行き先不明人の時刻表2

何も考えずに、でも何かを求めて、鉄道の旅を続けています。今夜もmoonligh-expressが発車の時間を迎えます。

建設系ピッチコンテストで見えてくる若い力

2019年12月25日 | 仕事(教育活動・いちご・建設・選挙含む)


すでに開催から10日ほど経過してしまっているが、高知から一旦新潟に戻ってから、奈良、広島、島根、そして大阪入りしてイベントを開催。
今回紹介するイベントは「建設系スタートアップイベント」といって、私が事務局を担当する建設業界のグループ「CCA」により開催されたもの。建設業に役立つだろうという新たな提案を、ベンチャー企業の経営者などが披露するピッチコンテストである。

この日集まった提案会社は10社。若い経営者や開発者たちが、国土を守り生活を支えているインフラ整備や建設業にビジネスチャンスを見込んで、建設業者の集まりであるグループに加盟する経営者と意見を交わし、開発したシステムが役立つものかどうかを披露するといったものだ。コンテストというくらいだから、ちゃんと審査もあるし、表彰もあります。

おしゃれなシェアオフィスを会場に、初めにグループの代表者から今回のイベント開催に至った経緯や建設業の現状や課題を共有(写真上)。最初から熱のこもった提案と議論が繰り広げられる。
その後、短い時間だが各社から提案。技術革命や生産性の向上はもとより、建設業に付きまとうといっていい人材不足や安全対策にも応えようというものなど、その提案は多岐にわたる。ITやそのソフトを開発・駆使したものや建設業に携わる中で課題を克服したり、気づきを利用したものばかり。



MVPに輝いたのは、自社が建設した住宅を、家主(施主)と連携して施工中や、完成後すでに住んでいる家を見学させてもらうというマッチングシステムを提案した「㈱ビズ・クリエイション」の「Kengaku Cloud」(写真下)
当方のグループは、地方で中小の建設業を営むということから、モデルルームを持つことも効率が悪く、営業的な部分での人材不足にも効果があるということで、高い評価を得たのでは。施主であるお客様のメリットもしっかりフォローされていたことも、地方の中小建設業には大事なことですしね。

非常に興味深く、実務的な提案の数々もさることながら、開発者のなみなみならない工夫や熱意、ビジネスチャンスを狙う貪欲さ。今の若い連中も捨てたもんじゃないな!って、一人でニヤリしていました。



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宮崎に続き、今回も大津の研修会にも登場しました!

2019年11月24日 | 仕事(教育活動・いちご・建設・選挙含む)


滋賀県大津市にある全国市町村国際文化研修所(JIAM)の講師として登場するのは、今回で3回目。昨年に続きお声がけいただいた。
話ができるのは、10年来の変りもしない子ども農山漁村の体験活動について。そう、砂金に書き込んだばかりの宮崎でのテーマとほぼほぼ同じもの。
宮崎の時もそうだったが、平日開催ということもあって本業の仕事そっちのけで参加している。会社にはご理解をいただき感謝だが、これも立派なCSR活動。まあ、会社のことも少しは触れていますんで!

参加者は、自治体や協議会などの宿泊体験学習の子どもたちを受け入れている側のほか、教育関係者もちらほら。ただ、宮崎の時と同様、参加者が少なくなっていることが残念。
んー、我が地元でもそうなのだが、子どもを自身の家に宿泊させるという受け入れ側が少し疲れてきている?当時(10年前)は熱心だった方々も、少し年を重ねてしまい、それを継続させる力がなかなか出てこないという感じでしょうか?
様々な問題を抱える子ども、そして揺れ動く社会情勢を考えると、子どもたちに社会性を身に着けてもらい、少しでも経験値を向上させるために、どんな取り組みが有効なのかと考えてしまう。

少子化が進む一方で、このままだと税負担や社会保障維持のためには、かなり厳しい場面が近い将来訪れることは必至で、将来を担う子どもたちには勝ち組・負け組などという社会構成を打破してもらわなければならない。自分の得意技を思う存分発揮できるような社会にしてほしい。
参加者が少ないとはいえ、この日集まった人は、この研修所に泊りがけで勉強に来ている方々で、熱心な方の集まりでもある。ぜひとも、思いを高く持っていただき、子どもたちにより良い経験を提供できるようにエールを送りたい。

来年もありますかね?この研修会。担当の方に聞くと、参加者が少ないということもあるのか、少し危ういところにあるそうだ。
次の手を考えていただいてればいいのですが、文科省さん!今回の教育改革には秘策が盛り込まれているとは思えないのですがねー。

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子プロセミナーで、お懐かしい先生とご一緒させていただいた件

2019年11月16日 | 仕事(教育活動・いちご・建設・選挙含む)


今回の宮崎も、ちゃんとお仕事してきたんですよ!
ここでも何回か紹介している「子ども農山漁村交流プロジェクト(子プロ)」のセミナーに今年も講師として呼ばれ、地元の取り組みを発表する機会をいただいた。どこの地域にも、子どもの体験活動推進に熱心な方々が多く頼もしい限りである。

今回は少し参加者が少ないと聞いていたが、狭い会場ながらギッチギチに多くの参加者が集う。ただ、総務省、内閣官房、農林水産省と国の方々も来るということで、県関係の職員の方が多かった?もしかして動員された?確かに、発表を終えた後、休憩時間にかなりの人数が消えたなー。

まあ、お忙しいのだろうから仕方ないが、地方自治体の教育関係者や役所の方々が少ないのは気になる。教育的効果というよりも、子どもたちの経験を創出し社会性を育てるということは、今の殺伐とした子どもたちを取り巻く環境の改善にも寄与するものだと思うのだが。
この点、地方自治体で、特に田舎の町では特に関係ないようにも思えるのかもしれないし、財政的に厳しいということもあるだろう。しかし、田舎こそ子供の数が急激に減っており、子どもたちに社会性を育む取り組みは重要で、急務な課題であるといっていい。

そんな思いを再認識できたのは、基調講演に立った國學院大學の杉田洋先生とご一緒できたから。
杉田先生には、私が現役で教育の仕事に携わっていた頃、一度だけ地元の研究授業でご指導をいただいたことがあった。もう10年も前のことになりますかねー。
文科省の視学官で、学校で行われる特別活動(学級会や運動会、遠足など)の専門家で、現在も大学で先制を目指す学生の前に立っておられる。お話しにも迫力と説得力がありますし、変わらずお元気で活躍中ともこと。

ただ、私のことどころか、新潟に来たことも記憶にないそうで、ガックリ。お会いできるだけでなく、一緒にセミナー講師をさせていただける光栄ををどれだけ楽しみにしてきたことか。
まあ、先生のお話しだけでも又聞きたいとは思いますがね、勉強のために!

私は、来週、滋賀・大津で開催される研修会で、再び講師を務めさせていただきます!
(写真下:熱弁を振るわれる國學院大學・杉田洋教授と、当日のプログラム)

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建設業の研修会の「段取り係」してきました

2019年10月06日 | 仕事(教育活動・いちご・建設・選挙含む)


つい数年前までは、全く建設業に縁のなかった私だが、何かの縁をいただいて、いま建設業の仕事のお手伝いをさせていただいている、不思議!
しかも、建設業の社長さんや幹部の方、はたまた技術屋さんを対象とした研修会などの段取りをしている。建設業の「け」の字も分からないのにですよ。

写真上は3日の日に新潟市内で開催された「三方良しの公共事業推進」のための研修会。三方は、発注者・受注者、そしてインフラを利用する利用者ということになる。
利用者は一般の市民。市民にも、公共事業の大切さ・必要性や建設業の意義・魅力を伝えていこうという目的をしている。
プログラムには、「ファインダー越しに見たインフラメンテナンス」と題して、写真家からみた建設業を紹介する内容もあった。
(いずれ、写真家・山崎エリナさんについては、紹介する場面が出てくると思うので、ここでは詳しく説明しませんが-)

また、写真下のこじんまりとした貸会議室で行われたのは、よく4日の建設業におけるマネジメントの研修。
多くの参加者が、前日の新潟から大宮に移動して受講。私たち事務局も移動して連日の企画・運営となった。そりゃ少し疲れましたけどね。

ともあれ、建設業はなくてはならない業種。災害時にしても、インフラメンテナンスにしても、新しい物事に挑戦するにもインフラの整備は欠かせない。
そんな自負と、自ら高めようとする経営者や技術者を見ていると頼もしいばかり。
みんな実に熱心な方ばかりなんだけど、建設業という括りでは、市民の理解はまだ低いのは実情ではないのか。3K職場で賃金も安い?そんなイメージを参加者が必ず払しょくするだろう!

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イチゴ工場に中学生のお客様

2019年10月03日 | 仕事(教育活動・いちご・建設・選挙含む)


昨日、一昨日と、イチゴ工場で仕事をしている。
昨年一応イチゴは引退したのだけど、メンバーの入れ替わりなどもあり、これまでの活動を振り返ることをミッションに、スポットでのお仕事。野球でいうセットアッパー?いや、ショートリリーフ?ピッチャーじゃないな。臨時代走てとこか。まあ、どうでもいいか。

台風の影響か、嵐の前の静けさか、暖かくて(暑いくらい)、天気のいい日が続いている。
中山間地にあるイチゴ工場は秋の様相を深めているが、私にとっては静かで落ち着く場所でもある。再起はしなかったけど再スタートの地ですからね。

事務所で事務仕事をしていると、中学生が訪ねてきてくれた。
先日紹介した小学生の「ふるさと体験学習」と同様、中学生の「職場体験学習」は、地元の小中連携で取り組む「キャリア教育」の一環である。

様々な技術や思いのこもった工場は、実は廃校を利用している。そして、なかなか実現しなかったイチゴの通年栽培を成功させた工場である。
この田舎で、世界に誇れる仕事が行われることを、ぜひっ知って、田舎でもできることがある、それを誇りに思ってくれたらと願うばかりだ。伝わったかなー?




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ふるさと体験学習に同行、進化している?

2019年09月13日 | 仕事(教育活動・いちご・建設・選挙含む)


今週は、地元小学校のふるさと体験活動に同行。地域の魅力を探して、ふるさとを愛する心を育もうおと、私が現役時代から取り組んでいた事業がどう進化しているかを見てきた。
まあ、進化とはいえ、ふるさとの自然を満喫しながら、何にでも挑戦する子どもたち姿は変わることなく、頼もしく、嬉しくなった。

子どもたちが地元で地元を満喫するというこれらの活動は「総合学習」の位置付けられ、全国からも注目されている。
今回も、この事例を発表する機会を去年に続きいただき、私としても状況を確認する必要があると思った。現場を離れてブランクがありますんでねー。快く受け入れてくれた、学校の先生はじめ、行政・教育委員会の方々に感謝したい。

それにしても、子どもたちも頼もしさもそうだが、体験活動を支える地域の方々の力は、また頼もしい。地元の子どもたちのためにと、どの方々もこの事業がスタートして以来、地域の先生として活躍されている方々ばかり。
こうした人の力と心に育まれ、プログラムそのものは変わらなくとも、子どもたちは今後進化することは間違いない。

(写真上:地元の河出自然を満喫、植物工場でイチゴの栽培の話を聞く、写真下:特産の米粉で料理に挑戦、ぶどう園での収穫体験の様子)

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小学校のキャリア教育で、建設業の魅力を紹介…できましたかねー?

2019年09月11日 | 仕事(教育活動・いちご・建設・選挙含む)


なぜか、仕事で小学校にお邪魔する機会が増えている。まあ、総務省からの依頼されているつながりで、子どもたちの体験活動を取材している。
現場を離れて4年ですかー?そろそろ錆びついてきたとの自覚から、現状を知るための独自取材である。

今回お邪魔したのは地元の小学校で、児童数の減少から統合して10周年。統合当時、統合協議や新校舎建設に関わらせていただいたことからも、思い入れの深い学校の一つ。それが、今の会社と立場になって、再びかかわれることの怪に因縁を感じざるを得ない。

取っ掛かりは、現役時代にお世話になったPTA会長で、今は学校の後援会長。私にとっては舎弟?そんな感じの奴からの依頼は、「建設会社なんだから、記念にドローンで写真を撮ってほしい」と、全くもって一方的で利己的な要求。
協力したいことはやまやまだが、双方にとってメリットがないといけないと思い、「小学校で、学校を建てた建設業のPRをさせてほしい」と頼んだところ、学校側もすぐにOK!キャリア教育にぴったりだとのお墨付きをいただき、先に書き込んだ小学校の出前授業(2018年11月24日記事参照)から、久々の現場社員を巻き込んだ出前授業に発展した。

小学生は熱心だな、やっぱ。社員はいささか緊張気味。社員にとっては、これは一つの試練。
まあ、うまくいったと思っているようだが、小学生にどれくらい伝わったかは疑問。まあ、場数を踏むしかありませんね!内容的には良かったけれど、もっと練習と磨きは必要!
実はこれ、小学生への体験授業だけでなく、どっぷり建設会社の社員の研修でもあるんですよ!どうすれば伝わるか?もっと工面が必要ですねー!

今回は建築と土木の両方の紹介。ちょっと欲張ったかな?でも、写真を撮影するからと用意したドローンは、やっぱり子どもたちにも人気でしたね。
よし、次はもっとカッコよく伝えようぜ!

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朗読劇団「コノ葉ズク」の地元での初回公演

2019年08月27日 | 仕事(教育活動・いちご・建設・選挙含む)


地元のお寺に伝わる伝説をもとに、朗読劇は披露された。
劇団「コノ葉ズク」は、今回の公演のために奈良から訪れたセミプロ集団。昨年、代表が地元を訪れた際に、奈良との奇妙な結びつきを見出し、オリジナルで台本を作成したもの。代表者が何としても地元で開催したいと、今回手弁当の初演というもの。

我が社が協賛し、地元でのPRと集客を担当。私は仕事として参加。
地区公民館の大広間を会場に、地域の方々中心に約100名の参加者が、ほとんど朗読劇は初体験。情感あふれる語り口調に、情景を思い浮かべている様子。

しかも、地元に伝わるお話なので、地域の方々にとって興味の持てる内容。「写経サル」は、和尚さんにお経を書いてもらったサルの話で、高齢の方でも小さい時から聞いていた話。ただ、現代っ子にはなかなか浸透していないみたい。
まあ、今回は子どもたちも巻き込んで紙芝居を作るなど、前段の活動も充実していた気がする。

私は次の日は、劇団員ご一行を僅かの時間観光にご案内する係。
この時間も皆さん楽しそうにはしゃいでいた?まあ、前日の公演がうまくいった喜びみたいなのを感じ取れました。

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会社のイベントでかき氷の係を担当しました

2019年08月24日 | 仕事(教育活動・いちご・建設・選挙含む)


お盆の中は、酷暑の新潟地方。ここのところ、雨などが降るたびに少しずつではあるが気温が下がってきている?まあ、まだ秋の気配というには早いですがね。
ただ今回の記事は先週の週末の会社のイベント。この時も暑かった。

お世話になっている会社の研修センターでは、一般に開放し、夏休みの子どもたちに遊び場を提供するとともに、小野組の会社紹介をしようというイベントが開催された。
まあ、昨今あまり人気のない建設業ではあるが、近所の方々や社員の家族なども訪れてくれて、思わぬ大人気を博した。
このイベント、まだ二年目の取り組みだけど、なかなかいい雰囲気でした。



リモコンで動く重機の模型で、お菓子をゲットできるコーナーや魚釣りのコーナー、一般の方々のためにインフラ整備のスライド上映や本の紹介など、僅かのスペースではあるが、結構盛沢山の見所がある。
まあ、暑い日に党では避けたいという方にも受けたんじゃないですかね?子どもたちは、ちょっとした遊び場があることで喜びますから。

このイベントで、私はかき氷のサービス係を命じられまして、初めての試みだったけどなかなか上手くいったかな?手前みそではあるものの、暑さも手伝って来場者には喜んでもらえた気がする。
まあ、担当した社員も会社の業務に追われる中でも、こんな形で人と接することに喜ことを感じることができれば、それはそれで成功といえるんじゃないですかね。

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建設業なのに「学校」を作っちゃいました!

2019年07月08日 | 仕事(教育活動・いちご・建設・選挙含む)
仕事で仙台に行く機会が増えている。
というのも、お世話になっている建設会社が中心となって、「学校」を設置した。建設業だけに、建築・土木の技術者を養成、資格取得のための講座を提供しようというもの。そのお手伝いをさせてもらっている。

技術者が資格を取得するためには、専門学校などの専門講座を受講し受験するのだが、社会人になってから通学するのも大変なので、「それなら自ら学校を作っちゃえ!」というものです。全国の地域建設業が7社参画して、仙台を拠点に一般社団法人を立ち上げました。

4月からトライアルで技術者の最高峰の資格である「技術士」の資格取得のための対策講座を開講。先月、正式に「開校式」を行い、100名近い関係者を集めてセレモニーが行われた。



この開校式で、特別講演を行ったのが大石久和氏。元国土交通省の技監、土木学会長を歴任、全日本建設技術協会の会長という要職に就き、土木の世界では知られた人(写真下)。
実は以前、佐渡で大石先生の話は聞いたことがあって、この時も分かりやすいお話しされる方だと思っていましたが、改めて日本の置かれている現状とインフラ整備の必要性を再認識した次第。(2016年1月31日の記事参照。ただしこの時は大石先生の件については触れていません。)



またその後のパネルディスカッションでは、それぞれ違う立場ながら建設業にかかわり、人材育成の必要性を感じている方々が意見を発表した(写真下)。
地域建設業に限ったことではないが、少子化の波は各産業界で人材不足を引き起こしている。地域社会の中で、建設業の重要性とそれを支える技術者を育成するということが急務の課題になっているのです。
さて、この「学校」の行方にも注目していきましょう!

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「川の話」が再び脚光を浴びる時

2019年06月21日 | 仕事(教育活動・いちご・建設・選挙含む)


地元の川について、ちょっとした情報を盛り込んだスライドは10年ほど前に作成したもの。その時のイベント限りのつもりだったが、数年前から会社の新入社員研修で使い始め、なんと協力業者の研修会の素材として使われる。

内容は詳しく触れないが、胎内川の魅力を紹介したスライド。これが掘り下げるとさらに面白い。特に川には、土木事業の粋が結集しており、古くから川に親しみ、川の水や水力を活用しながら、また水害という災難を与えて、地域を育んできた。
他の地域との比較をしながら見たりすると、この地域ならではの魅力も更に見えてきて、建設業という観点だけでなく、地域住民として知っておきたいことがどんどん出てくる。



しかし、伝わっていますかねー。たかが川ですからね。
そして生活に密着していただけに、市街地にも川の魅力的な風景が存在していたんですが、開発の波に押され、川は道路の下の下水管になったりやグレーチングで覆いがかけられたりして、その姿を容易に見ることはできない。洗い物や洗濯などという、かつての川頼みの生活からも遠のいていますからねー。

「少しでも、今のうちに掘り起こしておかないと」って、ちょっとしたライフワーク、生涯学習になっているな。


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広島の建設アカデミーの頼もしい試み

2019年06月11日 | 仕事(教育活動・いちご・建設・選挙含む)
6月も10日が過ぎた。また、随分と更新の間が空きました。
先月末から出かける機会が多くて、旅好きの私にはもってこいの仕事ともいえるのだが、このところ疲れ気味。たまったネタの中から思い出して書き込むことお許しいただきたい。



毎月、事務局として参加する研修会、5月は出張例会で広島に来た。中国地方整備局の方々から、昨年の西日本豪雨災害のお話を聞いた。
建設業という業種は、災害即応というところで大きな役割を担っていることを再認識することになる。

もう一つのメインは、その建設業を担う人材の確保育成のため、技能職を建設業者自ら育てようという取り組みを視察。広島建設アカデミーという、いわゆる建設業に特化した初心者向けの技能学校だ。



山あいの広大な敷地、何でもここは研修会に参加する会員の資材センターが併設され、建設に必要な資材がたくさんある。それを活用しながら、技能を取得するというもの。
この日も、近隣各社から新採用の若い社員が集まり、単管とクランプを使い、与えられた課題どおりに屋台骨を組み立てていくという屋外実技をやっていた。

なんでも普通高校を卒業した若い人がほとんどで、地元で建設業を目指すという志を持って入社してくる若者ばかりとか。
みんな生き生きと声かけあって仕事をしていることは頼もしいが、それを見守る各社から派遣された先輩先生の表情もいい。建設業と言っても幅も広いので、地域の中での業種間の連携も図れるんじゃないかなー。

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新入社員研修で郷土料理の「こにもん」作り

2019年04月22日 | 仕事(教育活動・いちご・建設・選挙含む)
終盤を迎えた新入社員研修。ここまできて、あまり関与するところはないと思っていたが、社長自らの研修時間に空きができたため、先週半日、急きょ担当することに。

この日は、研修センターの周辺に「市(いち)」が開催されるため、市で仕入れた食材をもとに、みんなで郷土料理のランチを作ることに。郷土料理?「のっぺ(=私の地域では「こにもん=小煮物」と呼ぶ)」を作ることにした。私の持ち時間は、徹底的に地域にこっだわったコマになっているんだな。



我が社の研修センターは、以前飲食店だった施設を改造して使っているもので、厨房もプロ仕様。ただ、料理人が何人も入るとなると、さすがにちょっと狭い。

郷土料理といっても、食材を鍋にぶち込んで煮るだけのシンプル料理。様々な食材を、「小煮物」というくらいだから細かく刻む作業が主流。若い男性社員も、慣れない手つきながら頑張ってお手伝い。

お豆腐とネギのお汁と商店街で買ってきたお惣菜を加えて、みんなでランチ。自分たちで作った料理は美味しいさ。
味としては私が作るものに誘導した感はあるが、各家庭で入れる食材の違いがあったり、味付け、刻み方などが違うことを話したり、慶事の際に各家庭で振舞われていたことなども話題に。

まあ、社長研修の緊張した週の合間、同期入社の社員が今後も何かと支え合いながら、社会人として、会社組織の一員としてのスタートとなればと思っている。


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東京3泊4日の出張で疲れる

2019年04月15日 | 仕事(教育活動・いちご・建設・選挙含む)
先週は3泊4日で東京出張でした。
以外とタイトなスケジュールで、結構疲れた。まあ、半分は飲み疲れだけど。

毎月定例の地域建設業の経営者が集まる研究会では事務局を担当。プログラムの作成から、進行、そして終わった後の飲み会の段取り。緊張するほどシビアなものではないが、社長連中が相手だからねー。

この日は、各社の人事考課について、ゲストに基調講演をいただいた後、会員各社の発表。技術系の話題が多い研究会だが、今回は総務・人事系の事務方の顔もチラホラ。いつもと違った顔ぶれもいいかー。



翌日は、前日から合流した新入社員とともに、関東支店と横浜営業所を訪問。
支店では、これまで首都圏で受注した工事の概要を、支店長と部長が説明してくれる。結構手広くやっているんですよ。

それにしてもベテラン社員が新入社員にレクチャーする姿はいいですね。新入社員は誰が誰だかは分からないだろうけど、親父世代に温かく迎えられることで緊張がほぐれるのでは?(写真下:関東支店で)



最後の写真(下)は、少し平均年齢が高い方々の集まりに参加した様子。
これもこの時期恒例の「日中友好交流の会」の総会に参加。事務局である私は、ここのところ毎年皆勤賞状態だが、今回は支部長、副支部長と共に本部総会に。

これ、東京・元麻布の中国大使館の中で開催されるんですよ。日本の中の中国、完全に治外法権の場所ですからね。貴重な体験をさせていただいている。
でもこの頃には、ヘトヘトでしたけどね。もう東京はいいわ。

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北海道の広い台地をめぐり、日本の明日を考える

2019年03月21日 | 仕事(教育活動・いちご・建設・選挙含む)
先週の北海道への出張の件、今回は遠軽というオホーツクに近いところまで足を延ばすことになり、3泊4日の長丁場となった。



北海道も少雪の冬から春に向かう季節。しかし、立春を目の前に寒波に見舞われ、クルマで目的地の遠軽・北見に向かうが、旭川を超えると雪が目立つ。

そんな中で、地域の建設業の方は、地域の活性化と地域を守るための創意工夫と新たな挑戦する姿は熱いものがある。
この日も、外国人研修生を積極的に受け入れる事業所を訪問。同時に、担い手のいなくなった農業部門の継承に乗り出している。労働力の確保と第一次産業の継続は北海道でも深刻な問題だ。

ベトナムからの実習生は大工部門で技術の習得を目指している。単なる労働力確保というのではなく、日本の技術を身に着け、祖国でのインフラ整備を夢見る。
また、今後の外国における技術指導ということを考えると、海外での業務提携なども考えられるため、単なる実習制度ではない。
日本の技術力を認め、親日といわれる国や外国人がいるうちになとかしないといけないんじゃないですかね?

また、北海道の広い台地の中でも、ハイオクや農地の荒廃も見受けられる。少子高齢化は全国的な課題で、農業の継承という点については北海道も本州も同じ状況だ。
特にこの事業所では、寒さに耐性を持つマツの苗木の事業を継承し、ハウスで大規模に栽培を進めている。北海道内でも、この事業を行っているところはあまりないのだそうだ。



建設業も農業も、確かに屋外作業が伴い、職場環境は厳しいことは確か。ただ、熱い気持ちを持つ人たちによって、何とか継承されているこの時代にこそ、何とかすることを考えていかないと、日本は大変なことになりはしないか?

北海道の広い台地をめぐる旅は、世界規模、全国規模で考えをめぐる旅でもあった。




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