハンを提供する。これが、新潟の「ラーチャン」だ。



新潟市中央卸売市場の場内食堂である「市玄(新潟市江南区・写真③」は、朝早くから市場で働く食材にうるさく舌の肥えた仲買人・卸売人の胃袋を満たしてきた。
メニューには、丼物やラーメン各種があるが、「あさっぱ半チャーハンセット」は一番人気(たぶん)。マグロ出汁のラーメンと相棒のチャーハンは、「さっぱりしていて朝から食べられる」との触れ込みで名付けられた。
「浦咲(新潟市東区(はなみずき)・写真④)」は、焼きあご出汁で人気のラーメン。究極のラーメンにも、半チャーハンのメニューがある。やはり、あっさり、さっぱり系というのがポイントだ。



写真⑤は、新潟市北区・豊栄駅前の「勝鬨屋」(ここでは「焼きめしセット」)、そして写真⑥は阿賀野市の「醍醐」のもの。新潟市に近いところではあるが。郊外やその他の県内市町村でもこの組み合わせは王道だ。
新潟では「バスセンターのカレー」が有名になって(私はレトルトしか食べたことがないが)、あの薄暗く排気ガスが充満するバスセンターに県外客が押し寄せていることは、新潟県民なら誰もが知っていること。
しかしその隣で営業をするのが先に触れた「ラーチャン家」のバスセンター店。魚介出汁ラーメンとチャーハンを炒める絶妙の匂いが、カレーや排ガスにも打ち勝って、そちらの方も注目を集めているとか。ラーチャンは、まさしく新潟ラーメンに「文化」をもたらしている。






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新潟ラーメン事情(その4)この店あの店に「ワンタンメン」

2022年02月02日 | 食(グルメ・地酒・名物)


急に紹介したい話題が入手出来れば別だが、せっかくここまでラーメンの話をしてきたので、もう少し続けることにしたい。
新潟の五大ラーメンとか、プラス麻婆麺?五目うま煮とかのあんかけ系ラーメン?全てのラーメンの種類が新潟の特徴というのではノンポリのようだが、まだあるんです。私の押しは「ワンタンメン」。

上の写真は、新潟でも名店とされている「元祖支那そば・新吉屋(写真①)」のものと、「めん処くら田(写真②)」のワンタン入りのラーメン。
あっさりのラーメンの代表格のような存在だが、そんなあっさり系の味に、少しアクセントとしてのトッピング、そしてボリュームを加えるために、登場したのではないかと考えらないだろうか?つまり、新潟流の組み合わせ?
醤油と塩の間と言われる「新吉屋」のラーメンスープに、しっかり具材の大きめのワンタン。「くら田」は塩味で、ワンタンそのものは柔らかく見えるが、たっぷりと乗せられている。



比較的新しい店だが、人気急上昇のワンタンメンを提供するのが西堀通の「らぁめん倉井(写真③)」と、中央卸売市場近くにある「中華そばさぶろう(写真④)」だ。
「倉井」は入ってびっくり、高級な日本料理でも扱うような内装、そして麺、スープ、どんぶりに至るまでこだわり抜いた店。鶏のスープに大きなワンタンが、他の具材とともに芸術的ともいえる盛り付けで提供される。元の店はミシュラン掲載されていたとか。
「さぶろう」もビックリ。前回紹介した某グループの要職にいた方らしく、県内の数々の名店をプロデュースしてきたかが店主。あのグループのパンチの利いた味から離れて、ここでもワンタンメンが提供されていた。



「おもだかや(写真⑤)」は県内に数店舗展開するが、そのあっさりしたスープは新潟県民の胃ぶくろを何十年もがっちりつかんでいる。その中でもワンタンメンは看板メニュー。あっさり味に合うんだな。
「中華丸美(写真⑥)」も古くからひっそりと店を構えていたが、点々と場所を変え、今は万代島のときめきラーメンに。ここも優しいスープにワンタンメンがぴったりだと思う。
このワンタンメンも県内各地に広がり、看板メニューとしている店も多いほか、「意外な店に美味いワンタンメン」という取り合わせを発見できるところも新潟ラーメン紀行の楽しみでもあるのでは?



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新潟ラーメン事情(その3)新潟のラーメンを彩る「二大グループ」の存在

2022年01月30日 | 食(グルメ・地酒・名物)
新潟県内のラーメンを紹介してきているが、この新潟の地にラーメン文化を定着させ、他県からも注目させるまでに至ったのには、余念なく商品開発に取り組んだ二社の頑張りがあったからだと私なりに分析している。



一つは「三宝グループ」。1967年(昭和42年)創業。新潟市の上木戸に「三宝飯店」をオープンし、その後、旧黒埼町大野に移転、「レストハウス三宝」をオープンさせて、1975年に法人化をしている。
名前からも分かるとおり、もともと中華料理を得意としてきて、レストランメニューにも中華が多いのが特徴。その三宝がラーメンのチェーン展開をしたのが1995年「さんぽう亭」の第一号店を燕市にオープンさせてからだ。
「さんぽう亭」と言えば「五目うま煮めん(写真①)」。先にも触れたとおり、あんかけラーメンをしっかり新潟のものとして位置づけることになる。グループの各店でも共通してこの看板メニューは提供されている。

直営のさんぽう亭(三宝亭)は25店舗。これを含めて国内39店舗を展開。そのほかに「三宝亭」としてフランチャイズ国内9店のほか、海外にも進出している。中華レストラン「三宝茶楼」や「楼蘭」といった店もグループの店舗。
そして最近注目なのが、このコロナ禍にありまがら、「味の店・ちづる」や「自家製乾麺鴨だしご飯・かも新」を次々にオープンさせ、積極的店舗展開と新メニューにも挑戦している。
この爽やかともいえる積極的な取り組みに加え、安定した味は信頼の味への進化し、「新潟の味」とも評価されている。もちろん「さんぽう亭」には、濃厚な味噌ラーメン(写真②)や麻婆麺もありまっせ!



新潟のラーメンを語る上で、大きな功績をあげた会社は「だるまやグループ」だ。1980年(昭和55年)設立、昭和58年新潟市古町8番町で「だるまや」が開業。直営店だけで46店舗、500名以上の従業員を抱えている。
こちらはラーメン専門店が中心。「だるまや」のほかに、「らーめん万人家」、「らーめん吉相(写真③)」、「ちゃーしゅーや武蔵(写真④)」、「らーめん亭一兆」、「らーめん亭孔明」、「麺や大舎厘」などを展開。
あれっ?新潟県人なら、これらの店の一つ二つには行ったことがあるはず。「万人家が美味しい!」、「いや俺は吉相派だ!」と談義をする場面もあったのでは?おいおい、実は同じグループですよ!

こちらは豚骨スープに、各店舗で特徴的なチャーシューをドンとトッピングするがっつりスタイルのラーメンが多いような気がする。とは言っても、あっさり味や濃いめの味噌味などもある。
こちらは途中経営陣が変わるということがあって、その後もグループ内でごたごたもあったようだが、時代に合わせて臨機応変にメニューを変化させていったところに何か新潟らしくない経営手腕や商魂を感じる。
つけ麺を主力とした時期、チャーシューの花盛り、背油が人気となればそこを突いてくるという感じ。そのだるまやグループも積極的に新形態の店をオープンさせた。その名も「麻婆会館」。ラーメンの主流を常に追いかけている。アッパレ!




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