行き先不明人の時刻表2

何も考えずに、でも何かを求めて、鉄道の旅を続けています。今夜もmoonligh-expressが発車の時間を迎えます。

久々、城の山古墳で説明会

2014年06月25日 | 歴史・芸術・文化

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地元で注目を集めている「城の山古墳」の現地説明会に参加してきた。

これまで、いわゆるお宝である出土品に注目が集まっていたが、その保存調査も終盤を迎え、今回は墳丘部分の構造、いわゆるお墓の形を確定する調査が行われ、その報告会ということ。

一般的に古墳時代に作られ、それも畿内の埋葬形式に似ているということからすると「前方後円墳」などの可能性もなかったか?という専門家の指摘があったのだが、どうしても確認できないとのこと。

まあ、平野の真ん中にポツンとあったことからして、墳丘の裾野は中世の川の流れか、洪水時の氾濫などで浸食、別の土砂に堆積しているとの調査結果が報告された。

地元の宝として、もうちょっと物語が付いてくれると嬉しいとこだったけどなー。それでも、いよいよ3年の調査をまとめる時期を迎え、国指定に向けての準備が始まるそうで、これまた注目を集めてくるんでしょうねー。

(写真上:墳丘の断面にトレンチという溝を掘り、土の堆積面に見入る説明会参加者。写真下:墳丘上部ではお棺のあった部分を説明する。)

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