先日、隣町のS市で開催された研修会で、同市が推進する「日本語教育」の実践発表を聞く機会を得た。以前、公開授業を含め何度か紹介いただいている活動だ。
平成19年に特区により全小中学校で教育活動として取り入れられており、独自に教科書なども作製している。この件では世田谷区は有名であるが、全国でも2番目の取り組みだ。
「孫が論語を暗唱して感動した!」という紹介にもあるように、忘れ去られたものを思い起こしてくれるほか、乱れる日本語を正すこと、その美しさや繊細さを再認識することになるのではないか?
学習指導要領で授業時数が増える中、外国語活動が小学校授業にも取り入れられているが、単に学力向上ではない独自の教育活動が各地で繰り広げられている。これらの活動は、地域の理解と協力を得られ、地域力の向上につながるかが成功のカギとなる。
(写真上:研修会における実践発表の様子。発表者は、私の大好きな「あま~い先生」じゃないですか!)